二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

女子スポーツ選手の鍼灸治療は筋肉、筋膜だけでなく・・・

2017年12月03日 | スポーツ障害

 毎日、ブログ更新しますと言いながら、すぐに挫折・・・いや、ここからやりまっす

 ということで、これから毎日ブログ更新しまっせ。

 本当は星稜高校野球部北信越地区高校野球大会~春の甲子園への道程~ってのを書きたいのですが、なかなかの大作になりますので もう少し落ち着いたら、ガバッと書きたいと思います

 

 さて、本日のお題、女子スポーツ選手の鍼灸治療

 女子もスポーツ選手に関しては、ほとんどが肩や肘、腰や膝などの「痛み」の軽減、消失を目的に来院されます。これは当然なので、その痛みに関しては全力でサポートさせていただいております。

 今回は違う「痛み」のお話です。

 以前、全日本鍼灸マッサージ師会の全国大会である、東洋療法推進大会in東京に参加した時に、ハンマー投げのオリンピック選手でもあった室伏由佳さんの話を聴講する機会があり、いろいろと考えさせられました。

 ここでその話を全部書くと、また長い話になってしまうのでやめますが、室伏さんは、現役の頃から腰痛に悩まされていたそうですが、私が注目するところは、おそらく若いころからあったであろう卵巣のう腫、そしてそれが破裂したということです。
 これが身体をみつめ直すきっかけでもあったようで、室伏さんには必要な出来事だったのかもしれませんが、アスリートとしても女性としても、この管理が出来なかったことは、相当、損をされたのではないでしょうか。

 女性は毎月、通常であれば月経(生理)が訪れます。これは男性には経験できません。女性アスリートも現役を引退すれば、普通の女性であり、そして、好きな男性が現れれば「この人の子供が欲しい」と思う人がほとんどかなと思います。

 その時に、生理が来ないなどの生理不順や卵巣のう腫などの器質的疾患があり、長年のアスリート生活の中で卵巣や子宮をはじめとした生殖機能が低下していたり、機能が失われていたらいかがでしょうか。

 そこまで行かないまでも、アスリート生活の中でも生理が来るわけですから、それとしっかり付き合っていくことが大事だと思います。そして、生理痛などがあったりすると多いのは、痛み止めでその場をやり過ごすということです。
 例えば消炎鎮痛剤、服用しますが、子宮や卵巣周辺だけに効いてるわけではありません。また、選手生活の中で筋骨格系の痛みの時でも使用するでしょう。それが長期間の服用となれば・・・

 頓服的にはいいとしても、それが長期にわたり継続することとなれば、身体の中の循環はどうなるでしょうか決してよろしい環境ではありませんよね。

              

 でも生理痛は痛い (すいません、私は経験はありませんが・・・)

 痛みを我慢してプレーはできない。服用してしまう。この繰り返しだと思います

 

 当院では、不妊症の患者さんも多く来院されていますが、まず、最初の施術期間でとれていく症状・・・これが実は生理痛月経前症候群なのです。ですから、女性のスポーツ選手には必ず生理の状況をお聞きします。全身をみる多くの鍼灸院はそうだと思います。

 そして、苦痛であったり、必要を感じれば説明させていただき、生理痛の鍼灸治療もさせていただきます。

 

 月経のメカニズムとして大きく関っているのは自律神経の一つ交感神経です。痛みをおこすのは複雑なメカニズムだとしても、この交感神経の過緊張や亢進が生理痛に大きく関与があると思います。

 ここでその緊張の緩和やアンバランスの調整に鍼灸治療が適していると思って治療計画を立てさせていただいています。

 しかし、私が施術をしていて効果がなかなか出ないと思う状態があります。それは「子宮内膜症」がある状態です。この状況で生理が来た時の痛みは、私の経験上では尋常な痛さではありません。そして、鍼灸治療の効果を出すまでには時間を要するというのが、これまでの経験です。

 その場合は、投薬治療を行いながら、できる限り、薬で痛みを抑えなくてもよい環境をつくるための鍼灸治療を行っていきます。婦人科での治療と併用しても、鍼灸は体調管理には活かせると思います。

 

 女性アスリートの皆様で、病院は行っているけれども生理痛がとれないという方がおられましたら、鍼灸治療を実施してみる価値はあると思います。

 そうすれば、きっとパフォーマンスも上がりますし、選手としての体調管理に役立つと思います。また、鍼治療はドーピングにはならないこともろ大きなメリットだと思います。

 しか~し、私も「」ではありませんので、1回の治療で「スパッ」とは痛みが改善することはできません。できれば生理中あるいは生理終了後から定期的に始めていただくと、次の生理が軽くなっているのが実感できるかと思います

