素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

仕切り直しで兵庫県立美術館と六甲高山植物園へ

2012年05月18日 | 日記
 “春眠暁を覚えず”とはいかなくなったが、“処処啼鳥を聞く 夜来風雨の声 花落つること知る多少”というのがピッタリの朝を迎えた。こういう時は漢詩がきまる。午前中は多少余波は残るが午後からは安定してくるというので昨日予定していた美術館と六甲山に出かけた。

  兵庫県立美術館で開催中の「金山平三展」のチケットを娘からもらっていた。20日までである。明治末から大正、昭和の戦前・戦中・戦後という時代の流れの中で描かれてきた風景画を中心とする178点の作品は見ごたえがあった。フランス・諏訪湖・最上川・十和田湖と活動拠点が移っていく中での画風の変化が素養のない私にでもわかった。18点の“役者絵”もなかなかよかった。

 六甲高山植物園は何度も訪れているが今回ほどたくさんの花を楽しめた時はなかった。

 一番の目的であった“クリンソウ”は見頃であるし“クマガイソウ”もドンぴしゃり。
   

思ってもいなかった収穫は、山野草の展示会で異彩をはなっているサトイモ科のコウライテンナンショウ、マムシソウ、ユキモチソウ、ウラシマソウが勢ぞろいしていたこと。四天王と勝手に名づけている。
   

花というのはタイミングがむずかしい。今回はクリーンヒットである。行き帰りの道路も順調に走ることができたので楽であった。

   


 
  

 
コメント
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