塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 平家物語 天和2年版

2018-12-04 05:50:41 | ミュージアム巡り_2020
 次の書は、天和2年(1682)版の平家物語。全12巻12冊、外務
省旧蔵。
 展示頁では、壇ノ浦で入水した建礼門院が救出され、その後、
大原寂光院で子の安徳天皇や一門の亡き人を供養する日々を送る。
死の床に伏したとき、紫雲がたなびき阿弥陀如来が来迎したとい
う。

 建礼門院の出家から死に至る場面は、出版によって流布した物
語の最後に置かれており、物語は彼女の極楽往生によって幕を閉
じる。

刊年不明版の同物語には、死の床に伏す建礼門院と阿弥陀如来
の来迎が描かれていた。
国立公文書館(千代田区北の丸公園3-2)

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