二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

セブンイレブン 金沢 神谷内店

2010年02月27日 | 日常
昨日、26日にセブンイレンブンの金沢 神谷内(カミヤチ)店がオープンしました。

北陸は全国でもコンビニの密集率が高いとか。これまでは、ローソン、サークルK・サンクス、ファミリーマート、デイリーヤマザキなどが展開していましたが、昨年からセブンイレブンが金沢にも進出してきました。

昨日開店したこのお店を任されているのが、星稜高校野球部時代の同級生なのです。某運送会社でドライバーをやっていましたが、不惑の年齢にいたっての勇気ある転職です。家族も奥さんと子ども二人がおり、いろいろ考えての決断だったと思います。

昨夜、寄ってみたのですが、おお賑わいでした
開店安売りセールや、様々な特典などを行っているので、開店当初はこれくらい来ないと不安になりますよね。ここは、これから金沢環状線のインターが開通することもあり、交通量も多くなり、おそらく忙しくなるんでは…という思いが本社側にもあるんでしょうね。

コンビニに関しては、非常に便利なのですが、経営方法や在り方について意見が多くあるのですが、今日は書くのはやめときましょう~ね

めでたい日です この友人の決断をこれからも応援していきたいと思います
これからが勝負ですからね

≪実現、そのためには「絶対に実現できる!」「必ず実現できる!」との強い気持ちを持つことです。
気持ちがプラスになると、考えが変わります。考えが変わると、アクションにも変化が生じる。自分で調べながら工夫したり、人から教えてもらったりして、これまでとは違った方法にチャレンジする。そうした努力があって、実現に結びつくのです。

「実現可能だ!」と信じないことには、人間はなかなか努力できない。ものごとがうまくいくのも、いかないのも、すべては自分自身の姿勢にかかっています。うまくいかないからと言って、人の責任にはできません。自分がどういうイメージをもってチャレンジしていくか。そこが、非常に大事なポイントです。

『強い会社をつくりなさい!』  小山 昇 著


友人の勇気ある決断、行動をたたえ、応援しながら、自分自身の治療院経営に思いを馳せ、また、鍼灸医療・医学を少しでも発展させるために…などと少し想像(創造)してみたのでした。

二葉鍼灸療院 田中良和
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バンクーバー・オリンピック

2010年02月24日 | 運動
バンクーバー・オリンピックが連日、私が大好きな国、カナダ・バンクーバーの冷気を熱く変えるかのごとく熱戦が繰り広げられています。

日本も多くの選手が参加し、晴のオリンピックの大舞台で、自分が鍛練してきた成果を発揮しています。オリンピック前から注目されるような有名な選手もいれば、目立たない競技で頑張っている選手もいます。

新聞やテレビでは「メダル」について言われることが多いです。金が何個、銀が何個、銅が何個と。確かに勝負の世界ですし、勝つにこしたことはありませんよね。少しでも高得点、少しでも速く、少しでも遠くへ、それを競うのがオリンピックの場です。オリンピックに限らずスポーツの世界の目的です。

それに、不景気である世の中ですが、お金は常について回ります。ことにスポーツの世界では、競技により、活躍度により、注目度により、お金の集中度(スポンサーがつく、つかない)というのは雲泥の差があると思います。そんな実生活という面を考えても、少しでも活躍したいといのは当然のことです。

選手たちはオリンピックという大舞台で活躍するために、日々の地道なトレーニングを積み重ねています。人には言えない努力をしています。それくらい心も身体も限界まで追い込まないと、第一線で活躍し、超一流になることはできません。

自分の培ってきたパフォーマンスを存分に「この一瞬」の勝負に出し切るためには、筋力やスピードなどのパワー、柔軟性、手足の先まで神経が通っている動きを行う巧緻性、筋肉の状態や心肺能力などの持久性(スタミナ)、栄養状態、それを統括する脳力、いわゆる心の安定、心理状態(メンタル面)など、多くの条件が揃って初めて、自分の100%の力が発揮できます。

そこに、気候や場所(会場)などの条件がさらに自分の有利なものであれば、さらに上記の内的条件と重なり、120%の、自分では考えられないパワーが出て、奇跡的な結果を生むのかもしれませんね。

本日、フィギュア・スケートの女子ショートプログラムが行われました。日本の選手も美しい演技を披露してもらい感動しました。トップの韓国 キム・ヨナ選手、二位の日本 浅田真央 選手、二人は素人の自分が見ていても抜きん出て素晴らしかったと思いました。

バンクーバー・オリンピックまで、多くの調子の波はあったと思います。そして、厳しい練習を積んできていると思います。多くの好条件が重なり、自分の能力がいかんなく発揮された時、美しく、観ている人を魅了する演技が実現できるのでしょう。
そして、素人が見ても
「なんて、美しい動きをするんだ
「カッコいいな
「流れるような動きだな~
などと感動し、競技をやったことがある、ないに関わらず、スポーツの素晴らしさを感じることができるのだと思います。

応援するときは日本人ですから日本人選手を応援します。しかし、それを超越したスポーツにかける若者たちの情熱を、観て、感じることが、オリンピックなどの大会を観る醍醐味の一つだと思います。

結果、メダルが取れればそれにこしたことはありません。しかし、人生には失敗がつきものであるのと同様、すべての選手が自分の力を100%発揮できるわけではありません。失敗することも当然あります。
素晴らしい結果を出せた時はおおいに喜び、自分の能力を出し切れなかった選手にも大きな拍手を送り、これからを期待し、すべての選手をまた応援してあげることが大切かなと思います。

メダルが全てではないのですからね

そんなことを思いながらオリンピックを観ています。オリンピックも残りわずかですね。オリンピックは午前中に放映されますので、皆さんオリンピックを観戦するため、当院では、午前中はゆったり時間が流れ、午後がめちゃくちゃ忙しくなるのです。
そのせいではないかもしれませんが…

また、オリンピック選手になるかもしれない成長期のスポーツ選手に対して、鍼灸治療を通じてサポートできるという自分の仕事は本当に幸せだと、オリンピックを観てさらに実感するのです。

オリンピックに出場している選手たちが全力を出し切れるよう、最後まで応援しています 

二葉鍼灸療院 田中良和
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キレイな環境が人を集める ~掃除だョ~

2010年02月23日 | 経営って何?!
先日、日曜に久しぶりにゆっくりできる時間ができました。昼食をとるために金沢市の若宮大橋周辺にあるカフェ・レストランに入りました。

少し時間もあったので、その後、コーヒーを飲みながら読書でもしようと思い、それに適した、ゆっくりできる雰囲気の店はないかと車を走らせていたわけです。
一軒目、駐車場満車、その周辺を捜すとすぐ近くに発見。なかなか外観もいいんじゃないの~と思いました

ハヤシライスを注文。なかなか美味しいハヤシライスでした。

その後、コーヒーを頂き、読書開始。雰囲気も落ち着けるし、いいカフェを発見その自分としての、いい場所発見に少し感動しました。

そして、私の膀胱からサインが出まして、用をたしにトイレへ

そこで、また少し感動。

ちゃんと掃除が行き届いたトイレでした。 埃も見えなかったし、便器がキレイに磨いてあったのです。ピカピカでした。これはしっかり磨いてある便器だな、と、便所掃除を毎日している私にとっては、なぜか感動とともに嬉しくなったのでした。

やっぱり、キレイなトイレは気持ちがいいし、掃除をやっている人、そこに意識のある人は、そういう所に目が行くんですよね。と、自分で感じながら「自分のところの便所をさらにピカピカにしよう」な~んて思っているのでした。

こう感じると、また行ってみたいな、ということになりますよね。
コーヒーを飲みながら、読書し、落ち着けるカフェも探していたわけですから

「整理・整頓・掃除」、これを3Sというそうです。この3Sを徹底して行っている企業は、業種を問わず、いい仕事ができ、業績も伸びているという話も聞きます。
利益を求めるとかではないのですが、3Sを行うことにより、仕事の能率が上がり、効率が上がり、仕事がしやすくなり、仕事が気持ちよくできる環境ができます。その結果、いい仕事、迅速で正確な仕事ができ、そういう企業にはどんどん仕事が舞い込んでくるのでしょう。