 

 女子選手、女子アスリートが自分の力を十分に発揮できるよう、鍼灸治療でサポートさせていただければ嬉しいです

 最後までお読みいただき、ありがとうございます

 

 

   二葉鍼灸療院 田中良和

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自分でできるスポーツ飲料の作り方 ~脱水を防ぐ~

2017年07月29日 | スポーツ障害

 私も大好きな暑い夏がやってきました

 (個人的には、星稜野球部が石川県大会の準決勝で負けたので秋風が吹いていますが・・・

 素敵な夏を楽しく、元気に過ごすためには、やはり体調管理が大切です。

 その中でも、最近の異常な暑さにともない、いろんなところで言われている「熱中症」に気をつけることです。この症状、身体の状態は生死にかかわる場合もありますので、予防しておくことが大切です

 身体の中では、体温を一定に保とうという働きが常に働いています。これは体温だけに限らず、様々な身体機能において働く機能です。この機能が働いているので人は人として一日、一年、一生を歩んでいけるわけです。

 熱中症を簡単に一言でまとめると「体温調節ができなくなった状態」ということです。

 夏の暑い時期の体温調節には、末梢血管の血流を促すことと、発汗させることで熱を体外へ逃がすことが重要となります。

 そして、失った水分を常に補給すること(脱水の防止)です。

 その機能を上手に働かせるためには水分摂取を小まめに行うことが大切であり、その水分摂取にはスポーツドリンクミネラルが多く含んだ麦茶、あるいは塩分入りの水(ペットボトル500ml+キャップ1杯の塩分=生理的食塩水)の摂取が適しています。

 これはスポーツ選手だけではなく、高齢者から小児まで、夏を過ごす全ての人に共通することです

 特に暑い夏、湿気の多い初夏には身体にとって大切なことです

 さて、ここで「水分摂取は分かったけど、あまり市販のスポーツドリンクは好きではないな~」という方に、先日、教えていただいた「自分でできるスポーツ飲料の作り方」をご紹介いたします

 

       

【材料と分量】

 トマトジュース(無塩)  500ml
 水(湯冷まし)       500ml
 塩              小さじ2分の1杯
 さとう            小さじ4杯
 レモン汁          小さじ2杯

【作り方】

 ①湯冷まし、またはきれいな水を用意する。

 ②レモンを切ってレモン汁を絞る

 ③容器に分量のトマトジュースと①・②、分量の塩、さとうを加え、よく混ぜる

 ④ ③を冷やして出来上がり

       

 簡単でしょ その他にも違う材料で作れます

       

 A.梅干し(小1個)+さとう(小さじ2杯)+お茶500ml

 B.レモン汁(大さじ1杯~1と2分の1杯)+塩(ひとつまみ)+さとう(大さじ1杯)
   +水(湯冷まし 500ml)

 C.リンゴジュース(500ml)+水(湯冷まし 500ml)+塩(小さじ2分の1杯)

        

〈於;オレンジカフェこばし(認知症予防カフェ) 小川医院(金沢市) 管理栄養士 手塚波子 先生〉

 なお、腎機能が良くない方は、塩分の取り過ぎには注意してください。

 砂糖や塩にこだわりを持って料理や摂取されている方は、それらを使用していただければいいかと思います。

 汗をかいた後、風呂上がりの一杯 

 これは私も好きな方なのですが、アルコールの摂取は水分補給としては適しておりません。皆さんも経験があると思いますが、オチャケを飲むとオシッコが近くなりますよね

 アルコールには利尿作用があるので、脱水を促します。ですから水分補給には不適です。甲子園などで、可愛い売り子さんからビールを買ってしまいますが、熱中症予防には、できれば、アルコール以外の飲料も用意する必要がありますね

 あとは生活習慣を整えて、最初にお話しした身体の中の状態を一定に保つ働きを機能させていれば、熱中症予防できます

 

 「俺のスポーツ飲料」、ご興味のある方は作ってみてください。

 では、健康に、楽しい夏を過ごしてください

 

 最後までお読みいただき、ありがとうございます

 

    二葉鍼灸療院 田中良和

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石川県スポーツトレーナー連絡協議会(IST) 第5回認定スポーツトレーナー養成講習会

