二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

感謝への ふりかえ

2020年03月23日 | 言葉のちから 心のちから

 社会が騒がしい。そんな時こそ、自分の内面を見つめることが大切なのかもしれませんね

 自分自身でふりかえる、他人の視点でふりかえる、もう少し違った方向から見つめふりかえる、客観的に内面をふりかえり、人生を航行していければベストです。

 その時に大事なキーワードの一つは「感謝」ではないかと思います。

 

 病があろうが、運命が悪くなろうが、それを感謝と喜びにふりかえることです。

 そもそも病とか不運とかというものの原因を考えてください。

 何も自分に落ち度がなくして、病や不運が来るはずないのであります。

 つまり、原因あっての結果。

 ですから、お前の生き方には誤りがあるぞ、と自覚を促すために病なり不運なりが与えられたとしたら、これは大きな恵みですわ。

 それを考えたら、悩みどころか感謝にふりかえ、喜びで誤りを是正する方へと自分の心を積極的に振り向けることが一番必要でしょう。

 

 と、中村天風さんの言葉です。

 

 また、先日、テレビ番組で、金沢で全国で名を轟かせ、全国からお客様が食べにくる寿司屋、小松弥助の すし職人 森田一夫さんの特番がありました。

 その中で・・・(言葉は正確ではないかもしれませんので、ご容赦

 握った寿司をお客様に出す時は、「どうだ」ではなく、「どうぞ」という心で出す。

 自然の食材に感謝し、道具に感謝し、食べに来てくれるお客様に感謝し、すべてに感謝の心を持って握ることが大切。

 心や所作一つで、すしの味が変わってくると・・・

 

 そんなことをお話しておられました。

 

 全く、これは全ての仕事に通じますし、私たち職人の部類に入る仕事はとくに心に沁みる言葉だと思います。

 人生においても「感謝」の気持を大切にして、どんな時もこの気持ちが前面に出るように、心を綺麗に、新たにしていきたいですね

 

 最後までお読みいただき、ありがとうございます

 

二葉鍼灸療院(金沢)

 

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第100回全国高校野球選手権記念大会 トレーナー活動記 番外編

2020年03月20日 | 高校野球

 今回は番外編。

 写真は、いつもではありませんが甲子園から帰る時に、また甲子園に来ます 今回も、ありがとうございました と参拝する、バックスクリーンの裏手に在ります素盞嗚(スサノオウ)神社です。

 春夏とまた甲子園に来ることが出来るように参拝させていただきました

 

 こちら愛工大名電高校(愛知)倉野監督

 私は金沢で開業する前の3年半ほど、仕事のお休みの日は愛工大名電グランド(春日井市)へ行かせていただき、選手の施術をさせていただいておりました。丁度、前任の中村 豪監督から世代交代する時期でした。

 そんなことで今も定期戦などで星稜グランドに来た時や名電グランドにお邪魔した時には、ご挨拶させていただいております。

 写真は開会式の時に、ベスト8で戦いたいですねと話をしていたところ写真を撮らせていただきました。

 

 

 試合日程が第1試合の場合は、阪神バスがホテルまで迎えに来てくれます。もちろん帰りは全ての選手、関係者は阪神バスでホテルまで送ってもらえます。

 

 

 滞在が長くなると規程で運転手が数日交代になるそうですが、学校出発から到着まで北陸交通の川渕さんにバスを運転していただきます。

 バスの運転手さんは皆さん、運転技術はすごいものをお持ちですが、狭い道などを運転する時の技術や判断などはスゴイと感動します。乗車している時の信頼感、最高です

 

    

 1回戦の勝利後、スタッフの取り計らいで、京セラドームで行われていた、
西武ライオンズ  オリックスバッファローズの一戦を観戦。

 プロのプレーや応援も刺激になったかなと思います。いや気分転換でしょうかね

 

 番外編が終了し、第100回全国高校野球選手権記念大会のトレーナー活動記は終了。いい振返りが出来ました。
 次は、第49回明治神宮野球大会への道と本大会の報告とともに、振返りを行いたいと思っています。

 

 最後までお読みいただき、ありがとうございます

 

二葉鍼灸療院(金沢)

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金沢市立泉小学校「働く人が語る会」 生徒さんの反応

2020年03月20日 | 日常

 昨年、12月に金沢市立泉小学校の6年生を対象に、私の仕事について1時間ほどお話させていただきました

 その時のお礼状と生徒さんの感想が届き、ちょいと感動しております。

 この会の趣旨としては、いろんな職業の皆様の仕事の内容や考え方等を学ぶ場を設けているということでした。小学校でこんな話を聞ける場があるということは貴重だと思いますね

