二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

第1回 小児はり灸マッサージ研修会 金沢市鍼灸マッサージ師会主催

2022年09月14日 | 鍼灸

 令和4年も秋となりましたが、まだまだ夏のような日があります。お昼の暑い時間は水分補給も小まめに行ってくださいね。

 また、一日の寒暖差が大きくなっています。このような時期は自律神経や体の内外のストレスを微調整する副腎系の機能がアンバランスをおこし、体や心の不調をきたしやすくなります。生活習慣を見直し、それでも調子が悪い場合は鍼灸治療も回復方法の一つですのでご利用ください

 

 さて、少し時間が経過しましたが、金沢市鍼灸マッサージ師会が主催し開催しました、第1回小児はり灸マッサージ研修会が行われましたので参加しました・・・といいますか主催者ですから変ですかね。笑

 本研修会は、金沢市こども未来局子育て支援課や福祉健康局にもご協力いただいての研修会です。業界団体が主催する研修会ならではの取組みだと思います。行政には、私たち はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師 が出来ることを知っていただき、私たちは、金沢市が取り組む子育て支援に関する取組みや施策を理解しながら、金沢市が子育てしやすい街、子育てしたくなる街と子どもや父母など子育て家族に実感いただけるよう、鍼灸マッサージでも支援していきたいという思いの研修会です。三方よし

 小児や乳幼児のマッサージというと、まだ馴染みあるかと思いますが、小児はり というと地域差はあるにしても、まだまだ馴染みが薄いのではないでしょうか。

 実際、研修会の企画説明を行いに、金沢市こども未来局長、福祉健康局長、子育て支援課長、健康政策課長と懇談の場を設けた時、”小児はりという言葉を聞いた時は、子どもに鍼(はり)が針山のように刺さっているイメージ”だったということです。それだけでも話をして良かったと感じました。

 そうなんです 小児はり は基本的には皮膚に刺さない鍼(はり)で、なでる、さする、トントンする、優しい気持ち良い、そして短時間で効果的な治療方法なのです

 また、業界団体と行政との架け橋は政治であり、金沢市鍼灸マッサージ師会顧問の下沢 広伸 金沢市議会議員にも金沢市側との懇談を段取りいただき、今回の研修会実施にいたりました。感謝でございます。
 当日も、お忙しい中、研修会の様子を見に来ていただき重ねて感謝でございました

 当日は会場、Web参加あわせて25名の皆様に参加いただきました。

 第1回としてはまずまずの参加者かなと思います。この研修会は年度2回で3年間実施する予定です。

 すべての日程で第1部に金沢市の子育て政策を研修し、第2部で小児はり・灸、小児・乳幼児マッサージ、小児科医療について学んでいきます。

 そこには私たちの鍼灸マッサージ業を活用いただき、子どもが、子育て家族が、金沢市行政が、住人にとってウエルビーイングな地域社会となっていくために支援したいという思いも込められています。

 

第1部(午前10時~12時;石川県地場産業振興センター本館3階 第4研修室)

演題:かなざわ子育て夢プラン2020について

講師:不破 野生 様(金沢市こども未来局 子育て支援課 主事)

 金沢市子育て支援課が15年間実施してきた、子育て支援の施策「かなざわ子育て夢プラン」について、動画も交えながら、その概要を分かりやすく説明いただきました。

 2023年から国では子ども家庭庁が胎動し始めます。金沢市では、子育て支援の充実のため微に入り細に入り、かゆいところに手が届くような施策に取り組んできました。施策と言っても、完璧なものはなく、また社会環境や状況によっては変わっていかなければならない部分も多くあります。
 そのため5年毎に計画を更新し、より良いものにすべく進めてきました。

かなざわ子育て夢プラン2020

 その説明を聴講しながら、私たち鍼灸マッサージで出来ることは多くあるな~と感じました。

 また、このプランは素晴らしいもになっていますが、まだまだ市民に周知できていないとのことで、金沢市側もWebページや冊子をつくり周知しているということで、金沢子育てお役立ちWebの「すくすく子育て編~のびのびビ~ノ」「安心出産編~わくわくウ~モ~」なども紹介がありました。

 当院もお子さまや親子で鍼灸治療や小児はりを利用される方が多いので、このような情報をお伝えしていければと思いました。そういう意味でも鍼灸マッサージ院は地域の情報発信の一つの中継点的役割を担えるのではないかとも感じました。いえ、そのようになれます。

 また、当日は、子育て支援課 山下課長にもご出席いただき、質疑応答では会場から鋭い質問に行政の現状や立場などを回答いただきました。だけではなく、前向きな言葉もいただき、まずは業界団体として多く子育て支援に関する人たちが集う交流の場に参加すること、そして、意見をどんどんあげていただくことも必要であると話があり、よい関係づくりが構築できそうな土台の土台ができたかなと思っています。

左;山下 子育て支援課課長 右;不破 子育て支援課主事

 私たし鍼灸マッサージ師側の体制づくりも欠かせない課題でもありますが、大きな目標がありますので、課題が多い程それを達成したときの喜びはさらに大きなもになると胸に秘めてやっていきます。