2012年04月24日 | スポーツ障害

これまた遅くなりまして、2月25日(土)、26日(日)の報告です。

石川県スポーツトレーナー連絡協議会の第5回認定講習会(補講)が開催されました。4回の講習会で単位を取得できなかった受講者向け&新規受講希望者も含めた講習でした。

この両日は、大忙しの二日間でした。この講習会、そして、土曜日の夕方からは、(社)石川県針灸師会の学術研修会、場所を移して山代温泉で新年会、日曜日は、(社)石川県鍼灸マッサージ師会の中央学術研修会、そして臨時総会とびっしりスケジュールの充実した 二日間でした。

時間も経過していますので、簡単な報告になります。
ブログの神様が降臨すると、長くなるかもしれませんが…

 第5回 IST認定スポーツトレーナー養成講習会(補講講義) 

 会 場 : いしかわ総合スポーツセンター 2階 第2・3会議室
 日 時 : 平成24年2月25日(土)  午後2時30分~5時30分(180分 2単位)
 講 義 : 『コンディショニングの理論と実技Ⅱ』
 講 師 : 田中 哲 先生   金沢社会保険病院リハビリテーション科 係長
                     理学療法士    

  
 25日の補講会場の様子。補講であるため人数は少なかったです。

 日 時 : 平成24年2月26日(日)  午前9時~正午(180分 2単位)
 講 義 : 『スポーツ現場での初期治療』 『スポーツ傷害に対する手術治療』
 講 師 : 北岡克彦 先生  (財)石川県体育協会スポーツ医・科学委員会 副委員長
                     木島病院

     

26日の講習会の様子です。

25・26日は、山代温泉で石川県針灸師会の新年会がありましたので、一泊し、夜遅くまでエネルギーを充填し、早朝に起きて、温泉につかり、小雪がちらつくなか、会場のいしかわ総合スポーツセンターに向かいました。総務部長ですからね~

実は午後からのテーピング講習を聴講したかったのですが、北岡先生の講演会も途中退席させて頂き、金沢歌劇座で行われる石川県鍼灸マッサージ師会の中央学術研修会と臨時総会へ向かったのでした。こちらも総務局長ですから

 日 時 : 平成24年2月26日(日)  午後1時~4時(180分 2単位)
 講 義 : 『テーピング実技Ⅱ  障害におけるサポート』
 講 師 : 佐藤裕之 先生  JATAC-ATC  
                     石川ブルースパークス コンディショニングコーチ

この佐藤先生のテーピングは、基本テープはもちろんなのですが、現場の対応から生まれた工夫したテープの巻き方が盛り込まれており、非常に参考になるのです。そして、テープ1本1本に意味があり、必要最低限の効果的なテーピングを模索されている所は、ほんとうに感動ものなのです。

ビデオ撮影をしていたのですが、ど~も、佐藤先生の実技の時にバッテリーが切れてしまった様子です。ざ~ん~ね~ん~

本年度は多くの、柔道整復師、理学療法士、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師にIST認定講習会を受講して頂きました。当初予想していたよりはるかに多い人数でした。ISTの会員である、認定を受けていることがお飾りにならにように、石川県のスポーツ選手に、石川のスポーツ医療に、石川の健康長寿に、県民の皆さまが喜んで頂けるよう、還元できるように、さらにスキルアップ、そして資質向上していかないと…と、一トレーナーとして、そしてISTの理事として「心新たに、日々新たに」やっていかないとと刺激を頂いたわけです。

平成23年度はISTの行事は怒涛の如く、走ってきました。平成24年度もさらに充実した活動にし、国家資格を有する各医療団体と、スポーツドクター、そして(公財)日本体育協会公認アスレティックトレーナー、また、(財)石川県体育協会ともスクラムを組んで、チーム医療を実現していきたいな~と思う次第でありま~す

んん~忙しい んん~嬉しい んん~感謝 んん~幸せ、最高

んん~マンダ~ム(古っ) 

二葉鍼灸療院 田中良和

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IST理事会&忘年会

2012年01月11日 | スポーツ障害
12月13日(火)、IST(石川県スポーツトレーナー連絡協議会)第8回理事会と忘年会が開催されましたので参加しました

 IST 第8回理事会&忘年会 

  日 時:平成23年12月13日(火)  午後7時30分~9時30分
  会 場:ホテル金沢 16階 ラズベリー


理事14名が参加して、第4回のIST認定スポーツトレーナー養成講習会の報告と様々な議題が話し合われた後に、忘年会へと入っていきました。


 北山会長のご挨拶


 カンパ~イ

     
 ご歓談

スポーツドクター、理学療法士、柔道整復師、日本体育協会公認アスレティックトレーナー、鍼灸師、あん摩・マッサージ・指圧師が同じ目標、旗印のもと活動しているこの会が年を越そうとしています。そして来年の3月27日で1周年になります。

