二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

第118回北信越高校野球石川大会 星稜~2回戦~ 

2008年04月29日 | 高校野球
4月27日(日)、石川県立野球場にて、星稜高校が2回戦を行うということで観戦してきました。午前11時20分試合開始予定でしたので、朝早くからバッティング練習をしていましたので、私も朝から選手たちとともに行動してきました。

まず、1回戦の結果

星稜能都北辰 (1回戦)4月21日(月)

 能都 00000 0
 星稜 1703X 11 5回コールドゲーム


そして、2回戦 

星稜羽咋工業 (2回戦)4月27日(日)

 羽咋 000000000 0
 星稜 01210001X 5


2回戦は相手チームは思いっきり振り、力強いバッティングをしてくるチームでしたが、今日は星稜のエースの調子も上り調子でしたし、試合前の投球の調子からいくと、しっかり抑えてくれるだろうと信じていました。

結果、5安打完封。まずまずのピッチングでした。今年になって投球内容自体も伸びていますが、変わったと思うのは心の部分です。徐々にピンチに際しても自分をコントロールできるようになってきています。さらに高いレベルの投球を目指せ

打線は少し湿りがち。残塁も10と多かった。しかし、打てなかった打者から快音が聞け、点が欲しいところで打点をあげることができたのは大きいと思います。まだまだスイング不足でしょう。もっと努力しないとA級投手には苦戦を強いられると思いました。

3回戦は3日(土祝)、勝ち進めば、そこから決勝戦まで4連戦ですから、体調管理をしっかりしていきたいと思います。心身両面で


初球はいい球でした


今年の星稜の一番はなかなかですよ~


先制点


本日、絶好調  捕手の糸畑君 
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マザー・テレサ

2008年04月26日 | 言葉のちから 心のちから
”神は私たちが、小さいことに大きな愛をこめて行うようにと創られました。この私たちが心に抱き、また抱くべき大きな愛はまず家庭において始められねばなりません。それは家族、または通りの向い側や家の両隣りの人々への愛から始まり、やがてすべての人へと及んでゆくものなのです。”

”今日、世界中の国々は自分たちの国境警備に努力を払い、工夫をこらしています。しかしながら、同じ国々は、そのようにして守っている自国の内部で、人々がどれほど貧困と苦しみのために淋しい思いをしているかについてはほとんど知っていません。
彼らの努力を、これら無防備の人々へのいくばくかの食物、避難所、医薬、衣類に振り替えたなら、世界は必ずやより平和で、より幸せなものになることでしょう。”

    『マザー・テレサ 愛の言葉と祈り』 
         ホセ・ルイス・ゴンザレス-バラド編 より抜粋


現代社会において、地域、国、世界、地球規模など多くの問題と課題が山積しています。その問題を解決する根本の考え方をマザー・テレサの言葉の中に感じます。

大きなことをするのではなく、まず自分の一番身近な人に目を向けることが大切なんですね。自分の周囲の人に思いやりある、愛ある行動と、温かい言葉をかけてあげましょう、ということだと思います。

そして、孤独や悲しみに苛まれている人がいたら、あなたの存在自体が愛そのものなのだということ、愛ある行動や言葉には必ず愛が応えてくれることを知らせてあげましょう、ということなのでしょう。

そこを出発点として、自国で苦しんでいる人々、世界で貧困や飢餓、戦争の被害にあっている人たちに思いをめぐらせることが大切だということなのでしょう。

今日、自分が出会う人たちに一期一会の気持ちで、愛ある心と言葉で接していこうと心の奥の方から思います。
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病気は誰が治すのか?!

2008年04月25日 | 鍼灸
世の中には様々な病気が存在します。そして私が行っている鍼灸医療も、病気に罹った患者さんの治療法の一つです。現代社会では多くの医療や介護、福祉に関する問題がメディアを賑わせています。

では、病気とは何なのでしょうか? 病気は誰が治すのでしょうか

東洋医学研究所所長 黒野保三先生 
               著書『長生き 健康「鍼」』より抜粋

”東洋で発展してきた鍼灸医学は、東洋哲学ならびに東洋の自然思想の基本的な考え方である「陰陽」「虚実」という考え方や、天地自然の運行を基にして組み立てられた「五行」という考え方がベースとなっています。