 今回は、泉小学校の教師に星稜高校時代の同期がおり、是非、鍼灸マッサージ師の仕事や星稜高校野球部トレーナーの話をして欲しいという依頼があり、実現しました。

 輝く未来の卵さん達に自分の仕事の話が出来ることは有難いことで、二つ返事で快諾したというのが経緯ですかね。

 話の内容は、鍼灸マッサージについて、星稜高校野球部トレーナー活動について、鍼灸マッサージ師になったきっかけ、第101回夏の甲子園大会について、私にとって仕事とは、そんなことをパワポを利用して披露しました。

 はじめは皆、緊張していたように見えましたが、話が進むにつれて、「このオッサンは何を言うために話をしているのか」という、真剣さというか、キラキラ感が目や態度を見て感じることができ、いい生徒さん達だな~としみじみ思いました。

 自分が小学校6年生(夕日寺小学校)の時は、どうだっただろう こんなしっかりしていただろうかと、懐かしさとともに、自分の小学校時代と比較しておりました。

 

 どんなことを感じてくれたのかな~と気になっていましたが、先日、「スポーツトレーナー 田中さん」ということで感想をいただきました。感激しましたの簡単に感想の内容を書きます

生徒さんの感想の要約

働くことについてプラスイメージになった

仕事について、深く考えることができた

一生懸命、野球をやりたい 野球に関わる仕事がしたい

仕事は人生に目的と、ワクワクと、成長を与えてくれるって勉強になった

改めてサッカー選手になりたいと思った

楽しいと思えるような仕事をしたい

仕事は人に喜んでもらえることを知った

鍼灸が約1400年前から日本で行われていたことにビックリ

失敗しても頑張っていれば何とかなる

「ありがとう」が仕事のやりがい

貴重なボールを見せていただいて感謝

お話を聞いて、あこがれる職業になりました

 

 本当に彼、彼女らの純粋な感性は素晴らしいなと思いました。心からこれらの感想が嬉しい

 そして、次に生徒さん達にお会いした時に、さらに自分自身もバージョンアップしておかなくてはいけないな~と発奮材料にもなりました。

 

 金沢市立泉小学校6年生の皆さん、お世話いただいた先生方、感想を送っていただき、ありがとうございます。 この6年生の皆様は、今年度、卒業ですよね。新型コロナウイルス感染症の影響で、卒業式や中学校入学式等、たいへんだと思いますが、これも人生の一つの大きなステップ材料だとして夢を実現して欲しいなと思っています。

 

 最後までお読みいただき、ありがとうございます 

 

二葉鍼灸療院(金沢)

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第100回全国高校野球選手権記念大会 トレーナー活動記 練習&トレーナー活動編2

2020年03月19日 | 高校野球

 日頃から、鍼灸業界のお仕事や行事がない時は、星稜高校野球部グランドへ練習や練習試合を見に行っておりました

 なんのためか、言わずとも知れた選手のプレー時の身体の動きや心身の状態を見に行くわけです。

 効果的な施術を行うには、いい動きになったな どうしてあんな動きになるんだ ということを観察して、確認しておくことが大切になります。痛みや不調があれば、その身体的原因は何かを考える材料にもなるわけです。

 

 甲子園での練習は、割り当てのグランドで約2時間ほど行われます。

 だいたい、前後に他の出場校が練習をしておりますので、じっくり練習できる時間は1時間半ほどでしょうか。その間に集中して行わなければなりません。

 そこでレギュラーもそうですが、集中力とパフォーマンスを発揮するのがサポートに回っている選手たちです。他の高校もそうかもしれませんが星稜高校野球部は、このサポートの選手達に仕事人が多いのです。だからレギュラーも安心してスムーズに練習をこなしていけます。

 

 特に大きなケガでもなければ練習中にトレーナー活動を行うことはありませんので、私も道具を運んだり、グランドを整備したりお手伝いさせていただきます。グランドをトンボで均していると何か気分が落ち着いてくるのはなぜでしょうか

 

 練習が始まれば、いろんな角度から選手を見るようにしています。

 私の体調も管理しながら・・・トレーナーが熱中症になったら洒落になりませんから。この夏の甲子園期間中トレーナー活動を行っていると、インド人に間違えられるほど真っ黒 になります。それほど日光に当たっているということですね

      

 練習に使わせていただいた球場の一つは、南港中央野球場(大阪市)です

 ここは人工芝の球場ですが、なかなか年季が入っていて、写真からも分かるかもしれませんが暑い

 どこの球場も暑いのですが、ここは何ゆえか暑く感じます。選手はどう感じているのか。

 

