二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

幾を知る

2013年10月04日 | 言葉のちから 心のちから

本日は少し早めに起きたので、軽く散歩へ行ってきました。

ひんやりした空気に包まれ、気持ち良かったです。続けたいが・・・どうでしょ~~~

今年の7月から当院に新しいスタッフ、研修生が加わりました。東洋医学研究所で修行していた時のクセもあり、診療が始まる前は治療院の掃除をして、それから朝礼をいたします。朝礼をやってる所は多いかもしれませんが、気持ちのスイッチを入れるためにも朝礼は大切だな~と思っているこの頃です。

また、自然に「朝礼やろう」と思った心に対して、修行時代にクセをつけていただいた師匠に感謝もしています

 

 『 幾を知る 』 

  幾を知るそれ神(シン)か   〈繋辞下伝〉

 幾とは、わずか、微妙な、機微を意味する。物事が大きく動く微細なきっかけであり、別の言い方をすると兆しである。

 「幾を知る」とは、萌芽を見て春を知ることではない。まだ現象面に表れない、眼に見えないものを察することをいう。

 たとえば「桐一葉落ちて天下の秋を知る」(桐の一葉が落ちるのを見て、天下衰亡の時と腑に落ちる)という句のように、一瞬にして結果を知る。これは常人には及ばない直観力であると易経はいう。

  『「易経」一日一言 人生の大則を知る』   竹村亜希子 編より

 

まさに東洋医学の達人は易経で言うように、脈診、腹診、背項診、舌診などの体表観察やその人を見た、匂いを嗅いだ、それだけで、体の中に潜んでいる病の原因や要因を見抜いて治療します。

まだまだ、その領域には到達の”と”の字にもかかってませんが、そうなるように今日一日、この一瞬、刹那を大切に、頑張って精進しようかなと思います。

社会や人生を観る眼も、そうありたいな~と朝、散歩しながらフッと思ったことを書かせていただきました。

今日も、楽しくなりそ~


   二葉鍼灸療院 田中良和

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