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小牧市建築散歩~その1
名鉄小牧駅のすぐ南側に昭和初めの本格的洋館が残っています。
この地で毛織物業を始めた塚原嘉一によって昭和9年に建てられたもので、本宅は和風建築の3階建ですが、隣に併設された事務所は洋館建築で、木造2階建てのモルタル塗り、石積み状に目地を切った外壁の窓上に装飾を施し、玄関ポーチ上には手摺を廻した本格的な洋館仕様になっています。
当時は7000坪の敷地に本宅、事務所、工場、工員宿舎、裁縫女学校校舎などが建てられましたが、昭和51年に工場は閉鎖され、現在塚原毛織の建物としては、本宅、事務所、門、倉庫が現存しています。
◆旧塚原毛織事務所/小牧市中央2丁目
竣工:昭和9年(1934)
構造:木造2階建
撮影:2011/02/27
旧塚原毛織本宅の和館と事務所として使われた洋館
軒には玉飾りのパラペットを廻し、窓の上には半円形の装飾、中央にはマル嘉の紋が掲げられている
玄関車寄~上部は手摺を廻しバルコニーに、玄関扉も木製で当時のまま
玄関扉の上にはレリーフ状の見事な装飾が施されている
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