 金沢市HPにある動画も紹介しておきます。

 有意義な第1部研修会でした

 

子育てすくすく情報 みんなでつながり 支え合う 子育ての喜びを分かち合うまち金沢(金沢市HPより)

 

第2部(午前13時~16時;石川県地場産業振興センター本館3階 第4研修室)

演題:小児・乳幼児のためのタッチケア・マッサージのための基礎(講義・実技)

講師:小松崎 厚子 先生(クイーンオランジュはりきゅう治療室)

 母親や親子教室で乳幼児や小児のタッチケアを一般の皆様に教えていることもあり、たいへん分かりやすく講義と実技を行っていただけました。

 何よりも子どもや子育てををするママ、パパへの愛と情熱がほとばしるような空気感が素敵で、内容が深い研修となりました。

講師の小松崎 厚子先生

 小松崎先生が、これまで得てきた多くの技術や知識のほんの一部ですが披露していただき感謝であるとともに、これを活かして小児はりの実践やパパ、ママにタッチケア・マッサージを通じて有益な子育て情報をお伝えすることができます。

 触れることの大切さ ほんの些細な注意点を気をつけて対応することで子どもの脳の感じ方が変わること 小さな子どもという存在にも尊敬の気持ちをもって接すること などなど気づきをたくさんいただきました。

 小松崎先生からは大盤振る舞いでパワポ資料の提供がありましたので、それを復習しながらアウトプットしていきたいと思います。

実技で使用したお人形の "ポポちゃん"

 実技では、お人形ちゃんを使いながらのタッチケアやマッサージの方法を午前中の講義も踏まえながら、頭、お腹、背中、手足などにわけ分かりやすくレクチャーしていただきました

 これは、あん摩マッサージ指圧師が小児や乳幼児へ行うマッサージに加え、ママやパパがタッチケアとして自分のお子さまに行っていただけることを学ぶ場でもありました。また、鍼灸師は法律上マッサージ行えませんが、触れ方や考え方、指導の仕方は学ぶことが多く、小児はりにも活かせる部分もたくさんあった研修でした。

 子どもが喜ぶように、苦痛にならないような対応として、シュ~~などかけ声をかけながらマッサージを行うやり方や、歌をうたいながらマッサージを行うやり方は勉強になりました・・・が、保育士さんが歌をうたいながら子どもに対応するような感じで、ちーと私は恥ずかしいな~なんて思いました

 終盤には、先生が持参されたマッサージオイルを使用し会場参加者はペアになりタッチケアの触れる感覚を学び、また、相手の背中を触れることでその人の感情をうかがい捉える体験(触れることの奥深さ)も行っていただきました。

 もう少し聴講していたい そんな感動を覚える研修会となりました。

 

 運営の本会理事のスタッフの皆様にも感謝でございます。

 

 第2回は冒頭の写真の通り、9月23日(金祝)に開催されます。
 この記事を書いています本日(9月14日)が参加受付締切となりますので、ご参加されたい皆様はどうぞご連絡ください

 

 最後までお読みいただき、ありがとうございます

 

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令和4年9月 二葉鍼灸療院(金沢) 施術スケジュールを更新!

2022年09月03日 | 予告

 令和4年も終盤に途中です

 暑い暑い夏が過ぎたと思ったら、豪雨に台風と自然からの試練がたくさん訪れますが、そこで考え創造し対応していける、順応していけるのが人という存在だと思います。

 さて、令和4年9月の施術スケジュールを当院ホームページにて更新しました。

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 どうぞご覧いただき、ご来院計画の参考にしていただければと思います。

 なお、急な施術時間変更等が生じる場合がございますが、迅速に当院ホームページあるいはFacebookページで更新いたしますので、お時間のある時に時々、覗いていただけると有難いです。

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今月の主な決定している予定

・石川県鍼灸マッサージ師会 第3回常務理事会  9月2日(金)

・加賀・三策塾(石川県鍼灸マッサージ師会学術研修会) 9月4日(日)

・石川県鍼灸マッサージ師会保険審査会  9月6日(火)

・石川県立盲学校 第1回学校評議員会  9月8日(木)

・馳浩連合後援会総会  9月11日(日)

・石川県鍼灸マッサージ師会 第3回理事回・政治連盟幹事会  9月11日(日)

・石川県国民健康保険団体連合会 鍼灸マッサージ療養費審査委員会  9月16日(金)

・石川県スポーツトレーナー連絡協議会 第5回理事会  9月20日(火)

・金沢市鍼灸マッサージ師会 第2回小児はり灸マッサージ研修会 9月23日(金祝)

・第43回健康づくりフェア 金沢市鍼灸マッサージ師会普及活動  9月24日(土)

・門前高校野球部訪問  9月25日(日)

※ここに星稜高校野球部トレーナー活動も順次入っていきます。

 

