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素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

“匂いバンマツリ”さん

2011年07月16日 | 日記
  我が家の小さな“匂いバンマツリ”の花が咲いた。この花を知ったのは鶴見緑地の花博記念公園であった。スタンプラリーの催しに参加していた時、情報交換するためたまたま声を掛け合ったご婦人がいた。話を聞くと鶴見緑地の花にとても詳しく、いつ頃、どこに、どういう花が咲くかということを自分で確かめているとのこと。今、見ごろの花があるからとラリーを離れて案内してくれたのが“匂いバンマツリ”咲き始めは紫色だが日数が経つにつれて白くなっていくことなどを教えてもらった。お互い名前も名乗らず別れたので、私たちは彼女のことを“匂いバンマツリ”さんと呼ぶことにした。

 しばらくしてから鶴見緑地に行ったら、偶然バッタリと再会した。こういうのを合縁奇縁とでもいうのだろう。それからは鶴見緑地へ行くたびに“匂いバンマツリ”さん歩いてないかなと話題にのぼり、キョロキョロ見るようになった。得てしてこういう時は会えないものである。

 漢字で書くと“匂い蕃茉莉”となる。蕃が「外国」茉莉は「ジャスミン」。明治時代の日本に持ち込まれた時、良い香りの外国から来たジャスミンということで命名されたみたいである。英語では“Yesterday,today and tomorrow"と言うそうだが確かめていない。

 公園のものは大きな木であったが、ちょうど鉢で売っているのを見つけ買ってきた。少しの花なので匂いがたちこめるというわけにはいかないが、たしかに紫から白に変化していく。

 我が家では、今、2つの花が存在感がある。暑さをものともせずすくっと立ち、あざやかな朱色の花をつけているグラジオラス。花言葉は“堅固、用心”歌人の鳥海さんの祖母はチョウが登っていくように咲く様子から「登り蝶の花」と呼んでいたらしい。言いえて妙である。
    

 もう1つは、木陰にひっそりと咲く“風蘭(フウラン)”今年は小さな花をたくさんつけた。濃厚な甘い香りが魅力の1つ。
    

 
コメント
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