かどの煙草屋までの旅 

路上散策で見つけた気になるものたち…
ちょっと昔の近代の風景に心惹かれます

堀尾史蹟顕彰会館(丹羽郡大口町)

2013-04-03 | 尾張の近代建築

愛知県丹羽郡大口町を流れる五条川沿いの堀尾跡に木造下見板張りの洋風建築が建っています。
外壁は縦長の窓廻りを横板下見板張り、その下は縦張りの羽目板にして変化をつけ、窓の上下には木骨を見せる戦前の洋風下見板建築の定番様式です。
建物の中央に玄関を設けたシンメトリーな外観から、当初は公民館などの公共の建物として建てられた可能性もありますが、築年など詳細は一切不明で、現在は堀尾史蹟顕彰会館として使用されています。
大口町は堀尾一族発祥の地で、豊臣秀吉に仕え、後に松江藩主となった堀尾吉晴は特に有名で、邸宅跡は「堀尾跡公園」として整備されています。
また公園内には、小田原征伐で18歳の若さで死去した吉晴の子金助と母の物語で有名な裁断橋が復元されています。 


◆堀尾史蹟顕彰会館/愛知県丹羽郡大口町堀尾跡1丁目
 竣工:不詳(大正~昭和初期?)
 構造:木造平屋建
 撮影:2013/01/27








 



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