線路端日誌

東海地方の鉄道を中心に、細かいネタからこつこつと。

祝越美北線全線復旧:「おくえつ号」

2007年07月02日 11時09分40秒 | JR(北陸)
6月30日に一乗谷~美山間が開通し、約3年ぶりに全通した越美北線。記念列車「おくえつ号」が運転されるとのことで、昨日7月1日に出かけてきました。

福井駅9:08発の列車(キハ120×2)で九頭竜湖まで行った後、越前大野まで戻ってくるとキハ58・28「おくえつ号」が既に到着していました。福井行き728Dが出て行った後、列車は転線、1番線へと入り、撮影会状態となりました。


キハ58 596(手前)+キハ28 2119(奥)

出発までの2時間ほど、このような状態でした。エンジンを切り、静かに鎮座するキハ58・28を、思い思いの角度からファンが撮影していました。


「おくえつ」ヘッドマーク


サボも準備されていた

車体表記は金サワのまま。結局、配置は変わっていないのでしょうか。
列車名サボのところには「越美線開通記念号」とあります。「越美線」の開通は、夢のまた夢…


キハ28 2119銘板。北陸には昭和30年代の車両がゴロゴロあります。

当日、福井行き「おくえつ号」出発1時間前から改札口には列ができていました。これは大丈夫かな、と思いましたが、幸いにして乗車制限ということは起きませんでした。私は早めに並んだこともあり、席を確保して乗車することができました。
美山から一乗谷にかけての今回復旧区間では、豪雨による被害やその復旧に向けての足取りなどが車内アナウンスされました。豪雨以降に整備されたと思わしき白い護岸コンクリートを、雨に濁った川の流れを、車窓に眺めながらそれを聞いていると、この記念列車がとても厳かな列車であるように感じました。

「おくえつ号」で運転された後、当日すぐにキハ58・28は金沢へ回送されたそうです。次の大役「しらゆき」まで、少しおやすみです。


おまけ:キハ120形ヘッドマーク

すべてのキハ120形にこのヘッドマークが取り付けられていました。