かどの煙草屋までの旅 

路上散策で見つけた気になるものたち…
ちょっと昔の近代の風景に心惹かれます

四間道~美濃路界隈の屋根神様(名古屋市西区)

2015-05-10 | まちかどの20世紀遺産

四間道散策後、美濃路を北上し庄内川に架かる枇杷島橋まで歩きました。
途中この地方特有の屋根神様をいくつか見かけました。屋根神様は屋根の上に祭られた祠で、特に戦災被害が少なかった名古屋市西区には多く残っていて、名古屋市全体では100社以上が現存しているようです。


■四間道界隈(西区那古野)







■マコロン製菓/昭和8年頃築/登録地域建造物資産(西区栄生)





■名鉄東枇杷島駅西(西区枇杷島)



撮影:2015/04/26


今回見かけた祠は、反り返った千鳥破風や唐破風など、小さいながら細部にこだわったデザインで、昔の職人さんの仕事ぶりがうかがえます。
最近は屋根神の数も激減しているようで、この地方独特の屋根の上の小さな神社建築、いつまでも後世に残して欲しいものです。 



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2 Comments

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屋根神の調査について (森下大成)
2020-08-20 13:35:29
初めまして
大同大学工学部建築学科4年米澤研究室の森下と申します。
現在、名古屋市西区の祠の調査を行っているのですが、祠の成り立ちや文化歴史に関してご意見を頂くことはできませんでしょうか。
誠に勝手なお願いではありますがご検討よろしくお願いします。
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大同大学工学部建築学科4年米澤隆研究室
森下 大成
Mail:da17080@stumail.daido-it.ac.jp
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お役に立てず申し訳ございません。 (shortwood)
2020-08-29 12:38:07
森下さん初めまして。
私は特に戦前の近代建築が大好きで、現存するうちにその姿をとどめておこうと、地元の東海地方を中心に街歩きをしています。
屋根神はその途中で見つけたもので、特に深く研究しているわけではありません。
建築をご専門にされているる森下さんのお役に立てる知識は到底持ち合わせておりませんが、西区の祠の調査頑張ってくださいね。

近代建築を訪ね歩いていて実感するのは、町の移り変わりは思った以上に速く、古い建物はあっという間になくなってしまいます。
とにかく現存するうちに一つでも多くの屋根神様に光を当てていただけることを願っています。



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