      

      

 続いて、JR尼崎駅にほど近い 尼崎記念公園野球場(ベイコム野球場 尼崎市)です。

 公園に総合スポーツ施設が集まっており、木々もたくさんあり、スポーツを行うにはいい環境だと思います。

 練習では、どうしてもサポート選手を中心に写真をとってしまう私です

 

      

      

      

 続いて、こちらは 球場正面の写真はなかなか絵にならない 津門野球場(西宮市)です。

 ここの駐車場に観光バスを入れる運転手の腕は素晴らしいというくらい入口が狭いところです。

 ここでは2日間、練習させていただきました。

 

 2回戦へ向かう前に練習にグランドをお借りした 兵庫県立宝塚東高校(宝塚市)さんです。

 ここは学校が少し高台にあり、午前中ということもあり、平地と比べ少し風があり涼しかったのです。

 実はここに落とし穴が・・・若干、ここでの水分補給が少なかったようにも感じました。

 あとの祭なのですが・・・

 ここではガンガンいい打球を飛ばしていたので、どんな試合になるのか楽しみでした

 

 練習でも、その年代その年代のチームカラーが出るんですよね。

 

 第100回に関しては、もう一つ番外編で振返り、記憶を記録しておきたいと思います。

 

 最後までお読みいただき、ありがとうございます

 

二葉鍼灸療院(金沢)

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第100回全国高校野球選手権記念大会 トレーナー活動記 練習&トレーナー活動編1

2020年03月17日 | 高校野球

 昨今は、新型コロナウイルス感染症の話題ばかりです

 第92回センバツ高校野球大会は戦後初の中止を余儀なくされました。この感染症拡大の状況では致し方ない判断であろうとは思います。

 しかし、秋の地方大会、地区大会を勝ち上がり、選抜された選手たちの気持ちを思うと、何とも言えない気持ちです。

 この選抜大会しか甲子園に出場する機会のない選手達もいるでしょう。様々な高校スポーツには全国大会出場という目標があり、それぞれの聖地があります。野球を愛し高校野球に情熱を傾けている高校生にとっては、甲子園は特別な聖地です夢にみる聖地です出場すると夢が広がる聖地です

 小さい頃から、あの場所を夢見て汗と涙を流し、技術を磨き、体力をつけます

 甲子園大会の運営や日程の問題や課題、困難があるでしょうが、高野連や主催者側の大人は、このまま終わらせるのではなく、子どもたちが「ご対応ありがとうございます」と大きな声でお礼が言える、そんな寛大で、感動する対応をお願いしたいと私は思っています。

 

 さて、本題に移ります。

 2018年(平成30年)、平成最後の夏の甲子園となったこの大会は、大阪桐蔭高校(大阪)が優勝で幕を閉じました。準優勝は、旋風を巻き起こした金足農業(秋田)でした。

 この年、前回もトレーナー活動記で書かせていただいたように、8月5日の開会式直後の第1試合となったので、地元の金沢市を8月4日の午後、車で出発しました。夕方に大阪の星稜高校野球部宿舎のホテルに到着し、その日の夕方から数名、身体サポートをさせていただきました。

 

 ホテルは1室をトレーナー室として割り当てられ、二人一度に施術を行います。

 施術終了後は、ここが自分の寝室にもなるんです

 また施術終了後は、施術やポイントをチェックするようにしています。

 また、試合の日と練習の日は、当たり前かもしれませんが、予定が全く違います。

 

私の第100回大会トレーナー活動 全日程

 8月4日 夕方  大阪の星稜高校野球部宿舎 到着(午前中は治療院で施術)。
         到着後、準備をして選手ケア。

 8月5日    1回戦 藤蔭高校(大分)

 8月6日まで  選手ケア

 8月7日    午前中に選手ケア。夜、金沢へ帰省。

 8月8日    金沢の治療院で一日施術。

 8月9日    早朝、金沢を出発し午前中に宿舎到着。夕方より活動開始。

         ~選手サポート~

 8月12日    2回戦 済美高校(愛媛)残念

 8月13日     午前に大阪出発。午後から治療院で施術開始。 

    

 練習の日は、練習時間の前後で余裕のある時に選手の施術を行います。練習後は必ずバッテリーから順に施術を行っていきます。

 練習日は、起床  練習前の処置  練習  昼食  必要な場合は練習  選手施術  夕食・ミーティング  選手施術  施術メモ書き・就寝、大凡このような流れでしょうか。

