素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

ダイソーで「メガネ型拡大鏡」購入110円

2024年05月22日 | 日記
 ハズキルーペのCMが盛んだった頃メガネ式の拡大鏡がジムで話題になったことがあった。新聞、雑誌、本などの文字も以前より大きくなったとはいえ読むのに苦労する人が増えたことを実感した。その後、類似品が続々作られ、値段も1万円代から2千円前後まで幅が広い。

 興味はあったが購入しようというところまではいかず、昔から愛用の易者が持つタイプのものを使い続けてきた。しかし、最近「余録」の書き写しで馴染みの薄い画数の多い漢字などに出くわすと使う頻度が増して来た。「いっそメガネ型にしたら楽かも?」という思いが沸々とわいてきていたところに、20日(月)の「余録」で「便箋」という文字に苦労したことで「よし!買おう!」と心が決まった。
  5月23日が「5(こい)2(ぶ)3(み)」の語呂合わせで「ラブレターの日」になっていることに先立ち、奈良市の西畑保さんと亡き妻皎子さんとの心温まる話を引き合いに、普段口にできない感謝や愛をしたためてみませんかという勧めであった。「書くのにまだ数日ある。」という締めくくりが粋だなと感じた。

 それはともかく、またまた郵便料金の値上げがありそうで、もう死語になりつつある「便箋」の「せん」の字を気にする必要はないのだが、きちっと書けないと気持ちが落ち着かない。

 そういう話をジムで話していたら、メガネ型ルーペのピンからキリのキリを教えてくれる人がいた。ダイソーだったら110円であるとのこと。お尻で踏めば割れるだろうし、材質もデザインも期待できないが、家で使う分には「安いが一番!」ということであった。なるほどと思い、早速購入した。
 使ってみて「余録」の書き写しでは駄目だと思った。小さな字で書いてある使用上の注意の中の「焦点距離の目安には個人差があります。約30cm~40cm離し、見える位置で調整してください」がネックであった。読書のように一定の焦点距離を維持するのなら有効だが、書き写しのように見る位置が前後して一定しない時は、はっきり見えたりぼやけたりを繰り返すので車酔い状態になりそうでストレスが増す。手に持つタイプだと焦点距離を手で自然と調整するのだが、メガネ型は顔を手ほど器用に動かせないから「無い方がマシ!」となった。

 というわけで。メガネ型拡大鏡にワクワクしたのはひと時だった。「110円のもので良かった」と知人に感謝である。
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