 何かとドタバタ活動しております。

 また、養生に関するブログも少しずつ更新しておりますので、ご覧いただければ嬉しいです。

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妊活と鍼灸~食事は妊活に限らず重要なこと~

2022年08月26日 | 不妊症

 盛夏もやや落ち着き、朝晩が少し涼しくなってきました

 気圧や気温の変化も激しくなり、体調の崩れやすい時期になってきます。そのような時は自律神経を調整することを得意としている鍼灸を試すのも一つの方法かと思います。

 

 さて、今回は妊活に大切な「食事」について少し書きたいと思います。

 基本的な考え方としては、血液検査等を行って、それに足らない、または補助する栄養素をサプリメントや薬で摂取するということは妊活にとって必要なことではあります。しかし体を養う、健康を保持・増進する、病気にならない体づくりを行うという観点から人全体を考えた時には、まずベースとなる毎日の「食事」を見つめ直すことが重要だと考えます。

 かと言って、食事に関しては「これをやったら完璧」「こうしなければいけない」というものはありません。

 それぞれの家庭環境や状況で、皆同じ食事がとれるものでもありません。

 しかし、人の身体は食物を栄養素として体をつくり、体の機能を運営していることは確かな事実です。

 食養生や医食同源という言葉もあるとおり、毎日の食生活、食習慣が体の不調や病気と繋がり、それらの症状を回復する手段として食は重要であることを先人はよく理解し書物等で残してきました。

 1年経過し、自分の誕生日を迎える頃の体のほとんどの細胞は新陳代謝を行い、細胞視点からみると、1年前の自分の体とは内側も外側も全く別人に変貌しています。それまで自分が食べたものによって1年後の自分の体がつくられるという事が理解できるかと思います。

 さて、前置きが長くなりましたが、ある書物から妊活ということではありませんが、健康長寿食について書きます。

 健康長寿食=すべての体の統御システムが順調に働き寿命を迎える=妊活を含め、すべての健康な人生の基本 と考えます。

 

 山梨県棡原村(ゆずりはらむら)、現在は上野原市棡原となっていますが、健康長寿で病気もほとんどない、多産多乳であったこの村が、戦後を含めて急速な日本の経済成長にともない村の生活にも変化が及び、病気が増え短命化していきました。

 その村の記録や調査を通じて村の60年間の環境、特に食と寿命(死因)や疾病との関係を研究されたことが書かれた書籍『長寿村・短命化の教訓-医と食からみた棡原の六十年』(樹心社)より、この本の一部ですが、健康長寿、疾病予防、もちろん妊活のためには、どのような食を心がけていけばよいのかということの参考として考えていきたいと思います。

 

長寿食への提言(健康づくり)

①多穀・玄穀食の再確認

・棡原の食生活を一言で表現すると、”麦を中心とした五穀の活用

・五穀食;ビタミンB類(特にパンテトン酸、ビタミンB6)の摂取量が高まる(生活習慣病の予防)

・麦;βグルカンが多含(抗がん物質)、食物繊維の補給源

・白米中心であると低繊維食となるので副食などおかずを考える必要がある

・高度精白穀物は、繊維の少ないデンプン過多により、肥満、糖尿病、虚血性心疾患(心筋梗塞・狭心症等)、胆石が増加傾向

・同様に、食物繊維が低下すると、腸の異常として、便秘、虫垂炎、憩室、横隔膜ヘルニア、静脈異常、がん、ポリープが増加傾向

・棡原の伝統的食生活の優位性の第一は、高繊維食であると考えられた

 

そ~いえば、私の母親の田舎(輪島)へいくと、白米に麦を混ぜたご飯が出てくるなと、これを読みながら思っていました。

 

②いも食分化の維持存続

・戦前、日本全国の山村に存在していた作物を調査すると、アワ、ヒエ、ソバ、大豆、小豆の5種類が圧倒的に多い

・これに里芋を加えた焼き畑農業に支えられていた

・棡原では、朝食の主食は里芋、間食にジャガイモが多く摂られていた
 副食として、煮物や味噌汁にも活用されていた

・いも類には食物繊維が多含

・いも類に多いペクチン、こんにゃくのマンナン、雑穀のグァガムはLDLーコレステロールを低下させ、HDLーコレステロールを上昇させる作用がある
 動脈硬化の予防

・いも類は保水性が高く、解毒能力がある

       

棡原の女性は穀菜食でありながら、驚くほどの多産かつ母乳豊乳でした。

肉食が少ない食生活ですが、座産(座ってお産)で安産でした。

恐るべき多産で、9人~11人は軒並みで13人という場合もあり、母乳は98%の女性が多乳でした。

おっぱいが出すぎて困り、とめる薬はないかと聞かれたくらいでした。

この状態をつくりのは、穀菜食とりわけ、アワ、ヒエ、キビ、穂モロコシなどの雑穀です。

おそらくビタミンEの作用と推測。

戦前までの日本全国の農村地帯の真の姿ではなかったでしょうか。

       

 そ~いえば、私の母親も10人兄弟姉妹でした

 

