日本のエネルギー開発や原子力発電を考えると、熱くなってしまいます。
政府は地球温暖化防止には原発は必要不可欠とし、「原発推進」をしています。この点は、同じ与党内の社民党が訴える「原発を切り札にせず、脱原発に向かうべきだ」という意見に、私は大賛成です。
これから、さらに原発を20基以上作ろうとしています。お隣、中国のエネルギー事情も大変なようで、日本よりはるかに多くの原発をつくる予定もあるようです。
人間とはどれだけ強欲なのでしょうか。自分のためだけ、利益だけ、経済回復にため他を犠牲にしてまでも利益を追求する時代はもう難しくなっているのではと思います。もし、それでも人間の欲求のおもむくままに開発を続けたら、地球は悲鳴をあげて自然治癒力を発動するのかもしれません。人間にとっては最悪の事態。
人間は何かを失わなければ、失敗しなければ、本当のところは理解できないのかもしれません。それとも古代文明が滅びたように、私たちも同じ徹を踏み、消滅しなければ、この経済活動、文明活動に歯止めが利かないのかもしれない…とも思うのです。
現政府には「今の経済状態を踏まえると、原発の力を借りざるを得ないのが現状。だが、将来的には脱原発を推進し、自然エネルギーをはじめ他のエネルギー開発に力を入れていきたい」というような内容の会見をして欲しかったと思います。
繰り返しますが、日本は地震地帯です。今後、東海を中心にした大地震なども予測されています。記憶にある方もあるかもしれませんが、ロシアのチェルノブイリ原発が事故で爆発を起こした事件がありました。
チェルノブイリ原発から周囲30kmは永遠に居住区として禁止されています。永遠にです。
万が一、これが日本で起きたらどうなるでしょうか
先祖から受け継いで来た、山紫水明、美しい山や川、海や森、多くの大自然が一瞬にして生物の地獄となってしまうのです。そのような権利が人間にあるのかな?とも感じます。
もう一度、自分の生活からエネルギーについて考える時に来ているのだと思います。
経済は一度消失しても何とかなりますが、地球や人間がダメになれば、そこからは何も生まれません。
そんなことを、最近の政府や官僚のエネルギー行政、経済界(原子力開発を巡る大企業の)の利益優先主義を見ていて思うのでした。
『言志四録』に曰く
≪一つの物事が道理に適っているかどうかを見て、全体の良し悪しを問わない。また、一時的な利害にこだわって、長い先の利益を考えない。政治が執るものがこうならば、国は危険な状態になる≫
長々と読んでいただき、ありがとうございます。
二葉鍼灸療院 田中良和
政府は地球温暖化防止には原発は必要不可欠とし、「原発推進」をしています。この点は、同じ与党内の社民党が訴える「原発を切り札にせず、脱原発に向かうべきだ」という意見に、私は大賛成です。
これから、さらに原発を20基以上作ろうとしています。お隣、中国のエネルギー事情も大変なようで、日本よりはるかに多くの原発をつくる予定もあるようです。
人間とはどれだけ強欲なのでしょうか。自分のためだけ、利益だけ、経済回復にため他を犠牲にしてまでも利益を追求する時代はもう難しくなっているのではと思います。もし、それでも人間の欲求のおもむくままに開発を続けたら、地球は悲鳴をあげて自然治癒力を発動するのかもしれません。人間にとっては最悪の事態。
人間は何かを失わなければ、失敗しなければ、本当のところは理解できないのかもしれません。それとも古代文明が滅びたように、私たちも同じ徹を踏み、消滅しなければ、この経済活動、文明活動に歯止めが利かないのかもしれない…とも思うのです。
現政府には「今の経済状態を踏まえると、原発の力を借りざるを得ないのが現状。だが、将来的には脱原発を推進し、自然エネルギーをはじめ他のエネルギー開発に力を入れていきたい」というような内容の会見をして欲しかったと思います。
繰り返しますが、日本は地震地帯です。今後、東海を中心にした大地震なども予測されています。記憶にある方もあるかもしれませんが、ロシアのチェルノブイリ原発が事故で爆発を起こした事件がありました。
チェルノブイリ原発から周囲30kmは永遠に居住区として禁止されています。永遠にです。
万が一、これが日本で起きたらどうなるでしょうか
先祖から受け継いで来た、山紫水明、美しい山や川、海や森、多くの大自然が一瞬にして生物の地獄となってしまうのです。そのような権利が人間にあるのかな?とも感じます。
もう一度、自分の生活からエネルギーについて考える時に来ているのだと思います。
経済は一度消失しても何とかなりますが、地球や人間がダメになれば、そこからは何も生まれません。
そんなことを、最近の政府や官僚のエネルギー行政、経済界(原子力開発を巡る大企業の)の利益優先主義を見ていて思うのでした。
『言志四録』に曰く
≪一つの物事が道理に適っているかどうかを見て、全体の良し悪しを問わない。また、一時的な利害にこだわって、長い先の利益を考えない。政治が執るものがこうならば、国は危険な状態になる≫
長々と読んでいただき、ありがとうございます。
二葉鍼灸療院 田中良和