先日、14時30分過ぎから寝屋川公園で16kmを走った。と言ったら「無茶したらだめや」とか「過信は禁物」「なんで、わざわざ?」と忠告やら疑問の数々をいただいた。1つの行為に対する理由をたずねられても明解な説明をすることはできない。情動というべきものが根にあるからである。
かといって、何も考えずにやみくもにしているわけではない。熱中症はあなどってはいけないと思っている。ただ、体に関していえば汗腺の機能を低下させないことが暑さに対する時のはずしてはいけないポイントであると思う。日常生活で汗をしっかりかける体にしておくことが大切である。
「昼の暑い時にわざわざ動かなくても」という時間帯のことである。朝、夕の涼しいときに運動をするというのが常識であるし、異論もない。ただ、クラブ活動の指導をしていると常識通りにいけない場合が多々出てくる。普段の放課後は多くのクラブが活動するためグランドを分割して狭い場所での活動となる。
どのクラブも、せめて夏休みだけでもひろびろとした所で思いっきりさせてあげたいと考える。そうすると私の関係したグランドで言えば8:30~17:00を約2時間ずつで4分割して、A:8:30~ B:10:30~ C:12:30~ D:14:30~ で希望をと取って調整をしていった。当然希望が多いのはA,Bである。
私も40歳ぐらいまでは、できるだけ午前中にできるようにしていた。しかし、実際にやっていると、この時間帯がベストなのかな?という思いが強くなってきた。熱中症の予防の一番は水分(+塩分)補給であるが、その大前提が睡眠と食事をしっかりとるということである。当然そのことは話をして指導するが一人ひとりに徹底することはむずかしい。
体調不良になる生徒に聞いていくと、朝の食事を抜いてきたということが一番多く、次が夜更かしによる睡眠不足であった。経験してみるとわかるが、食事を抜いて運動をすると必要以上に水がほしくなり、過剰摂取となり体調のバランスをくずす。それでも飲む生徒はましで、気の弱い生徒だと水を飲むことも我慢してしまう。そうなると最悪のケースを迎える。その点はしっかり押さえてきた。
暑さに関していえば、午前中は涼しく、午後からは暑いという言い方がされるが、これもグランドに立って実際に動いてみると、本当かな?という疑問が出て来た。実際の数字はともかく体感的には10時~14時はほぼ同じ暑さである。晴天の時は、午前中青空でも午後には雲が出てくることが多い。たまに、夕立もある。
サッカーの場合、練習の大きな流れはアップ→キック、パス、シュートの基本練習→4人~8人単位で限られたスペースでの対人ゲーム→9人~15人単位で、半面~全面を使ってのゲームとなる。一番大切なのはゲームの中で自分の持っている良さをいかに発揮していくかということ。逆に見れば個々の持っている良さを発揮させチームとしての力を高めること。
となると、午前中の練習だと、もっとも頭と体を使うゲーム主体のメニューに入る時が体感的に暑く感じ、しかも空腹感(朝食抜きだとなおさら)も加わり体力面でのパフォーマンスも落ちるということになりがちで、合理性に欠けるのではと思った。SD中学に転勤した時、チームも崩壊状態であったし、グランド使用のクラブの希望などから、CDでの練習を基本にした。
睡眠不足と食事抜きで練習に参加する生徒はほぼなくなった。暑さがピークの時スタートとなるので、30分基礎練習10分休みのユニットで15時ごろまでメニューを消化していくと、水分補給の管理もでき体力の消耗を減らすことができた。15時を過ぎると相対的に暑さはましになったと感じる。16時を過ぎると太陽も傾いてくるので陰も長くなり涼しさを感じるようになりゲームの質が良くなるのである。
とはいっても、ハードな練習で有名な地元のNG高校に行った連中に「中学と違って高校の練習はハードやろ?」とたずねると「あの、夏休みの昼の練習に比べたら楽ですよ」と返ってきた。「そもそも、夏の炎天下でサッカーをすること自体がまちがっているのやからな」と答えておいた。そうせざるを得ない現実の中で、もっとも合理的な形を追求したと思っている。
