かどの煙草屋までの旅 

路上散策で見つけた気になるものたち…
ちょっと昔の近代の風景に心惹かれます

旧昭和塾堂(愛知学院大学大学院歯学研究科棟)千種区城山町

2009-09-28 | 名古屋の近代建築

■旧昭和塾堂(愛知学院大学大学院歯学研究科棟)/名古屋市千種区城山町90
 竣工年:昭和5年(1935)
 設計:黒川己喜、尾鍋邦彦
 施工:志水組
 構造:鉄筋コンクリート造地上2階、地下1階、塔4階

愛知学院大学の西側の城山八幡宮の境内に、変わった形の塔が建っています。
八角錐の望楼のような塔を持つ建物は、青年の精神修養教育の施設としてつくられたもので、上から見ても横から見ても「人」という字に見えるように配置されています。
洋風建築に和風を加味した独特のデザインで、東山の給水塔とともに、本山、覚王山界隈のランドマークとして歴史的景観に寄与しています。
戦後は愛知学院大学歯学部研究棟として使われています。



■城山八幡宮の森の中にそびえる旧昭和塾堂



■城山八幡宮の高台に立地(案内図左下)



■八幡宮側の入り口



■西側(姫池通側)入り口
斜面に建つため1階部分が地下になり実質2階建











■塔屋正面全景(人の字のまたの部分が玄関)
塔の4階には神殿が設けられた



■塔頂部の望楼~丸窓が和の雰囲気



■玄関正面



■玄関側面~大きなアーチ窓が印象的



■玄関を中心に入母屋屋根の翼部が左右に開く






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