この1年本当に役員の皆さまの力というか、いろんな意味での技量を勉強させて頂き、「このままじゃいかん」とお尻を叩いて頂いた思いです。

さて、来年はどのようにこの会が継続し、進化していくのかが楽しみです。楽しみですって人事ではないんですけどね

より高度な、そして幅広いスポーツ医療を石川県のスポーツ選手やスポーツ愛好家、あるいは健康を願う県民の皆さまに提供していくべく活動していきますので、どこかでIST(石川県スポーツトレーナー連絡協議会)の名前を聞いたり、活動を観た人は是非、一言声をかけてくださいね。

スポーツはどんな競技であろうが、遊びであろうが競技であろうが、プロであろうがアマであろうが、少年であろうがベテランであろうが、素晴らしい活動です。心も身体も健康になれます。

でも、ちょっと怪我をした時、悩んだ時、不安な時、そんな時の広い受け皿をつくっていくのが私たちISTの役割です。と思っています。

そして、この様々な医療者が仕事の合間に、上手く連携し集まり、行動できる秘訣の一つが、このような忘年会ですね。お酒を傾けながらスポーツや、その他云々、いろんな話で盛り上がり士気を高めていけるのです。この感じは好きやね~って、ただの酒飲みって話もありますが…

しっかし、景色の素晴らしい場所で、ISTとして、いい1年の締めくくりになったと思います。


二葉鍼灸療院 田中良和
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石川県スポーツトレーナー連絡協議会(IST) 第4回認定スポーツトレーナー養成講習会

2012年01月07日 | スポーツ障害
12月3日(土)・4日(日)、石川県スポーツトレーナー連絡協議会(IST)の第4回認定スポーツトレーナー養成講習会が開催されました。これが本年度の最終講習となりました。


 第4回IST認定スポーツトレーナー養成講習会 

 日 時:平成23年12月3日(土)・4日(日)
 会 場:いしかわ総合スポーツセンター 第2・3会議室
 講習内容

  12月3日(土) ≪午後2時30分~5時30分(2単位)≫

   『スポーツ栄養学』  講 師;高畠朋子 先生  
                  (財)北陸体力科学研究所 ウエルネス事業部 ヘルスケア事業課 主任 
                                    管理栄養士

  12月4日(日) ≪午前9時~正午(2単位)≫

   『応急・救急処置(内科・外科を含む)』  講 師;太田圭亮 先生
                                   金沢大学附属病院 救急部

   ≪午後1時~2時30分(1単位)≫

    『AEDの基礎知識』  講 師;江幡 隆 様  日本光電中部株式会社 安全管理部

   ≪午後2時40分~4時10分(1単位)≫

    『サプリメントを語る』  講 師;北山吉明 先生  
                      (財)石川県体育協会 スポーツ医・科学委員長
                      北山クリニック 院長
   

    『実践スポーツトレーナー学』  講 師;片田敬太郎 先生
                       石川ミリオンスターズ コンデイショニング&ストレングスコーチ
                       (財)日体協公認アスレティックトレーナー
                       理学療法士

   閉講式


この両日で、平成23年のIST認定スポーツトレーナー養成講習会は終了となります。80名以上の皆さまが参加され熱心に講習を受講されていました。また、この事業で平成23年度のISTの行事は終了です。3月27日の発会式から突っ走ってきました…いや、その準備段階からですかね。はじめは本当に形になるのかと思っていましたが、役員の皆さまが有能な方が多く無事、形になり、そしていいスタートの年となりました。

平成24年は、さらに充実し、スポーツ石川を盛り上げる縁の下の力持ちになれるように頑張りたいです。


 スポーツ栄養学の講習 高畠先生
 

高畠先生には、パフォーマンス向上やスポーツ障害の予防に大切な、運動・休養・栄養のうちの栄養の部分の講習をして頂きました。運動能力向上には、どんな栄養が必要で、どのように食事メニューを考え、具体的にはどのようなメニューで構成すればいいのか、など分かりやすく、具体的に教えて頂きました。

