素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

半年ぶりに“星のブランコ”へ、ゲリラ豪雨の爪痕まだ残る!

2012年12月17日 | 日記
 落葉樹の葉がほぼ落ちたこの時期から3月までの間が裏山を歩くのに最適である。落ち葉を踏みしめる音が心地良いし、繁っていた葉がなくなるので森は明るくなり視界も良くなる。枯れ木のような枝につく春を待つ木の芽に生命の力を感じるのである。まむしの心配をしなくてよいのもありがたい。最近は“走る”ことが多くなっていたが、昨日のナイトランで今日は走る気もおこらないし、衆院選も終わりとりあえず1つの区切りがついたことなどもありゆったりと山歩きをしてみたいと思った。

 星田妙見からほしだ園地に入り、星のブランコから昨日、第九を聴いたスポーツレクリエーションセンターに下りて私市の村中を抜けて家に戻るという約3時間の定番コースにした。8月のゲリラ豪雨の影響でかなり傷んだところもあるとジムなどで聞かされていたのでその後どうなっているのかも確かめたかった。

 妙見台からののぼり口、川にかかっていた石橋が崩れ落ちたままであった。 そこから50mほど行くと道は二股に分かれ右がほしだ園地、左が永徳寺へと続く。まだ、ほしだ園地ができていない頃は永徳寺へ続く小さな川沿いの参道しかなく、夏でも涼しくサワガニがいて子どもたちとよく遊びに来ていた。園地ができてからは右に進み坂道の途中で上から屋根を垣間見る程度になっていた。

 寺も崩壊したと風のたよりで聞いていたので、土のうで補強されている参道に進んだ。水の勢いを思い起こせるように参道のあちらこちらは崩れ、荒れていた。
   住まわれていた家は無残な状態で放置されていたが本堂や手前の神社の社はちゃんと残っていた。周囲は濁流が流れたのだろうが建てるポイントがちゃんとあるのだなと感心した。何事もなかったかのように立っている地蔵さんが印象的だった。足元に注意しながら引き返し、園地へ続く道の上からながめた。かなり土砂も崩れたみたいである。 その後の道は大きな被害もなく以前と変わりがなかった。

 春から秋にかけては葉で隠れていて展望スポットからしか見ることができない“星のブランコ”を樹間から眺めながら歩くことができる。
  

 この時期ならではのスポットが“ささやきの小路”の急な階段状の道の途中にある。
 園地の中では一番急な道を下りきったところから眺め上げることができるのもこの時期。 ピトンの小屋の管理員さんに豪雨のすごさについて話を聞いた。復旧工事はしているがかなり時間はかかるとのこと。その時は「思ったほど荒れていなかったけどな」と思っていたが、ピトンの小屋からスポーツレクリエーションに向かう途中、ちょうど天の川が大きく曲がっている地点の遊歩道が根こそぎ崩れていて迂回路がつくられていた。水の力の凄まじさをあらためて思った。復旧工事の真っ最中であったが、これは時間がかかると管理員さんの言葉に同意した次第。

  私市駅の近くに来たらポツリポツリと予期せぬ雨。駅にある置き傘を借りて家に戻る。 
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