二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

青い鳥バレエ団 2008 Grand Festival 鑑賞

2008年11月26日 | 日常
11月23日(日)、金沢にある青い鳥バレエ団 モトシマエツコ研究所の主催する”AOITORI BALLET 2008 Grand Festival ~眠れる森の美女~”を鑑賞してきました。

外は雨が強く降っていましたが、会場のウエルシティ金沢(旧 厚生年金会館)は熱気が充満していました。やはり少女や若い女性、若いお母さん方のお客様が多かったですね。バレエ関係者が多いのか、皆さん歩いてる姿が美しいこと。お孫さんが出ているのを観にきている人生ベテランの方々もチラホラおみえになっていました。

私はクラシックバレエを観るのは初めてでした。よく足や腰の痛みで通院している患者さんが、青い鳥バレエ団に所属しており、今回、パンフレットに当院の応援広告を載せて頂いた関係もあり、患者さんのお母様から、時間があったら観に来てくださいとのことでしたので行かせて頂きました。

公演は、2時からの第一部の2時間しか都合により観ることができず残念でした。第二部が眠れる森の美女の演技だったので観たかった~。自分で初鑑賞はどう感じるのかな~と思っていましたが、「美しい」「素晴らしい」の一言でした。技術的なことなどは全く分からないですが、本当に美しく、素敵な芸術でした。

患者さんの女の子は、第一部でも何度か出演しました。「ジゼルよりペザントのパ・ド・ドゥ」という作品で、男性とペアで踊っていましたが、治療に来る時の彼女とは別人でした。いつもの治療に来る女の子ではなく、美しい女性でした。素敵でしたよ。楽しそうに演技しており、感動しました。


撮影禁止でしたので、パンフレットより彼女の写真を拝借 

感動しながら、「はは~こんな風に動くのか」「これは美しく見せれば、見せるほど重力に抵抗するように体に負担がかかるな~」「この美しい体をつくるには、やっぱり軸だな~」なんて思いながら観ていました。

じかに動きを観ることは大切です。これからの治療の参考にもなりましたしね

また、谷 桃子バレエ団と国立キエフバレエ団友好親善客演を迎えてということで、両バレエ団からも団員の方々が演技されていました。国立キエフバレエ団友好親善客演で演技されていた、タチアナ・ゴリャコーワさん(女性)とワジム・ブルタンさん(男性)の二人の演技は、キレがあり、ダイナミックで、かつ細かい動きに繊細さが感じられました。んん~ブラボーんん~素晴らしい、厳しい練習を重ねてるな~と思いました。

私の39年目の初体験のオ・ハ・ナ・シでした

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント

尊敬する人物 王 貞治さん

2008年11月26日 | 言葉のちから 心のちから
私は小学校4年生から高校3年生まで、下手くそでしたが、プロ野球選手を夢見て野球を続けてきました。また、今の仕事についたのも野球をやっていたからだと思っています。

その野球を始めるきっかけになったのが、第1回ワールド・ベースボール・クラッシック(WBC)で世界一になった王 貞治さんでした。王さんの姿をテレビを観て、本を読んで、そして野球が大好きになりました。そして、今も仕事として、野球に関わりをもってやらせて頂いております。感謝

王さんが、WBCの監督で世界一になった後に書かれた本より。

≪「絆」を作りたいと考えたとき、それは決して感情的に呼びかけてできるものではないと思う。日本の国旗を背負った一体感、というナショナリズムから簡単にできるものでもないと思う。まして、個人個人の都合の優先が存在している中ではありえない。

それは、今ここにいる仲間たちに「声」をかけるところから始まり、悩みを相談し、自分の役割を認識し、その役割に心から納得し、個人個人の成果から仲間たち全体の成果へとイメージを結び付けていく作業だと思う。この作業をあきらめずにしていくと、あるタイミングで「絆」の「輪」ができ、どうやらそこから先は人知を超えた現象になっていくように感じる。つまり、「絆」の「輪」のなかに「絆」の「場」が自然にできあがり、その「場」に居合わせる仲間たちは、その「場」のものすごいパワーを受けることができる。川崎の「神の手」といわれたプレイもそのパワーの賜物だったはずだ。

この「神の手」という言葉は非常に象徴的で、たとえば家族の「絆」がしっかりとできていれば、お母さんがなにげなく学校へ送り出す子供の肩に触れるその手は「神の手」であり、その家族全体の成果、つまり幸福につながっていく。そして、その家族は家族の「絆」の「場」となっていくと思う。ここでも、その土台作りには、相談、役割の認識、役割の納得、成果のイメージという手順が必要だろう。子供の一人ひとりにも、家族としての役割があり、その相談からすべては始まるのではないか。≫

『「絆」 王貞治の勝因とルーツ』 田中千鶴子 著


一つの道を貫き通し、人並み外れた努力で道を切り開いていく。打者としても868本という前人未到のホームランを放ち、監督になっても世界の頂点に立つという王貞治さん。胃ガンに罹られて時はたいへん心配しましたが、野球をやって死ねたら本望と思っておられるんではないかと思います。

王貞治という人物の歴史や人間像のすべては分かりませんが、生き方に関してはすべてが手本になると私は思っています。尊敬できる方です。人を惹きつける人は何かが違います。私も何かを求めて鍼灸の道を歩んでいきたいと思いました。いや~歩んでいきますよ

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント

新型インフルエンザについて ③

2008年11月22日 | 新型インフルエンザ
インフルエンザが流行する季節になってきました。「ワクチンうってきたわ」という人生ベテランの方がちらほらお見えになります。

まず、「風邪」と「インフルエンザ」は同様なウイルス感染なのですが、症状の強さ、体に対する毒性が違います。

風邪は咳、くしゃみ、鼻汁、のどの痛み、などの症状を中心に、頭痛や体のだるさなど、免疫力がかなりおちていると全身症状を伴うこともあります。

インフルエンザも症状は同じなのですが、風邪の症状に加え、強い発熱、関節痛、筋肉痛、頭痛など強い全身症状が現われ、気管支炎や肺炎を引き起こすこともあります。小児では、中耳炎や熱性ケイレンなども併発し、重症化するおそれもあります。

新型インフルエンザも、症状に関しては通常のインフルエンザと変わりはありません。違うのは体に入ってからの毒性が違うだけです。重症化しやすいということです。そして、幼児やお年寄りなど免疫力の弱っている、あるいは未完成な人に感染し、凄まじい速さで感染が拡大していくのがやっかいなのです。

インフルエンザのもう一つやっかいな所は、飛沫感染するということです。咳やくしゃみ、ツバなどにウイルスが蔓延り感染します。ですからインフルエンザにかかった時は外出を控えなければいけません。新型にしても同様です。他人にうつして感染を拡大しないことが何より大切になります。