言わば、スポーツ栄養学 基礎編のようなものを選手に分かりやすく説明できるように教えて頂いたということでしょうか。

また年代別エネルギー摂取必要量など数字を出していたのが分かりやすかったのではないかと思います。数字では分からない所もあるが、数字があるから一つの目安にもなります。一定の基準を目安として、自分なりに選手にどう指導していったらいいか、アドバイスをしていったらいいか、ということだと思います。栄養に限らずケースバイケースということも頭に入れておかないとね。



 応急・救急処置 太田先生
 

太田先生には、応急・救急処置として、救命を行うことの意義、心停止を疑われる人に対する救命方法の流れ、救命処置の胸骨圧迫はなぜ大切なのか、その原則、小児心肺蘇生、AEDについて、傷病者の観察の仕方、心筋梗塞について、脳卒中について、熱中症について、その手当、ハチ刺傷について、外傷(出血、創、骨折、捻挫)についてを説明、解説して頂きました。



 AEDの基礎知識 江幡様とアシスタントの方


江幡様には、より詳しくAEDについての説明と使用方法を実技を交えながら説明して頂きました。当初、日赤の救急法救急員の資格を取得し、認定証をもらおうという予定にしておりましたが、講習時間が4時間以上必要であることと、一回の講習の定員が30名であるということで残念ながら断念したわけで、このような企業の方に説明をして頂いたわけです。
医学的な説明などは午前中の太田先生のところで出てきましたので、救急表の講習としてはオッケーだろうと思います。



 サプリメントを語る 北山先生
 

北山先生には、スポーツ栄養の分野、ことにサプリメントについて講習をして頂きました。巷に健康をうたって販売されている食品に「保健機能食品」があり、国に届け出が必要な「特定保健用食品」と、必要のない「栄養機能食品」があります。後者がほとんどであるようです。国に届け出がしてあるものには消費者庁許可のマークが入っており、表示内容に用途(栄養成分機能)が表示してあることが違いだそうです。お話を聴くまであまり意識してみませんでした。その他、栄養分の消化・吸収機能を考えた場合、サプリメントの成分がそのまま体内に吸収されるとは考え難い、サプリメント広告の嘘、適切な情報収集が大切なこと((独)国立健康・栄養研究所、厚生労働省、内閣府 食品安全委員会、消費者庁食品表示課など)、サプリメントの間接的悪影響(あくまでも栄養補助、噛まない…発育期には本当に必要?!)、水分摂取の重要性と摂取方法などの内容でした。



 実践スポーツトレーナー学 片田先生


その後、後半は受講者へのサプライズとして、2011年 BCリーグ日本一に輝いた、石川ミリオンスターズの影の功労者、縁の下の力持ちであるストレングス&コンディショニングコーチの片田 敬太郎 先生に、実践スポーツトレーナー学として、ミリオンスターズはもとより、これまでのトレーナー活動の経験をお話して頂きました。
片田先生は、米大リーグ、ホワイトソックスでもトレーナー経験があり、お話は短い時間でしたが本当にトレーナー活動において考えさせられる内容で、非常にためになりました。私としては野球という共通の種目であり、さらにためになりました。
まず、その環境によってトレーナー活動の内容や方針が変わってくること。当たり前のようですが、難しくもあるのです。少年期や成長期では痛みがあれば無理をさせない。痛みを我慢して、あるいは、運動が可能なまでに怪我が回復する前にプレーさせることで、選手寿命が短くなるかもしれないということです。そのような選手も多々存在します。逆にプロならばギリギリのところで何とか出場させなければ、ご飯を食べていけないということがあります。
競技特性や、ポジション、フォームなど様々な状況を観察し、傷害が起こる原因、対処方法を考えていくことも大切。だから講習会や書籍などの基本は習得しておかなければならないが、現場では応用が必要であり、でないと選手を活かせるトレーナーにはなれないということでした。んん~本当勉強になります。心に沁みこんで来るな~という話でした。実例を交えながらの話ですから説得力があります。

その他、テーピング一本にも意味を持たせるなど、たくさん有益な話があったのですが、最後にスポーツトレーナーに大切なのは、ドクターとの連携であり、トレーナーとしての覚悟と選手のためにという情熱だということでした。

