塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 平家物語 頼朝挙兵

2018-12-29 03:24:06 | ミュージアム巡り_2020
 次の挿絵は、「頼朝挙兵」。
 清盛は以仁王に与した三井寺(園城寺)を攻撃。南都(東大寺・興
福寺)との対立も深まってくる。
 清盛は後白河院を幽閉したまま安徳天皇を奉じて福原(神戸市)
への遷都を強行。そして、源頼朝挙兵の一報が福原に届く。
 頼朝は父の義朝の代に平治の乱に敗れ、罪人として伊豆国に流
されていた。関東勢力の北条氏と組み、伊豆国目代の山木兼隆を
襲撃。石橋山(小田原市)では大庭景親ら平家方の軍勢と抗戦する。
 登場する挿絵は、高尾山神護寺の僧・文覚に挙兵を促される頼
朝。文覚は亡き義朝の髑髏を頼朝に見せ、平家を追討し無念を晴
らすよう迫る。
国立公文書館(千代田区北の丸公園3-2)

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ミュージアム巡り 平家物語 以仁王の挙兵

2018-12-28 05:49:16 | ミュージアム巡り_2020
 ここからは、挿絵で紐解く平家物語の紹介となる。中世から琵琶
法師によって語り継がれてきた平家物語は、江戸時代に入ると商業
出版が始まり、初心者にも理解できるように挿絵入りとなる。
 江戸時代前期の本から抜粋された15点が展示されていた。その
内容は、絶頂を極めた平家一門の勢力が衰退していくシーンが続く。
 まずは「以仁王の挙兵」。
 後白河院と平清盛との間を取り持っていた重盛が若くして病死。
やがて院と清盛の関係は冷えていく。清盛は院を幽閉して朝廷の実
権を握り、建礼門院徳子の生んだ皇子(安徳天皇)を即位させる。
 清盛の専横に不満が募り、以仁王(後白河院の皇子)が平家追討の
令旨を発し、全国の武士や寺社がこれに呼応。最初に兵を挙げたの
は武将・源三位入道(源頼政)だった。
 頼政は以仁王を宇治平等院にかくまうものの、平家の大軍に攻め
られる。頼政は宇治川の橋桁を落として抗戦。ところが、宇治川を
突破され頼政は自害。以仁王も落ち延びる途中で討ち取られる。
 挿絵は、橋桁が落とされた橋上で、平家の軍勢に立ちはだかる浄
妙(下)と、平家武将の頭に手をついて前へ躍り出る一来法師(上)。

国立公文書館(千代田区北の丸公園3-2)

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Weekdayの麺処巡り 歩や で 味玉塩

2018-12-27 12:30:02 | 麺_2020
 本日のランチは、田端新町にある「らーめん処 歩や」へ。

 こちらはランチタイムには、麺の大盛りかライスがサービスされ
るので、メニューの中から「塩味玉らーめん」770円の麺大盛りで
オーダー。

 そして目の前に注目の一杯が着丼。以前のチャーシューは薄かっ
たのだが、分厚くなっておりとてもボリューミー。

 すすったスープもまろやかで進化の後が伺える。福島の製麺所の
特製麺はブリッとしてモチモチ。旨い一杯だった、ご馳走様。

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ミュージアム巡り 平家物語 源平闘諍録

2018-12-27 05:42:46 | ミュージアム巡り_2020
 次の書は、千葉氏を中心とした板東平氏の視点で記された逸話を
多く収録した「源平闘諍録」で、平家物語の諸本の内でも特異な内
容や表記を持っている。
 現在、巻一之上、巻一之下、巻五、巻八之上、巻八之下の5冊の
みが伝存している貴重な写本。
 展示書は、建武4年(1337)に書写されたものを、さらに文和4
年(1355)に書写されたものと推定される。
 その展示頁は、木曾義仲の最期の場面。源氏の家臣、那須与一が
扇の的を射る場面は欠けている。
国立公文書館(千代田区北の丸公園3-2)

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ミュージアム巡り 平家物語 慶長古活字版

2018-12-26 05:41:55 | ミュージアム巡り_2020
 次の書は、慶長年間(1596〜1615)に木活字を用いて出版された
古活字版の「源平盛衰記」。江戸時代に流布した源平盛衰記のほと
んどが慶長古活字版を底本としている。
 その内容は、平家物語の諸本よりも太平記や義経記に似ている。
 展示書は、国学者・岸本由豆流の旧蔵書で、信濃須坂藩主・堀直格
の手元にあった時期もあると伝わっている。全48巻48冊。
国立公文書館(千代田区北の丸公園3-2)

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