治療としては、②で説明したような、抗インフルエンザ薬かワクチンということになります。今のところは大丈夫ですが、地域において新型インフルが疑われる状況に陥った場合や、高熱、全身痛などの症状が出た場合は、早急に医療機関を受診するようにして出来る限り外出を控えるようにしたほうがベターです。また、保健所などに設置される予定の発熱相談センターに連絡し、都道府県が指定する(対応できる)医療機関へ受診するようにしてくださいとのことです。

予防は、外出から帰宅後の手洗い、マスクの着用、流行地(アジアなど)への渡航は控える、人混みや繁華街への外出を控える、休養をしっかりとる、体力・免疫力の向上、バランスよく栄養をとる、など今まで言われてきたことと変わりはありません。「自分もうつらない、他人にもうつさない」これが感染拡大を抑えます。

現在、世界でわかっているウイルスは3800種類ほど存在します。これは分かっている数です。そして人間よりも古くからこの地球に住みついています。ウイルスと闘うと言われますが、ウイルスと共存していくことを考えることがインフルエンザはじめ様々な病気にならない体をつくれるのではないかと思います。

ここで、一つ、インフルエンザではありませんが、以前、マレーシアで多くの豚がアワを吹いて死ぬという奇病が広がったことがありました。また、その肉を食べた人が日本脳炎のような症状を発症することがあったそうです。調査した結果、この原因は”ニパウイルス”でした。なぜ、この病気が広がったのでしょうか

ブタを飼育するためには養豚場が必要です。豚が儲かると思った現地の人が原生林を切り開き、豚の養豚場を拡大していきました。すると原生林の中心部の岩山で暮らしていたフルーツコウモリが餌を失い、養豚場などを彷徨い、フンなどを落としていきます。そこにニパウイルスがいたのです。ニパウイルスはコウモリとは共存していました。しかし、他の動物では変異して毒性を発揮することがあるのです。コウモリにお世話になったニパウイルスが、自然と一体となり自分の必要な分だけフルーツであるエサを食していたのに場所を奪われた主人であるコウモリのため恩返しに、豚に感染したなんて昔話のようなことも想像してしまいます。人間の傲慢さ、欲が招いた結果だとも言えます。

上記のような話もあるのです。インフルエンザなども、実は原因はすべて人間にあるのかもしれません。

予防について触れましたが、やっぱり新型インフルエンザにかからないためには、日頃から身体の免疫力を向上させておくことが大切です。まず、①十分な睡眠で体の新陳代謝を高め、疲労を残さないこと ②しっかり両アゴで食べ物を噛んで食べること ③バランスの良い栄養をとること(野菜や果物、穀物、大豆、いも類など植物食を中心にし、ビタミン、ミネラルを十分にとる。タンパク源は魚が理想的ですが、お肉も少しだけならいいと思います) ③冷たいものを飲んだり食べたりしないようにする(腸管の機能が低下し、ここでつくられるリンパ球や免疫細胞、あるいは造血作用が低下し、体全体の免疫力が低下します) ④激しくない、適度な運動を心がける ⑤ゆっくり大きく呼吸を行い空気を体にたくさん取り入れること(横隔膜を動かすことにより、肺に多くの空気が入り、かつ陰圧で腹腔にも刺激が及びます)

そして、鍼灸治療を行うのも一つの方法です。自然治癒力(免疫力を含む)を高め、病気にならない体づくりの助けになります。当院はじめ東洋医学研究所グループの先生方は、日々このようなことを心がけながら治療していますので、健康になりたい 風邪やインフルエンザ、あるいは今回、取り上げた新型インフルエンザにかからない体をつくりたい と思う方は、どうぞご相談、ご来院してくださいね。 

孫子曰く『彼を知り己を知れば、百戦して殆うからず』と言われています。情報を知り、そして、自分の体もそれに耐えうる免疫力を身につけていれば、これで心配は激減するというものです。

長~く、長~くなってしまいましたが、皆さまの日常が、元気で幸せで楽しい一日となりますように願っています。

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント

新型インフルエンザについて ②

2008年11月22日 | 新型インフルエンザ
この新型インフルエンザに対して、11月19日の読売新聞(抜粋)には

新型インフル感染一人でも  都道府県内、一斉休校
                     (厚労省案)

≪流行が懸念されている新型インフルエンザについて、厚生労働省が準備している新しい指針案の内容が18日わかった。各都道府県内で1人でも患者が発生した場合には、その都道府県内の保育園から大学までの教育施設すべて一斉に休校とする。流行初期の柱となる対策で、地域で流行する前の早い段階に学校を閉鎖することで、流行の規模を少しでも小さく食い止めるのが狙い。

「一斉休校」は、早期対応の柱の一つで、対象となるのは、保育園、幼稚園、小中学校、高校、大学。すでに隣接地域で流行している場合には、流行前からの休校も知事などが最終決定できる。≫



厚生労働省や文部科学省はホームページなどを通じて、これまでの取り組みや対策について情報を発信しています。

新型インフルエンザの世界的大流行(パンデミック)とは、人類が免疫をもっていないため、安易にヒトからヒトへ感染するものであり、パンデミックが引き起こされ、大きな健康障害とこれに伴う社会的影響が懸念されます。国や自治体はこれに対し準備をすすめています。また、国民一人一人が準備をすすめ、発生時に適切に対応していくことが大切です。と厚労省のHPに書いてあります。

平成17年10月、厚生労働大臣を本部長とする「新型インフルエンザ対策推進本部」が設置され、新型インフルエンザに迅速に対応すべく様々な面での準備をすすめています。

政府は、もし流行した場合、国民の4分の1が感染、医療機関を受診する患者数は2500万人と仮定して対策を講じています。過去のアジア、スペインインフルエンザのデータに基づき集計すると、入院患者53~200万人、死亡者は17~64万人と推定されています。

新型インフルエンザの流行レベルは6段階あります。限定的なヒトからヒトへの感染ではフェーズ4、より広い範囲に連続して感染が広がった場合をフェーズ5、そして、世界的流行のパンデミック期がフェーズ6となっています。現在、患者が多いインドネシアのケースではフェーズ3までいきました。フェーズ5までいくと国境が封鎖されるようです。

現代のように、高速で、大量に、遠い距離を移動できることができるようになった便利さを利用しウイルスたちも移動していきます。

感染が広がる恐れがあり、外出が禁止される場合も想定されます。これが厚労省が言っていた社会的影響です。物質の流通が停滞することが予測され、地震などの備えと同様に、食料品や日用品の備蓄をしておくことが望ましいとされています。実際、そのように進めている企業や家庭も多くなっているようです。