最後の言葉はうっすら覚えですが、何かスポーツトレーナーというものに、これまでよりさらに心から湧き上がる楽しさ、嬉しさ、面白さを感じました(自覚と覚悟もね)。


 閉講式でご挨拶される北山IST会長

ということで、第4回 IST認定スポーツトレーナー養成講習会が終了しました。
平成24年の2月ごろに補講も行う予定にしています。


二葉鍼灸療院 田中良和
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石川県スポーツトレーナー連絡協議会(IST) 第3回認定スポーツトレーナー養成講習会

2011年11月07日 | スポーツ障害
10月15日(土)、16日(日)とISTの第3回認定スポーツトレーナー養成講習会が開催されました。

何か差し迫った用事がない限りは、ISTでは総務部長をさせて頂いておりますので、受講者の皆さまがスムーズに受講して頂けるように会務に専念しております… って、そんな仕事も楽しいんですけどね

IST 第3回認定スポーツトレーナー養成講習会 

  日 時:平成23年10月15日(土)・16日(日)
  会 場:いしかわ総合スポーツセンター 第2・3会議室


  講習内容
   
   ◎10月15日(土) 午後2時~3時30分(1単位)

    『ドーピングコントロール』   講 師;西尾 眞友 先生
                           金沢医科大学医学部 薬理学
                           (財)石川県体育協会 スポーツ医・科学委員会 副委員長


 講義を行う西尾先生


    15日  午後3時40分~5時10分(1単位)
    
    『コンディショニング理論』   講 師;田中 哲 先生
                           金沢社会保険病院 理学療法士


  
 田中先生

   
   ◎10月16日(日) 午前9時~正午(2単位)

    『コンディショニング実技』   講 師;間所 正嗣 先生・山川 友和 先生
                               済生会金沢病院 理学療法士


 間所先生



 山川先生


       
 ストレッチ、アイシング実技の様子
                     

    16日  午後1時~4時(2単位)

    『テーピング実技 基礎編』   講 師;佐藤 裕之 先生
                            JATAC-ATC(柔道整復師)
                            石川ブルースパークスコンデイショニングコーチ
                             ※助手として他5名(ブルスパトレーナー)


 佐藤先生


 
 テーピング実技の様子



西尾先生には、ドーピングの定義、なぜ禁止されたのか、国外・国内での基準や実施状況、市販薬・漢方薬・サプリメントなど注意すべき思うわぬ違反、どう対応するかなどの講義をして頂きました。

そこまでして勝ちたいのかという選手や関係者がいるため、このような制度が設けられました。何か資本主義経済の賜物のような気がしますが、スポーツ選手と関連した医療者は知っておくべきことですね。

田中先生には、面白い導入スライドから、プロ選手の実例を出して、トレーニングを考える時の概要、筋肉と脳~その運動時の働き~、アスリートして持つべき筋肉、痛みとは、コンディショニングにおいて大切なこと、などを講義して頂ました。

試合に向け、あるいは日々の練習で、医療者としてどのようにコンディショニングを考え、それを選手や指導者に伝えていくかは大切なことです。また、それには正しい知識、そして、そこから生まれる応用がポイントになると思うのです。スポーツと同じでトレーナーもまずは基礎ですね。

間所先生には、ケガをした時の応急処置であるRICE処置についての説明と、アイシングと圧迫の実技をして頂ました。
山川先生には、ストレッチングの説明と、僧帽筋、広背筋、上腕ニ頭筋、ハムストリングスなどのストレッチング実技をして頂きました。

RICE処置にしてもストレッチングにしても、「何を目的に行うか」ということを理解しておくのが最低限の原則です。どんな施術でも一緒なのですけどね。また、現場で行っている両先生ならではの工夫などの話も聞け、教科書的に勉強するのではなく、実践の場から生まれた知識を加味して学べたのが良かったと思いました。

佐藤先生には、テーピング、特に足関節の基本テーピングを中心に、テーピングの意義と実技を行って頂きました。

佐藤先生のテーピングは巻き方も、完成度も美しく、何より受けた選手が効果を実感できるテーピングです。どこの部位にしろ非常にスピーディーに的確に、適度なテープの量で巻いて行きます。これ選手も、周囲で見ている私たちも感動するんです。佐藤先生は当たり前にやっているのですが、その巻き方までに練り上げてきた試行錯誤、苦労が感じられ、「私もこれだけやりたい」という目標にもなるんです。
テーピングでケガを治すわけではありませんが、競技や練習をしていく上で必ず必要となる技術です。技術ゆえ何度も巻いて、失敗し、成功し、思考錯誤し、スキルアップしていく必要があります。そんな意味でも、いい刺激になった実技講習になったと思いました。

