“なでしこJAPAN”の優勝を受けて、私の経験してきた女子サッカーの受け入れ環境について書いた。今日の毎日新聞の『記者の目』で東京運動部の江連能弘記者が“中学のプレー環境整備を急げ”という意見を載せていた。私の小さな経験から感じたことに、数字の裏づけをしていただいた。
記事によると、日本サッカー協会は2015年に女子選手数を30万人する中期目標を掲げている。
それに対して、2009年度の女子選手数は3万6683人。
年代別では、小学生:1万4705人・中学生:6585人・高校生:8388人・一般:7005人
小学生年代から中学生年代にかけて半減するのである。女子にとって中学校でサッカーを続ける環境が少なすぎるのである。
日本中学体育連盟の2010年度の資料によれば、全国1万814校のうち、女子のサッカー部があるのは625校。バレーの8962校、バスケットの7456校、ソフトテニスの7252校に比べても環境の厳しさは歴然としている。
それじゃ、各校に女子サッカー部をつくりましょう!という単純な方向に流れて欲しくない。橋下知事なんか言いそうだが。日本のスポーツは余りにも学校の部活動に頼りすぎて来たという歴史的な課題がある。学力をつけることを強く求められいる教師に、今以上の部活動への負担を増やすべきではない。
長い歴史の中でつくられてきた学校を軸としての日本独特のスポーツ文化を急激に変えることは困難だが、幸い女子サッカーに関しては根の張り方が浅い段階である。今の盛りあがりの中で、協会が中心になって学校を離れた形での環境づくりを模索してほしい。マスコミも表面的な情報ばかりを流すのではなく、もっと掘り下げていってほしい。
必ず、社会におけるスポーツのあり方という大きな問題にぶつかるのである。
記事によると、日本サッカー協会は2015年に女子選手数を30万人する中期目標を掲げている。
それに対して、2009年度の女子選手数は3万6683人。
年代別では、小学生:1万4705人・中学生:6585人・高校生:8388人・一般:7005人
小学生年代から中学生年代にかけて半減するのである。女子にとって中学校でサッカーを続ける環境が少なすぎるのである。
日本中学体育連盟の2010年度の資料によれば、全国1万814校のうち、女子のサッカー部があるのは625校。バレーの8962校、バスケットの7456校、ソフトテニスの7252校に比べても環境の厳しさは歴然としている。
それじゃ、各校に女子サッカー部をつくりましょう!という単純な方向に流れて欲しくない。橋下知事なんか言いそうだが。日本のスポーツは余りにも学校の部活動に頼りすぎて来たという歴史的な課題がある。学力をつけることを強く求められいる教師に、今以上の部活動への負担を増やすべきではない。
長い歴史の中でつくられてきた学校を軸としての日本独特のスポーツ文化を急激に変えることは困難だが、幸い女子サッカーに関しては根の張り方が浅い段階である。今の盛りあがりの中で、協会が中心になって学校を離れた形での環境づくりを模索してほしい。マスコミも表面的な情報ばかりを流すのではなく、もっと掘り下げていってほしい。
必ず、社会におけるスポーツのあり方という大きな問題にぶつかるのである。