新型インるエンザ自体に対しての対策としては、発生初段階で、その範囲が限られている場合においては、抗インフルエンザ薬の内服と移動制限を行うことで、流行の拡大を遅らせ、その間に次の対策(ワクチン開発)を講じることができるのではないかと言われています。

また、抗インフルエンザ薬を予防方法として内服も検討されているようです。

抗インフルエンザ薬は、現在2500万人分が国によって備蓄されています。子供に服用させると発狂してしまう副作用が報告された、あのタミフルのことです。予防薬として試験的に実施された場合は、それぞれが自分の体に責任を持って判断しなければいけません。

抗インフルエンザ薬は現在、スイスのロッシュ社の”タミフル”と、イギリスのグラクソ・スミス・クライン社の”リレンザ”しかありません。パンデミックが起きそうになったら、どうしてもこれらを使用しなければいけないことになります。

普通のインフルエンザに関しても、ワクチンが毎年のように接種されます。しかし、ウイルスというのは少しずつ形を変えて毎年やってきます。ですから効果となると… まあ、そのことはいいとして、この新型インフルエンザに対してのワクチンはヒトからヒトへの感染が確認されてからでないとつくることはできません。

今年の4月12日に、プレパンデミックワクチンというのが、関わりの深い医師や空港などの検疫職員などを対象に接種が開始されました。この効果は、現在のインフルエンザに対するワクチンと同様未知数です。プレパンデミックワクチンは、トリからヒトへ感染したウイルス、あるいはトリから分離されたウイルスを基に製造されたものです。これに対しパンデミックワクチンというのは、ヒトからヒトへの感染確認後、製造されるワクチンであり、この効果も未知数ですが今のところこれに代わる有効な方法はありません。

抗インフルエンザ薬にしてもプレパンデミックワクチンにしても国民にすべて行き渡るだけはありません。ワクチンは、治療にかかわる医師や看護師、電気や水道などライフラインに関わる仕事の人が優先的に投与されます。

アメリカは、もう数年も前から対策を講じ、すべての住民にワクチンを接種する取り組みが国家をあげてすすめられています。新型の発生から6か月以内にパンデミックワクチンを製造する体制、技術づくりに取り組んでいます。また、パンデミックが発生した場合、誰の命を救い、誰の命を犠牲にするかという、必ず起こるであろう”命の優先順位”というシビアな問題の検討も始められています。そして、様々な医療関係者が連携し、医師、看護師の確保、あるいは酸素呼吸器やベッドをすぐに準備できるような体制づくりにも着手しています。

日本はどこまで進んでいるのかは、私の勉強不足で把握していません。

③では、新型インフルエンザについての症状などを書きたいと思います。

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント

新型インフルエンザについて ①

2008年11月22日 | 新型インフルエンザ
このところ新聞などにたびたび記事が出たりする”新型インフルエンザ”についてご存じの方も多いと思われます。今、なぜ新型インフルエンザが話題になっているのか考えてみたいと思います。

現在、世界で新型インフルエンザの大流行(パンデミック)が懸念されています。いつ大流行してもおかしくない状況に、日本をはじめ世界のウイルス感染に関わる機関が情報を集め注意深く監視しています。

新型インフルエンザとは、鳥インフルエンザ(H5N1型)のウイルスが源となります。これは皆さん記憶にも新しいかと思いますが、京都や大阪、宮崎、岡山など各地の養鶏場で鳥インフルエンザが流行り(世界的に大流行)、数十万羽が大量処分されました。感染力が非常に高いため早急に処分したのです。

ウイルスも生き物(お腹に共存している細菌たちより小さい)ですから、環境に応じて生き残るために形を少しづつ変えていきます。それが鳥から人間に感染するように変異したのです。インドネシア、中国などアジアを中心に、アフリカなど各地に広がっています。なぜヨーロッパやアメリカに広がらないのか疑問なところもありますが。

2008年6月までに確認されているもので、世界で385人が鳥インフルエンザに感染し、243人が死亡しています。致命率は63%と非常に高くなっています(鳥が感染すると致命率は100%)。以前、ニュースでも十和田湖やサロマ湖などで白鳥の集団死が確認され、同じ種類のウイルスが見つかっています。渡り鳥から感染することはないと思いますが、死んだ鳥には極力触れないほうがいいようです。

さて、この鳥インフルエンザについて心配されているのが、ウイルスが変異しヒトからヒトへ感染する恐れが高まってきたからである。実際、ヒトからヒトへの感染は少ないながら確認されています。中国江蘇省南京市において昨年、ある家庭の父親(54歳)と息子(24歳)が鳥インフルエンザウイルスに感染し、息子が死亡した事案でした。中国側は今回の感染について「ウイルスの遺伝子変異はない」とされていますが、亡くなった息子さんの感染源など詳細が明らかでないため不安もあるようです。世界は、このヒトからヒトへの感染が広まったときを警戒しているのです。

人類はこの大流行(パンデミック)を経験しています。それは1918年、第一次世界大戦の末期、スペインのマドリッドで大流行した風邪、いわゆる「スペイン風邪」のことです。これは世界的な戦争という状況も手伝い、フランス、ドイツ、アメリカ、インド、日本など世界各国に拡がっていきました。当時は風邪とされていましたが、この感染源はカモのウイルスであって、これがヒトからヒトへ変異しました。これは、単なる風邪ではなく、「スペインインフルエンザ」だったのです。

ドイツ軍は1918年の7月、パリ近郊にまで迫ったが兵士たちが高熱に見舞われ、多くが銃の引き金もひけない状況となり大量投降しました。第一次世界大戦を終了に導いた大きな要因はこの「スペインインフルエンザ」だと言われています。

戦争終結後、各軍人、戦争に関係のあった人々が母国へ帰り、ヒトからヒトへ感染するように変異したウイルスを世界的に広めていきました。世界で4000万人以上の人が亡くなりました。ドイツで23万人、アメリカで55万人、最大の被害を受けたインドで1600万人の人がこのウイルス感染が原因で亡くなりました。

日本でも45万人もの人たちの命が失われました。こんなことを比較してはいけないかもしれませんが、関東大震災では10万人、東京大空襲でも10万人、広島・長崎の両原爆で22万人の尊い命が失われました。それよりもはるかに大勢の人が目に見えないウイルスによって命を失っています。

それから約80~90年たちました。このスペインウイルスは、その後も、形を少しずつ変化させながら、1957年にアジアインフルエンザ、1968年に香港インフルエンザ、1977年にソ連インフルエンザと小流行を繰り返しています。これらのウイルスは基本的にタンパク組成がH1N1型のウイルスであり、スペインウイルスなどと同じ系統であるため、人類はそれに対応する免疫力を身体の中に保持しています。だから大流行はしません。