≪掃除を続ける中で、その思いが通じていくというのは、地域でも同じことです。私たちは会社が立地する地域の掃除も行います。

今から七年前、本社が現在の目黒区に移転してからも、近隣の中目黒駅から246号線までの道沿いを掃除しています。
~中略~
三年ほど前、清掃中に110番されたことがありました。すぐに警官がかけつけてきたのですが、私たちの姿を見てその警官は通報した人にこう言ったのです。
「あなた、何を言ってるんですか。この人たちは毎日、このあたりを掃除しているんです。あなたもそのことを知っているはずでしょう。何が悪いのですか」
そして警官は私たちに対して、「どうぞ、構わないですから続けてください」
と言ってくれました。この警官もわたくしたちのことを、きちんと見ていてくれたのです。

こうして七年間掃除を続けていく中で、この街もずいぶんキレイになりました。今では、本社の裏手あたりに、代官山のような洒落たブティックやレストランがポツポツと出店するようになり、街の趣まで変わってきました。

かつてはそんな洒落たお店はほとんどなかったのですが、昔からの古い店舗を改装するなどして、見違えるほどキレイな店舗が軒を連ねるようになったのです。

決して、私たちの掃除だけの効果ではないでしょうが、掃除が家風や社風を変えるのと同様に、街の雰囲気も変えていく力があるのかもしれないということを実感しています。≫

『「鍵山道場」人間力を磨く法則』  鍵山秀三郎 著


キレイな環境は、自分の心をキレイにし、その波及効果は周囲の人たちに及び、周辺の環境も変わってくるのだと思います。まず、自分が、自分の周囲をキレイにすることを実践することから始まります。まず行動ですよね

川がキレイになれば、そこに生物が集まって、自然の循環が始まるように、キレイな場所やキレイな心を持った人の周囲には、純粋に人が、物が集まってくるのではないかと思うのです。

自分が今やっている仕事や小さな努力に無駄などはなく、地道にコツコツと努力していれば、誰かが必ず見ていてくれるのです。直接ではなくても、その人の心や行動から、感じる人には心の眼で通じ合うのだと思うのです。
世の中には、けっして無駄な仕事、物、出来事はないのではなかと思いますね

そんなことを考えさせられた、日曜のカフェタイムでした。

二葉鍼灸療院 田中良和
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2月 酔耀会(勉強会)

2010年02月20日 | 酔耀会(すいようかい)
2月17日(水)、今月も早いもので、もう第三水曜日が来ました。でも、勉強会があるとリズムが出てくるんですよね。発表に向け勉強することが自然になってくるからです。

終了時間はと言うと、午前1時ごろでした 今年はまだまだ寒いので、外の気温はマイナスでしたが、酔耀会の活気は赤道直下のように熱く、気持のよい空気が充満しているのでした~

☆内 容

・筋筋膜性疼痛への鍼灸治療~トリガーポイント療法のヒント②~
 【豊島先生】
前月に引き続き、内容はトリガーポイントです。今回は、トリーガーポイントを捉える(触診)に至るまでの段階の説明でした。患者の姿勢の診方から、問診、徒手検査などから、トリガーポイントが存在する可能性のある筋肉を絞り込むまでの手順という内容でした。鍼灸マッサージ師は慢性疼痛を扱う場合は頭に入れておかなければならない考え方ですね。これが全てではありませんが、体を動かすのは筋肉(腱・筋膜)ですから、その触診をできなければ身体を診ること、治療点を絞ることができないということです。有名な鍼灸治療の先人たちの著書をみると、あるいは、話を聞くと、実はこの身体のトリガーポイント(硬結・コリ)の部分へのアプローチを行い、素晴らしい治療成績を収め、後世まで名を残しているのではないのか?!というのが豊島先生の考察でした。


・脊椎矯正法について
 【安井先生】
様々な分野の勉強会や交流会に参加する中で得た情報の中で、人間の身体の屋台骨となる脊柱の変位を矯正する方法を、古流柔術活法や柔道整復術を中心に簡単な説明と実技をしてもらいました。全て簡単にできる技術であり、鍼灸治療などで、どうしても効果が上がらない場合などは併用してみてもいいかもしれないというお話でした。安井先生の姿勢は、患者さまをまず楽にするということ。そのためには自分の持っている資格の範囲でいろいろな効果的な方法を行うということです。この脊椎矯正法は、昔、自然と野球部でやっていた動きもあり、面白い内容でした。これを直接やらないにしても、その脊椎矯正を行う考え方などは、臨床の場で活かせるものだと感じました。

・バイ=デジタル=Oリングテストについての意見
 【宮川先生】
バイ=デジタル=Oリングテストについての考え方や方法を宮川先生の意見も交え考察してもらいました。そのテストを変形させて使用するやり方などの話もありました。使う使わないは別として、いろんな情報を得ておくことは損ではありません。次回の酔耀会では、皮膚についての大作の発表を用意してあるということで、来月が楽しみで~す。


・ホスピタビリティの実現~医療者としての取り組み方~
 【田中良和】
診療に際しての医療人としての在り方、治療院経営をしていくうえで大切な考え方など、最近、経営書の多くに書かれている「ホスピタリティ」ということを中心に、心臓血管外科医であり、葉山ハートセンターの院長を務める、須磨久義 先生の取り組み方について発表させて頂きました。須磨先生は、36歳に心臓バイパス手術の新手法を導入し、世界に高く評価された先生であり、手術の成功率は90%という世界一の実績を持ち「神の手を持つ男」と称されています。心臓血管外科医としての信念、生い立ち、病院づくりなどの内容を紹介させて頂きました。先生は「最高の技術と、患者を思う心、そして病院の皆にとって居心地のいい環境の3つがそろったら、医療におけるホスピタリティが実現できる」と言われております。最高の技術を得る努力をすることは当たり前、そして何よりも大切なのは患者を思い、いたわる心であると言われています。そして、患者に限らず、スタッフがワクワクしながら働ける環境が大切で、そこに病院にも医師やスタッフにも温かい血が通った環境ができ、患者が本当に必要な医療が実現されるということです。再度、自分の鍼灸院経営や臨床現場への反省と課題がみつかったように感じました。


本日、豊島先生のところへメールがあり、福井市のほうから、この酔耀会へ勉強に行きたいという熱心な先生が参加されました。高速を飛ばし約1時間あまり。診療後にお見えになるわけですから、その情熱に脱帽ですね

福井の先生は接骨院を中心にやっていたのですが、鍼灸治療も本格的にやっていきたいということで、全日本鍼灸学会の支部集会で豊島先生にこの勉強会の話を聞いていて…ということでした。
仲間が増えるということは、こんな嬉しいことはありませんねこれからも切磋琢磨していける朋友がたくさんできることが何よりの財産でござ~る

「学ぶ心さえあれば、万物すべてこれわが師である。語らぬ木石、流れる雲、無心の幼児、先輩の厳しい叱責、後輩の純情な忠言、つまりこの広い宇宙、この人間の長い歴史、どんなに小さいことでも、どんなに古いことでも、宇宙の摂理、自然の理法がひそかに脈づいているのである。そして、また、人間の尊い知恵と体験がにじんでいるのである。

これらすべてに学びたい。どんなことからも、どんな人からも、謙虚に素直に学びたい。すべてに学ぶ心があって、はじめて新しい知恵も生まれてくる。よき知恵も生まれてくる。学ぶ心が繁栄へのまず第一歩なのである」
~『道をひらく』 松下幸之助 著 より~

常に勉強じゃ~、一生勉強じゃ~、そんな生きがいに感謝
やったるで 

二葉鍼灸療院 田中良和
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目に見えない陰のサービスとは

2010年02月19日 | 経営って何?!
私たちの仕事に限らず、すべての仕事において言えることは、日々の人間関係、日々の一期一会の積み重ねということです。今日という日の、この出会いは、この瞬間しかありません。