本日の講習会も90名もの参加者があり、当初、もっと少なくなるのではと心配しておりましたが、石川のスポーツ医療に携わる医療者の皆さんは本当に勉強熱心だということが分かりました。あっ、富山や福井からも参加があるんですよ。特例として。
ちなみに、受講費は土日両日で9000円です。


日曜日の講習が終了して一段落…と思いきや、(社)全日本鍼灸学会の会員でつくる石川県鍼灸研究会(もとは石川地方会)の幹事会が午後6時から美川で開かれることになっていました。その幹事の一人でもありますし、先日の中部支部学術集会での会議にオブザーバーとして出席した経緯もありますので、講習会終了後は、そちらに出席するために美川に向かったのでした~

まあまあ、ドタバタな日々が続いておりますよ


二葉鍼灸療院 田中良和
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第66回 国民体育大会石川県選手団激励会 参加

2011年09月21日 | スポーツ障害
9月4日(日)、午前中から学術研修会、石川県と金沢市の鍼灸マッサージ師会の理事会を終えた後、IST(石川県スポーツトレーナー連絡協議会)の理事として、今年、山口県で開催される選手激励会に参加しました。

時間は午後5時~7時(ごろ)、会場はホテル日航金沢 鶴の間でした。
そーいえば、数週間前、林先生の叙勲を祝う会でもここにいたな~なんて思ったのでした。



今年は山口県を会場に、10月1日~11日にかけて国民体育大会「おいでませ!山口国体」が開催されます。

今年から発足したISTに石川県体育協会から激励会への参加が打診されたため、理事長の常盤先生、理事の橋場先生、宮川先生とともに私も参加させて頂いた次第です。


 左から、常盤理事長、橋場理事、そして私、宮川理事
 橋場先生は理学療法士であり、日体協公認アスレティックトレーナーでもありんす


 国家斉唱で「君が代」を歌われている北山先生(IST会長でもあります)


各競技に出場する選手から、指導者、そして役員の皆さん、石川県知事はもちろん、国会議員、県議会議員などなど多彩な顔触れが出席されていました。国体への石川県選手団としての意気ごみを感じましたね。

ISTの事業としては、この国体へも関っていきたいということがありますので、来年はどう関っていくのか…不安でもあり、楽しみでもあるというのが、今の心境でしょうか。






 石川県選手団を、石川のお家芸である和太鼓の演技で盛り上げる



 石川県選手団の代表から決意の御挨拶


やっぱりスポーツはいいね。心が体が熱くなってきます

私もこれからさらにスキルアップして、スポーツ選手のケアが的確に、正確に、そして、効果的に行うことができるように、スポーツ医学、スポーツ医療、そして鍼灸治療をさらに勉強していかねば、と思うのでした。

さ~て、これで終了と思いきや、実はこの後、簡単な事業に関する打ち合わせが、近くであり…そりゃ~もうは入りますぜよ

それから長~~~い一日が終了したのでありました
よっ おめーさん、活きがいいね


二葉鍼灸療院
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石川県スポーツトレーナー連絡協議会 理事会&懇親会

2011年09月12日 | スポーツ障害
8月23日(火)、石川県スポーツトレーナー連絡協議会(IST)の第5回理事会、そして、懇親会が開催されましたので参加しました。

理事会は、会が発足しての初年度でありますので、毎月行って、様々な事業に関する確認作業を行っております。

今月の理事会は、当会の発会から、認定スポーツトレーナー講習会ならびに実業団バドミントン大会などでのトレーナー活動など、まずは順調に出港したことを記念いたしまして、理事会後に懇親会が行われました。

会場は金沢駅周辺の『市場めし 屯場』 時間は午後8時からでした。



理事の先生方13名の参加で理事会、そして、その後の懇親会と楽しい時間を過ごさせて頂きました。

全国にISTのような組織や、スポーツを通じて連携する国家資格を有する医療者の繋がりはあったとしても、石川県のように、学術講習会やトレーナー活動など資質を高める事業はもちろん、一杯、皆で盃を傾けながら、そんな雰囲気の中、膝つき合わせて、会の未来のことや、スポーツ医療に関する夢や目的など語り合う組織などは、そんなにないのではないかと思いますね。


 かんぱ~い の音頭は、スポーツドクターの井口先生

    