しかし、今、問題になっている鳥インフルエンザはH5N1型という人類が未だかつて遭遇したことのない系統のウイルスであるため、身体が免疫力をもたないため、大流行(パンデミック)が心配されているのです。

このような情報も知っておくのと、知らないのとでは、もし万が一、大流行が起こった時の対応に差が出てきます。毎日、怯えながら生活する必要は全くないのですが、世界では最重要課題の一つとされていることを記憶して頂ければありがたいと思います。

先ほど、中国でヒトからヒトへの感染が報告されたと書きました。2008年8月8日、北京においてスポーツの祭典”オリンピック”が開催されました。その後、ハンディキャップをものともせず前向きにスポーツに取り組む方々の世界の祭典”パラリンピック”も開催されました。連日、今まで培ってきた成果を発揮し、素晴らしいアスリートの戦いを見ることができました。

それをさかのぼること、7月16日、中国のチンタオで1200人の方がウイルスが原因であろう症状によって亡くなったようです。16万人に感染が憂慮されたということもききました。チンタオには日本の企業が1135社も進出しています。そして、飛行機で、船で、列車で、多くの人が世界を、日本を行き来しています。これ一つ考えても、大流行する確率は高くなると思います。

世界、とくにアジアに進出している各企業は、この新型インフルエンザの情報、そして、社員に情報を周知し、大流行した時の対策マニュアルをつくっているところも多いようです。

また、日本でも鳥インフルエンザの感染で亡くなった方が3名おみえになるそうです。ヒトからヒトへ感染する変異は確認されていないので安心だということです。しかし、日本にもその足跡は少しずつ多くなってくることが予測されます。

長くなりましたので、日本の対策、世界では、症状についてなど、次に書いていきたいと思います。

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント

固定した見識に安住しないこと

2008年11月20日 | 言葉のちから 心のちから
人は安定、安全、安心、ゆっくり落ち着けるところが欲しいものです。また、居心地のよいところに、いつまでも居たいものです。

≪固定した見識を持つというのはよいことではない。一応の努力をして、一見識ができると、もうそれで満足してしまうのが、そもそもの誤りである。努力して、まずその出発点だけはしっかりと身につけ、あとはそれが実を結ぶようにと一生かかって修行することである。

自分が見出した道によって、これで十分と考えることは思いもよらぬことであり、あれでも不十分、これでもまだ不満足と、思い思って、一生の間、どうしたら真実の道に達することができようかと修行しなければならない。道というものは、ほかならぬ、この修行のなかにこそ見出されるものなのである。≫

『葉隠』 山本常朝・田代陣基 原著  神子 侃 編集


『葉隠』は約270年前に書かれた”武士の心構えに関する教え”であり、隠遁した佐賀鍋島藩士・山本常朝(つねとも)の七年間にわたる談話を同藩の後輩、田代陣基(つらもと)が筆録し、これを編集したものです。

「鍋島論語」とも言われ、武士だけでなく、現代社会においても学ぶべきことが多く、今なお愛読されている道徳、修身の書です。

「武士道といふは死ぬ事と見付けたり」の一節だけがあまりにも有名であり、誤解されがちですが、非常に人生に役立つ書物です。

『葉隠』の文章を読むと、なぜか師匠に諭されているように感じます。それもそのはず、東洋医学研究所の研修期間にはこの『葉隠』を熟読します。あの頃は、表面的、とりあえず読んでおけば…なんて思っていたところがありましたが、今、読み返してみると人生の基本、原則、理想など「なるほどな~」「そうか!」など啓発されるところが大です。

やはり師匠は先をよんで自分たちに教えを授けてくれているのだな~と、しみじみと師匠の大切さを実感します。こう感じるのは、私がやっと凡人くらいになったということかもしれませんね。

孔子もまた、二千年も前から「学んでいよいよ苦しみ、極めていよいよ迷う」と言っています。分かれば分かるほど人生の課題や宿題が見えてくるということなのでしょう。

「今」に満足せず、しかし、人生の課題を楽しみながら越えていきたいです

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント

2008 星稜、今期ラストゲーム

2008年11月20日 | 高校野球
11月16日(日)、星稜野球部、今期、最後の練習試合が行われました。あいにくの雨模様。石川県地方のお天気は最近、荒れ気味。皆の真剣さが神様に伝わったらしく、午前中1試合は行うことができました。感謝

~練習試合~

  星稜高岡商業(富山) 星稜高校野場


今期、最後の練習試合は1試合しかできませんでしたが内容のある試合だったと思います。両校にとってと言ったほうがよいでしょう。試合の中でお互い光るところがあり、また、反省すべき来年への課題ありで、小雨時々強い雨の中でしたが、面白い試合でした。



選手それぞれが来季への課題を意識し、何かを得ようとする姿があり非常に来年の夏が楽しみになりました。



そして、何にせよ皆が明るい これは非常に大切なことです。そしてチームのまとまりがある。皆で喜ぶところは喜び、皆で反省すべきところは反省する。これで2008年の練習試合、公式戦ともに終了しましたが、はやく選手たちが試合するところが見たいな~と気持ちだけが温かくなっている私でした。



私も来年、いやいや~明日のために、「今」を大切に、一所懸命がんばるぞと選手からパワーをもらいました。 

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント

食は健康長寿の源 ~伝統に学ぼう②~

2008年11月19日 | 食の智恵
①からの続きです。

≪かつて、成人病が少なく、長寿者の多かった棡原地区の伝統食を再確認し、さらに栄養学の立場からも総合的に検討し、伝統食との融合を配慮した、新しい長寿食の指針を見出すことの重要さを痛感した。以下要約してみると次の通りである。

一.伝統食に秘められた先人の知恵
 ①五穀文化の継承
 ②いも食文化の継承
 ③緑黄色野菜文化の継承
 ④醗酵食文化の継承
 ⑤伝統食の中に生きている食品配合の知恵の継承
 ⑥身土不ニ、一物全体食の継承

ニ.栄養学的にみた配慮
 ①生涯栄養からみた年齢相応の良質蛋白質の補完
 ②精白食品、加工食品摂取増加に伴う不足栄養素
  ビタミン、ミネラル、食物繊維の補完
 ③多種少食により、食品のバランスをとる
 ④伝統食品の調理による現代化
 ⑤ストレスに対する栄養学的配慮