そして、それらの考え方を通して心身の働きをとらえ、複雑に入り組んでいる人体の制御系(体の各部位の働きを適切にコントロールする仕組み)や調整機能を再生し活性化することを目指します。そのようにして生命の働きを最大限に維持していくのです。

陰陽・虚実・五行のバランスのほか、「気血」というものの循環を重視するため、これを総合循環主義医学と呼んでもいいでしょう。個々の病気の原因を追求する西洋医学とは異なり、全身のバランスを回復させ、循環を促し、生命力を高めることで病気を治癒へと導いていきます。”


また先生は、長年の免疫、老化、内分泌などの鍼の基礎的、臨床的研究から

”人体には全身を制御(コントロール)する仕組みのほか、各臓器や各器官にもそれぞれ制御の仕組みがあり、遺伝子や細胞に至るまで2の10兆乗(2を10兆回かけた数)とも言われる多様な制御の仕組みが存在します。その仕組みがあるからこそ、私たちの体は混乱に陥ることなく、秩序だった生命の仕組みを維持できるのです。

さらに、それらの制御系は、体内環境を一定に保つ「恒常性維持機構」、免疫機能を一定の水準に保つ「免疫系維持機構」、さまざまな制御系をまとめてコントロールする「自然治癒機構」の三種類に大別することができます。その三つの機構が互いに関連しあい、統合的に働いて生命を維持しているのですが、それらをさらに制御している上位の制御系として、私は「統合的制御機構」の存在を想定しています。”
 

そして、この統合的制御機構を活性化することが病気を治癒に導き、その方法として鍼治療が最善の刺激であり、臨床的な研究からも鍼治療が病気の治癒、予防に関わるということは統合的制御機構を活性化しているのだろうと先生は述べられており、私たちもその考えで治療させて頂いております。

また、新潟大学大学院教授 安保 徹先生著書『ガン免疫力』のなかで、

”ガンは生き方や考え方に無理があり、交感神経緊張状態がつづいたときに発症する。このようなときは、ガン細胞を攻撃すべきリンパ球が減少している。つまり、ガン免疫力の低下が起こっているわけである。

生き方や考え方の間違いに気づき、生活を変えてゆくとガンの進行は止まり、いずれ退縮もはじまる。ガン免疫力の復活によって病気から逃れることができる。このような流れに入った患者から聞く言葉は、ガンに対する感謝の念である。生き方や考え方の間違いに気づかせてくれた恩人だということである。

抗ガン剤や放射線で体を痛めつける治療から脱却する時期にきていると思う。無理して起こった病気の人をさらに痛めつけるのであるから、人間の尊厳を無視している。人間の尊厳をとり戻す時期に来ているのである。

生き方、考え方を変えて病気を治す世界は自己責任であり、人間性を取り戻す世界である。これまでの人生に感謝し病気に御礼を述べて、再び健康をとり戻す生き方である。ガンの恐怖とガンの治療による消耗で人生の最後を台無しにすることとは対極にある。”


さて、この二人の先生の話から、病気を治すのは誰か?!ということを推察すると、病気は、心の在り方、生活習慣などの歪みにより、精神的、あるいは肉体的ストレスが過度となった場合に起きると言えます。

東洋の考え方、あるいは、最近の最先端の科学が証明しているように、人間の体というのは、人の頭では想像できないほど巧妙なシステムがそこに存在し、常に体を一定に保とうと働いていることも分ります。

そう!病気を治すのは、自分自身の心であり、体に備わっている複雑で巧妙な機能なのです。決して私たちが治療して治すのではないのです。私たちは、患者さんが治癒へと向かうお手伝いをさせて頂いているだけであり、患者さんが気づかなかった心身の歪みを意識させてあげるという役割なのです。

生活習慣や心の在り方を改善し、心身に優しい気持ちよい刺激を心がけ、さらに、全身を調整する鍼治療で心地よい刺激を与えてあげると、体の中に眠る大自然の治癒に導くシステムが働き、自然と体は健康に向かって進んでいくのでしょう。

医聖であるヒポクラテスは”体の中には100人の名医が存在する”と遠い昔に病気治癒への考え方を説いています。

病気は自分の”こころと体”が治すのです!!
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星稜野球部 桜とともに花開け!