この瞬間瞬間をどのような心で接するか、それが自分の今やっている仕事が世の中に必要とされるか、されないかの分かれ目なんだろうと思います。

私の住む石川県七尾市(私は金沢市です)に和倉温泉があります。行かれた方も多いと思いますが、その地に、「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」において、日本一の称号を何年も連続して受賞している旅館「加賀屋」さんがあります。

私も一度宿泊したことがありますが、笑顔があふれて、やはり素晴らしい従業員の方の応対であったと思いましたね。日本一という評価には、それなりの理由があるということですね。

≪加賀屋には、こうした目に見えるサービスとは別に、目には見えない陰のサービスがある。これもまた、真弓さんが女将として加賀屋に育んだ「もてなしの心」といえるだろう。

「たとえば、こんなケースがありました」。真弓さんによると、ある団体の研修で講師を務めた後、加賀屋に一泊した先生が翌朝、朝食をすませて帰るばかりとなった間際に、青く澄んだ空と海が広がる景色を一人静かに眺め始めたことがある。

すでに外には研修を主催した団体の手配でタクシーが待機していたが、客室係はそっと一杯のお茶を差し出し、タクシーのことは告げようとしなかった。ひとしきり、窓から景色を堪能した先生が
「そういえば、迎えの車が来るんですね。もう来ていますか?」
と我に返るまで、客室係は加賀屋の余韻と、すがすがしい景色にしたる先生を大事にしていたというのである。

真弓さんは「私が言う陰のサービスがこれに当たるのかもしれません。何気ないことですが、私は、お客様に気づいて頂かなくてもいい、こういったサービスも必要だと常々考えています。どうしてもマニュアルを意識すると、事務的な対応に陥ってしまいがちです。それよりも、お客様にとって、いま何が一番必要な心配りであるのかを察知する、そんな気持ちを持たなければいけないのでしょうね」と話す。≫

『加賀屋の流儀 ~極上のおもてなしとは~』  細井 勝 著


マニュアルも大切ですが、これはあくまでも基本です。仕事の中では多くの基本を逸脱した、想定外の出来事が起こります。そのようなマニュアルだけでは対応できない時に、この「相手が、いま何を一番必要としているか」ということを読む力が必要になってきます。

加賀屋さんの例でいくと、”空気を感じる””空気を読む”ということでしょうか。現代的に言うと、”KY”…これは逆の意味ですね

そこには、相手(お客様・患者さま)を思いやる気持ち、心配りが必ず必要にってくるでしょう。自分勝手ではいけないのです。現在の状況、環境を常に意識に置き、判断を下し実行していくことが大切なのだと思います。

加賀屋さんの従業員のように、さりげなく、そっと、自然体で行動できれば、さらに素晴らしいですよね そこまでいくには、広い視野と日々の何でもないことに対する観察力が大事なんだろうと思います。

また、女将さんが言われている「お客様に気づいて頂かなくてもいい、こういったサービスも必要だと、常々考えています」という言葉、これがサービスに限らず、毎日、繰り広げられる人間関係に大切なことだと感じます。期待をしない、見返りを求めない、自分がやってあげたいからやる、お客様に喜んで頂きたい、そんな気持ちでサービス、人間関係ができれば、世の中、本当に素晴らしい世界になっていきますよね。

このような、「見えない陰のサービス」を日々コツコツと行っている中で、様々なお客様の心の琴線に触れる対応ができ、何気ない行動や言葉の中に感動が生まれるのだと思うのです。それを一人一人が自覚してできる旅館だからこそ、毎年、日本一の称号を得られるのだろうと思います。

私たち鍼灸師は、患者さまに健康になって頂くため、技術を磨くことは当たり前です。学問を重ね知識を身につけることも当たり前です。そして、鍼や灸を行うのは人間であり、「患者さまを楽にしたい」と、心が動かすわけですから、人間性を高めることも重要なことです。

そして、それらを駆使しながら、患者さまが「今何を一番必要としているのか」、それは主訴である一番苦痛な症状をとってほしい、病気を治して欲しい、というものが一番必要とされていることなのですが、その裏に潜むものも見抜ける力が重要なのではないかということです。

そして、日々の臨床や、患者さまとの応対の中で、何気ない、ちょっとした言葉や行動が、心の琴線に触れる感動を生むのだと感じますね。その逆もしかりなのですが…

「日々きめ細やかな心配り」、そんなことを心がけて取り組んでいきたいと思います 

二葉鍼灸療院 田中良和
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星稜野球部 冬季 トレーニングを見に行く

2010年02月17日 | 高校野球
2月14日(日)、星稜野球部の冬季トレーニングの様子を見に行ってきました。

来月の今頃はもう開幕戦くらいになるのでしょうか、もう春の気配がそこまで来ています。
しかし、外は寒い 
今年は当初の暖冬という予報が外れ、2月に入ってからは寒い日が多いのです。雪も金沢の平野部では、長く積もることはありませんが、ここ数年ではそこそこの量の雪が降ったと思います。



さて、選手たちは追い込みに入り、脚に腰に疲労がきているようです。しかし、その成果もしっかり出てきています。それぞれ体重がアップして、体のパワーもついてきているようです。

そして、単調なトレーニングの中、それぞれが目的意識を見失わないように、ただ練習をこなしているだけにならないように、常に確認しあってトレーニングに取り組んでいます。意識しだいで自分の身体はどうにでも変化します。この気持ちを忘れず、気持を込めてトレーニングに取り組んでもらいたいと思います。

原因があり結果があるのですから
結果はすべて自分が蒔いた種が芽を出しただけなのです

練習の最後は、”テンジン”あるいは”ウタツ”と呼ばれる山越えマラソンでした。これは私も現役時代走りましたし、これからも山がある限り続くでしょう。

星稜高校から卯辰山を登り頂上から反対側へ下ります。その折り返し地点が天神橋です。


              天神橋

天神橋から再び卯辰山を登り、もと来た道を星稜高校へ帰るという道筋です。なかなか急な坂が多く、いいトレーニングになります。空気もいいですしね でも、走っている本人はそんな余裕なんてありませんが…




 折り返し

選手たちは、速いなり、遅いなりに、一所懸命走っていました……ということにしておきますか



 走れ~

約1ヶ月後はグランドに出ての開幕です。自分の身体感覚に集中して鍛練できるこの時期に、体力をつけ、さらに内部感覚を養い、そこから、自分がどんな選手になりたいか、どんなプレーがしたいか、などグランドに出たときの夢や理想をしっかり描いて欲しいと思います。

思考が人生を創造します

身体内部感覚から心に目を向けることのできるのも、このトレーニング時期のいいところだと思います。

冬眠して成長した選手たちの活躍を観るのが今から楽しみです 

二葉鍼灸療院 田中良和
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ご出産・妊娠・嬉しい報告

2010年02月16日 | 鍼灸
昨日、不妊治療で当院へ通院されていた患者さまから電話がありました。

先週、無事に出産されたとのご連絡でした。
3080gの元気な女の子だったようです。
少し難産だったご様子でした。
赤ちゃんが眠りに入ったので電話して頂いたようですが、どうも私が起こしてしまったようです。「ウエ~ン」という声が、受話器の向こうから聞こえてきました。

本当におめでとうございま~す
父親ではありませんが、本当にそれくらい嬉しいんですよね

また、2月はじめには二人目のお子さまが欲しいということで治療に来院されていた患者さまから「妊娠しました」のご連絡がありました。自然妊娠でした。
これからも何か不安なことがありましたら、全力でサポートしていきたいと思います。

高度生殖医療での不妊治療はお金の負担も大きく、時間もつくらなければいけませんので、仕事を持っている人には厳しいのが現状でしょう。鍼灸治療を行ったからといって全ての人が妊娠し、赤ちゃんができるとは限りません。

しかし、体調が改善され、妊娠しやす、赤ちゃんを育みやすい、カラダの状態をつくっていくことはできます。鍼灸治療以外にも、運動、睡眠、食事、呼吸、などの要素も大切になってきます。

