「知の巨人ドラッカー」ピーター・Ｆ・ドラッカー著より。
前にもドラッカー夫人については触れたが、また別のページで目にしたので取り上げてみた次第。そもそも90歳まで元気で過ごすこと自体大変なことだ。
これは、訳者の牧野氏が“文庫本・訳者あとがき”の部分で述べていたことだった。90代後半になっても、週に数回はスポーツジムに通い、企業家としても現役で活躍しているというから驚く。
体を丈夫に保つ秘訣は人それぞれ違うから特にないらしい。しかし、ドラッカー氏が生前自分が長生き（96歳まで）できたのは、山登りしたり泳いだりして、体を動かしてきたからのようだ。それはドリス夫人のおかげたと語っていた。
ドラッカースクールでドリス夫人を囲む会合があった後、一人でトヨタ・カムリに乗り込んで手際よく車をバックさせ、反回転して駐車場から出て行った姿が牧野氏には印象的だったという。
まったく高齢を感じさせず、実にカッコイイとも思える。日本ではこんな高齢者はとても考えられない。その前に、80歳を過ぎれば周囲の人が車の運転など許さないだろうな。