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老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

言葉の語源など その(96) ~「ケリをつける」「カタをつける」~

2022年05月17日 19時34分39秒 | 面白い言葉や語源など

 “事案もしくは問題に決着をつけて終局とする”時に、「ケリをつける」とか「カタをつける」と言いますが、「ケリ」と「カタ」とは何でしょうか?

 また、二つの言葉に違いがあるのかを調べてみました。

<語源由来辞典> <WURK>などに拠ると、

「ケリをつける」「ケリ」は、助動詞の「けり」で、和歌や俳句などの古典文章では、助動詞「~けり」と付けて終わるものが多いことから、結末を迎えることが出来たという意味で、「ケリをつける」と使われるようになった。

「カタをつける」「カタ」は「物事の向き、結末」を意味し、元々は「方をつける」と表していましたが、「片付ける」という言葉から「片をつける」と表すことが多くなりました。
(因みに、「片付ける」は“物事の解決を図ること”を意味します)

◆両方に共通する「つける」は“ある状態にさせること”を意味します。

従って、両方の言葉も同じように使用されますが、金銭的に物事を解決する場合には「カタをつける」を使うことが多いです。(まさ)





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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (イケリン)
2022-05-18 17:32:43
こんにちは
日頃何気なく使っている言葉でも
こうして語源を調べて見ると、同じように思っていても
場面に応じて使い分けが必要なことがわかりますね。
またひとつ知識を与えてもらいました。
ありがとうございます。
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Unknown (まさ)
2022-05-18 19:00:23
イケリン様有難うございます。

以前から言葉の由来については、興味があったのですが、このようにブログを書き出してからは余計に気になっています。

当然のように何気なく使っている言葉が、本当にそれで良いのかはやはり気になります。

気になったものはメモしておき、後で確認するようにしていますが、以前と比べチェックするのが簡単になりありがたいことです。(まさ)
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