お子さんが授からずに悩んでいる方や、お困りの方は、メールでもいいですから、一度ご相談くださいませ

心を込めて対応させて頂きます 

二葉鍼灸療院 田中良和
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「プラセンタについて」 ミニ講演会 参加

2010年02月13日 | その他の活動
2月11日(木祝 建国記念日)、美容やアンチエイジング分野では話題になっている「プラセンタ」についてのミニ講演会がありましたので参加しました。

昨年から顔を出させて頂いている川本会の主催で行われました。

◎ミニ講演会
 日 時:平成22年2月11日(木祝) 午後11時~午後12時
 場 所:小立庵(ショウリュウアン)〈蕎麦屋〉 金沢市小立野町
 演 題:「プラセンタ」について
 演 者:うきた産婦人科医院 院長 浮田俊彦 先生



 うきた産婦人科医院 浮田俊彦 先生


 司会の川本先生(浮田先生とは長年のご交友があるということです)

プラセンタというのは「胎盤」のことです。ラテン語で「平たいケーキ」を意味する言葉のようで、出産時に取り出される胎盤はまさにこの言葉が当てはまる形状をしています。そのプラセンタを様々な病気の治療に役立てようとする動きが近年盛んになってきています。昨今の代替医療の広がりが着実に現実化している表れです。
胎盤は、お腹に赤ちゃんが育っている時に胎児と母体をつなぐ重要な部分です。胎児はへその緒で胎盤と繋がっています。

胎盤の働きとしては、まだ人の機能として未熟な胎児の代わりに、発育のために必要な酸素の補給(呼吸)やタンパク質合成など栄養分の補給、有害物質の解毒、ホルモンの分泌、老廃物の排泄など、重要な働きを担っています。

肉食・草食に限らず、すべての動物は出産後、この胎盤を食べてしまいます。どうして食べるのか分かっていませんが、産後の体力回復、母乳分泌の促進などいろんな説があります。

このプラセンタは、中国では秦の始皇帝が不老不死の妙薬の一つとして、唐の時代には「紫河車 シカシャ」という名前で、楊貴妃も使用していたと言われています。日本でも、この「紫河車」は加賀の三大秘薬の一つと言われた混元丹に含まれていました。
エジプトの女王、クレオパトラや、フランスのマリーアントワネットは、若返り・美容の目的で利用されていたと言われています。

胎盤に含まれる成分としては、肝細胞増殖因子、神経細胞増殖因子、線維芽細胞成長因子、インシュリン様成長因子、インターロイキンⅠ~Ⅳなど多くの生理活性物質が含まれています。その他にも多くの成分が検出されており、それらが複合的に働き、自律神経・内分泌調整作用、免疫賦活作用、基礎代謝向上作用、活性酸素辞去作用、抗炎症作用など、他にも多くの作用を及ぼし、婦人科や内科、皮膚科をはじめ各科さまざま症状の緩和に効果を及ぼしているようです。

今回の講演会では、ES細胞やiPS細胞、臍帯血の基礎的なお話、浮田先生がこのプラセンタ療法を取り入れるにあたり、長年、考慮してきた生物学的製剤としての問題点の話や、安全性の問題、これをクリアでき、さらに研究が進んできて、おおくの症状改善がみられ、この療法(注射)を取り入れるにいたったお話がありました。

この療法はこれから伸びていく分野であり、これからどんどん話題にものぼってくると思うので、知識として知っておいて損はないというお話でした。司会の川本先生も幅広く知識を得ておくことがこれからは必要であると話されていました。

この話を聞きながら、これは液性に身体に作用を及ぼします。脳から皮膚、筋肉や内臓にいたるまで、あらゆる細胞が活性化されていくように思えます。身体の全ての細胞にある何かが活性化されるのです。これはまさしく、ミトコンドリアの細胞内呼吸の作用が活性化しているのだと思います。浮田先生のところの薬剤師の松田先生も参加されていたので、その質問を個別にしたところ、私の質問の仕方が悪かったのか、反応はいまいちでした。

代謝を行うにも、細胞分裂を行うにも、リボゾームでタンパク質をつくるときも、すべてエネルギーが必要です。ガン細胞はテロメアが異常をきたし、無限に細胞が増殖していくために大きくなっていくわけですが、ミトコンドリアの遺伝子が障害され、核がアポトーシスを行わなくなることが重要な変化の一つです。テロメア異常が先か、どっちが先か分かりませんが、ミトコンドリアの機能がなくなるから、エネルギープラントの機能が消失し、細胞質で糖質だけを利用するようになるのです。ミトコンドリアはエネルギーの他にも、カルシウム代謝やサイトカインをつくったり、ホルモンもここでつくられます。そして代謝異常が起き、身体の変調をきたします。

まあ、長いこと講釈をたれてしまいましたが、プラセンタはこれから、いろんな分野で利用されてくるでしょう。日本産婦人科学会ではメルスモンともう一つどこか忘れましたが、2社しか現在、この療法に関しては認定していないようです。機能性健康食品やサプリメントで、この「プラセンタ」や「プラセンタ効果」なんて書いてあったら注意する必要があるとも言われていました。まだ研究が未熟な分野だけに、何が入っているか分からないものも出てきます。使用する側が気をつけないといけませんね

時間がありましたので、もう一つのお話がありました。子宮頸ガン・ワクチンという話題が最近メディアでもチラホラ出てきています。この子宮頸ガン・ワクチンを公費負担にして、現在増加してきている20~30代の子宮頸ガン(35歳ピーク)の発症を減らしていこうという試みが、現在、産婦人科や地方自治体の間でも進んできており、新潟県魚沼市や名古屋市では公費負担になっているようです。金沢市もその方向で進めているということでした。

ワクチン接種は11歳~14歳の時期に行うのが効果的で、12歳の女の子に接種した場合、、しなかった場合と比べるとガンの発生率を73%減らすことができるということです。

この子宮頸ガン・ワクチン接種に関する私の考えとしては、今の社会の現状を踏まえると、このワクチン接種は子宮頸ガンを減少させるためには一つの方法であるかもしれません……しか~しあまりにも短絡的な思考であると思うのです。理由は…

・子宮頸ガンはヒトパピローマウイルスによる感染を受ければ受けるほど発症率が高くなると言われています。性交渉による感染ということです。では、ヒトパピローマウイルスに感染してガンを発症する人と、しない人の違いはなんなのでしょうか

・ガンは身体の免疫系など生体防御機能が低下して発症します(もっと複雑ですが)。では、食事、運動、睡眠など生活習慣の改善、とくに食事の改善、指導がまず必要であると思うのですが

・各学校や医師、親などどれだけ性教育がされているか分かりませんが、感染が性交渉によるものなら、まず性教育を充実していくほうが先であると思うのですが

・ワクチンであっても薬です。ガンがなぜできるのかという根本的な身体状況、生活環境というものを考え、自然の力で予防していくことが大切だと思います。子宮頸ガンが増殖するのは本当にウイルス感染だけが理由なんでしょうか

私としては、現在の文明社会としての状況を踏まえると、90%反対、10%賛成といったところでしょうか。まだ成長期の、育ち盛りの身体にワクチンを接種するというところに、すごく引っかかりを感じるのです。他に対策はないのでしょうか。やはりガンは感染だけが原因ではないというところが重要なんだと思います。

その年代の娘が子どもとしていたら…おそらく答えは変わりないでしょうね


ミニ講演後は、お蕎麦を食べてエネルギー補給

多くの刺激を受け、勉強になり、充実した時間でした~ 

二葉鍼灸療院 田中良和
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日々感動!