戦後の日本人は、伝統的な日本の食事に異文化を取り入れ、国際的に多彩な食文化を育てつつあることは周知の通りであるが、嗜好の面だけでなく、健康および民族栄養学の立場から、何を伝承して何を取り入れるべきかを考えるときにきていると思う。あくまでも単なる模倣ではなく、その土地の風俗、習慣に基づいた食生活、つまり環境と人体の適応を考えつつ、身土不ニの食哲学によって選択し、自力で健康長寿への道を歩むべきではないだろうか。

長い歴史の中で、地域住民が人体実験を重ね作り上げてきた健康食を幻の食物としないように、謙虚にうけとめ、良い点はこれからの食生活にいかにして継承し、栄養学的立場から総合的に配慮し、これからの食生活の実践によって、戦後急増した成人病を予防し長寿への道を歩むことが出来ると信ずる。≫

『長寿村・短命化 医と食からみた棡原の六〇年』
             古守豊甫 鷹觜テル 著


伝統的な「和食」を見直すことでバランスの良い栄養がとれます。それに若干の良質蛋白質の摂取を考えるということ、そして少食(これはよく噛めということなのでしょう)、身土不ニ、一物全体食を基本に食を組み立てることが、これからの「食」には大切なのでしょう。

そして「お米」は玄米がいいようですが、玄米も昔と今とでは脱穀方法が違うようです。現在の七分付き米が昔の玄米のようです。玄米には発芽抑制物質であるアブシジン酸やフィチン酸が含まれます。これは腸管に入り悪玉菌有利にさせ腸内環境を悪化させてしまう作用があるようです。玄米を食べているのに~思わしくないと思っている人は考えてみる必要があるかもしれません。

健康長寿は自分で責任を持って実現しましょう。
病気は薬が治すのでも、医師が治すのでも、鍼灸師が治すのでもありません。ご自分の身体の中に存在する自然治癒力が治すのです。健康またしかり。その大きな原動力の一つが「食」ですね。

さあ、日本の伝統食を見直し健康になりましょう

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント (4)

食は健康長寿の源 ~伝統に学ぼう①~

2008年11月18日 | 食の智恵
11月15日(土)読売新聞 「ショック 食」より。

≪読売新聞は今秋、読者参加の食卓調査「にっぽんの食卓」を実施、約500食の写真を集めた。写真からは、煮炊きをしない家庭、好物をバラバラに食べる家庭など、多様な食生活がうかがえる。「子供は外出、夫の帰宅は遅く、夕食は買ってきた総菜を一人で」(46歳 女性)。家族の変化も映し出される。
                
「一汁三菜」…ご飯とお汁、おかずと香の物で成り立っていた庶民の食は、高度経済成長を経て急速に崩れていく。銘々皿が大盛りになり、学校給食の影響で、パンと焼き魚と牛乳が並ぶ。清涼飲料水のペットボトルが汁椀に取って代った。タンパク質、脂質、炭水化物のバランスがとれた「和食」の伝統が消えつつある。
                
今はダイニングテーブルに大皿が並び、企業戦士の父は帰らず、テレビの音が流れ、携帯電話で対話する。しつけが崩壊し、それぞれが好きな物を食べ、共食の必然性がなくなった。日本人は食卓の変化を受け入れてきたが、その柔軟さゆえに、情報に踊らされ、生活習慣病が増え、格差が広がった。コミュニケーションがない食はやせ細る。「食事とは何か」の核を見直す時が来ている。≫


また、11月18日(火)、同じ読売新聞より。

≪最近、イカの塩辛の塩分を減らして食中毒を起こした事例があった。伝統的な塩辛は、常温でも食中毒菌が繁殖しにくくなる「食の安全」も保証していた。その知識を受け継がないと危険な事態を招く。
調理や鮮度の変化などで食べ物のおいしさがどう変わるかを考えるのが調理科学の基本だ。日本人が経験的に得てきた昔ながらの知恵は重要である。それが断絶すると日本の食の未来はどうなるのだろうか。≫

                 

記事の一部を抜粋させて頂きましたが、「食」というものも時代とともに変化すると言えばそうなのですが、その結果が生活習慣病が蔓延し、さらにガンにかかる人も増え、2015年には死因の2分の1を占めるまでになるとも予測されています。また死亡する人の数は減りましたが、脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など)を発症する人数は増加しています。腎臓透析の患者さんも増えています。

その大きな原因の一つに「食」があるのではないでしょうか

また、食卓は行儀や作法、躾の場でもあります。また、栄養となる食物に感謝する場でもあります。そして、家族が団欒し、一日の始め、締めくくりにコミュニケーションする場でもあります。戦後の急速な核家族化もこの家族団欒の場を崩した原因でもあります。父母がいない時はおじいちゃん、おばあちゃんが、子供たちとコミュニケーションをとっていました。

食卓は幸せを感じる場でもあるのです。そうすれば体の中に入った栄養はさらに栄養価の高いものとなるのではないでしょうか。そして、食事をつくったお母さんも皆が美味しく食べてくれると、嬉しくて生きがいを感じるのかもしれませんね。

さて、戦前は日本有数の長寿村とされてきたところに、山梨県上野原村棡原(ゆずりはら)がありました。その棡原地区の長寿たるゆえん、また、戦後、近代化の波にのって急速に食が変化し短命化をたどっていった理由を、昭和元年から約60年間の食生活の変化と死亡原因を調査することによって、地域住民の疾病構造や健康状態においてどのような影響があったかを調査分析し書かれた書籍があります。

その中より

≪周知のように日本人の食生活は、昭和20年の敗戦を契機として大きく変化した。一口で言えば、窮乏の二十年代、充足の三十年代、過剰の四十年代を経て現在に至っている。食生活サイドからみれば、現在は飽食と偏食の共存である。
                 

人生の過程に起こるいろいろな病気をさけ、老人の命とりと言われる脳卒中、心臓病、ガン等を乗り越え、一世紀近く生き抜いた、昔の棡原地区住民の食生活は、これからの食生活の指標として価値あるものと信じ、いろいろな角度から12年間検討してきた。
棡原の食生活は、戦後急速に変化し、かつての長寿村特有の主食であった大麦、ヒエ、キビ、小麦、その他の雑穀や、いも類が減少し、逆に動物性食品、砂糖、嗜好飲料が増加してきた。このような食生活の変遷の影で、大きな変動を示したのは、ビタミン、ミネラル、脂肪、コレステロール、食物繊維の摂取であろう。こうした変化が近年、成人病の発症に大いに関与しているように思われる。たしかに近代化が進み白米を中心とする精白食品等のおいしいものに食卓が占領された飽食文化の中で住民の健康は退化していく傾向が見られる。≫