2008年04月19日 | 高校野球
4月13日(日)、北信越大会石川県予選まであと1週間に迫ったので調子はどうなのか見てきました。午後から金沢市鍼灸マッサージ師会の総会があったので、午前中の練習試合1試合しか見ることができませんでした。

練習試合
 星稜鯖江(福井)


徐々に調子が上がってきているようです。私から見るとまだ体にキレがなかったように思えますが、まあまあの仕上がりでしょう。1年生が入ってきて活気溢れてきました。チーム内での競争も一段と厳しいものになってきています。

しかし、今日の試合で目立ったのは3年生がチームを引っ張っていることでした。プレーで、声で、チームの雰囲気づくりで、技術的なこともさることながらチームが勝ち抜くなかで非常に大切なことだと思いました。そして期待が膨らんできました。

20日に1回戦ですが(雨で21日に延びました 対 能登北辰高校)選手たちは県の頂点に立ってくれるでしょう





私も選手が万全な調子で、楽しくプレーできるように、さらに体調管理をしっかりやっていきたいと思います。

常に向上心と情熱を持って



おまけ
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いま何がないかより、いま何があるかで発想しよう!

2008年04月17日 | 言葉のちから 心のちから
≪人生はできるだけ思いどおりにいかないほうがいい。私はむしろそう思っている。思いどおりにいかないからこそ、他の方法はないかと工夫をこらすのだし、その場は思いとどまる抑制の訓練もできる。工夫や抑制の結果、望みをかなえる好機に出会い、一気に願望が実現するそのうれしさといったら…≫

今ある環境で、今ある条件で、どうしたらより良く過ごすことができ、自分の目的を実現に近づけることができるか。そこに智恵が生まれるのでしょう。物質が豊かでなかった昔の人(先輩方)は、身体や頭脳を働かせ、素朴な疑問を持ち、工夫を重ね今の社会を築いてきたのでしょう。いや、現代でも発明や発見をする多くの人に共通することかもしれませんね。

≪アメリカのライト兄弟が飛行機を発明するよりも早く、物体の浮遊する原理を発見したのが日本人であることは案外知られていない。
飛べるのは羽ばたくからではない。翼で空気抵抗をつくり、その抵抗力によって浮き上がるのだ。この浮遊原理を見いだしたのは、二宮忠八という明治の日本人だ。それまで人類は空を飛ぶことイコール羽根をつけ羽ばたくことだと思い込んでいたのである。
この原理に基づいて浮遊させた物体に動力をつければ飛行機ができる。実際に二宮忠八が模型飛行機を飛ばしてみせたのは1891年のことであり、1903年のライト兄弟の人類初の飛行実験より12年も前だった。
忠八が浮遊原理のヒントを得たのは、川原で平たい石を投げ、川面をピョンピョンとはねるように飛ばせる飛び石の遊びからだったという。
羽根がないものがなぜ空中に飛ぶのか。こうした素朴な疑問をもち、石の投げ方を注意深く観察した結果、忠八は大発見にゆきついたのだ。≫

『いい言葉は、いい人生をつくる
           ~人生を楽しむ「成功」の処方箋~』
                         斉藤茂太 著より


自分の人生、常識にとらわれることなく、素朴な疑問を持つことが何かを発見できる大きな要因。工夫や物の考え方・捉え方には無限の方法と可能性があり、それは楽しく根気強く思考することが、思わぬ所からの発見を導きだすということなのか。

私の修行時代の師匠の言葉『常に様々なところにアンテナ(センサー)を張り巡らせておかなければいかんよ』その意味が少しづつ実感できてきているこの頃です。そんなありがたい言葉を脳裏に思い浮かべてしまう言葉でした。
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第9回合同学術研修会 参加

2008年04月12日 | 鍼灸
4月6日(日)、午前中は合同学術研修会へ参加しました。午後からは健康フェアの方でボランティア活動を行いました。いくつか行事が重なったため参加人数は少なかったですが、充実した2時間であり勉強になりました。