2010年02月11日 | 言葉のちから 心のちから
感動は、そんな劇的な出来事でなくても、毎日の生活の中にあるものだと思います。
ただ、それに気づくか、気づかないか、そこの意識を向けることができるか、できないかなんだと思います。

日々の何気ない景色や、出来事、他人の思いやりの心や行動に、目を向けて、感じることができれば、そこには自分なりの感動があるのだと感じます。

≪何気なく生きても、あるいは毎日感動しながら生きても、それが自分の人生です。自分次第で人生は、どのようにでも変えることができます。

自分の人生の価値を決めるのは、自分しかいないのですから。≫

『理想の会社』  福島正伸 著


感動や学びは、人生のどこの場面にも存在します。
そこに目がいくか、心が向くか、意識が深まっているか、なのだと思います。
実は毎日繰り返している行動の中に、あるいは、毎日通っている道に、いつも訪れているお店に、感動が待ちかまえているかもしれませんよね。

感動がいっぱいになる=充実した人生 なのだと思います。

さ~て、今日も忙しくなりそうだぞ~。
どんな感動が待っているか楽しみです
今日も一日、明るく、元気に、そして、感動を探して、楽しく過ごしましょう 

二葉鍼灸療院 田中良和
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第28回 加賀・三策塾(合同学術研修会)

2010年02月10日 | 鍼灸
今年になって初めての、加賀・三策塾が2月7日(日)、午前10時~午後12時、石川県立盲学校において開催されましたので参加しました。

三策塾が終了したら、金沢市鍼灸マッサージ師会の理事会があり、本日もなかなか忙しい一日になりました。



◎内 容
 ・胸郭出口症候群が疑われた一症例
                   あわ鍼灸治療院  粟 友幸 先生

 ・認知症に東洋医学が挑む ~DVD観賞~

 ・鍼灸・医療最新ニュース


症例報告は「胸郭出口症候群が疑われた一症例」ということで、粟先生に発表して頂きました。酔耀会で何度か練習をしたのもあるかもしれませんが、初発表でしたが落ち着いて発表できていたし、質問にもしっかり受け答えできていて良かったと思いました。症例報告や研究発表をする時は、いろいろ勉強しなければいけませんので、それが自分の臨床能力の肥しになっていくのです。


 発表する 粟先生

胸郭出口症候群とは、頸部や上肢の痛みやシビレを訴える一つの状態です。鎖骨や第一肋骨、その周囲の筋群が原因となり、鎖骨下動脈や腋下動脈の圧迫や牽引により、神経が過敏状態となり症状が出現すると言われております。

さて、症例は65歳、女性。両頸肩部の重だるい感じと左手指のシビレを主訴に来院。さまざまな徒手検査を行い、症状などから斜角筋症候群と判断し、鍼・マッサージ治療を行いました。8回の治療でしたが症状の軽減がみられた。患者の都合で来院はできなくなったが、一定の治療効果はあったと思われる。

頸肩部の重だるい感覚や痛みなどは鍼灸マッサージの得意分野であるが、どんな場合にも、問診、徒手検査を行い、今回の場合のように手指にシビレのある場合はとくに注意して、さまざまな疾病を疑い、鑑別診断していくことが重要であると考察は締めくくられていました。これが実はプライマリーケアの場合は重要なことで、そこで鍼灸マッサージに適応なのか、どれだけくらい治療期間がかかるのか、患者さまに説明し、理解し、納得して頂くために欠かせないことです。

質疑応答では、「身体を診ていく中で、このツボがこんな変化をしていた、ここはポイントの治療点だ、という部分があれば教えてほしい」「モーリーテストの左右差、検査の精度について」「期外収縮や心拍異常はあったか(高血圧、脂質異常症が存在したため)」「発汗異常はあったか」「知覚障害だけで、なぜ筋力低下など運動神経障害が出ていないのか」「本当に絞扼性神経障害というものがあるのか、トリガーポイントなどが実は多いのではないのか」など多くの質疑応答があり、いろいろ勉強になるところが多かったです。

その後、以前、「認知症に東洋医学が挑む」というシンポジウムが行われ、それをNHKで放送されたものを観賞しました。その中でも、脳血管障害や認知症に関する鍼治療の取り組みの部分を15分ほど観ました。中国の天津中医薬大学 鍼灸科での鍼治療についてだったのですが、データ的にも回復率が高く、何よりも少しでも症状が改善することによって、患者さまの意欲が向上してくるということでした。鍼治療の効果と意欲の向上で、患者さまにとってより良い予後を提供できているようでした。



これはDVDの内容ではありませんが、中国で研修してきた先生の話を聞くと、中国では脳梗塞による片麻痺の患者さまが少ないそうです。それは超早期の治療の一つとして鍼治療を行っているからだというお話でした。

フロアからは「いつもテレビで放送される時は、中国の何々大学、アメリカの何々大学の研究結果ということで、鍼治療のエビデンスなどが放送されるが、日本にも鍼灸大学がたくさんできているのだから、もうちょっと頑張ってほしい」との意見もありました。ごもっともなことだと思います。広い視野にたって国際的な研究結果を出していってほしいと思いますね。それが鍼灸大学にいることの使命の一つだと感じます。ただ、その分、私たちの資質もあげていかなければ、国や他の医療者への信頼や、鍼灸の必要性などが理解されないのだと思いますね。

本日は雪。盲学校周辺は、台地ですから、雪の積もっている量も多かったのですが、多くの先生方が参加されていました。医療を行うものは常に勉強です。私がこの職業を引退するとしたら、この”学ぶ心”がなくなった時でしょうね…ということは、一生辞められないということですね。

いい研修会でした 

二葉鍼灸療院 田中良和
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恵まれていることへの”気づき”

2010年02月09日 | 言葉のちから 心のちから
一日一日、嬉しいこと、楽しいこと、辛いことなど、多くの出来事、人生の分岐点を体験します。しかし、太陽は東から西へ大自然の摂理に従い、人間の生活に関係なく経過していきます。

それぞれ環境やおかれている立場は違いますが、一日をどう生きるか、「今」をどのような心で過ごすかで、人生や運命が変わってくるのでしょう。

≪自分みたいに可哀そうで苦しい境遇の人はいないし、また他人には自分の不幸が分かるはずがないと思っている人が多いです。でも、その苦労は、まだ本当の苦労を経験していません。

本当の真実の苦労を人が経験しますと…不思議なことに、生きている、生かされている、生死の原点を何故か見つめ出します。苦しさのあまり、初期の苦労で出てくるような自殺願望はありません。

真実の苦労を経験した人には、明るい性格の人が多いです。もともとは明るい性格ではなく、大きな苦労を経過した上で明るくなるのです。もう、失うものがないからかも知れません。

終戦直後の日本人は、これを経験したのでしょう。家族を亡くし、すべてを亡くした上で焼け野原から逞しく再生しました。その当時の自殺者は、現代よりも格段に少ないでしょう。生かされている原点の有り難さを、誰もが本能で知ったからです。

「今」、生かされていることへの感謝に気づけない人は、逆に言えば幸福な環境なのかも知れません。その環境をなくさないうちに、気づいてほしいものです。

「今」、今…今が大事であり、世の中は本当に有り難いことばかりです。≫

『森羅万象 2』  伊勢 白山道  著


食事を考えても、「今」、お米を食べることができるのは、お父さんが働き(自分に働く環境があり)、お金を稼ぎ、お母さんがお米を買い、食事をつくってくれるからです。そのお米を売る業者さんがいます。お米を育てる農家の方々の努力と愛情があります。お米は水と空気と太陽の光がないと育ちません。肥料も必要です。多くの人が関わって自分の一日に必要な栄養が保たれています。命は生かされているのです。

お米以外はほとんど輸入に頼っている日本は、食に携わる多くの世界の人たちのお蔭で、おいしい食事を食べることができるのです。命は世界や地球レベルで生かされているのです。

こう考えると、ご飯を一杯食べるためにも、多くの人たちの努力や愛情が関わっていることがわかります、「今」が当たり前ではなく、「今」生かされていることへ感謝をすることが大切なのです。ご飯を食べるにしても、そんな気持ちで食べると、食に対する意識も変わってきますね。ご飯を残したりしませんし、現代の日本のような、輸入量の三分の一の食品を廃棄してしまうという状況などにも疑問が出てくるというものです。

