goo blog サービス終了のお知らせ 

素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

“京都橘高校サッカー部創部10周年記念パーティ”のため京都へ

2011年07月24日 | 日記
 時の流れは早いもので、最後に卒業させた生徒たちはもう高校生最後の夏を迎えている。先月の末、京都橘高校に進学したキャプテンであったK君から“サッカー部創部10周年記念パーティ”の件で電話があった。あの学年のチームからは3名が京都橘高校のサッカー部にお世話になった。

 サッカーとはすっかり縁を切った身ではあるが、教え子の成長した姿を見届けたいという気持ちもあり出席させてもらった。会場は京都駅のすぐ近くにある新都ホテルなので、星田から新田辺にまわり、近鉄京都線を使って京都に出た。

 顧問の米澤先生とは当時何度も電話ではお話をしたが、今日初めてお顔を拝見することができ生徒の様子などをきかせてもらった。監督として年齢的にも今一番油がのってきている時期にきているとの印象を持った。今一歩のところで全国への道を阻まれて来たので今年あたりは期待できそうである。

 私が会場に入るとすぐになつかしい3人も挨拶にきてくれた。一人ずつと握手をしたが、日焼けした顔としっかりしたまなざしで精一杯がんばってきたな。ということが伝わって来た。会の進行の関係でゆっくり話はできなかったが、チームの雰囲気を感じ、彼らの元気な姿を見ることができたので私の中にまた大きな区切りができた。

 パーティは13:30開場、14:00開宴ということで、ちょっと中途半端な時間だったので、少し早めに出て、知人から1枚だけもらっていた“京都日本画家協会創立70周年記念特別展”の招待券があったので三条高倉まで足をのばすことにした。京都駅から地下鉄烏丸線に乗り烏丸御池で下車して歩いて3分のところにある京都文化博物館で催されている。高倉通はレトロな雰囲気が残っている。

 京都文化博物館の別館は明治39年(1906)に竣工した日本銀行京都支店の建物である。12時近くなっていたのでケーキでも食べてからゆったりした気持ちで絵を鑑賞しようと銀行の金庫室を改装した珈琲サロン“阿蘭陀館”で一服した。

 なかなかいい雰囲気であった。本館は7月9日にリニューアルオープンをしたところできれいで、すっきりなっていた。この展示会も関連イベントの1つである。館内はどことなく活気があった。

 戦時下の昭和16年(1941)、作家活動が厳しくなる中で設立され、現在は京都を中心に活躍する日本画家約550名で構成されている団体である。会派を問わない切磋琢磨の場という全国でも稀な存在である。そのことは展示されている450点余りの作品から感じることができる、日本画といっても多種多様な表現があり飽きることなく鑑賞できた。ポスターにある秋野不矩さんの“紅裳”(昭和13年)は見ごたえがあった。会員新作の出品目録を家に帰ってからながめていて、絵が頭の中によみがえってくる作品が2つある。坂部資子さんの“Present”と佐野浩史さんの“ある風景”である。

 **周年に縁のある一日となった。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする