自民党の総裁選に始まり、立憲民主党の代表選、衆議院選挙と続いた秋の政局も兵庫県知事選を持ってひとまず終わった。気の抜けたサイダーのように残っている維新の代表選nい寂寥感が漂う。
兵庫知事選は斎藤さんの再選。「大山鳴動して鼠一匹」という感がする。
斎藤さん:1,113,911 票
稲村さん: 976,637票
清水さん: 258,388票
大沢さん: 73,862票
確定投票数を見れば、状況を考えると斎藤さんの圧勝と言っても良い。投票が終わる20時に唯一知事選について特番を組んでいたサンテレビを19時50分から見ていたが、20時の時報とほぼ同時に斎藤さんの当確が出された。野次馬としては興がそがれた。
今回の選挙の結果で、SNSの持つ影響力の大きさがハッキリした。私もこのようにブログを書いているが、元々の出発点は退職して、周りの人から「どうしてる?」「元気?」とか声をかけてもらったのだが、日常のやっている事やら思っていることを短時間にうまく伝えることができない。そこで日々の生活にメリハリをつけることも兼ねて日々の営みを綴り、そこから今の私をくみ取ってもらえばいいということだった。だから、何かを発信するという思いはあまりない。
SNSに関しては、藻谷浩介さんが『誰も言わない 日本の「実力」』(毎日新聞出版)の中で、《事実に反する”イメージ”に流されてはいけない》というタイトルで書かれているコラム(2018年2月11日掲載・連載第16回)の中の一文に共感する。
筆者は、ブログやフェイスブックやツイッターなどの、いわゆるSNSに手を付けない。一番の理由は、思い込んだままにうそを書くのを避けるためだ。新聞や雑誌への寄稿、それにきちんとした出版社からの出版であれば、校閲がファクトチェックをしてくれるので、文字での発信はもっぱらそっちに絞っている。
しかるに世間には、ファクトチェックなきネット言論の形成する”イメージ”を信じ、それに反するマスコミの記事を「マスゴミ」呼ばわりするという、本末転倒の傾向が見受けられる。・・・だが、筆者は今年も、”イメージ”に反する事実を書き続ける。「事実は提示されたが、”イメージ”に負けた」という事実だけでも、後世に残すために。
4年余り前に書かれたものだが、現在はこの言葉がもっと重みを増しているように思える。兵庫知事選を振り返ると、知事への不信任決議案を出すタイミングの悪さだったと考える。
百条委員会による調査の結果を受けてからが筋ではなかったか。結局、事実が曖昧なままの選挙戦となったため”イメージ”が際立った争点になってしまった。
斎藤さんが多数の民意を受けて再登場した今、百条委員会による調査は継続するという奇妙奇天烈なことが起きてしまった。維新の勇み足かな。野次馬としては今後の斎藤さん、県議会、百条委員会の動きに目が離せない。
事実は小説よりも奇なり。まさかに まさかが重なり 先の見えない兵庫県。維新の威信はさらに低下。さて誰が代表?
兵庫知事選は斎藤さんの再選。「大山鳴動して鼠一匹」という感がする。
斎藤さん:1,113,911 票
稲村さん: 976,637票
清水さん: 258,388票
大沢さん: 73,862票
確定投票数を見れば、状況を考えると斎藤さんの圧勝と言っても良い。投票が終わる20時に唯一知事選について特番を組んでいたサンテレビを19時50分から見ていたが、20時の時報とほぼ同時に斎藤さんの当確が出された。野次馬としては興がそがれた。
今回の選挙の結果で、SNSの持つ影響力の大きさがハッキリした。私もこのようにブログを書いているが、元々の出発点は退職して、周りの人から「どうしてる?」「元気?」とか声をかけてもらったのだが、日常のやっている事やら思っていることを短時間にうまく伝えることができない。そこで日々の生活にメリハリをつけることも兼ねて日々の営みを綴り、そこから今の私をくみ取ってもらえばいいということだった。だから、何かを発信するという思いはあまりない。
SNSに関しては、藻谷浩介さんが『誰も言わない 日本の「実力」』(毎日新聞出版)の中で、《事実に反する”イメージ”に流されてはいけない》というタイトルで書かれているコラム(2018年2月11日掲載・連載第16回)の中の一文に共感する。
筆者は、ブログやフェイスブックやツイッターなどの、いわゆるSNSに手を付けない。一番の理由は、思い込んだままにうそを書くのを避けるためだ。新聞や雑誌への寄稿、それにきちんとした出版社からの出版であれば、校閲がファクトチェックをしてくれるので、文字での発信はもっぱらそっちに絞っている。
しかるに世間には、ファクトチェックなきネット言論の形成する”イメージ”を信じ、それに反するマスコミの記事を「マスゴミ」呼ばわりするという、本末転倒の傾向が見受けられる。・・・だが、筆者は今年も、”イメージ”に反する事実を書き続ける。「事実は提示されたが、”イメージ”に負けた」という事実だけでも、後世に残すために。
4年余り前に書かれたものだが、現在はこの言葉がもっと重みを増しているように思える。兵庫知事選を振り返ると、知事への不信任決議案を出すタイミングの悪さだったと考える。
百条委員会による調査の結果を受けてからが筋ではなかったか。結局、事実が曖昧なままの選挙戦となったため”イメージ”が際立った争点になってしまった。
斎藤さんが多数の民意を受けて再登場した今、百条委員会による調査は継続するという奇妙奇天烈なことが起きてしまった。維新の勇み足かな。野次馬としては今後の斎藤さん、県議会、百条委員会の動きに目が離せない。
事実は小説よりも奇なり。まさかに まさかが重なり 先の見えない兵庫県。維新の威信はさらに低下。さて誰が代表?