ちょっとマンネリですが・・・

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自分の肉体がセンサーであり、自分の感性しか信じていない。

2013年11月26日 | Weblog
自分の肉体がセンサーであり、自分の感性しか信じていない。

「岡本太郎の仕事論」平野暁臣著より。

太郎は伝統主義との対決をしていた。それは、誰か偉い人がそう言ったからと言って、そのまま信じていることの愚かさでもあった。

一見典型的な日本のように言われている京都も、かつてはそうだったかもしれないが、いま残っているのは、恰好だけという。そう言われてみれば、それは現実の日本ではなかった。

奈良にしても、大陸文化そのものだった。古代の中国や朝鮮からの直輸入で、日本ではないと考えていた。つまり、太郎は、誰もが当然だとか、常識と考えていることを鵜呑みにすることはしていなったのだ。もっと本質的なものを追求していたのだろう。

大事なのは、まわりの評価ではなく、己の価値観だけを信じて前に進むことだった。これも、一平・かの子譲りの人生観だったようだ。