「現実の延長線上にゴールを設定しない」
「柳井正の希望を持とう」柳井正著より。
(前日のつづき)
これもまたマクドナルド関連になってしまうが、日本マクドナルドを創業した藤田田さんの言葉だった。柳井氏が感銘を受けた経営者の一人だった。
かつて『ユダヤの商法』はベストセラーになったので、読んだ覚えはある。マクドナルドを日本に持ってくるとき、評論家や飲食業界の人からはさんざん「失敗する」と言われたそうだ。それは、日本人は米と魚を食べる民族だから、パンと肉のハンバーガーなど食べない、と思われていたからだった。
しかし、そんな延長線上にだけ立っていたら、今ほどの大衆的な店は広がらなかっただろう。ファーストフードと呼ばれるのは、いつでも、どこでも、誰でも食べれるということを目指していたようだ。
そして、柳井氏はベーシックカジュアルの洋服もまたファーストフードにたとえられる商品だと思ったのだ。ハンバーガーが1000億円の売り上げを目指すなら、服なら年間1兆円売れると夢を描いたのだ。そして、今年にはそれを達成していた。
ユニクロの第1号店を作った時、社名をファーストリテイリングと変えたのは、ファーストフードから名づけたものだったという。それまでは小郡商事だった。そしてユニクロの服は「世界のどこでも、いつでも、誰でも着られる服」にしようと決めたのだった。
「柳井正の希望を持とう」柳井正著より。
(前日のつづき)
これもまたマクドナルド関連になってしまうが、日本マクドナルドを創業した藤田田さんの言葉だった。柳井氏が感銘を受けた経営者の一人だった。
かつて『ユダヤの商法』はベストセラーになったので、読んだ覚えはある。マクドナルドを日本に持ってくるとき、評論家や飲食業界の人からはさんざん「失敗する」と言われたそうだ。それは、日本人は米と魚を食べる民族だから、パンと肉のハンバーガーなど食べない、と思われていたからだった。
しかし、そんな延長線上にだけ立っていたら、今ほどの大衆的な店は広がらなかっただろう。ファーストフードと呼ばれるのは、いつでも、どこでも、誰でも食べれるということを目指していたようだ。
そして、柳井氏はベーシックカジュアルの洋服もまたファーストフードにたとえられる商品だと思ったのだ。ハンバーガーが1000億円の売り上げを目指すなら、服なら年間1兆円売れると夢を描いたのだ。そして、今年にはそれを達成していた。
ユニクロの第1号店を作った時、社名をファーストリテイリングと変えたのは、ファーストフードから名づけたものだったという。それまでは小郡商事だった。そしてユニクロの服は「世界のどこでも、いつでも、誰でも着られる服」にしようと決めたのだった。