“事案もしくは問題に決着をつけて終局とする”時に、「ケリをつける」とか「カタをつける」と言いますが、「ケリ」と「カタ」とは何でしょうか?
また、二つの言葉に違いがあるのかを調べてみました。
<語源由来辞典> <WURK>などに拠ると、
◆「ケリをつける」の「ケリ」は、助動詞の「けり」で、和歌や俳句などの古典文章では、助動詞「~けり」と付けて終わるものが多いことから、結末を迎えることが出来たという意味で、「ケリをつける」と使われるようになった。
◆「カタをつける」の「カタ」は「物事の向き、結末」を意味し、元々は「方をつける」と表していましたが、「片付ける」という言葉から「片をつける」と表すことが多くなりました。
(因みに、「片付ける」は“物事の解決を図ること”を意味します)
◆両方に共通する「つける」は“ある状態にさせること”を意味します。
従って、両方の言葉も同じように使用されますが、金銭的に物事を解決する場合には「カタをつける」を使うことが多いです。(まさ)
日頃何気なく使っている言葉でも
こうして語源を調べて見ると、同じように思っていても
場面に応じて使い分けが必要なことがわかりますね。
またひとつ知識を与えてもらいました。
ありがとうございます。
以前から言葉の由来については、興味があったのですが、このようにブログを書き出してからは余計に気になっています。
当然のように何気なく使っている言葉が、本当にそれで良いのかはやはり気になります。
気になったものはメモしておき、後で確認するようにしていますが、以前と比べチェックするのが簡単になりありがたいことです。(まさ)