≪内 容≫

◎症例報告:顔面麻痺に対する鍼灸治療の一例
                     水野海騰 先生


いつもの勉強会なら症例報告は45分ほどなのですが、今回は人数が少なかったことと、その後の題材が用意されていなかったので、2時間、この症例報告の検討を行いました。ベテランの先生の意見、そして、今回発表の水野先生は中国で長く研修されていたので、中国での顔面神経麻痺治療の考え方や、方法が聞けて、充実した発見の多くあった講習会でした。

症例は、69歳男性。初診の1ヶ月前に原因不明の右顔面神経麻痺とともに右目の痛みと乾燥、その他の症状を訴えて来院されました。発症後3日で耳鼻科へ受診し初診の4日前まで治療を受けたようですが、若干改善したものの、多くの症状が残っていたので紹介で来院されたそうです。

約3ヶ月で22回の鍼灸治療を行ったところ、顔面麻痺症状はほとんどなくなり、他覚的に見て少し口角が下がっているかなという感じまで改善されました。40点柳原法(表情筋スコア)では3点から40点まで回復しました。また、これは大きな改善ポイントであると私は思っていますが、まったく食欲がなかった患者さんが、22回を終わるころには「なんでも美味しくて仕方がない!」までに食欲が出てきたそうです。これこそ鍼灸治療の良い意味での副作用(こっちが大事か?!)だと思います。

顔面神経麻痺は現在、発症時点で検査をされ重症度を判定されるそうです。また、急性期を過ぎてもなお症状が改善されない患者さんは西洋医学的には治癒が非常に難しくなります。このように急性期を過ぎた時点での治療としては鍼灸治療は非常に効果があります。また、急性期の顔面神経麻痺の患者の対応も勉強ができ、臨床において役に立つ情報が満載でした。

日々勉強、日々情熱、です
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第29回健康づくりフェア 鍼灸マ体験コーナーへ参加

2008年04月12日 | ボランティア活動
4月5日(土)、6日(日)に行われた第29回健康づくりフェア 鍼灸マッサージ体験コーナーへボランティアとして参加してきました。

金沢・健康を守る市民の会が主催、テーマが「予防接種を受けよう」でした。市民の健康に関する団体(医師会、薬剤師会など)が多く参加され、多くのイベントが2日間にわたり開催されました。

金沢市鍼灸マッサージ師会として、1人でも多くの市民の方々に鍼灸マッサージの良さを知って頂くため、このイベントには毎年参加させて頂き、私も一員となり、体験コーナーへ参加してきました。2日間で会員総勢16名で、市民の皆様に施術させて頂きました。

今年は天気が良く、温かく、桜も七部咲きくらいかな~と言った感じで非常に天候に恵まれました。室内ではありましたが、私たちも気分よく施術させて頂きました。天候のせいもあってか2日間で140名余りもの方々に施術を体験して頂くことができました。


このような活動に参加していつも思うことは、鍼灸治療を体験したことのない人が多いということです。ここ数年、毎年、体験コーナーを訪れている人も中にはおりますが「はり・きゅう治療は初めてです」「はり・きゅうは怖くて行けませんでした」「はり・きゅうは、いいことは分るが、どこの治療院へ行けばいいか分からない」という人が多かったです。

まだまだ鍼灸の啓蒙が足らないし、自分もまだまだ力不足だと勉強になりました。逆に考えると、鍼灸治療はまだまだ需要があるということだと思います。市民の皆様にいい刺激を頂き、明日からの診療を頑張ろうと、思いを新たにした、そんな2日間でした。



金沢健康プラザ玄関から撮影



左は今回の活動のお世話役、新保先生、右は山本先生



仕事を終え、最後に記念撮影 皆様、ありがとうございました
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ワイルドストロベリー

2008年04月11日 | 日常
私の治療院の前に置いてある、ワイルドストロベリーが花を咲かせました。

冬の間、ずっと、雪の日も外に置いてあり大丈夫かな~と思いましたが、立派に花を咲かせました。これから実をつけるわけですが、以外に美味しいんです。これが

自然の力の強さを感じます。自然の力に感謝、感謝。



花を拡大。この真ん中が膨らんで、ストロベリーができるんですよ。
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花粉症に思う 3 ~森林からの考察~