同じ一日を生きるなら、感謝という空気を吸い、笑顔、積極性、喜びという太陽の光を浴び、心身ともにそんな心で一日を過ごしたいものです

「今」を楽しく 「今」に感謝 「今」を笑顔で 「今」を颯爽溌剌と そんな「今」を積み重ねていきたいと思います。

人生は、自分自身、心の内の思考が創るのですから~ 

二葉鍼灸療院 田中良和
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成長期の子どもの「身体」と「こころ」を考える ③

2010年02月06日 | 成長期の身体と心
少し違う視点から、子どもの成長を視ていきましょう。

時代は幕末から明治にかけての日本。日本が開国を迫られる前後から、多くの外国人が日本を訪れるようになりました。外国人は、日本にひいきをすることなく、見たままを日記や手記として残しています。それをまとめた書籍から子どもたちの様子をみていきたいと思います(幕末から明治初期)。

≪オズボーンの見るところも彼とひとしい。これは、川崎大師への遠乗りをした時の品川郊外での見聞である。

「道に群れている沢山の歩行者の中に、市場から家路を急ぐ農夫たちの姿があった。大都会で何か買い物したものを抱えているのだが、この気のいい連中のうち、子どものおもちゃを手にしていないものはごく稀であることに目がひかれた。おもちゃ屋がずいぶん多いことはすでに我々は気づいていた。こういったことは、この心のあたたかい国民が、社会の幼いメンバーにいかにたっぷりと愛情を注いでいるということの証拠だろう」

子どもの遊びの問題を研究すれば、

「日本人が非常に愛情の深い父であり母であり、また非常におとなしくて無邪気な子どもを持っていることに、他の何よりも大いに尊敬したくなる」

とグリフィスは言う。

そしてモースもまた述べる。

「日本人は確かに児童問題を解決している。日本の子どもほど行儀がよくて親切な子どもはいない。また、日本人の母親ほど辛抱強く愛情に富み、子どもに尽くす母親はいない」

グリフィスは横浜に上陸して初めて日本の子どもを見たとき、

「なんとかわいい子ども。まるまると肥え、バラ色の肌、キラキラとした眼」

という感想を持った。

また、スエンソンは、

「どの子もみんな健康そのもの、生命力、生きる喜びに輝いており、魅せられるほど愛らしく、仔犬と同様、日本人の成長をこの段階で止められないのが惜しまれる」

と感じた。≫

『逝きし日の面影』  渡辺京二 著


初めて日本という未知の文化を感じた外国人の手記ですから、なにかすごく新鮮に感じられるのと、読んでいるだけで楽しく、明るい気持ちになってきます。

幕末から明治初期はまだまだ、日本本来の国の空気や民衆の生活が息づいていた時期だと思います。その時代の親子関係、子どものおかれている環境が垣間見れるような文章であると思います。

現代の日本と比べてどうでしょうか
何が変わったのでしょうか
愛情とはなんでしょうか
本当に豊かな生活は現代でしょか、幕末でしょうか

さまざまな観方があると思いますが、輝く未来を担う子どもたちの「身体」と「こころ」が育まれる成長期という時期に、大人はどのように、子どもを導いていけるのか、どうしたら心も体も豊かな成人になってもらえるか、これは全て大人に責任があります。

正しい真実を子どもに伝え、いろんな形があると思いますが愛情を注ぎ、子どもも大人も過ごしやすい温かい社会をつくっていくことが大切なのだと感じます。スポーツでも、勉強でも、子どもの可能性をどうしたら引き出してあげられるか…そんなことを考えながら大人も一緒に成長していくのだろうと思います。

とりとめもなく書いてきました。長くなりましたが、これで終わります。
最後まで、読んで頂いて、ありがとうございます 

二葉鍼灸療院 田中良和
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成長期の子どもの「身体」と「こころ」を考える ②

2010年02月06日 | 成長期の身体と心
人間の身体は24歳まで成長し続け、そこで人間の身体は完成されます。それからは新陳代謝を繰り返しながら、天寿を全うすべく人間の精妙な機能が発揮され、徐々に死へ向かって機能が低下していきます。

その身体が完成するまでの成長期は、その後の人生を形成する重要な基盤づくりの時期でもあり、その時期が、それからの人生の身体やこころの状態を左右すると言っても言い過ぎでないくらい大切な時期なのです

◎思い通りにいかない虫捕りが、子どもを育てる

(養老)そういう意味の体育って、今、ゼロになっちゃっているんじゃない?体育といえば、オリンピックでやるような競技しか教えないでしょ。体操とかサッカーとかさ。だけど、宙返りしたり、球を蹴ったりしても、日常生活とは関係がない。言ってみれば、西洋風のダンスみたいなものでね。氷の上でサーカスみたいに滑れたって、廊下で転んだりしているんだよ、きっと(笑)。それを体育教育と思い込んでいるんじゃないのかな。

(奥本)野球のピッチャーに話を聞いたことがあるんだすけど、あの決まった距離じゃないと、凄い球を投げられないそうですよ。あれより近くても遠くても、コントロールが狂っちゃうらしい。ピッチャーの投球って、完全に型にはめて投げてますから。
(池田)スポーツも、今は細かい理論がありすぎらしいですね。しかも情報社会だから、世界的にすぐ普及しちゃう。少年サッカーを教えるメソッドも、世界的にかなり統一されつつあるんだって。
(奥本)ビデオとかDVDとか、映像でメソッドが普及されているからね。
(池田)だから、アフリカでも中国でも日本でも北朝鮮でも、子どもたちは同じやり方で練習させられている。ドリブル上達法とか、ターンの仕方とか、みんな同じ。世界標準なわけです。
(養老)まさしく調教だな。
(池田)だから、世界中から同じような選手しか出てこない。やっているサッカーもみんな同じようになっちゃう。大人のプロゲームも、学生の試合も、子どもの大会も、みんな同じようなサッカーしかやっていない。というより、やれない。標準メソッドに従わないような個性派は、クラブとか学校の部活に残れなくて、排除されちゃうから。

(養老)それは僕は、絶対に身体に関するファシズムだと思う。ヨーロッパ起源のスポーツには、似たようなものが多いんですよ。その点、日本の武道はちょっと変わっている。一見ファシズムみたいけど、実は自由なんです。剣道だって柔道だって、礼儀や技はいろいろあるけど、最後は気合でしょ。
(池田)そうなんです。スポーツの醍醐味というのは、技術、戦術、体力に劣る側が、勝る側にどうしたら勝てるかという一点にある。そりゃそうですよね。勝てそうにない相手に勝つことが、無上の喜びなのであってね。じゃあ、どうしたら勝てるかと。さらに言えば、選手それぞれがスタンダード以上のことを試合で実践する以外にない。要するに教えられた以上のこと、スタンダードを超えるプレーを実践するしかない。コーチや先生の顔色ばかり見ている奴は、結局のところ役に立たないわけですよ。
(養老)そうなんだ。それをふつう、「カンがいい選手」と言うわけだよ。「動物的な感覚」と言ってもいい。

(奥本)今流行のマニュアル頼りの教育では、そのカンが育たない。むしろ、殺してしまいます。
(養老)偏差値教育がダメにしているんだよ。
(池田)そもそもスポーツをマニュアルで教えられると思っていること自体が、間違いなんじゃないの? 実地で体を動かして、状況に反応して、インプットとアウトプットを繰り返しながら、自分でカンを鍛えていくしかないんじゃないかな。
(奥本)スポーツ選手にも、虫捕りが必要だ(笑)。
(養老)まったく、そのとおり。
(池田)虫捕りもスポーツも、辛抱とか努力の結果でしょ。思い通りにならないということを痛感する。思い通りにならないのが当たり前なんだということの意味が大きい。ゲームだって、本来はスポーツと同じようなもののはずなのに、攻撃本があったりして、思い通りになっちゃう。

