ゴールデンウィークに入り、万博は大賑わいのようで、地元住民として「万博行きまんのか?」という挨拶も日常的になっています。
しかし、私には行く気持ちは全くありません。
何故なら、この万博が開催されるようになったのは、万博開催が主目的ではなく、隣に建設中のIR(Integrated Resortの頭文字で、統合型リゾートと称する)の併設会議場などを隠れ蓑にした賭博場建設が主目的であるからです。
もう詳しい時系列での記憶も少しおぼつかなくなっておりますが、確か当初はこの場所にオリンピック誘致を目指していたのが駄目になり、それからIR誘致が浮上し、IRだけで府民の賛同を得にくいということで、当時大阪府・市で多数を占めていた維新の会が政府に働きかけて万博を誘致することになったとの経緯があったと記憶しています。
当初は先にIRが開設され、その後万博が開催ということだったと記憶していますが、用地が生ごみを主体とした埋立地だっただけに地盤沈下が激しかったのでIR側から土壌改良の要求があり、自治体側が莫大な追加予算と期間をかけて土壌改良をせざるを得なくなり、IRの工期がずれ込んで万博が先行したという経緯があったと思います。
それにしても不思議なのは各マスコミの対応ぶりです。
当初は、このような経過を踏まえて、新聞やTVなどの大手マスコミの多くは、万博を隠れ蓑にするIR建設に批判的だったと記憶していますが、万博開催の少し前からこのような経緯には一切触れずに、まるで「万博開催・成功」のお先棒を担いでいるような熱の入れ方です。
「熱しやすく、冷めやすい」とか「喉元過ぎれば・・・」「権力迎合」などと良く言われますが、正にその通りの対応で、フジTVの体質に対する批判を得意げに語っている様子を見ていると、まるで裸の王様を思い浮かべ、「人の振り見て我が振り直せ」と叫びたくもなります。
過去に自分たちが主張したことにきちんと責任を持つという、もう少し骨のあるマスコミなどは、期待できないのでしょうね・・・
また、IRに建設される賭博場に関しては、大阪府・市並びに政府関係者は、行政が厳しく対応するので不法行為は起こさせないし賭博依存症の発生もコントロールできると宣っておられますが、国内のパチンコ依存症も抑えられず、更に不法行為であるオンライン博打も取り締まれない人たちに、裏世界にも精通している強かな賭博業者をコントロールできるなどとは誰も思っていません。
逆に、権力に弱くて事なかれ主義のお役人は、彼らに飲み込まれて、コントロールされるだろうことは目に見えるような筋書きです。(まさ)
<今日の夕食>

冷奴/肉炒め/レンコン餅/メカブ

肉炒め 牛肉/チンゲン菜/キノコ類など


レンコン餅