 試合の場合は、 起床  練習可能なら軽く練習  試合の2時間前に甲子園入り  選手は球場内でインタビューや練習・私は球場外で試合を待つ(席をとる)  試合  選手とともにバスで宿舎へ帰る  食事  選手施術  夕食・ミーティング  施術メモ書き・就寝、と細かくは少しずつ予定は変わりますが、このような流れになります。

 

 さて本大会はまず、暑い夏でした。気温の上昇具合が半端ないほどでした。星稜も1回戦で投手の奥川君の足の痙攣がありました。その他の他校の試合でも多くの選手が足を痙攣し処置するシーンが多く映像に映しだされました。

 大会前からの大きな目的の一つは、下肢の疲労をきっちり取り除き、動きやすい身体となるように施術を行うことでした。水分摂取や熱中症対策に関しては、基本的なことをそれなりに話してはいましたが、選手たちも分かっているだろうと思いやかましくは確認することはありませんでした。

 そんな油断が、2回戦でのトレーナーとしては屈辱的な惨劇となりました。

 投手の奥川君が足の痙攣のため5回で降板・・・血の気が引きました。

 8回裏、あの大逆転を許した回に登板していた竹谷君も足が痙攣していた・・・落ち込みました。

 ショートの内山君も1年生で頑張っていましたが最終打席ライト前ヒットを打って痙攣・・・んん~。

 後で聞くと、内野手でも熱中症気味だった選手がいたとか・・・悔し過ぎて言葉が出ない

 認識が甘かったとしか言いようがありません。ここ最近の夏の暑さ状況を考えれば、体調管理としては水分摂取や睡眠、体重減少、宿舎生活の空調や衣服、食事内容など、気をつけておかなければならに対策がたくさんありました。

 後日、金沢へ帰り、あまりにも悔しくて痙攣のメカニズムから熱中症、食事など多く勉強させていただきました。また機会があれば、こちらもアップしていきたいと思います。

 このトレーナーや選手の体調管理という点でも常に向上心を持って勉強しなければいけない。そして現場での経験を反省とし、同じ失敗を繰り返さないことが重要。しかし、あまりに負け方が劇的過ぎて、自分自身のトレーナーとしての未熟さに3倍増くらいの衝撃を受けた 私にとっては、そんな第100回大会でした。

 

 悪いことばかりではなく、帯同して選手の活躍に貢献できると本当に嬉しいものです。

 1回戦 4番の南保君はノーヒット。その時は調子が悪いのかなと思っていましたが、身体の動きは悪くありませんでした。話を聞くとスイングの時に「痛み」があり、しっかりバットが振れていませんでした。

 1回戦の勝利の後は、次の試合まで1週間ありましたので、それまで痛みの原因箇所を治しフルスイングできる施術に取り組みました。施術は微弱電流と鍼(ハリ)を利用しました。結果は試合2日前にはフルスイングしても痛みがなくなり、練習に集中することができました。
 結果は先制タイムリーも含め7打数4安打で、試合で負けはしましたが、高校野球史に残る試合に大きく貢献できたことは間違いありません。

 痛みを我慢して、その苦痛に打ち勝って成績や勝利を掴む。その精神は大事なことであり、最終的な勝負の分かれ目は精神力であると私は理解しています。しかし、痛みを我慢して度が過ぎたり、限界を超えていると、その場は凌げても障害が次段階に進み、治療のため長期の休養を余儀なくされる場合もあります。また、輝きある未来の活躍に陰りが出てくる場合もあります。

 そのような状況に陥らないために、私たちトレーナーや医師はじめ医療従事者がいるのです。痛みは身体からのサインです。そして我慢してプレーしても本人のパフォーマンスは本来のものが発揮されません。
 甲子園期間中は、試合出場ができないような大きなケガこそありませんでしたが、パフォーマンスを下げる身体状況、心の状況というのは存在します。その状況を選手のベスト、ベターな状態に近づけてあげるのが帯同トレーナーの役割です。


 

  施術風景を少し。こんな感じで施術を行っています。 

 

 トレーナーは、ドーピングの知識も持っていなければなりません。今はいろんな情報が行き交い、高校生でも両親や指導者、知り合いから、あれがいい、これがいいとサプリメントや漢方薬を持たされます。高校野球はそれほどドーピングは関係ありませんが、スポーツ現場では気を配る必要がある点ではあります。

 私は薬やサプリメントに関しては基本渡しません。もし渡すとしても上記等考慮することと、指導者に確認をとってからとなります。

 三枚目の写真は、見えにくいかもしれませんが頭に鍼を打っている写真です。鍼灸師の資格を持っているトレーナーの場合は、幅広い対応もできます。たとえば、寝つきが悪いなど睡眠の質を改善させたり、冷えや食べ合わせなどで起こる一時的な腹痛などにも対応できます。心の安定などにも鍼で対応する場合もあります。

