老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

ボランティアの担い手が減少?

2016年05月04日 20時01分59秒 | 高齢化社会での生活・終括・社会保障など
  今回の熊本の地震の被災地・者支援のために、予定枠を超える大勢のボランティア希望者が駆けつけているようで、日本でもボランティア活動が定着した様に思え喜ばしい限りです。

 一方、私が属している様な園芸福祉やコミュニティ活動に属するような定例的なボランティア活動には最近参加希望者が少し減っている様に思います。
同じようなボランティア活動をしている人たちとも意見交換をすることがありますが、どことも同じような状態のようで、活動の継続などに不安を感じている様です。

 その背景として考えられるのは、どうやら定年制の延長にあるように思えます。
ご存知の通り、かって60歳だった定年は年金支給開始のずれ込みと共に延長され、最近では65歳という職場も多い様です。
定年が60歳の時には、定年退職者はまだ体力の余裕があるだけに、少しでもコミュニティに溶け込めるような活動や、環境保全などに関するや色々な活動に参加意欲を持たれているように感じられました。

 しかし、この定年が65歳になると、退職者は体力的にも精神的にも、新しい活動に飛び込もうかという気力が少なくなっている様で、何れのボランティア団体も新しい加入者が少なくなり、今までの参加者の高齢化も相俟って、活動参加者の少数化と高齢化が目立つようです。

 更に厄介なのは65歳を過ぎてからの活動参加者は、できれば自分の体力と時間の許す範囲でのマイペースの活動を目指されている方が多い様で、例えボランティア活動とは言え、自分でリーダーシップを取ったり、ましてある程度責任のある役を引き受けたがらないという傾向が強く、活動の継続に関する危惧が強くなっている様です。

  どのような活動でも、リーダーの推進力だけでなく、参加者のそれなりの責任を持った役割分担がなければ継続は難しいでしょう。(まさ)