素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

一度ならず二度までも雨と雷との競争になるとは

2012年05月29日 | 日記
 昨日の東海・関東地方の雷雨のニュースは他所ごととして見ていたが、今日は我が身にふりかかってきた。いつもの火曜日のように、朝の仕事が一段落ついたあとの午前中にTSUTSYAに定期購読の“和時計をつくる”を受け取るために自転車で出かけた。雲行きが少し怪しくなってきていたが往復で40分足らず、大丈夫だろうと高を括っていたが店に近づくにつれ急速に黒雲がたちこめ、雷鳴も聞こえてきた。

 家には誰もいないので洗濯物のこともあり、断念して引き返すことにした。帰り道はほとんどが上り、急ぐ時にはこたえる。昨日、ジムでがんばったので今日は休養日と決めていたのにとんでもないハードなトレーニングとなった。かろうじて降りだす前に家に着き、休む間もなく洗濯物を取り入れたり、開いている窓をしめることに追われた。落雷で家電製品がアウトになることを心配するほどであった。

 1時間余りでうそみたいに天気は元に戻った。95%乾いていた洗濯物を外に出し、完全に乾くまで雑事の合間に三浦しをんさんの『まほろ駅前番外地』を読む。『まほろ駅前多田便利軒』の続編のようなもので主役の多田をとりまく人間、押しかけ相方の行天、やくざの星良一、病院暮らしをしている90を越えた曾根田のばあちゃん、お得意さんの岡夫妻、小学5年生の田村由良などにスポットをあて物語の世界を広げている。7つの物語があるが“岡夫人は観察する”が一番面白かった。

 洗濯物も乾いたので再度、TSUTAYAに出かけた。西のほうに怪しげな雲が出てきていたがさっきので峠は越えているとふんでいた。いつものようにプラス1冊の本を求めて店内をぶらついたが今日は飛び込んで来る本がいない。そういう時はさっさと切り上げたら良かったのにグズグズと見てまわっていつかは必ず読むだろうと万城目学さんの『ホルモー六景』を一緒に買った。

 しかし、このグズグズで時間を使ったことが仇になった。店を出ると雲行きが最悪の状態になっていた。昼の時より切羽詰った感じで雷雨との競争となった。考えうる最短のコースを突走った。こういう時頭の中で鳴るのは♪お祭りマンボ♪

 二回目は一回目以上にこたえた。「勘弁してくださいよ~」が口癖の人がいたが、家にたどり着いた時思わず使わせてもらった。

 ニュースによれば、落雷で亡くなったりケガをした人、増水した用水路で流され骨折した人、落雷でテレビや信号が駄目になった地域などけっこうな被害が出ていた。なんか今年は多いような気がする。

 花だけは喜んでいるみたい。

 

 
コメント (2)
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