かどの煙草屋までの旅 

路上散策で見つけた気になるものたち…
ちょっと昔の近代の風景に心惹かれます

愛知学院大学楠元学舎第1号館(千種区楠元町)

2009-09-27 | 名古屋の近代建築

■愛知学院大学楠元学舎第1号館(旧愛知中学校本館)/名古屋市千種区楠元町1
 竣工:昭和3年(1928)
 設計:佐藤三郎
 施工:西村工務店
 構造:鉄筋コンクリート2階
 *国指定登録有形文化財


城山八幡宮のこんもりした森のすぐ東側に愛知学院大学があります。
キャンパスの正面の入り口には、大学案内のパンフレットの表紙にぴったりのツタの絡まるクラッシクな西洋建築がどーんと言った感じで建っています。
渋い茶色のスクラッチタイルの外壁に、玄関窓の連続アーチと2階部分までの列柱を配した外観は、現代的なビルが建ち並ぶキャンパスでは、歴史の重みを感じさせる貴重な存在です。
時代が変わった現在だからこそ、この建物が持つ重厚な存在感は輝きを増し、これからも学生の記憶の中にしっかりと刻まれていくに違いありません。




■学校建築特有の横長の建物





 
■大きなアーチが特徴の玄関車寄せ


 



■当時流行の表面がざらざらのスクラッチタイルが渋い
車寄せの装飾も見所



■付け柱の柱頭飾り



■玄関内部~廊下の入り口はアーチがきってあります




■建物東側~右端は新築部分





■門や塀にもアールを付けた当時のデザインがうかがえます



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