『長寿村・短命化の教訓 医と食からみた棡原の六〇年』
                古守豊甫 鷹觜テル 著


日本の伝統食にこそ、日本人の健康長寿の秘訣があるのだと思います。その地方に適した「食」が。基本がしっかりしていれば、ダイエットだからとバナナに競って飛びつくこともなくなるのではないでしょうか。

それでは、どんな「食」を目指すべきか要約を書きますと~②へ続く。

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント

マザーテレサ&ダライ・ラマ・・・愛

2008年11月17日 | 言葉のちから 心のちから
最近はニュースというと、世界の金融、目を覆いたくなるような不快な事件、偽装などなど、テレビを消したくなるようなことばかりです。

日本でも経済格差のことが問題視されていますが、世界に目を向けると、さらに悲惨な状態になっています。書き出したらきりがありません。

さて、物質的に豊かになった日本人。豊かな食糧、車やテレビをつくる原料は、ほとんどが輸入です。水や電気も自分で川に汲みにいったり、作ったりしていません。皆、繋がりの中で生きています。

そう、日本の、世界のすべての人は繋がって生きています。65億のすべての人が地球という惑星にすむ地球人です。

≪何度でも飽くことなく繰り返して言います。貧しい人々が求めているのは、憐れみでなく愛なのです。彼らは自分たちの人間としての尊厳に敬意を払ってほしいのです。そして彼らが有している尊厳は、他の人間のそれと全く同じ質と量の尊厳なのです。≫

『マザー・テレサ 愛と祈りの言葉』
       ホセ・ルイス・ゴンザレス・バラド 編

≪裕福であれ貧しくあれ、教育をうけていてもいなくても、どの国家に、どの宗教に属していようと、どのイデオロギーを信じていようと、最終的に私たち一人ひとりは、他の誰とも変わらない一人の人類にすぎないのです。
私たちすべては幸福を望み、そして苦しみは望みません。≫

『ゆるす言葉』 ダライ・ラマ14世 著


世界のどこの人もみんな同じ人間なのです。
自分だけが優れているという特別な人もいません。
他人と比べる必要もありません。
自分の内をみつめることは大切です。
自分の内をみつめると全てとの繋がりが見えてきます。
今はアンテナを張っていれば大切な情報を得ることができます。
少し視野を広げて世界の人たちのことを考えてみます。
そこに意識を向けただけで空気は変化します。
そして、愛や思いやりの心を実践してみます。
すると他人のことなのになぜか自分が幸福になります。
地球ではみんな繋がって生きてます。

マザー・テレサ、ダライ・ラマ14世、世界で愛を実践されている方々の言葉はあたたかいですね。そして信念と真実を感じます。

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント

妊婦さ~ん、大丈夫??

2008年11月16日 | 日常
昨日、夜に用事を済ませた後、ファミレスで一人休憩してました。軽い食事をしながら本を少し読んでいると、お隣の席に若い妊婦さんがこちらもお一人で着席されました。

”よかったね~貴重な命を授かって~”と心の中で思っていました。

読書を継続。

彼女は、エビフライとハンバーグ、リゾットを頼まれ、その後、メキシカン・ケサディーア、バナナクレープを注文されていました。

またまた心の中で、”そんなに~、大丈夫~、一人の体ではないのよ~”と旦那さんではありませんが心配してしまいました。

これは、おせっかいなことですかね。でも、医療や健康を仕事とする私にとっては、おせっかいなことではありません。いろいろな事情があると思うので口にしては言いませんでしたが(当たり前ですよね~)、本当に心配になりました。お母さんの体も、胎児の体もです。

精子と卵子が出会い受精し、胎児となり、産道を通り、この世に生まれ出てくるまでの十月十日(約300日)、赤ちゃんは、お母さんの胎内で5億年の進化の歴史を再現すると言われています。これは成長の形態を見れば納得します。

原始の海に単細胞生物であった受精卵が、どんどん卵割し多細胞生物となり、心臓が動き出し30日くらいで魚類になります。それから両生類、手が生え、足が生え爬虫類となり、哺乳類、そしてやがて人になっていきます。

そんな壮大なスケールの進化の歴史がお腹の中で営まれているのです。生命というのは神秘的です。ですから、それだけエネルギーが必要となるのです。エネルギーは母体から胎盤を通じて胎児に与えられます。

これこそ血の繋がりであり。母子関係の奥深さはここでもう形成されています。お母さんが食べた食物は腸を通して様々な栄養となり胎児に与えられます。お母さんが

同じものばかり食べて偏食したり
よく噛まないで食べたり
冷えたものを多く食べお腹(腸)を冷やしたり
肉類など蛋白源を噛まずに、多量に食べたり
胎児の栄養だとたくさん食べすぎたり

そうすると、胎児やお母さんの体もアトピーになりやすかったり、奇形になったり、病気になりやす体質になると言われています。食べ過ぎ、噛まない、腸を冷やすなど、これらは小腸での免疫機能を著しく低下させ、体に毒となるものを未消化のまま血液中に吸収させたり、たんぱく質などアレルゲンを物質転換することなくそのまま吸収させアレルゲンを体内(血液中)に蔓延させたりします。

お母さんの血液=胎児の血液&体液と考えると、胎児にどんな影響が及ぶかご理解できると思います。

初期の胎児は稚魚のような形をしていますが、これは古代の装飾品である勾玉(まがたま)のようでもあります。これは古代から継続している天皇家の皇位継承の時に授受される三種の神器の一つでもあるのです。

勾玉は我が国の特有なものであるようですが、数千年の昔からこの胎児の形が「生命と魂の象徴」であることを知っていたと考えると、さらに、ご先祖、歴史に感謝しないといけませんよね。

ちなみに三種の神器とは、八咫鏡(やたのかがみ:鏡で三徳の知を現わす)、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま:仁を現わす)、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ:剣で勇を現わす)です。

腸を健康に保つことは万病を防ぎます。とくに妊婦さんは胎児の生命も預かっているのですから、特に腸を健康にしてくださいね

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント (2)

伊那食品工業の経営に感動 ①

2008年11月15日 | 経営って何?!
鍼灸治療院は経営について学ばなくてもよいのか、最近、常に考えます。自営業だし、院長なのだから考えるのは当たり前ですが、経営を学ぶとはどういうことなのか?自分なりに考えていきたいと思っています。

長野県に、昭和33年に創業された伊那食品工業という会社があります。寒天メーカーという斜陽産業でありながら、創業以来48年間、連続で増収増益という記録を打ち立てた会社です。国内のマーケットの80%、世界で15%のシェアを誇る、いわば寒天メーカーの世界のトップまで上り詰めたといえる会社です。

