sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

熊のとよと熊の絵

2022-09-22 | Weblog
去年だったか、能勢の妙見口のあたりの軽い山歩きの場所はないかと
何かのチラシで見た高代寺への道を歩いたのですが
その時は長い石段の階段に疲れて高代寺まで辿り着いただけで
よろよろと帰ってしまった。

参道までは緩やかで気持ちのいい山の中の道なんですけどね、参道の階段はしんどい。
で、高代寺について奥に熊の家があるような標識を見たけど
まさか本物のクマがいるとは思わず、何かの施設の名前かなと思って
見もせずに帰ってしまったのでした。
でも後で調べると、なんとそこには本物のツキノワグマがいたのです。
近くの山で罠にかかって捕まったツキノワグマの男の子。
お寺としては殺生したくないということで世話をすることになったようです。
名前は、豊能町の「とよ」。今で12歳くらいかな?もう大人ですね。

それで後日もう一度登って行って、やっとそのツキノワグマに会ったんだけど
このとよが今まで動物園で見たどのクマよりきれいで
なんともかわいくて、素敵な動物だなぁ!とすっかり好きになってしまった。
ツヤツヤした黒い毛並み、やや小柄でコンパクトな体、小さな耳、つぶらに光る目。
なんか好きになりすぎて、寂しい時に「とよ」とつぶやくとほっとするくらい。笑


そしてこの夏、知り合いの大好きな画家の個展のお知らせをもらったんだけど、
送っていただいたフライヤーに黒い熊の素描を見て、あ、とよ!と思って、

真夏の暑い日、初めての駅で降りて初めてのギャラリーに汗をかきながら浴衣で行きました。
そこはすごく素敵なギャラリーで、熊や馬の素描がとてもしっくりくるスペースになっていたけど
わたしのほしかったとその絵はもう売れてて残念ながら買えませんでした。
画家の忠田愛さんと熊の作品の写真だけ撮らせていただいた。

その熊は北海道のヒグマだそうで、ツキノワグマのとよとはずいぶん違うんだけど
熊ってなんだか厳かで尊い生き物よねぇという話を画家として帰ってきました。
他にも馬の絵もあって、馬もやはり尊い生き物ですね。
いや、どの生き物も尊いんだけど、そう思えるかどうかは個人差かな。

とよの絵は買えなかったけど、とよにはまた会えるので
時々会いに行こうと思います。参道の石段大変だけど頑張る。

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