二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

バンクーバー・オリンピック

2010年02月24日 | 運動
バンクーバー・オリンピックが連日、私が大好きな国、カナダ・バンクーバーの冷気を熱く変えるかのごとく熱戦が繰り広げられています。

日本も多くの選手が参加し、晴のオリンピックの大舞台で、自分が鍛練してきた成果を発揮しています。オリンピック前から注目されるような有名な選手もいれば、目立たない競技で頑張っている選手もいます。

新聞やテレビでは「メダル」について言われることが多いです。金が何個、銀が何個、銅が何個と。確かに勝負の世界ですし、勝つにこしたことはありませんよね。少しでも高得点、少しでも速く、少しでも遠くへ、それを競うのがオリンピックの場です。オリンピックに限らずスポーツの世界の目的です。

それに、不景気である世の中ですが、お金は常について回ります。ことにスポーツの世界では、競技により、活躍度により、注目度により、お金の集中度(スポンサーがつく、つかない)というのは雲泥の差があると思います。そんな実生活という面を考えても、少しでも活躍したいといのは当然のことです。

選手たちはオリンピックという大舞台で活躍するために、日々の地道なトレーニングを積み重ねています。人には言えない努力をしています。それくらい心も身体も限界まで追い込まないと、第一線で活躍し、超一流になることはできません。

自分の培ってきたパフォーマンスを存分に「この一瞬」の勝負に出し切るためには、筋力やスピードなどのパワー、柔軟性、手足の先まで神経が通っている動きを行う巧緻性、筋肉の状態や心肺能力などの持久性(スタミナ)、栄養状態、それを統括する脳力、いわゆる心の安定、心理状態(メンタル面)など、多くの条件が揃って初めて、自分の100%の力が発揮できます。

そこに、気候や場所(会場)などの条件がさらに自分の有利なものであれば、さらに上記の内的条件と重なり、120%の、自分では考えられないパワーが出て、奇跡的な結果を生むのかもしれませんね。

本日、フィギュア・スケートの女子ショートプログラムが行われました。日本の選手も美しい演技を披露してもらい感動しました。トップの韓国 キム・ヨナ選手、二位の日本 浅田真央 選手、二人は素人の自分が見ていても抜きん出て素晴らしかったと思いました。

バンクーバー・オリンピックまで、多くの調子の波はあったと思います。そして、厳しい練習を積んできていると思います。多くの好条件が重なり、自分の能力がいかんなく発揮された時、美しく、観ている人を魅了する演技が実現できるのでしょう。
そして、素人が見ても
「なんて、美しい動きをするんだ
「カッコいいな
「流れるような動きだな~
などと感動し、競技をやったことがある、ないに関わらず、スポーツの素晴らしさを感じることができるのだと思います。

応援するときは日本人ですから日本人選手を応援します。しかし、それを超越したスポーツにかける若者たちの情熱を、観て、感じることが、オリンピックなどの大会を観る醍醐味の一つだと思います。

結果、メダルが取れればそれにこしたことはありません。しかし、人生には失敗がつきものであるのと同様、すべての選手が自分の力を100%発揮できるわけではありません。失敗することも当然あります。
素晴らしい結果を出せた時はおおいに喜び、自分の能力を出し切れなかった選手にも大きな拍手を送り、これからを期待し、すべての選手をまた応援してあげることが大切かなと思います。

メダルが全てではないのですからね

そんなことを思いながらオリンピックを観ています。オリンピックも残りわずかですね。オリンピックは午前中に放映されますので、皆さんオリンピックを観戦するため、当院では、午前中はゆったり時間が流れ、午後がめちゃくちゃ忙しくなるのです。
そのせいではないかもしれませんが…

また、オリンピック選手になるかもしれない成長期のスポーツ選手に対して、鍼灸治療を通じてサポートできるという自分の仕事は本当に幸せだと、オリンピックを観てさらに実感するのです。

オリンピックに出場している選手たちが全力を出し切れるよう、最後まで応援しています 

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント (2)
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