塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 平家物語 吾妻鏡

2018-12-15 05:06:46 | ミュージアム巡り_2020
 「吾妻鏡」は鎌倉時代後期に編纂された歴史書で、日記や記録類
を参考に編まれたとされるが、多くは御家人達の家々に伝わってい
た言説を基にしていると考えられている。さらに平家物語と近似し
た記載も多く見られる。
 展示書は、寛永3年(1626)に出版された「新刊吾妻鏡」で、全
51冊、紅葉山文庫旧蔵。
 展示頁(治承4年・1180、12月28日条)には、平重衡による南都
焼討が記録されている。物語は清盛の病死を南都焼き討ちの報いと
述べ、重平についても罪業深い人物として地獄に落ちることをほの
めかし、苦悩する姿が描かれている。
国立公文書館(千代田区北の丸公園3-2)

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