③緑黄色野菜分化の維持存続

・棡原では、特産緑黄色野菜・冬菜は年間確保され、おひたしはもちろん味噌汁やほうとうに入れて多量摂取

・冬期でも冬菜で栄養素を補給

・緑黄色野菜は、ビタミンA、C、E、鉄分のよき供給源

・ビタミンAは、皮膚からの細菌感染防止、ヘパリンの生成が高まり脳梗塞予防

・ビタミンCは、抗酸化作用があり、抗腫瘍作用や疾病予防となる

・葉緑素には、抗がん作用があり、めざましい消炎作用がある

・葉緑タンパクは、穀類に不足しているリジンやメチオニンを多含(冬期の良質タンパク源のよき供給源)

 野菜って言うけど、最近の野菜は栄養が少ないですよね~という観点は横においておきます。

 言えることは、できれば自分が住んでいる地域の作物が一番いいということです(地産地消)。エネルギー的にも。

 

ちなみに緑黄色野菜とは・・・

 「原則として可食部100g当たりカロテン含量が600µg(マイクログラム)以上の野菜」(厚労省基準)

●あさつき ●いんげん ●オクラ ●かぼちゃ ●クレソン ●ケール ●小松菜 ●サラダ菜 ●しそ ●春菊 ●セリ ●貝割れ大根 ●チンゲン菜 ●とうがらし ●トマト* ●ニラ ●にんじん ●バジル ●パセリ ●ピーマン* ●ブロッコリー ●ほうれん草 ●三つ葉 ●芽キャベツ ●モロヘイヤ ●わけぎ

 

④発酵食の再確認

・棡原では立派な味噌蔵があり、味噌や漬物が保存されており、「嫁入り用みそ」などを準備する風習がある
 味噌を生活の重要な糧として大切に扱われる

・味噌の製法は、フスマ麹と大豆が使用(フスマ;麦の外皮や胚芽の部分)

・フスマはビタミンの宝庫で、ビタミンB類、E(玄米の10倍)、マグネシウムが多含
 生活習慣病、老化防止の食物として利用

・ご存じの通り発酵食品は、腸内細菌のビフィズス菌などの善玉菌を優勢にし、ウエルシュ菌などの悪玉菌を劣勢にする

・棡原の80歳代以上の老人を調査すると善玉菌が優勢で若々しいことが判明(光岡足知らの調査)

・この原因は、これまで話をしてきた、麦を中心とした雑穀食、いも食、豆食、野菜食、そして発酵食にあると報告

 

⑤生涯栄養からみた良質タンパク質摂取

・棡原の伝統食に欠けているのは、良質タンパク質

・昭和二十年代の乳幼児死亡率をみると、良質タンパク質がより必要な乳幼児の死亡率が高かった
 発育期栄養における良質タンパク質の確保は必須

ータンパク質と不妊-

体の水分を除くと75%はタンパク質が占める
動物性タンパク質(獣肉、魚、卵など)・・・必須アミノ酸を含む完全タンパク質
植物性タンパク質(豆類、ナッツ類、種子、穀物など)・・・必須アミノ酸を含まれない不完全タンパク質
でも安心してほしい、植物性タンパク質の中の非必須アミノ酸は、米と豆類、玄米と豆腐などいくつかの食品を組み合わせることで必要なアミノ酸13種類を作り出すシステムがある
一日のタンパク質必要量:体重9㎏あたり7グラム 一食分は手のひら一杯分くらい

アメリカにおいて大規模に行われた「看護師健康調査」によると
 ・高タンパク質摂取グループは低タンパク質摂取グル-プに比べ排卵障害による不妊リスクが41%高い
  (牛肉、鶏肉など動物性タンパク質多く摂取するアメリカ人対象)
 ・動物性タンパク質を多く摂るグループは植物性のグループに比べ排卵障害による不妊リスクが39%高い
 ・毎日の食事の1回分を赤身の肉、鶏肉にすると不妊リスクが3分の1増加
 ・卵や魚を一日1回とっても排卵性不妊に影響はない
 ・大豆などの豆類、豆腐、ピーナッツなどのナッツ類を一日1食分摂取すると排卵不妊に対して予防効果あり

食品にはタンパク質だけではなく、ビタミン、ミネラル、食物繊維など体に必要なものが含まれている
  サプリメントは抽出成分に過ぎない

妊活を行う人にとっては植物性タンパク質が望ましいが、肉を食べたからと言ってすぐ危険にさらされるわけではない
  肉食の習慣としてそれが長く続けば、それなりの影響がある可能性あり

排卵障害の不妊のある方は特に植物性タンパク質を習慣的に摂取することがのぞましい

考え方は柔軟に

『妊娠しやすい食生活』(日本経済新聞出版社より)

 

⑥伝統食との融合による新しい健康食

・①~⑤の伝統食に、一物全食(食物全部を食べる)、身土不二(地元の食材を食べる)

・加工食や肉食中心になった世の中の疾病状況や死亡状況を素直に受けとける

・成人病から生活習慣病となったのは成人病発症が若年化しているため

・伝統食中心の食生活で過ごす人たちに健康長寿が多いことも素直に受け止める

・伝統食と現代食(最先端栄養学)それぞれの長所を融合した健康食を考えよう

温泉旅館の朝食は美味しい

 以上、少し長くなりましたが(いつものことなのでお許しを~)、不妊や妊活というよりも健康長寿食について書かせていただきました。

 確かに良い卵胞、良い精子を育てる、また着床率を上げるにはということが妊活の目的ではありますが、やはり体を健康に保つには「毎日の食事」を再考し、全体的な体のバランスを調整することが根本的に肝心だと感じます。

