老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

東京オリンピックを返上したらいかが・・・

2016年05月19日 20時10分08秒 | 政治・経済・環境・核兵器など
 今年の夏(現地では冬)に開催されるブラジでルのリオデジャネイロ・オリンピックは、現地ブラジルの政権不安定で非常に流動的な様相を示していますが、その次の東京オリンピックについても招致に関する裏金問題が大きくなっています。

 当時の招致委員会関係者も“コンサル費用”だとしながらも送金があった事実を認めている様です。送金の事実とその時期を考えれば、誰が見ても誘致に関わる買収資金に使われたというのがもっともな見方で、都知事が政党交付金を私的に使用しながらも政治活動に使用したと滑稽な話をしているのと何ら変わらないでしょう。

 そもそも、このオリンピック招致に関しては、当初から反対意見も数多くあったものを、経済刺激のためにと、私たちが記憶しているだけでも世界や国民/東京都民に対する色々なまやかしによって誘致したもので、招致決定後も問題続出です。即ち
◆最大のたぶらかしは、開催地決定の重要な会議で、福島原発事故の影響を懸念する各国に対して、“汚染はアンダーコントロールの状態になっている”との首相発言です。事故後5年も経過しても、汚染水一つとってもまだ制御しきれておらず、原発事故処理の目途はまだついていません。
◆メインスタジアムの費用問題で設計変更を余儀なくされたこと。
◆エンブレム問題もデザイン盗用の問題で、再選定を余儀なくされたこと。
◆経費面では、当初の経費予想が余りにも低かった上に、サブトラック問題も浮上し、経費が3倍以上に膨らむ見通しになったこと。
◆その上、渦中の都知事がオリンピックにかこつけて、膨大な経費を使っての海外訪問を繰り返していること     など・・・

そろそろ、このオリンピックを返上の方向で検討すべきではないでしょうか。(まさ)