塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

Weekdayの麺処巡り 鯛塩そば灯花 で 紅ズワイガニ

2018-12-07 13:40:37 | 麺_2020
 新宿・舟町にある「鯛塩そば灯花」で、今週はじめから冬の限定
第1弾として鳥取県境港直送の「紅ズワイガニ塩らあ麺」980円が
振る舞われている。では、伺いましょう。

 鳥取の境港といえば、2016年4月23日に「がんこ一条流」の孫
代に当たる「がんこ華漸」(かぜん、店主はがんこ八代目の甥っ子さ
ん)に伺った後、境港に移動してさらに1軒の麺処と境港漁港の市
場を訪問して、旬は過ぎたが紅ズワイガニをキロで購入した思い出
が浮かんできた。

 さて、目の前にはそのベズワイガニの一杯と鯛めし190円が着丼。
器からは甲殻系のアロマが立ちのぼっており鼻腔をくすぐる。その
スープをすすると、日本海の海底表棚でうごめきあっただけに荒波
のように舌の上で四重奏を奏でてくれる。これは良いなあ、旨いな
あ。蟹しんじょやわかめ、大根おろしと相まってうまい旨い。

 残ったスープに鯛めしをぶち込んで、鯛や蟹の舞い踊りおじやで
フィニッシュ。ご馳走様。


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ミュージアム巡り 平家物語 謡本 実盛

2018-12-07 05:45:35 | ミュージアム巡り_2020
 次の書は江戸時代前期頃に書写された「謡本」全30冊の内の
1冊で、蒔絵の箱に収納されていたという。

 内容は次のとおり。
 加賀国篠原の里で念仏を勧める上人の元に、ひとりの老人が現
れる。その正体は篠原の戦いで討たれた平家方の武将・斎藤実盛
の亡霊だった。亡霊は自らの討死の有様を語り出す。
 応永21年(1414)頃、篠原に実盛の亡霊が現れたという噂が立
ち、これを知った世阿弥が平家物語を元に作った謡曲。文字の横
に付いた傍点は節付けの譜である。

挿絵は、実盛の首を池で洗うと白髪が現れた場面が描かれている。
実盛は戦いの前に老武者と侮られまいと白髪を染めて臨んでいた。
実盛は幼少期の義仲の命を救ったことがあり、白髪の実盛を見た
義仲が涙を流す場面(挿絵は延宝8年版の源平盛衰記より)。

 さらに「能楽図絵 実盛」(刊年:明治32年、絵師:月岡耕漁)
が展示されており、右上には髭を黒く染める実盛の様子が描かれ
ている。
国立公文書館(千代田区北の丸公園3-2)

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