2008年04月10日 | 花粉症
『いのちの森を生む』 宮脇 昭 著より

≪人間も他の動物達と同様、生態系の一員である。物質的な欲望がどれだけ満たされたとしても、人間がこの地球上に生かされている限り、実は生態系の主役である緑の寄生者でしか、持続的には生きていけない。緑がなければ、健康な体も、感動する心も、土地固有の文化を創造するための輝ける知性も、そして遺伝子も、危険な状態に陥る可能性が深まる。緑の植物、とくに緑が濃縮された本物の森こそ、人間の命と心の基盤である。しかし、その本物の森が現在、激減している…中略…これまで日本では家を建てる材木をとるために、長い間スギ、ヒノキ、マツ、戦後はさらにカラマツなどの針葉樹の単植造林がさかんに行われてきた。美林といへば、このように山の斜面にとんがり帽子が整然と並んでいる針葉樹の管理された人工林を指していた。私が言う「本物の森」とは、こうしたものではない。「土地本来の森」すなわち生態学的に見て、その土地本来の自然林に近い種の組み合わせを維持している森のことをさしている。≫

今回は、花粉症からは話がそれるかもしれませんが、これを機会に日本の森に思いを馳せてみましょう。

≪草や木はどこでも見られるので、植物は好きなところに自由に生えているもの、それぞれ勝手に生育していると我々は考えやすい。しかし動く能力のない植物の社会にこそ、最も厳しい生物社会の掟がある。日本の森には、家を建てる材木を採るために植えられてきたスギ、ヒノキ、マツなどの針葉樹の人工林。また集落の周りに広く見られる、長い間、薪炭林、下草刈場として使われてきた落葉広葉樹のクヌギ、コナラの里山の雑木林。そして、その土地本来の樹木で構成された比較的自然に近い鎮守の森がある。生物社会の掟とそれを支える環境とのかかわりを見るとき、たとえ個人の変動はあっても、数百年から数千年も多層群落の森のシステムとして、人間の管理なしに進んできた森こそが本来の森といえる。鎮守の森に象徴される土地本来の古里の森は、まさに動く力のない植物が、あるゆる立地環境と対応し、多様性を保った、最も安定した森の姿であり、極めて強い緑の自然の表現力である。≫

日本を各地を見渡しても、世界に目を向けても、厳密なる原生林(バージン・フォレスト)は全くないと言っても過言ではないくらい自然は失われているそうです。未来の子供たちのためにも大切に考えて、行動し、持続的で健康で安心な社会生活を送れるようにしたいものです。

≪この所、大きな問題となっている花粉症も、あまりにも広く植えられてきた針葉樹林拡大造林政策の結果、スギ、ヒノキが広面積にわたって大量に植林されたところに根本の問題があるのではないかと思う。花粉対策として、例えば花粉を飛ばさない品種を探す、というのも一つの方法かもしれない。しかし生態学的な正攻法を言うならば、潜在自然植生を基本にしてできるだけ土地本来の照葉樹林、夏緑広葉樹林を回復・修復・創造することが求められる。そして、針葉樹が本来生育していた尾根筋、急斜面、水際の弱い自然域は針葉樹を残す。また、必要があって植林する場合もスギ、ヒノキ、カラマツの単一植林ではなく、昔の林業経営と同じように土地本来の広葉樹林を残し、少し遠慮しながら植える。工場生産と同じような画一的な方法で推し進められた戦後の針葉樹拡大造林は、生態学的には率直に言って、反省すべき点も少なくなかったと言わざるを得ないが、立地条件がよく、しっかり管理できるところは、今後もスギ、ヒノキ、カラマツも必要に応じて植えられるべきであろう。≫

花粉症の問題ばかりではなく、国土の保全、国民の安全、水源涵養の意味でも森を守ることは重要なことです。関東大震災や阪神・淡路大震災の時には、潜在自然植生に従い植えられていた木が多く、それらに囲まれた公園や庭、住宅地では地割れや家屋の倒壊、火災からの難を逃れたことが報告されています。これは大地に深くおろした根が地面を支えたこと、また、水分を多く吸収しているためすぐには燃え尽きることがなかったことが、私たちを災害から守ってくれたようです。

木が、ホンモノかニセモノかは、地震、火災、台風など災害の時に現れるようです。人間もその人の本当の人間性が出てくるのは、追い込まれた時です。やはり、人間も自然の一部であるということでしょうか。

