老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

「もんだいガール」/きゃりーぱみゅぱみゅ

2016年05月18日 20時49分13秒 | その他
 今日は、私らしくないテーマだと自覚していますが、敢えてこのテーマで挑戦です。

 “きゃりーぱみゅぱみゅ”という名は良く聞き、日本のカワイイブームを牽引している若い女性タレントということは知っていましたが、私らの世代には関係ない存在だと思い、今まで全く関心などありませんでした。
しかし、先日何気なくチャンネルを合わせたTVの音楽番組で、彼女の生の気持や歌を色々と聞く機会がありました。

 学生時代から“他人と同じことをしたくない”という性格のため、規則の厳しい学校では校則に触れないギリギリの境界での自己表現を模索し、その後も他人の模倣ではない独自の自己表現を目指しているうちに、その生き方が世界中の若い女性たちに大人気を博して、まるで教祖的な取り上げられ方になったようですが、その反面色々な中傷や誤解に悩んだことも多かった様です。。

 そんな彼女が、これらの悩みに立ち向かうために、中田ヤスタカに作ってもらった彼女のイメージソング的な歌が「もんだいガール」だそうです。軽快なメロディーが心地良く耳に入りこんできましたが、何よりもこの歌詞には魅せられました。特に、印象に残ったのは次のような言葉です。

 ・だれかを責めるときには「みんなとちがう」というけど 
 毎回「みんな」にあてはまる そんなやつなんているのかよ

 ・できないことへの憧れを 造り変えてく勇気もなく
 足をひっぱるのには夢中 なんてもったいないやいやい

 ・機械みたいに生きているわけじゃない

 ・遠慮したくないわいわ
 キミも もんだいがある
  普通になんてなれないでしょ

 ・ キライなことで笑うより ステキなことで泣きたいわ
  この世が壊れてしまうとき 一緒にいられる人がいる
 
 ・答えるただリクエストに そんなおりこうになれない
  じゃまするやつらにキラキラ メイクアップしたいやいやい

 ・期待に添えない わがままでもない


 何ていうことはない・・・
“他の人におもねらず、自己を崩さないように生きたい”といいながらも何とか回りと同調できる所は波風を立てないようにと思っている人たちが、常に心に抱いている気持を本当に正直に出しているだけなのです。
私は、間もなく後期高齢者となりますが、彼女の話とこの歌を聴き私も今後とも「もんだいオジン」で生き通すことに背中を押されました。
まさに、一緒に頑張ろう“きゃりーぱみゅぱみゅ”です。

 また、年代が違いすぎるというだけで、“食わず嫌い”じゃないが、先入観で判断してしまうことの怖さを改めて自覚しました。
 そういう意味では、60を過ぎてから聞いた尾崎豊の歌に共鳴した時のことを思い出しました。尾崎豊と彼女では気持の表現の仕方が凄く違うのですが、やはり年代が幾ら違ってもそれぞれに“共感できる思い”はありますし、こういう思いを持った人たちを知る為には、本当に偶然的な出会いの機会が必要なのでしょう。(まさ)