そういう、夏の真昼間にグランドに出るという生活を20年近く続けたので、退職して2年余りではまだまだ体が覚えていて、「こんな暑い日は中途半端に過ごすよりは走ってみるか!」なんていう非常識な思いが入道雲のようにムクムクと湧いてくるのである。
かといって、何も考えずにやみくもにしているわけではない。熱中症はあなどってはいけないと思っている。ただ、体に関していえば汗腺の機能を低下させないことが暑さに対する時のはずしてはいけないポイントであると思う。日常生活で汗をしっかりかける体にしておくことが大切である。
「昼の暑い時にわざわざ動かなくても」という時間帯のことである。朝、夕の涼しいときに運動をするというのが常識であるし、異論もない。ただ、クラブ活動の指導をしていると常識通りにいけない場合が多々出てくる。普段の放課後は多くのクラブが活動するためグランドを分割して狭い場所での活動となる。
どのクラブも、せめて夏休みだけでもひろびろとした所で思いっきりさせてあげたいと考える。そうすると私の関係したグランドで言えば8:30~17:00を約2時間ずつで4分割して、A:8:30~ B:10:30~ C:12:30~ D:14:30~ で希望をと取って調整をしていった。当然希望が多いのはA,Bである。
私も40歳ぐらいまでは、できるだけ午前中にできるようにしていた。しかし、実際にやっていると、この時間帯がベストなのかな?という思いが強くなってきた。熱中症の予防の一番は水分(+塩分)補給であるが、その大前提が睡眠と食事をしっかりとるということである。当然そのことは話をして指導するが一人ひとりに徹底することはむずかしい。
体調不良になる生徒に聞いていくと、朝の食事を抜いてきたということが一番多く、次が夜更かしによる睡眠不足であった。経験してみるとわかるが、食事を抜いて運動をすると必要以上に水がほしくなり、過剰摂取となり体調のバランスをくずす。それでも飲む生徒はましで、気の弱い生徒だと水を飲むことも我慢してしまう。そうなると最悪のケースを迎える。その点はしっかり押さえてきた。
暑さに関していえば、午前中は涼しく、午後からは暑いという言い方がされるが、これもグランドに立って実際に動いてみると、本当かな?という疑問が出て来た。実際の数字はともかく体感的には10時~14時はほぼ同じ暑さである。晴天の時は、午前中青空でも午後には雲が出てくることが多い。たまに、夕立もある。
サッカーの場合、練習の大きな流れはアップ→キック、パス、シュートの基本練習→4人~8人単位で限られたスペースでの対人ゲーム→9人~15人単位で、半面~全面を使ってのゲームとなる。一番大切なのはゲームの中で自分の持っている良さをいかに発揮していくかということ。逆に見れば個々の持っている良さを発揮させチームとしての力を高めること。
となると、午前中の練習だと、もっとも頭と体を使うゲーム主体のメニューに入る時が体感的に暑く感じ、しかも空腹感(朝食抜きだとなおさら)も加わり体力面でのパフォーマンスも落ちるということになりがちで、合理性に欠けるのではと思った。SD中学に転勤した時、チームも崩壊状態であったし、グランド使用のクラブの希望などから、CDでの練習を基本にした。
睡眠不足と食事抜きで練習に参加する生徒はほぼなくなった。暑さがピークの時スタートとなるので、30分基礎練習10分休みのユニットで15時ごろまでメニューを消化していくと、水分補給の管理もでき体力の消耗を減らすことができた。15時を過ぎると相対的に暑さはましになったと感じる。16時を過ぎると太陽も傾いてくるので陰も長くなり涼しさを感じるようになりゲームの質が良くなるのである。
とはいっても、ハードな練習で有名な地元のNG高校に行った連中に「中学と違って高校の練習はハードやろ?」とたずねると「あの、夏休みの昼の練習に比べたら楽ですよ」と返ってきた。「そもそも、夏の炎天下でサッカーをすること自体がまちがっているのやからな」と答えておいた。そうせざるを得ない現実の中で、もっとも合理的な形を追求したと思っている。
そういう、夏の真昼間にグランドに出るという生活を20年近く続けたので、退職して2年余りではまだまだ体が覚えていて、「こんな暑い日は中途半端に過ごすよりは走ってみるか!」なんていう非常識な思いが入道雲のようにムクムクと湧いてくるのである。