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老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

ウグイス(鶯)色って、どんな色?

2016年03月08日 21時14分57秒 | その他
このブログでは、我が家のベランダに来るウグイスのことを再三お伝えしておりますが、ウグイス色と聞いてどんな色を思い浮かべられますか。
多くの方は、メジロの羽根の色に近い抹茶色に近い黄緑系統の色を思い浮かべられるのではないでしょうか?
実際は、一番下に示した通り灰色がかった緑褐色なのです。

このような食い違いが起きたのは色々な要素があると思われますが、私なりに考えて見ると、
◆花札を通じて“梅にウグイス”というイメージがインプットされており、梅の花に良く来るメジロと間違われた。
◆また、子供のころから慣れ親しんだ花札の梅と共に描かれている鳥は、黄緑色の羽根です。
◆「うぐいす餅」という和菓子があります。
WIKIPEDIAによると、“鶯餅(うぐいすもち)は、餡を求肥(※)などで包み、丸く包んだものを楕円形にし、左右に引っ張りうぐいすの形にした和菓子で、一般的にはうぐいす粉(青大豆からできたきな粉)をまぶして仕上げることが多い”とのことです。
元々はウグイスの形をしていて鶯餅と呼ばれていたお菓子が、現在ではその形は変わったものの色と名前はそのまま残り、鶯餅=鶯色のイメージだけが残っているようです。
(※求肥(ぎゅうひ)は和菓子の材料のひとつで、白玉粉または餅粉に砂糖や水飴を加えて練りあげたものです)

このように、誤解されることが多い「ウグイス色」ですが、和色大辞典の中で日本の伝統色として465色が挙げられている中に含まれている「ウグイス色」は、やはりこの名の元になっているウグイスの羽根の色に近い色ですし、JISでもウグイス色というのがあります。
日本では昔から「春告鳥」として有名で、私の住んでいる団地でも最近漸く「ホーホケキョ」の鳴き声が上手に出来るようになってきて春の到来を耳で感じています。
少しイメージが異なったかも知れませんが、この古来からの身近な鳥を可愛がってあげて下さい。(まさ)

日本の伝統色のウグイス色(R146,G140,B54)

JISのウグイス色 (R131、G130、B61)上の色と微妙に違います

自宅で撮ったウグイスの写真(撮影は昨年春です)

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