 妊娠し、妊娠を維持し、出産し、そこから赤ちゃんを育てる(母乳や体力)ことが必要になってきます。先を考える逆にストレスになってしまうかもしれませんが、人の身体の仕組みから言うと、そこを考えて体や心をつくっていくのが、妊娠→出産の早道の一つかなとも思います。

 

 長々と書きましたが、天使ちゃんを待ち望むご夫婦の何かのお役に立てることができれな幸いです。

 冒頭にも書きましたが、これは一例でありますので、これが全てというわけではありません。しかし昔の日本の真実でもあります。

 何か一つでも実践していただければ嬉しく思いますし、妊活だけではなく、パパとママを選んで生まれてきて子どもと、少しでも長く人生を楽しむことができるように健康長寿になっていただければと願ってます

 

 最後まで、お読みいただきありがとうございます

 

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鍼灸師 田中良和 ~新たなる旅立ち~ 師匠ってなんだ?!を辿る物語 ☆第6話 鍼灸臨床の姿勢☆

2022年08月23日 | 鍼灸

 お盆が過ぎ、夕方や早朝の風に少し秋の匂いがうっすら感じられるこの頃です・・・が、まだまだ暑い日は続いております

 皆様、体調はいかがでしょうか

 

 このシリーズ、少し間が空きましたが書き続けていきたいと思います。

 今回は、黒野保三先生の鍼灸臨床に対する姿勢です。

 自分がここで師匠である黒野先生の臨床姿勢を話すには表面しか見えていない面が多くありますが、私なりに修行時代に感じたことや、その中で見聞きしたことを書籍等も参考にしながら書いておきたいと思います。師匠は奥が深すぎますもので

 先生はよく「真実の探求」という言葉を言われたり、書かれたりしています。

 俳句ではありませんが、黒野先生の鍼灸に対する臨床姿勢はこの言葉に尽くされているのかなとも思います。

 生体制御療法という治療方法を確立されはしましたが、これが全て、これが正解ではなく、鍼灸という摩訶不思議な効果をもたらう医療技術の真実を突き詰めるため、50年以上にもわたり臨床研究に打ち込まれてきました。

 患者さんのため、病める人たちのためであることはもちろんですが、鍼灸業界全体がどうあるべきか、どうなっていくことが鍼灸が医療として活かされていくことなのか、そのためには鍼灸師や業界全体がどうあるべきか、ということを真剣に取り組まれてきました。

 業界全体というと臨床姿勢とは話が離れるのかもしれませんが、業界全体がより良い方向へ進んでこそ、鍼灸師・鍼灸院の位置づけや国民への認知度、また他医療職種の皆様へも理解や認識が深まると考えられ(と思いますが)、気力を込めて活動されていました。

 写真は、(社)全日本鍼灸学会(現(公社)全日本鍼灸学会)の法人設立総会および法人設立記念学術大会の写真です。

 黒野先生は、鍼灸学会設立・法人設立に向けて陰に日向に獅子奮迅のご活躍で、それも臨床の傍ら尽力されました。

 どうしても話がこっちに行ってしまうので、軌道を戻しまし臨床姿勢の話をいたします。

鍼灸臨床がきっかけ

 臨床家なら当然かと思いますが、臨床研究を始めるきっかけはやはり臨床です。

 鍼をうつことで症状が改善され、摩訶不思議な現象が起こったこと、同じような効果が多くみられた時に、そこから、「なぜ良くなったのか」「この効果のメカニズムは何なのか」ということを考察されます。
 普通は文献などを調べて、”そうなのか~”ですよね。でも、その鍼の打ち方やその文献の記載は実際に自分が行っている鍼と同様なものなのかという部分など、さらに”どうしてだ??!!”と思考されるわけです。

基礎研究から鍼の効果メカニズムを

 そこから自分自身でマウスなどを使っての基礎研究の必要性を感じて研究にに入るなどは、相当な志がないと出来ないことです。

 そして繋がりも。

 先生は、全日本鍼灸学会の賞の名称にもされている初代会長の高木健太郎先生(名古屋大学・名古屋市立大学名誉教授 生理学者)の鞄持ちをされていました。

 そこから名市大の解剖学教室の渡 仲三先生との繋がり、また、痛みやポリモーダル受容器の研究で多くの著書を出されている名古屋大学環境医学研究所の熊沢孝朗先生など、多くの医師や研究者と繋がり、鍼灸の基礎研究を進められています。

 その情熱と探究心は、すごいという一言では語れませんし、私は金沢で開院して今年で24年となりましたが、先生の人生を100mとすると1mm進んだかどうか・・・ここを起点として、気合いを入れ直し、私も人生をすすんで行きたいなと思います。

