ちょっとマンネリですが・・・

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いち早く日本の可能性を見抜いた欧米人・・・

2011年01月05日 | Weblog

「知の巨人ドラッカー自伝」ピーター・F・ドラッカー著より。

やや前後するが、ドラッカーが日本画“中毒”になったのは、1930年代半ばのロンドン時代だった。英国初の日本絵画展を見た時がその初めだった。

そして、日本訪問を喜んで引き受けたのは、日本画を本場で見たかったからだったと述懐している。ところが、絵画だけでなく日本という国にも夢中になってしまったのだ。

それは、ビジョンや勇気といった資質を備えた経営者に出会ったからだった。そこから、日本に大きな潜在力を感じたそうだ。その後「日本は経済大国になる」という内容の論文も書いていた。しかし高度経済成長に入る前のその頃、誰も日本が経済大国になるとは信じてくれなったという。

だからこそ、ドラッカー自身はいち早く日本の可能性を見抜いた欧米人だと自負している。しかも、日本ではたっぷりと日本画を鑑賞できたのが嬉しかったようだ。初来日から数十年にわたって、二年に一度は一家そろって日本を訪れていた。