増収は売上高のことですから、難しいですが可能です。しかし増益は、利益額そのものも伸びている、それも50年近く連続してというのは驚異的なことだそうです。

≪しかし、今は会長になられた前社長の塚越寛さんは、「48年間増収増益を続けている優良企業」という伊那食品工業の紹介のされ方は好きではないと言います。増収増益を目標に掲げて経営しているわけではなく、たまたまの結果にすぎないからだそうです。

それよりも、48年間、社員を雇い社員の給料とボーナスを上げ続けてきたことを誇りにしたいというのです。

このことは、伊那食品工業の経営の正しさの証であり、いかに時代を見、時代を創ってきたか、社員満足度と顧客満足度の高い会社かということの証と言えるでしょう。

しかもこの会社が扱っているのは、ハイテクでもナノテクでもなく、「寒天」です。新しいものばかり追いがちな、今どきの多くの企業も参考にすべき会社だと思います。≫



正しい経営理念を持ち、実践することが会社として大切だということでしょう。正しいとは、社員やお客さんが満足できる、そこに心を配ることが経営者にとって大切なことであり、正しい経営なんだと思います。そこには真我はあるが自我はなく、会長さんの言葉一つとってもすごく謙虚で、思いやりがあります。

そんな経営を私もしていきたいです。

≪寒天の市場は、決して成長マーケットとはいえません。工業統計で寒天について調べればすぐわかりますが、全体としては右肩下がりです。しかしこの会社は、そんな寒天をベースにしながら売上げが伸びているのです。つまり、寒天の生産量とは違う伸びを示しているのです。

同社は、寒天を使いながらも原材料の比率を少なくしています。原材料への投入額が少なくなれば、当然、売上高そのものは下がるはずです。しかし同社は、斜陽産業である寒天に時代にあった新しい付加価値をどんどんつけながら、数字を伸ばしているのです。

「伝統産業は時代が変わってしまったらダメだ」というのではなく、それを守りながら、さらに新しい価値をつけて商品価値を高めていくということを行っているのが伊那食品工業です。こうした経営のやり方は、多くの中小企業の経営者に、夢と希望を与えるのではないでしょうか。≫

『日本で一番大切にしたい会社』 坂本光司 著(同上)


私たちの治療にしても完璧ということは考えられません。時代も流れていきます。医学は日々進歩し、遺伝子など先端医学などでは新しい発見がどんどん生まれています。遺伝子などの小さいものから、銀河系や宇宙など大きいものまで様々な情報が自分のアンテナさえ感度良好であればキャッチできる世の中です。

その点、私の師匠の東洋医学研究所所長、黒野先生は時代の先を読み、臨床に研究に実践され成果を出してきました。また先端医学の情報も敏感にキャッチされ大切さを訴えています。東洋医学に繋がるところがあるということでしょう。また、東洋医学本来の考え方、様々な情報から全体を捉え、身体、心、あるいはその中に流れる見えいない大切なものも意識され診療されています。

そんなことが経営にも繋がっていくのかもしれません。新しい情報などを常に取り入れ、それを基本(伝統や哲学、思考、技術、人間性など)の元に発展させ、世の中の人々のために生かされていくのかもしれません。

世の中の事象は、経営はじめすべてが繋がりを持っているのではないでしょうか。

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント

病にも感謝できると・・・

2008年11月13日 | 言葉のちから 心のちから
自分の内にその原因をみつけることができます。それは誰のせいでもなく自分の中にこそその根本をみつけることができます。

そうすれば、一転、そこから展開される人生は光り輝くものになるとは思いませんか。

≪病は、体の中の異変を教えてくれる貴重なサインの現れです。そのサインや症状があるからこそ、
「あっ、自分の体に、どこか悪いところがあったんだな」
「お医者さんに行かないと…」
「体に無理をさせていたようだ。休養しないと…」
というようなことがわかるわけで、だからこそ、そこから改善できるわけです。

だから病気になったということは、悲しいことでも、悲観的になることでもなく(もちろん、その病になってしまったことで、辛さや痛みがあったりするわけですが)、そもそもその病気にならなかったら、そのまま命をとられたかもしれないわけです。だから、症状が出てくれたおかげで、治すきっかけを与えられたということは感謝であり、大病をした人の中には、その後、本当に健康のありがたさがイヤというほどわかり、体を大事にすることを覚えた人や、この命があることの素晴らしさを感動的に知った人もいるのです。

すべてのイヤなことは、なんでもかんでもが諸悪なことではなく、その人の状態や状況から、良い方向に導くための必要課題であり、通過必須項目であったりします。

体はいつも、あなたを守るために、いろいろな変化や症状を、例え少しでも、軽い時からでも出しているのですが、体に目を向ける思いやりがないと、出されているサインに気づくことが遅れ、大事にいたったりもするわけです。疲れたなと思ったら、早く仕事を切り上げたり、早めに寝たり、ゆっくり休養をとったり、栄養のあるものを食べたりして、いたわることが大切なのです。

自分の体に感謝のない人は、それを感じていても、無視したり、なんのこれしきと無理を重ねがちですが、体があなたを生かそう、守ろうと、無言の中、懸命に働いてくれていることに感謝の思いがあったなら、恐れるようなことは起こるはずもなく、健康で、元気な状態をキープすることも簡単になってくるのです。≫

『ありがとうの魔法力』 佳川奈未 著


身体は約60兆個の細胞で成り立っています。24歳で完成した身体は、その後、リモデリング(新陳代謝)を命が尽きるまで繰り返します。ですからヒトは長ければ100年もの人生を歩むことができます。

「未病治」東洋医学ではよく使われる言葉です。数千年の昔から東洋では「未だ病まざる病を已(い)す」という予防医学を実践してきました。大病を患う前に対処するということです。

現代は、自然に則した生活、心、習慣、感覚などが急速に失われ、ストレスというものが世の中に充満するようになり、それが原因での病が急増しています。そして心身一如、心が乱れれば体が乱れ、体が乱れれば心が乱れ、病も複雑化してきています。

身体では睡眠時に1兆個もの細胞が、古くなったものと新しいものが入れ替わり(新陳代謝)、目が覚めた時には60分の1が新しいものに生まれ変わっているのです。神秘的ですよね。感謝してもしきれませんね。だから睡眠は大切なのです。

自分の体に感謝して、自分の体の内なる声も聞いてみることも大切なことです。
そして、鍼灸治療で、病になる前に身体のメンテナンスを行うのも一つの方法ですよ。

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント (2)

ロシア原子力潜水艦事故から横須賀の問題を考えてみる ②

2008年11月12日 | 社会
原子力空母の原子炉でも、原子力発電の原子炉でも、原子炉の役目は、核分裂の連鎖反応を継続的に起こさせることです。これを「臨界」と言います。