鍼灸臨床で検証・集積

 臨床での疑問から基礎研究と来ました。

 ここまで得た知見から、今度は再度、臨床に戻し、臨床において研究や症例を積み重ねていかれます。

 その成果または結果は、全日本鍼灸学会や自律神経学会等で報告され論文として残す作業もされます。

 この臨床の疑問から始まり、臨床研究にかえってきた結果をまとめる作業をされ、現在、私や東洋医学研究所®グループが患者さんへの基本的鍼灸治療として行う生体制御療法があります。

 ここには、さらに鍼の深さや、使用する経穴の位置(黒野式全身調整基本穴)併用治療などの研究も加えられ、生体の統合的制御機構を効果的に活性化する治療方法が構成されてきました。簡単に言ってしまうと全て研究された結果をまとめて一つの体系とされています。

鍼灸診療の真髄

鍼灸医学の第一義:外界や内面の影響により生体に歪みが生じた時、それを鍼灸治療により調整して生体の自己統御により恒常性を保たせること。古典で言う「未だ病まざる病を医す」です。

鍼灸医学の第二義:一端疾病に侵された時に治癒させるか、それ以上悪化さあせないこと、それを生活習慣病と言われる疾病から合併症を引き起こさせない鍼灸治療を行うこと。

鍼灸医学の第三義:外科領域においては術後の回復、入院や重い病に侵された後の社会復帰を目的とした鍼灸治療。

 「これら等の疾病や状態をいかに診断し、いかに治療計画を立て、それに基づいていかに治療を行い、その結果どのような経過を経て病が改善されたかを実証医学的に証明していかなければならない。その手続きが的確に行われていない鍼灸診療の結果は、鍼灸治療の正しい有効性とは認められない」。とも話されています。

 やった、効いた、治った、患者さんにとってはそれで良いことかもしれません。でもこの技術を後世に残し、日本での正統な医療としての評価を集積していかなければいけません。ここが先生が重視されてきたことです。それが「今」約1400年続いている伝統医学である鍼灸を扱う鍼灸師、鍼灸業界にとって重要なことなのかなとも感じます。

 また、技術や評価というものだけではなく、鍼灸を行う者の心構えなどもまとめられています。

1.自然を崇拝し、人と自然を一元論的に把握するとともに、信仰心と宗教的感覚を持つことができる精神を養わなければならない。

2.情意学(人間学)を学び、実践経験を積んだ人生哲学を有し、実証医学的研究や全人的診療が行える自然科学哲学者でなければならない。

3.患者の気持ちを受け入れ、病気・生活・家族・社会活動・経済に至るまで、患者に適切な指導ができる心理学者でなければならない。

 以上、三点を実践することができれば、複雑多岐にわたる鍼灸診療の真髄を理解することができ、かつ、技術や技能を容易に体得でき、高度な鍼灸診療を行えるようになると話されています。

 さらに、

※新しい発見のアンテナを意識し、臨床鍼灸の研究に取り組む姿勢と近代医学の先端知識を常時取入れ応用する。

 そうすれば診療効は一層深まることだろうとも言われています。

 先生は、鍼灸診療を行うためには、東洋の自然思想および東洋哲学の理論に基づく人間性の豊かさが必然的に要求されると考えられていました。このような人間性の豊かさを保つための三項目が上記となります。

 

 翻って自分の鍼灸臨床を考えると、先生のところ(東洋医学研究所®)で10年間住込みで修業をさせていただきましたが、欠落している部分、忘れていた部分、実践できていない多くの部分をこのブログを書くことによって再認識できたなと感じています。

 師匠を持つということは、自分がこれでいい、こんなもんでいいと限界をつくり、また妥協してしまう弱い心を打ち砕けることにあることも大きいと思います。
 師匠とお会いするといつも感じていましたが、91歳で旅立たれるまで進化、成長されていましたから、追いつけることが出来なかったわけです。笑 それほど無限に鍼灸を、人生を探求されていたということでしょうか

 鍼灸界には様々な流派がありますし、流派とならなくても、自分の研究会を立ち上げてやっているところも無数あります。
 それはそれで悪いことではないですし、まとまっていないように見えますが、鍼灸の効果や価値の可能性がまだまだ多くあるのではないかと私は理解しています。これでなきゃいけない!というものは今の所ありません。

 しかし、国民に鍼灸が理解され、認知され、広まっていくためにはエビデンスや実証医学的に証明された、理解しやすく効果のある鍼灸の側面を打ち立てる必要もあるのかと思います。いわゆる現代医学でいうところの標準治療的なものも必要なのかもしれません。

 

 長くなりましたが、本日より、自分の鍼灸臨床の中で、「なぜそうなるの」「なぜ上手くいかないの」という部分にアンテナを張り巡らし、より正確で効果のある鍼灸の真実の探求をしていきたいと思います。

 

 最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

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成長期のスポーツ傷害~子どもの身体は大人とは違う~

2022年08月13日 | スポーツ障害

 暑い暑い中、全国高校野球選手権大会(夏の甲子園大会)が開催されています

 我が母校、星稜高校野球部は1回戦で姿を消しました。しかし、その1回戦で対戦した相手が愛工大名電高校で、私が名古屋で鍼灸の修行をさせていただいている時に、金沢で開院するまでの3年半の間、選手の身体を施術させていただいてました。