 

 トレーナー室は高校野球やプロ野球、スポーツ番組をテレビで流しながら、リラックスできる雰囲気を作って施術を行うようにしています。ホテルの生活は快適なことは快適ですが、やはり自宅とは違いますし、気遣う点が多くあります。その点、滞在が長くなればなるほど選手に知らずのうちにストレスが生じてくるのです。そして、あの大観衆の甲子園で試合をするわけですから、普段の地方大会や地区大会と心身への負担は格段に違うのですね

 

 あと、星稜高校野球部(石川県代表校)の宿舎であるホテルのいい所は大浴場があるということです。部屋のユニットバスでは汗や土は流すことは出来ますが、ゆったりと疲労をとることはできません。その点は有難いなといつも感じております。

 そして、選手の状態を把握するためには練習で動きをみることは必須だと思います。練習で調子を聞きながら、時々、相談を受けながら現場でケアの計画を立てていきます。甲子園での練習時間は短いですが、その分、効率よく、目的をしっかり持って臨んでいます。ですから選手の身体や心の動きを見ながら、「あそこを、こう施術したらいいな」「ここは状態を聞きながらやっていこう」と思考できるわけです。

 そんな練習についての記事は、パート2で書きたいと思います。

 

 最後までお読みいただき、ありがとうございます

 

二葉鍼灸療院

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心の豊かな生活

2020年03月07日 | 言葉のちから 心のちから

 毎日のニュースは、まず新型コロナウイルス感染症の話題から始まるこの頃です

 

 ウイルスや細菌と人間は常に共存してきています。それが、人為的、自然的等、なんらかの要因が重なり合い、その関係が破綻をし始め、人間にとっては病気や死という状況を招くような社会状況に陥ります。

 今はそんな時なのかもしれません。

 

 もし、ウイルスに人格を宿すとしたら・・・

 彼らは、彼らがそうしたくて、彼らの意志で、人間を病気に陥れ、死を招くような状況に追い込んでいっているのでしょうか

 もしかしたら大自然のバランスをとるために起こしているのかもしれません。

 彼らだけでなく、人間側にも大きな要因となるものがいくつも存在するのだと感じます。

 現在の状況は、それらを知らせる大自然からのメッセージなのかもしれません。

 人間は、これまで感染症の歴史の中で、これらの状況を克服するため、様々な治療方法や薬剤を作ってきましたが、その戦いは今のところ終わっていません。

 このような状況を改善していくには、人間として何が大切なのか考えることも大切だと感じます。

 

 第92回センバツ高校野球大会(春の甲子園)の開催が議論されています。

 現在、人の意識や思考、行動が要因となって、関西でも多くの感染者が出始めております。

 大会関係者の皆様は、最悪の場合や状況は想定されていると思います。

 高校球児は、この高校野球の聖地を目指して汗や涙を土に染み込ませ努力しています。しかし、その聖地がクラスターの場所となってはいけないし、ここから再び全国へ拡散することは防がないといけません。

 甲子園球場内、宿泊、交通、多くの感染症対策に一つでも困難なのもがあるなら、選手の身体、そして社会状況を熟慮して開催を判断すべきかなと私は感じております。

 

 そして、どんな状況にあっても、心は程度の高い生活を心がけるようにしましょう

 閉塞感が充満している社会状況であるなら余計にです

 

 程度の高い生活  <中村天風 一日一話 中村天風財団[編]より>

 心の豊かな生活が一番程度の高い生活だ。

 物質が豊かなことを、あなた方は程度の高いと思ったら大間違いだよ。

 どんなに金があったって、どんなに贅沢のできる境涯にいたって、しょっちゅう悩みがあって、苦しみがあったら、けっして程度の高い生活をしているとは言わないんだよ。

 その生活を豊かにしようには、理想を気高くしなきゃだめなんだよねえ。

 他人の喜びを我が喜びとし、自分の言うこと行うことのすべてが人の世のためになることなんだ。

 

 気高い理想や心の豊かさの指標は、人それぞれ違うと思います。

 自分の心の気を養い、自分が自分がではなく、世のため、人のための方向に気を積み上げることが大事なのだと感じます。

 いつの世も、起る事象に偶然はなく、無駄なことや、意味のないことはないと言います。

 常に成長する糧を大自然や大いなる存在が与えてくれているものと理解して、気高く対応していくことが心を豊かにしていくのだと思います。

 

 最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

二葉鍼灸療院(金沢)

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