花粉症を森林という観点から見つめてみました。

最後に、花粉症に対して鍼治療はよい効果が現れますので、花粉症の症状でお辛い方は、お近くの東洋医学研究所グループの鍼灸院へ一度足を運んでみてください。
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花粉症に思う 2 ~森林からの考察~

2008年04月10日 | 花粉症
林野庁はホームページで、スギの植林について国土保全、地球温暖化防止、水源涵養など公益的機能を持っているので、伐採すればよいという問題ではないと書かれてありました。果たしてそうなのでしょうか。

地球温暖化防止という観点では、「スギは二酸化炭素の吸収量が多い樹種の一つ」と説明してありました。しかし、スギでなければいけないのでしょうか。何でもかんでも温暖化防止に結びつけるという短絡的な考えでは国民は納得しないのではないかと思います。

スギは樹齢40年ほどで伐採されます。その3分の2は途中の段階で間伐されます。樹齢30年を過ぎた辺りから花粉を盛んに飛ばすようになります。70~80年代にスギの人工林面積が急増したことを考えると、夏が暑いとかという環境的な要因よりも、やはり花粉を飛ばすスギ自体が多く、手付かずのスギ人工林が多くなれば飛散量も増えるというものです。ちなみに、間伐によって1ヘクタールあたり66%のスギの本数を減らすことができるそうです。

また、国土保全、水源涵養といいますが、台風や大雨において、がけ崩れなどの災害が多いのはスギやヒノキなど単一植林を行った場所であるという事実もあります。日本の国土にもそれぞれ潜在自然植生(その土地にあった木や草)というものがあり、そこに適しているから地中深く根を張るそうです。また、針葉樹、常緑広葉樹、落葉広葉樹など多くの種類の木々によって森が形成され、その落ち葉や倒れた木が森の土地に水を吸収させるために働いているのです。自然の森は、スギ単独、ヒノキ単独では存在せず、その林の土地は疲弊し、根もはらず、落ち葉も落ちず、間伐もされないので、水を吸収することなく雨は全て川へ流れ出てしまいます。

スギやヒノキを植林することは、その土地の植生や様々な観点から見て判断されなければ、これからも花粉症の患者さんは減ることがないでしょう。

国としても様々な対策を行っているようです。その中で花粉の出ないスギを作るというものがありますが、これを人間に例えると精子を作らない男をつくるということになるのではと考えてしまいます。人間の都合でこのようなことを考え、実行することは、人間自らが大自然の生態系を崩してしまっているような気がして仕方ありません。また、薬剤により雄花を減少させるという技術が開発されているそうですが、何か人間の世界を見ているようで怖くなってきます。

当院にも花粉症で来院される患者さんもいれば、違う疾患で治療にきているが花粉症を持っている患者さんが多くいらっしゃいます。師匠である黒野先生は免疫の研究も行っており、鍼治療は適度な刺激により免疫を活性化することを確認しております。低下しているものに対しては活性化し、過剰なものに対しては制御するということだと理解しています。

というのも、鍼治療により多くの患者さんは、症状が軽減したり、消失したりするからです。患者さんが「グスッ」と鼻をすすっていても話をお聞きすると「去年よりずいぶん楽だよ」「ほとんど症状はないよ」「気分がいい」という答えが返ってきます。

鍼治療は確実に”花粉症”に対しては免疫系に作用を及ぼして、症状軽減に身体を推移させるのだな~と最近実感しています。
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花粉症に思う 1 ~森林からの考察~

2008年04月10日 | 花粉症
現在、日本で花粉症に罹っている人が約2000万人と推定されています。今はスギ花粉の時期ですが、それぞれアレルギー反応を示す花粉があり、その時期になると、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、結膜炎、のどのかゆみを発症し、ひどい人は体のだるさ、頭痛、下痢などの症状を発症する現代病です。

花粉が体内に蓄積する量が多くなり、この異物である花粉を排除するために働く、免疫システムの一翼であるIgE抗体の量も多くなります。この免疫システムが花粉に対して過剰に攻撃をしかけることが鼻や目、喉の粘膜を刺激し、つらい症状を発症させます。

花粉症の原因となる樹木・草花として、
樹木:スギ・ヒノキ・ハンノキ・ブナ・マツ・イチョウ
草花:カモガヤ・オオアワガエリ・ブタクサ・カナムグラ・ヨモギ

などがあります。

近年はディーゼル排ガスから出る微粒子(DEP)が大きな花粉とひっついて存在しており、これが花粉症発症に大きく関わっているという報告もあります。また、食生活の変化による腸内環境の悪化、遺伝的要因、コンクリート建設や道路など住環境の変化など、花粉症発症のメカニズムははっきりしていません。

しかし、花粉症発症の多くを占めるスギ、ヒノキなどに関して言えば、これは花粉の元となる木が多く植林されているからであることは紛れもない事実でしょう。そのような観点から、森林について少し考えてみたいと思います。

日本の森林面積は2512万ヘクタールで国土面積の7割を占めます。うち人工林が1036万ヘクタール(スギ林;452万、ヒノキ林;257万)であり、森林面積はここ数年横ばい状態であるのに対して、人工林は増加傾向にあります。

そして、多くの人がスギやヒノキの花粉症で苦しんでいるにも拘らず、スギやヒノキの植林が今もなお続けられているという事実もあります。

なぜ、スギやヒノキの植林が盛んに行われたのでしょうか。これらの植林が盛んに行われ始めたのは1950年代から1980年代で、特にスギは70~80年代に急増しております。戦後復興のための建設ラッシュにより大面積の森林が伐採されました。日本の高度経済成長期でもあり国内の木材需要が増加していきました。そこでスギやヒノキは加工しやすく、利用価値も高いので伐採した後に、経済利益だけを考え無計画に植林していきました。

と、この辺りまでは木材が利益なっていましたが、バブル経済に突入し、更に国内需要が増加したことで国内では木材の供給が追いつかなくなりました。そして、円高により安価な外国木材が輸入されるようになり、ここは市場原理が働き木材の値段がどんどん低価格になっていきました。間伐、枝うち+運送料が販売価格を上回るようになり、手間をかければかけるほど赤字となる事態になり、やっていけない林業の方々が増加してきました。日本の林業の現状です。

となったら、今まで管理していたスギやヒノキが管理されなくなり植林した木の3分の2は間伐されるはずが放置され、スギやヒノキの花粉の量も増量するのは誰がみても分ることでしょう。そして、1970~80年代に植林が急増したとなれば、スギが成長する30~40年後である2000年~2020年まではさらに飛散量が増加すると考えてもおかしくないと思います。

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星稜野球部 甲子園への道 練習試合

2008年04月08日 | 高校野球
3月30日(日)、休日でも慌しい日々が続き、なかなかグランドへ足を運ぶことができませんでしたが、やっと時間ができましたので練習試合を観に行ってきました。この日も夕方より鍼灸学会の北陸支部幹事会があったので最後までは観ることはできませんでしたが、選手の体の動き、チームの状態を観察することができて充実した一日でした。

星稜膳所(ぜぜ)高校(滋賀)

選手たちは日々成長していきます。様々なミスやエラーやファインプレー、ヒットや凡打の中から自分の目標に向かって多くを吸収し、技術や人間性を高めていきます。まだ練習試合じたいあまり多くは行っていませんが、4月18日から開幕する”春の北信越大会 石川県大会”に向け、個人の調子とチームの調子を上げていってほしいと思います。

本日の相手校はエースを中心としたいいチームでした(京都大学へ行く選手がいるような頭脳明晰の高校のようです)。特にエースの選手は、球速自体はそう速くはないのですが、ここぞという時のコントロールが良く、また非常に考えたピッチングの組み立てをしているなと思って観ていました。

相手から学ぶことも大切な勉強であり、自分の血肉となっていきます

春先は一般に”木の芽時には…”とあるように、大気が変化しやすく体調が整えにくい時期でもあります。スポーツ選手でも同様でしょう。冬の時期にグランドを離れ室内で練習する地域の選手たちは特に言えるかもしれません。身体、脳の感覚というのは大切であり、これらの感覚が目覚めバランスが良くなるには時間が必要です。こんな時期は傷害が起こりやすくなるので気をつけることが必要だろうと思います。

春の北信越大会予選まですぐですから、選手をしっかりサポートしていきたいと思います(心身両面で)。



春の北信越大会の頂点目指して頑張れ
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