(奥本)虫は思い通りにならない。不条理である。そこが魅力であって、ゲームにはない、思いがけない筋書きが展開していく。
(養老)自分の思い通りにならないはずがないと思っていれば、思い通りになったときに、嬉しいと感じる。捕れるわけがないと思いながら虫捕りをしていれば、たまに捕れるとすごく嬉しい。友達と一緒に行って、自分だけが捕りたい虫を捕れない時の惨めさとか、いろいろなことがあるじゃないですか。そういう経験は、子どもたちの成長にとって、とっても重要ですよね。で、絶対あいつよりたくさん捕ってやる、どうしたら捕れるだろうと工夫したり、探したりするでしょ。あるいは、あいつはこうやっているんだなと一目置いたりね。
(奥本)子どもをダメにしようと思えば、何でも与えればいい。これはルソーの言葉ですけどね。何でも次々に与えられたら、まったく欲望がなくなっちゃうと思うの。「何か食べたい?」って聞いても「べつに」って返事が返ってくる。「強いて言えば、マックのあれかな」ぐらいになっちゃうでしょ。今の子は、腹を減らしてないもんなぁ。
(池田)うまいものは、たまに食うからうまいわけで、毎日毎日ご馳走を食べていたら、ありがたみも何もないですよ。
(奥本)今の子には、死ぬほどお腹がすいたという体験がないでしょ。いつになったらご飯を食べさせてもらえるかわからないという、不安な状況もない。
(池田)僕らはうんとお腹が減っていたから、学校から帰ってきて、戸棚にせんべいでもあれば「やったぞ、今日はラッキー!!」とか思いましたね。
(養老)僕は食物自給率を上げろっていう農水省の会議に出ているんだけど、教育のためには、もっと食物自給率を下げるべきかな(笑)。

『虫捕る子だけが生き残る』  養老孟司 池田清彦 奥本大三郎 対談集


ちょっと長い引用になってしまいましたが、現在はスポーツに限らず情報を得ようと思えば、様々な媒体から多くのものを得ることができます。その情報が、やろうとしている事に対して、また、その環境において適しているのかどうか判断し、それを活かすも殺すも、それにより良くなるも悪くなるも、自分の状況判断と分析しだいということです。

子どもたちを取り巻くスポーツなども同様なことが言えると思います。プロや外国のスター選手が効果があったから言って、練習方法やトレーニング機器を取り入れても、それは成長期の選手には効果が出ないばかりか、害にさえなることもあります。

また、この練習は何のために、どこを鍛える目的で、実際の動きのどんな状況のために、など自分で理解し、納得しないまま、言われた通り、指示通り、監督やコーチに怒られないように、ただ機械的に練習をこなしていたのでは、これも自分の身につくこともありませんし、また、集中力の欠如や不注意を生み、傷害を引き起こすなど害になることもあります。

指導者の教えを聴くことは大事なことです。そこから一皮むけ、自分の身体に自然な動きを身につけるためには、「どうしてこの練習をするのか?」「目的は?」など、自分の心に問いかけながら、意識を身体内部部(身体感覚)に向けていくことが大切なことであると思います。自分でいろいろ考えて実践して、失敗して、そして学んでいくことが成長であり、自分勝手ではない、本当の自由というものがわかってくるのかもしれません。

飢餓状態なんてのは、体験したくはありませんが、本当に日本は食事にしても恵まれているんだということに感謝しつつ、ギリギリのところまでやってみることを小さい頃から体験していくことも必要なのかもしれません。

もうちょっと、お付き合いくださいね~パート3へ

二葉鍼灸療院 田中良和
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成長期の子どもの「身体」と「こころ」を考える ①

2010年02月06日 | 成長期の身体と心
世の中は生と死が繰り返され成り立っています。人生の天寿を全うし、あるいは、天寿までいかない方もおられますが、人間社会の一翼を担い、社会を形つくってきた人々が身体のエネルギーを使い果たし「死」を迎えます。それがあるからこそ、新たに「生」を受けこの世に生まれてくる命にも意味が出てきます。そして、その新たな命が成長し、また、この世界の社会を形成していきます。

これは天地自然の悠久の流れであり、大自然の変えることのできない原則でもあります。

これからの社会、未来をつくっていくのは「子どもたち」です。その子どもたちの”身体”と”こころ”はどのような状況になっているのでしょうか。私たちにも子ども時代がありました。社会は変化しますので、それに伴い子どもたちの環境も変化していくでしょう。

現在、いじめ、非行、自傷行為、ひきこもり、親による虐待、最悪の場合には殺人や自殺などで奇跡的に授かった人間という尊い命を、その命を失うという悲しい状況が現代の子どもたちを取り巻く環境、社会の姿の大きな一面であると思います。

未来を担う子どもたちの環境を整え、その可能性を引き出すような明るい未来への方向性を示してあげるのが大人の役目であると思います。家庭において、地域社会において、行政において、政治において、日本において、世界において、そのような努力もなされていますが、大人がその役割果たしているかというと、そうでない場合が多いのではないでしょうか。

苦しい子どもたちの真の姿、心の叫びを受けとめ活動されている、”夜回り先生”こと水谷 修 先生、や”平成の駆け込み寺”と言われている西居院 住職 廣中邦充 先生がともに共通して言われることは、「子どもたちが悪いんではない、大人(親)がすべて悪いんだ」ということです。

さて、その社会というところも捉えつつ、成長期の子どもたちの「身体」と「こころ」を書籍を題材にして考えていきたいと思います。

◎思い通りにいかない虫捕りが、子どもを育てる

(養老)こりゃあひどいと思ったのは、京都駅に修学旅行の高校生が全員ベターッて座っているでしょ。
(池田)ああ、時々座っていますね。専用の待機所みたいなところがある。
(養老)それよ。何のためのスペースなのか、最近までわからなかったんだけど、まさか人間用とはね。動物って、常に次にどう動くかということを意識している存在なんだけど、あそこにしゃがみ込んでいる子どもたちには、その気配がまるでない。あれは、動物じゃないね、家畜だよ。指示されるまでは動いちゃいけないって、完全に調教されている。だから、立ちもしないでベターッと座っている。異様な風景です。
(奥本)だから、形のそろった農協のトマトやキュウリなんですよ。学齢以前から、そう教え込まれているんでしょうね。そもそも。今の母親がそうやって調教している。「○○しちゃいけません!」って、二言目には叱っている。
(養老)そうそう、それで思い出すんだけど、僕の友人に若原弘之君という、ラオスに住んでいる虫捕り名人がいてね。彼は、正反対なの。どういうことかというと、たとえば、山の中に若原君が捕虫網を持って、ぽっと立っている。見れば誰でもわかるんだけど。ただ立っているんじゃなくて、ふわっと立っているんですよ。歩くのも、ふわっていう感じ。
(奥本)仙人か忍者みたいな男ですから。
(養老)そうそう。気になって、しばらく見ていたことがあるけど、山の斜面の上りでも下りでも同じなんだ。歩調がまったく変わらない。当たり前のことだけど、チョウって、どこから飛んでくるか分からないじゃない?後ろから頭越しに来るか、前から飛んでくるか。どこから現われても、いちばん楽に網を出せる体勢って、そういう「ふわっ」の姿勢なんですよ。どこにも力が入っていない。
(奥本)いわゆる自然体。
(池田)虫捕りの基本です。
(養老)そうか、基本かぁ(笑)。でね、武道家も同じことを言うんですよ。それを古武道の用語では「居着かない」と言うらしい。その場にベターッと居着いていない。次の動きが常に予想されているあり方ですよね。素人が剣を構えると、相手の次の動きを一方向しか予想できない。ところが達人の武道家になると、相手がどこから来てもいいという構えになる。それを「隙がない」と言うわけです。ああいう立ち方をしている男がいると、昔はヤクザも避けて通ったんですよ。
(池田)ヤクザも避ける虫捕り名人(笑)。

『虫捕る子だけが生き残る』  養老孟司 池田清彦 奥本大三郎 対談集


人に言われたこと、他人から指示を受けたこと、これを守って行動することは大切なことです。しかし、今、自分がどんな状況におかれていて、周囲の環境をどんな感じで、次にどうしたらいいかということを、自分で判断し行動できるという能力は、現代の子どもたちに身についているでしょうか。