 その愛工大名電高校は2回戦も勝利して久しぶりの夏2勝をあげ、現在も躍進中です。
 どちらも応援していたというのが本心かもしれません

 当院では、そのような関係上、成長期の野球選手がよくスポーツ障害で来院されます。私は、この成長期のスポーツ活動をできる限り、ケガなく、痛みを早く改善、ケガを深刻化させないための予防などに力を入れています。

 身体をみるスポーツは野球だけに限りませんけど

 私が日頃、話を聞いたり、身体をみたりしているポイントや成長期の身体の認識について簡単に書かせていただきます。
 当たり前のことが多いかもしれませんが、お付き合いください

 

成長期の身体は大人の身体とは違う

・小学校高学年から身体の発達が著しい。

・骨、筋腱、靱帯組織に脆弱な部分が存在。

・成長や発達が個人差が非常に大きいということ。身体の大きな選手と小さな選手が試合を行う。体重別に分かれているスポーツもある。

・身長の伸びに直接関わるのは長管骨で、骨端、成長軟骨板、骨膜で成長(身長の伸び方は重要な問診事項)。

・成長に伴い、軟骨は増殖。骨によって差はあるが二次骨化中心が形成され、成長が終了し軟骨が骨化していく。

・成長軟骨板の骨端核と成長軟骨部は力学的ストレスの脆弱。繰り返しのストレスにより疲労骨折や剥離骨折に繋がる原因。

・身長増加のピークから半年ほど遅れて骨量増加がピークを迎える(このタイムラグで一時的な骨密度低下が起こるとの報告がある)。

 

筋・腱

・筋肉は柔軟性があるが、骨と比較して成長が遅い。

・急激に身長が増加(骨の成長)すると筋肉の柔軟性が低下し、腱を介して骨付着部に過度なストレスがかかる。

・これを繰り返すと骨端症にかかりやすくなるので、筋肉の柔軟性の維持や筋肉の緊張状態をみること、施術することは大切。

 

靱帯

・成長期は靱帯を傷めることよりも骨付着部に負担が大きい。

・靱帯損傷を来す場合は、かなりその部分に長期にわたりストレスがかかっている場合や、あるいは急激に大きな力に引き延ばされた状態で発症(混合する場合が多い)。

 

身長の増加について

・個人差は大きいが、経過については大きくなる子も、それほど伸びない子も同じ。

・最大身長増加加速度年齢(peak hight velocity age  PHVA)
 ※身体成熟度の指標の一つ

~首都圏の日本人小児男女を対象とした身長成長速度曲線 成長区分分類では~

男子;急激に成長が始まるtake off age  10.38歳
   PHVA;12.89歳
   成長が終わるfinal height age;16.91歳

女子;TOA  8.34歳
   PHVA;11.04歳
   FHA;15.46歳

・これら身長のピークを把握することは、その周辺に起きる身体的要素の変化も予測して身体をみることができる。

・身体的要素とは、パワー系能力、バランス能力、スプリント能力等であり、PHVA時期に向上するとの報告がある。

 

 上記を理解するだけでも大人と成長期の子ども達の身体はまったく違うものだということが理解できる。

 このようなことも身体をみるための一つの情報として把握しながら、現在の身体の状況で必要なことを選手(または保護者、指導者)へ的確にアドバイスできることが大切。

   

成長期のスポーツ傷害の特徴

・成長期では急激に身体の変化が起きる。

・その状況の中で、個人差もありながら学年が上がるに従って練習量や強度が上がっていく。

 

外傷と障害

・簡単に言うと、一回の外力によって組織が損傷する状態を外傷繰り返しの軽微な外力によって時間をかけて徐々に組織が損傷していくことを障害という。

・軽微な外力が徐々に加わり、1回の外力で組織損傷する場合もあり、一概に区別することはできない(身体観察と問診が大切になる)。

・主な外傷;骨折、脱臼、捻挫、靱帯損傷、脳震盪、肉離れなど。

・障害の代表例;肘内側上顆剥離骨折・離断性骨軟骨炎(いわゆる野球肘)、リトルリーガーズショルダー、腰椎分離症、オスグッド病、踵骨骨端症、下肢の疲労骨折など。

 

学校管理下のスポーツ障害

・この場合、保険の特性上、障害ではなく外傷が対象となる。
 (独立行政法人 日本スポーツ振興センターのデータ H29版)

・中学において骨折が多く、中学から高校にかけて下肢外傷が多くなる。

・発生頻度は男女で差は無い。

・学年別発生頻度は、高校2年、中学2年、高校1年の順。

・部位別では、足関節、手・手関節、頭部、膝の順。

・疾患別では、骨折、捻挫、挫傷、打撲、筋腱疾患の順。

・種目別では、バスケットボール、サッカー、野球、バレーボールの順(競技人口の多いものが上位)。

 

