かどの煙草屋までの旅 

路上散策で見つけた気になるものたち…
ちょっと昔の近代の風景に心惹かれます

歩兵第18連隊営門(愛知県豊橋市)

2012-02-12 | まちかどの20世紀遺産

豊橋市公会堂を訪れた時にすぐ北側の豊橋公園入口で古い門を見つけました。
調べてみると明治19年(1886)に豊橋に移駐し、吉田城址(現豊橋公園)に兵営を置いていた歩兵第18連隊の営門と分かりました。
営門がいつ造られたかは定かではありませんが、戦前なのは間違いなく、現在も豊橋公園の正門として保存再活用されています。
老若男女が集う公園に残る旧陸軍の遺構は、戦争の記憶を風化させないで、後世に伝える役割を果たしているに違いありません。
ちなみに歩兵第18連隊は、昭和19年(1944)サイパンからグアムに転進、最後は玉砕して大部分の兵士が戦死したそうです。



 
営門の脇に残るコンクリート製の立哨小屋
豊橋市役所の西側にも連隊の煉瓦造の門が移築保存されています  



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