こうしちゃダメ、あそこへ行ってはダメ、これは禁止、家庭や地域、あらゆる社会において多くの規制に縛られているのが現状です。規制の中で、いわゆるいい子にしていれば楽ではあります。しかし、そこには好奇心や冒険心、問題意識など実践から学ぶべき智慧や応用力を養う力が失われていきます。

虫捕り名人や武道の達人の話で出てきたように、不測の事態、想定外の事態に、身体やこころが、自然に無理なく対応できるためには、やはり身体を動かすことが大切なのだと思います。成長期の子どもの頃にそれを養うには、身体を使っての”遊び”、自然の中で行う“遊び”が必要なのだと思います。

そこに、失敗があり、思い通りにならないことが世の中にはあることを知り、それでは、どう打開していくかという目的意識や智慧がつき、さらに実践することで、身体もこころも養われてくるのだと感じます。

また、虫捕り名人と武道の達人の共通する身体の要素としては「身体に力みがなく、どんな状況の変化にも対応できる自然体」があると思います。これは科学的にも筋肉を柔軟に使うことができ、力を入れずにパワーを発揮できる筋肉の反射(伸長反射)を存分に使いこなせる状態と言えます。ということは自分の力以上のパフォーマンスを引き出すことにも繋がっていくのです。この状態は、非常に脳がリラックスした状態と言えるのだと思います。

このような身体やこころをつくるためには、たとえば野球やサッカー、バスケなどスポーツにしても、練習だけ行っていればいいというものではなく、日常の何気ない動作や行動が大事であり、それを養うには自然の中で遊び、大自然の中から様々なことを学ぶことが必要だと感じます。

長くなりましたので、続きはパート2で書きたいと思いま~す

二葉鍼灸療院 田中良和
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環境適応車(エコカー)補助金制度

2010年02月04日 | 社会
昨日の読売新聞に、日本の環境適応車(エコカー)補助金制度についての米国政府とのやりとりが載っていました。

≪日本の環境適応車(エコカー)補助金制度を巡って米通商代表部(USTR)が日本に追加措置を要請したのは、米国内で高まる保護主義圧力を無視できないためだ。米国車の多くが燃費性能の面でエコカー補助の対象とならず、米政府は補助効果を享受する国産車との「格差」にいらだちを募らせる。日本の消費刺激策としてスタートした制度が思わぬ「日米摩擦」に発展しかねない情勢だ。

1日の日米実務者協議で米通商代表部のマランティス次席代表が問題にしたのは、燃費の測定手法だった。今回の補助金制度では、日本に輸入される米国車は1台も対象とならなかったため、日本は1月19日に米側に配慮する形で条件緩和策を打ち出し、米国で燃費測定を受けた車でも補助対象にした。

この際、市街地走行(シティー)、高速走行(ハイウエー)、市街地と高速走行の組み合わせ(コンバイン)という三つの米国基準のうち、日本と近い市街地走行の手法で測定することにした。

ところが、米国は高速走行を求め、日本側が拒否すると次は市街地・高速組み合わせ走行を要求。組み合わせ走行の手法だと補助対象が拡大するためだ。~中略~

米国車だけに緩い燃費基準を認めれば、国産車や欧州車が不平等になるため、日本側は当初予定通りに市街地走行しか認めない方針だ。
米政府が強硬姿勢を崩さないのは、エコカー補助の日米格差是正を米フォード・モーターが強く後押しし、米自動車大手3社をかかえるミシガン州選出議員が中心となって米政府に強く働きかけていることも影響している。しかも一部の先鋭的な議員にとどまっていた保護主義圧力が次第に拡大しつつある。米議会で審議中の追加雇用対策には、再び米製品購入を促進する条項を盛り込む動きも出ている。≫

2010年2月3日 読売新聞 経済面


どう考えてもおかしな話です。エコカー補助金制度で一定の基準を満たす車を対象とするわけです。これは景気刺激策でもあり、地球環境悪化(車をたくさん作ること自体、環境破壊を招いてるわけですが…)に配慮した政策なわけです。それを米国の車が1台も対象にならないから基準を緩やかにしろ、ということ自体が筋が通らない話です。それなら、そのような基準に適応する車をつくりなさいという話になります。国益、自国の産業のことだけを考えれば筋の通った話なのかもしれません。

米国も「今」まだまだたいへんな時期です。フォードは実質、国営企業になっています。他の米国自動車大手もたいへんな状況です。大企業に頼りきっていた都市は、工場や店が多数閉鎖され、失業者は増加の一途をたどっています。地方の銀行もどんどん破綻しています。サブプライム問題ではありませんが、家のローンが払えず、車で生活したり、ホームレスも増加しています。約5000万人の人たちが医療保険に加入できない状況に陥っています。

今までの米国は、99%の人が真面目に働き、1%の人が莫大な富を得る社会でした。その他、様々な要因があると思いますが、そのツケが米国社会にまわってきています。その影響下にある日本は今の米国の本当の状況を把握しておかないと、その大きな波をかぶることになるんではないでしょうか。

上記の記事に出てくる、米国通商代表部(USTR)は、毎年、日本に、米国が有利に利益を獲得できるような政策の促進をすすめる意見書(年次改革要望書)を作成し日本に要求する機関でもあります。小泉内閣の時代であれば、何となく、いつの間にか要求が通ってしまったかもしれませんが、現在はそう簡単にはいかないのです。政権与党、政府の考え方が違うのですから。

普天間基地の問題にしても、郵政民営化の問題にしても、エコカー補助金制度のような小さな要求一つにしても、今までのよう「ハイハイ」と通されるようなことはないということです。小沢政権になり、何でもかんでも米国の言うことを聞き、国民が何も知らない間にいつの間にか米国(一部の富裕者層)が利益を得るような事柄が決まってしまうことはないと思うからです。

米国の経済状況は、各報道機関が報じているより深刻な状況のようです。そういう意味で、今までドラえもんのポケットのような無限の貯金箱だと思い、お金を都合してもらっていた日本から、苦しいからさらにお金をもらおうとしているのかもしれません。日本も一つの国であり、国民の生活を守る義務が政府にはあります(今まではどうだったか…)し、今の社会の状況も「米国の思い通り」という時代ではなくなってきましたし、経済は厳しい状況をさらに進んでいます。

この経済や社会を考えると米国の無謀なごり押しも自国(一部の富裕層)のために必要なことなのかもしれません。日本はどうでしょう。「今」小沢幹事長の問題で騒いでいますが、そんな場合ではないのです。オリンピック後に徐々にあらわれてくると言われる不況や、米国中間選挙前に起こるかもしれないと言われている経済のさらなる悪化(二番底…恐慌の始まり)に備え、「今」から早急の経済刺激策や景気回復、あるいは、最悪の場合の対応など、経済政策を勢いよくやっていくべき時だと思います。
鳩山首相や小沢幹事長のお金の問題がそれより重要な問題なら「今」それやっていればいいのですが、そんな時期ではありません。また、小沢さんの資金問題を検察が行うなら、その後に、自民党の議員にもすべてやって欲しいものです。それが公平というものです。企業献金を民主党の献金をはるかにしのいで大きな資金になっていたのは自民党なんですから。

今回の自動車の問題からも、視えてくるのは米国は強力な保護主義になっていくだろうということです。その要求がこれからどんどんエスカレートしていくだろうということだと思います。それほど米国経済は深刻なのでしょう。米国の「今」の経済・社会状況は人事ではありません。情報の表だけ見ていては事の本質が視えてこないのだろうと思うのです。ですからメディアから流れる情報の裏にある真実を視て、これからは判断していくことが大切だと思うのです。

真実は何なんだろうか~と考えつつ、その社会で起こる事柄に対して、自分の心や生活と照らし合わせ、「それじゃ~自分はこうやって行こう」「こういう心を持って一日を過ごして行こう」と思うので、すべて自分の勉強材料になるんですよね。
世の中、「意識」と「気づき」さえあれば、どこにでも「学ぶ」材料が発見できるんですね。

二葉鍼灸療院 田中良和
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