名鉄鳴海駅から国道1号線を西へ向かい、天白川を渡った堤防道路を下った住宅街に、市内現存最古の学校建築があります。この地区の分教場として明治15年に建てられたもので、小学校の分教場と言っても、規模からすると寺小屋のようなもので、現在の小学校と比べるとまさに隔世の感があります。
全体としては和風の建物ですが、玄関には正方形の皿が3枚重なった柱頭飾りが付けられていて、いわゆる擬洋風と言う明治初期の洋風を取り入れた建築様式が見られます。現存する擬洋風建築としても、名古屋市内最古と言えるのではないでしょうか。現在は公会堂として、地域の住民の皆さんにより保存管理されているようで、雨戸がしっかり閉められていました。
■鳴尾公会堂(旧鳴尾学校)明治15年/名古屋市南区元鳴尾町153
■正方形の板3枚重ね柱頭飾りと、天井が網代式になっているのが特徴。
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私の住んでいる南区に名古屋最古の学校があったんですね。
一度、訪ねてみます。
これからも地域の遺産として末永く保存されるといいですね。