goo blog サービス終了のお知らせ 

かどの煙草屋までの旅 

路上散策で見つけた気になるものたち…
ちょっと昔の近代の風景に心惹かれます

飯田線沿線散策~豊川稲荷門前通商店街の琺瑯看板(愛知県豊川市)

2014-06-06 | まちかどの20世紀遺産

 豊川稲荷の門前通商店街は「懐かし青春商店街」と銘打って、昭和レトロな雰囲気を売りにしているようです。商店街入り口には、懐かしい琺瑯看板がギャラリーのように展示してあり、商店の壁にも色とりどりの琺瑯看板を貼り付けてあります。昭和をテーマにした博物館など、琺瑯看板を展示してある所は結構ありますが、実際の商店の壁に貼って展示する「路上ギャラリー形式」は、本来の看板の特性が生かせるのが良いですね。

 琺瑯看板はほとんど絶滅の危機に瀕していて、コレクターの間ではかなりの高額で取引されていると聞きます。なかなかこれだけ多くの種類を集めるのは大変だったと思いますが、もう街中ではほとんど見ることのできない貴重なものも多く、コレクターが自宅に死蔵しておくよりは、多くの人が実物を見られる路上展示は大歓迎です。これからも随時種類を増やしてくれることを切に望みます。


■商店街入り口に展示してある多くの琺瑯看板



■大塚オールスターズ勢ぞろいと思ったら・・・浪花千栄子、水原弘、由美かおる、大村崑ときたら松山容子が無いのは残念!
金鳥の美空ひばりの看板はかなりの希少種です。



■こちらは常滑で見つけた松山容子のボンカレーの看板
これで大塚お役者五人衆が勢ぞろい



■ブラック・ニッカとオミズ~しみじみ昭和の哀愁が漂う



■学生服の琺瑯看板は種類が多く楽しめる~富士ヨット、官公、ダイヤ、旭ツバメ、乃木服、忠臣、まるいし、などなど










最新の画像もっと見る

2 Comments(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
旭山動物園的観点と画期的差別化 (JOE COOL)
2014-06-07 11:48:56
shortwoodさん こんにちは。 JOE COOLです。
昭和レトロに惹かれて、またまたお邪魔します。

板塀に琺瑯看板っていうだけで、かなりの昭和感が出るもんですね。

屋外の壁に貼って展示というのは、旭山動物園の行動展示に通じる考え方で素晴らしいと思います。

こうして見ると、琺瑯看板って一部に激戦区となってたジャンルってありましたよね。
蚊取り線香、学生服、布団わたなんかは、ライバル社同士が看板設置に火花を散らしていたのではないでしょうか。

ライバル社と同じ素材の四角い看板を45度回転させ、菱形に見立てて差別化を図った金鳥のアイディアは、実は画期的だったなと改めて思います。

ちなみに琺瑯看板と聞いて、僕がすぐに思いつくのは、オリエンタルカレーです。

それではっ。( ⌒ー⌒)ノ゛゛゛゛
返信する
需要は高いが供給はない琺瑯看板の悲劇 (shortwood)
2014-06-07 16:53:27
JOE COOLさん、いつもありがとうございます。

琺瑯看板は昭和レトロな雰囲気で人気が高まり、街角に貼られたものは、ここ数年で激減しています。

数年ぶりに訪れた町では、看板だけ撤去されているケースも多く、「琺瑯看板は金になる」ということで、盗まれたり転売されるケースも多いのではと想像されます。

昭和30~40年代の街角の景色を今に伝える古い琺瑯看板、古い建物とセットでいつまでも残して欲しい昭和の遺産です。

ところで東海地方の人間は、オリエンタルカレーには特に惹かれるものがあるようです。

子どもの頃はカレーと言えばオリエンタルで、南利明の「ハヤシもあるでよ~」のCMは今でも耳に残っています。

琺瑯看板も10年ほど前までは街角で結構見かけましたが、今では見つけたら思わず小声で「ラッキー!」と叫んでしまいます。

それではまた、よろしくお願いします。




返信する

post a comment

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。