原子力空母が危険なところは、原子力発電とは、原子力に使われるウラン235の濃縮の方法に違いがあるのです。通常、原子力発電は核の暴走を防ぐため濃縮度は3~5%に抑えられています。それでもチェルノブイリなどの大事故が起きるのです(周囲30kmは居住区として永久に使用できません)。空母の場合は、97%にまで濃縮度を高め、長期間燃料交換しないですむようにしています。ちなみに核兵器の濃縮度は90%です。

ということは20~25年分の核廃棄物(死の灰)がジョージ・ワシントンの館内に貯蔵されるということになります。

危険だとされる原子力発電所には厳しい審査がなされますが(審査されても今の技術では核や核廃棄物への対応は非常に危険です)、原子力空母の場合は全く審査がありません。米国の報告をそのまま受け入れるだけです。これで安全なのでしょうか。

日本は地震大国です。ただでさえ、東海沖地震や関東に大きな地震が起きる可能性が指摘されています。

横須賀のある三浦半島から東京湾にかけては、フィリピンプレート、ユーラシアプレート、相模トラフなどの地震が起こりやすい要素があり、三浦半島には、北武断層や武山断層など要注意断層があり近い将来活動すると予測もされています。

このような場所に、それも不安定な海上に、原子力兵器が浮かんでおり、万が一、大地震が起き原子炉に事故が起きた場合はどうなるのでしょうか。自然の力を甘くみていてはたいへんなことになります。

『東京湾の原子力空母』という書籍(新泉社 原子力空母横須賀母港化を許さない全国連絡会 編)の中に、ある様々な設定の元、被害が予測されてありました。爆心地(ジョージ・ワシントン)から8km圏内には、33分で放射能雲が到達し放射能量は7シーベルトに達し全員死亡。13km圏内は3シーベルトに達し半数が死亡。26km圏内では著しい急性障害が発症し、一部死亡。60km圏内では250mmシーベルトで脱毛、嘔吐、めまい、白血球異常が起こります。165km圏内では50mmシーベルトとなり職業人の年間放射線量に達します。165kmというとほぼ関東全域と長野、静岡の一部にまで及びます。この被曝量だとガンによる死亡者が24~32万人になると予測できるそうです。これは低く見積もってです。風向きや気象条件などにも左右されますがね。

横須賀市では100万人の死傷者が出るとの予測もあります。

これらはあくまでも予測ですが100%起きないとも限りません。ジョージ・ワシントンがいなければ100%起きません。もし自分が住民だったら大反対です。ただでさえ社会にしても、経済にしても安心して暮らすことのできない世の中になっているのに、さらに不安材料が自分の目の前にあったらどうでしょう。国を動かしている人たちはもっと国民のことを考えてほしいですね。

私たちは宇宙の中の銀河系、そして、太陽系の中の地球という惑星に住んでいます。人間が地球を創ったのでもなく、宇宙を支配しているわけでもありません。人類の歴史は地球の歴史から見ればほんのわずかですし、地球や宇宙の力からみれば微力です。しかし、人間には他の動物にはない能力があります。それは愛するということ、創造するということ、すべてのつながりを感じることができるということです。

地球に住む皆が、幸せになれるように、謙虚で、感謝し、愛で満たされた世界を創っていく時期ではないかと思います。宇宙や地球の大自然の影響を人間が受けているように、人間の思考や行動もまた大自然に影響を及ぼしています。

宇宙から見た”美しい地球の姿”のような世界を創っていきましょう。それは自分の足元からですよね

(上記の書籍を参考に書かせて頂きました。)

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント

ロシア原子力潜水艦事故から横須賀の問題を考えてみる ①

2008年11月12日 | 社会
人間の身体は70%が水分で満たされています。水分があるからこそ血液があり、リンパ液や組織液など体液があり、身体の隅々にくまなく酸素と栄養分を運び、生命を営むことができます。

地球もまた地表の70%は水で覆われている水の惑星であり、この水が生物や生態系を養う重要な役割を果たしています。水は美しい惑星をつくっている重要な要素です。人間をつくる約60兆の細胞は元をたどれば、脂質の膜が海水を包み込み細胞の原型ができました。地球環境が変化し、シアノバクテリアがつくる猛毒物質である酸素をうまく細胞の中でエネルギーにするため、細胞の元ははミトコンドリアを寄生させ徐々に陸にあがり生活できるように進化していきました。人は地球、ことに海を母とする生物であり、地球も人も同じ生命なのです。

さて、8日にロシアでロシア太平洋艦隊の原子力潜水艦「ネルバ」の消火装置の事故で20名の尊い命が失われました。ロシア政府の発表によると放射能漏れはないということですが心配です。なぜ、原子力を戦争の道具に使うのでしょうか疑問です。現在、原子力開発ができる国で原子力潜水艦あるいは戦艦、空母が製造されています。アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国が保有しています。韓国も2012年の配備を目指し原子力潜水艦を開発するとのことです。世界はどこへ進むつもりなのでしょうか。

ここで身近な日本の問題について考えてみたいと思います。原子力空母の横須賀母港問題です。今年の9月25日に横須賀に住民の約7割が配備に反対しているにも関わらず、政府あるいは米国は耳を傾けることなく原子力空母ジョージ・ワシントンを強行配備しました。詳しくは"原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会"のHPをご覧ください。

原子力空母とは簡単に言ってしまえば「原子力で動き戦闘機を運ぶ大きな船」だということです。基準排水量は81600トン、全長333メートル、全幅78メートルあります。二基の原子炉を搭載し28万馬力を発生し、30ノット以上のスピードが出ます。75機の戦闘機を搭載して、戦場へかけつけます。乗員は、空母の兵員が3200人、航空要員が2480人です。あまりに大きすぎてレインボーブリッジや横浜のベイブリッジは通過できません。この中で、6000人近くの人間が長期にわたり生活をともにします。艦内には、診療所、床屋、郵便局、売店、教会などがあり、さながら一つの町とも言えるそうです。

燃料交換は20年~25年に一度とされ、半永久的に全速力で行動展開でき、重油を積まなくてよいため、多くの弾薬が積めるなどの特徴があります。しかし、核事故の可能性を常にはらみ、放射性廃棄物の処理が必要であることは、原子力発電所と変わりはありません。

この空母には「加圧水型原子炉」が2基搭載されています。総熱出力120万キロワット、日本の加圧水型原発でいうと、福井県の美浜原発二号炉(熱出力150万キロワット、電気出力50マンキロワット)に相当します。これは東京湾、横須賀に原子炉が出現したということになります。

長くなりましたので②へ

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント