二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

第95回全国高等学校野球選手権記念大会(夏の甲子園大会) 回想 トレーナー帯同記 2

2014年01月22日 | 高校野球

引き続き昨年の夏の甲子園へ星稜高校野球部のトレーナーとして帯同した回想録です

2013年8月7日は甲子園の開会式の予行練習、そして、8日が開会式でした。

試合もさることながら、阪神甲子園球場に入り開会式を迎えると「始まったな」と実感するわけです。私も予行練習、開会式ともに球場まで選手と一緒に行きました。2007年夏の甲子園出場の時にも同じような感じでついていったのですが、この雰囲気は何度味わっても心地よいものです

        予行練習~

私が星稜高校野球部に在籍した3年間はこの雰囲気を味わうことができませんでした。1年生の夏、1年生の春、3年生の夏と、あと一歩のところで甲子園出場を逃し悔しい思いをしました。

しかし、鍼灸治療という仕事に就き、野球部のトレーナーという自分の天職、自分の好きな仕事をできるということは、すごく幸せなことであり、これも星稜高校野球部で3年間、補欠ではあったけれども続けてきたことが基本にあると思います。継続は力なりまさに継続できたことに感謝です。

私的には、「今」現在は、高校生当時の、試合の勝ち負け、レギュラーか補欠かなんていうのは関係ないんだなと思いますね。勝負は勝ち負けを競うゲームですが、人生は、今まで自分の歩んできた経験という肥しを活かして、最後に大きな目標を達することができれば、それが人生の勝者なのではないかなと最近思うのです 話は逸れましたが…

やはり開会式の日は、甲子園球場周辺には独特の雰囲気が漂います。表現しずらいのですが、野球に携わったものとしては身体の中からゾクゾクするような、何かが湧いて出てくるような感覚とでもいいましょうか。いわんや現役選手たちはもっと違った感覚でいるんでしょうね。

今年は記念大会ということもあり、多くの観客の皆様が開会式&大会第1日目の甲子園球場を埋め尽くしていただきました。本当に大観衆の中、素晴らしい球場でプレーできる選手たちは幸せ者だと思います。努力もしているわけですけどね

私もコーチやチームスタッフの皆さんと、控えの選手たちが陣取る3塁側のスタンドへ行きました。そう、私は内野スタンドの屋根が拡張工事がされてから初めての甲子園球場入りでした。形が少しずつ変わっても、甲子園球場のこの雰囲気にはいつも感動してしまいます

   
 開会式・甲子園到着

さて、いよいよ開会式(入場行進)が、兵庫県 小野高校の松井 愛さん、甲南女子高校の豊田雛子さんが司会進行をつとめていただき、爽やかな声とともに始まりました。ライトスタンドと1塁側内野席の間から関西吹奏楽連盟と関西合唱連盟の皆さまが入場されました。少しゾクッときました
次に、御馴染の行進曲の演奏が始まり、国旗、大会旗、49県代表校の校旗を持った西宮市立西宮高校の皆さんが入場、この演奏の始まりのところででもゾクッときました
続いて前年度優勝校である大阪桐蔭高校が優勝旗を持ち、先頭で入場行進が始まりました。今年の開会式は、我が母校OBの松井秀喜 元選手も来場していました。そのせいなのか、6年ぶりという久しぶりのせいなのか、選手たちが入場行進前に準備している時、「頑張れよ」と温かい声援をたくさんいただいたそうです。

 星稜高校が甲子園球場に姿を現し「石川県代表 星稜高等学校」とアナウンスされた時には、さらに背筋がゾクゾクッときました 拍手もたくさんいただきました ほんとうにトレーナーをやっていて良かったなと思う瞬間でした。

 



 ちょっと写真が上手く撮れていませんが、星稜高校入場行進

沖縄尚学高校まで49代表校の行進が終了し、バックスクリーンで49代表校が整列し、ホームベース方向へ向かって皆で歩いてくる時には、さらにザワザワとした感覚が背筋といわず身体全体に感じました。やっぱり甲子園に出場できてよかったなという思いと、県代表としてここで戦えることへの感謝の気持ちでいっぱいになります。やはりここが高校野球にとって特別な場所だから、皆、苦しい練習に耐え抜き、様々なトレーニングで心技体を鍛えながら、ここを目指すのだろうと思います。

さて、ここからが全国3957校の頂点へ向けての、第2章の始まりです(第1章は地方大会として 

私も星稜高校野球部トレーナーとして、選手が試合に100%、120%の力が出せるように、悔いのないパフォーマンスを発揮できるように、自分の仕事をきっちりやっていくぞという思いを新たにしてくれる、そんな素晴らしい開会式であったと思います。

次回は、この記念大会の私なりの総括と、星稜高校の戦いを振り返りたいとお芋います

 
開会式を終えて球場の外で終えてレギュラー選手を待っているYO~SU

 

  二葉鍼灸療院 田中良和

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第95回全国高等学校野球選手権記念大会(夏の甲子園大会) 回想 トレーナー帯同記

2014年01月15日 | 高校野球

たいへんお久しぶりのブログ更新です

2014年1月13日は、我が母校、星稜高校サッカー部が、第92回全国高校サッカー選手権において、2年連続の国立競技場のピッチに立ち、今年は決勝戦に進みました 残念ながら決勝戦はお隣の富山県代表、富山第一高校に接戦の末、負けてしまいましたが、全力をぶつけあった素晴らしい試合だったと思います。

また、今年は国立競技場が改装前の最後の年ということと、北陸同士の初めの決勝戦ということで、4万8千人を超える大観衆、大声援の中、高校スポーツの頂点を競い合えることができたことは、選手たちにとってはかけがえのない経験になることだろうと思います。

星稜サッカー部は2年連続で国立のピッチにたったわけですから自信をもって、来年、さらに頂点を目指して頑張ってほしいと思います。そして、野球部はサッカー部から伝染したこの素晴らしい空気を自分たちのモチベーションに活かしてほしいと感じます

さて、そんなことを考えながら、少し時間を巻き戻して、第95回全国高等学校野球選手権大会(2013 夏の甲子園大会)について回想していきたいと思います。

星稜高校野球部は、楽天ゴールデンイーグルスで活躍中の島内君や巨人で活躍の高木君たちが夏の甲子園出場を果たして以来、6年ぶりの甲子園出場を果たしました。ということで、私は、2013年8月6日~11日までトレーナーとして帯同させていただきました。その時の私の活動や星稜野球部の甲子園でのゲームまでについて、年を越してしまいましたが書いておきたいな~と思いブログに書かせていただきます 

星稜高校は、抽選により大会第3日目の第1試合に登場でした。相手は徳島県代表の鳴門高校です。

第1試合ということは午前8時試合開始 結果、選手の起床も早くなります。

私も選手とともに行動しますから、起床は早く、その後、朝食、練習、昼食、休憩、夕食、ミーティング、就寝というのが大まかな生活の流れです。この間、もちろん私は練習にも帯同し、選手の身体の動きをみます。そして、選手が身体を休めている時間が私の仕事の時間です

ということは、朝起きてから、夜寝るまで、ほぼトレーナー活動ということになります。身体の疲労感はあるけれど、心はすごく気持ちいいんですね。治療院では患者様にお休みをいただきトレーナー活動をさせていただいているので、幸せと感謝を感じながら、さらに他の患者様にも還元できる何かを掴んでいくんだという思いも持って選手と向き合っているわけです。

練習は各学校2時間が割り当てられています。星稜が使用させていただいたグランドは、豊中ローズ球場と伊丹スポーツセンター野球場でした。2007年に出場した時もこの2つの球場だったな~と懐かしく思いましたね。

                     練習の様子です

練習の準備や撤収を手伝いながら、かつ、練習を観ていると、甲子園出場はできませんでしたが、現役時代の記憶がよみがえり 何か心躍るものがあるのです。私はスポーツトレーナーでありますが、鍼灸師です。万が一でも指に怪我などすれば鍼治療に大きく影響するわけです。ですからこの道に入ってからは野球チームの誘いがあっても野球をしていません。ですから余計に野球をしたい衝動にかられるのでしょう・・・か

練習や慣れないホテル生活での疲れを銭湯  でとりますわよ~

練習と食事の間は、基本的に選手はそれぞれの時間を過ごします。ここからがトレーナーのお仕事です。ホテルの一室をトレーナールームということで拝借していただき施術を行います。

  ベッド2台を駆使して、就寝まで必要なケアを行います

1998年夏、2005年春、2007年夏 ・・・ そして今回、2013年夏と甲子園へ帯同させていただきました。今回の活動が最も充実していたと思いますが、トレーナーとしてはまだまだまだです。今回も彼等または監督やコーチなどスタッフの皆様から学ぶ点が多くありました。
次回のトレーナー活動への改善点、あるいは結果を出すための出発点として、認められるトレーナーになるべ精進させていただきます。

 

久しぶりに甲子園大会の開会式に来場した、星稜高校野球部OBで、長嶋茂雄 読売巨人軍終身名誉監督とともに国民栄誉賞を受賞した、松井秀喜君(Hideki  Matsui)の、後輩の選手たちへ向けての激励文です。食堂&ミーティングルームに飾られてあり、選手たちの心を鼓舞したことと思います

次回は、開会式そして試合、それから・・・を書いていきたいと思います。できるだけ早期にブログアップしますので、しばらくお待ちくださいませ~

 

   二葉鍼灸療院 田中良和 

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