身体成熟度の違いとスポーツ障害

・指導者の皆さんは工夫して練習メニューなどを考えているが、どうしても学年別の分け方でメニューが分かれていることが多い。

・PHVAの平均よりも早くピークを迎える場合を早熟型、遅く迎える場合を晩熟型という。

・(報告)晩熟型の選手が早熟型と比較して有意に障害発生率が高い。

・(報告)女性においてPHV期とPHV後に膝外転モーメントが増加しACL損傷リスクが増加する。

・個々人の身体成熟度によって発生する傷害が違うことを理解。

・身体成熟度をどう把握してトレーニングや指導を行っていくかが傷害発生リスクを減らす。

 

 これらの統計や指標を理解することも、成長期の身体をみる時の全体的把握として大切であると感じる。

 

成長期のスポーツ傷害の予防

・成長期の特性を知ることで、練習やトレーニングでケガを予防するためにはどうしたら良いかの大切さが分かってくる。

・今の傷害を取り除くことに全力は尽くすが、その傷害がなぜ起きたのかを選手といっしょに考え、同じケガをしないように、何をアドバイスするかということも同じくらい重要となる。

 

障害予防の重要性

・原因が筋力にあるのか、動作にあるのか、またトレーニング方法や練習内容にあるのか、あるいは睡眠などの生活習慣にあるのか、競技に対する強い自尊心など心にあるのか、身体的要因、外的要因、精神的要因など様々な方面からケガの要因を推察する。

・足関節捻挫の例(発症危険因子の調査);①body mass indexが高い ②捻挫既往歴あり ③足関節背屈角度の低下 ④遠心性底屈筋力の左右差 ⑤股関節伸展筋力の低下 ⑥静的安定性の低下 ⑦star excursion balance testの内側方向の低下 などがあげられている。

一次予防;傷害の発生する原因やリスクを改善すること。傷害を起こしていない選手が対象。

二次予防;無症状や軽度な症状を発見し未然に進行を防ぐ、早期発見・早期治療が目的。

三次予防;傷害を発症した選手の後遺症を残さないように治療し、再発予防のために危険因子を改善。

・理想的には、一次、二次予防で対応することが望ましく、これらの考え方による危険因子の研究や予防プログラムの実施も近年実施されるようになっている。

 

スポーツ団体での取り組み

サッカー;国際サッカー連盟(FIFA)とFIFA Medical Assessment Research Centerが作成した外傷・傷害予防プログラム「FIFA11+」がある。

バスケットボール;バスケットボール女子日本リーグ機構(WJBL)が作成したトップアスリート向けの「WJBL 外傷予防プログラム」がある。
 (公財)日本バスケットボール協会が作成した「ジュニア向け外傷予防プログラム」がある。
 中学校バスケ選手の下肢外傷予防プログラムを実施し、足関節捻挫発生率の減少効果を示した報告もある。

・野球;日本臨床スポーツ医学会では「青少年の野球障害に対する提言」を示している。

〈練習日数・時間〉
小学生・・・週3回以内・一日2時間を超えない
中学・高校生・・・週1日以上の休養日をとる

〈全力投球〉
小学生・・・一日50球以内・試合を含め週200球以内
中学生・・・一日70球以内・試合を含め週350球以内
高校生・・・一日100球以内・試合を含め週500球以内

 学童少年野球選手の肘を対象にした投球障害予防プログラムの報告では、野球の肘障害で最も多い内側型肘障害の発生率減少が報告。

 スポーツ人口の多い種目を紹介。しかし、オリンピック種目など、競技人口の少ないスポーツでも傷害予防プログラムが作成されている。
 これからの競技を盛り上げていく素晴らしい能力を持つ成長期にある選手たちを、身体や心をどう守りながら、育てていくかが近年になり重要視されてきている。

 

成長期のスポーツ選手の身体をみるということ

 私は鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師という立場でスポーツ選手の身体と心をみながら施術をします。どんな立場であっても、成長期の子どもの身体がどう変化していくのか、また、そこには個人差があることを全体的に理解しながら症状をみていくことが大切だと感じています。

 骨や筋・腱損傷状況を画像で検査することはできないので、適切なスポーツ整形外科医への受診も重要です。

 そのような中で、関節を動かし、筋の状態をみて、身体全体のバランスをみて身体観察し、できればフォームなどをみて、症状の原因を探っていきます。
 問診では、そこに至った経緯を聴取して、身体症状を発症するその選手の物語からも原因を確認していきます。

 話にも出てきました「予防」という観点ですが、痛み等がとれたから、治ったからそれでヨシではなく、なぜその痛みが発症したのかを考え、理解し、痛みなどを発症させないように取り組んでいくことが重要です

 大前提は、大人の身体と子どもの身体は違うものだということを理解し施術しながら、様々な判断をしていくことが重要であると考えます。

 若い選手たちが、そのスポーツを楽しく、いつまでも続けていけるように、今、この苦痛の症状を出来る限り早めに改善できればと思い、私も精進しております。

 

 長くなりましたが、最後までお読みいただき、誠にありがとうございます

 

二葉鍼灸療院(金沢)

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コメント (2)
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