これからも、様々な形で問題も出てくるでしょうが、この関係を、今後とも後輩に繋げていきたいです。

それが私たち医療に携わるものにとって有意義なことであり、やはりそこには石川のスポーツ選手やスポーツ愛好家が、そのケースに応じた処置スタイルを選択して、より身体の状態にあった医療の選択ができるという、そんなネットワークを創るという意味もあるんです。

そのためには、それぞれの医療職の特色を追究し、研鑽することと、他の医療職の皆さんと共通認識の知識や最新情報を共有するところが重要なのだと思います。

そんな意味でも、この出会いと、繋がり(絆)を大切にしていきたいと思うんです。


 最後は一本締め は、スポーツドクターの北岡先生 写真がボケボケ

懇親会後、有志の面々が夜の街に消えたかどうかは…ご想像にお任せします


二葉鍼灸療院 田中良和
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石川県スポーツトレーナー連絡協議会 第2回認定スポーツトレーナー養成講習会

2011年09月02日 | スポーツ障害
8月20日(土)・21日(日)、石川県スポーツトレーナー連絡協議会(IST)主催の第2回認定スポーツトレーナー養成講習会が行われました。

今回も、鍼灸師、あん摩・マッサージ・指圧師、柔道整復師、理学療法士のスポーツ医学、医療に関心を持つ約100名の皆さまが講習を熱心に受けられていました。私は引き続きお世話役です。と言いながら、私もまだまだスポーツ医学、スポーツ障害に関する知識は勉強不足ですので、会務の傍ら勉強させて頂きました。

☆ IST 第2回認定スポーツトレーナー養成講習会 ☆

 主 催:石川県スポーツトレーナー連絡協議会・石川県体育協会スポーツ医科学委員会
 会 場:石川県リハビリテーションセンター 4階 大研修室 

 
 ◎8月20日(土)

  講 習1・2 午前9時~12時 (180分 2単位)
 
         演 題:「運動生理とコーチング」
         講 師: 大森 重宜 先生  金沢星稜大学 人間科学部スポーツ学科 教授


 講師の大森先生 ちょっとピンボケで~す

 

 
 ◎8月21日(日)

  講 習3・4 午前9時~12時 (180分 2単位) 
         演 題:「スポーツ傷害の外科的治療」
         講 師: 北岡 克彦 先生  木島病院 整形外科 
                           石川県体育協会 スポーツ医・科学委員会 副委員長


 講師の北岡先生


 会場の様子

  
  講 習5  午後1時~2時30分 (90分 1単位)
         演 題:「アスレティックリハビリテーション~肩・肘関節へのアプローチ~」
         講 師: 橋場 貴史 先生  KKR北陸病院 理学療法士
                           日本体育協会公認アスレティックトレーナー

  講 習6  午後2時40分~4時10分 (90分 1単位)
         演 題:「Medeical Rehabilitation」
         講 師: 守山 成則 先生  金沢大学付属病院 理学療法士




 忙しさが一段落した…だらけた 受付の様子


21日午後の講習からは私は用事があり帰りましたので、講師の橋場先生と守山先生の写真を撮ることができませんでした…そー言えば、上の写真の左側は守山先生でした。


石川県のスポーツ選手、スポーツ愛好家、ひいては県民の健康のため、スポーツ医療を盛り上げていこうという、意欲あふれる皆さまが多く参加して頂いています。参加の皆さまは、それぞれの医療分野から講習に来られているわけですが、スポーツ医学、スポーツ傷害に対する共通知識や共通認識を深めて、それぞれの仕事に活かすことのできる講習会でもあります。

そして、今後、様々な活動を通じて、鍼灸師、あん摩・マッサージ・指圧師、柔道整復師、理学療法士、そして、スポーツドクターとの交流の中で、自分の殻に閉じこもっているだけではなく、多くの知識や体験を得ることができる会となっていくと私は思っています。それが、石川のスポーツに関るすべての人のためになっていくと思いますね。

第3回の講習会が10月に、第4回の講習会が12月にありますが、興味がある医療にかかわる皆さまはどんどん参加して欲しいですね。ISTからの認定が得られるのは、石川県鍼灸マッサージ師会、石川県針灸師会、石川県柔道整復師会、石川県理学療法士会の会員、またはスポーツドクターの先生方となっていますが、認定はいらいけど受講したい国家資格を持った医療者の方、県外から興味があり受講したい方も受付ますので、もし、そんな方がいましたらご連絡くださいませ。

IST理事の皆さまと話していると、前向きな、明るい、ワクワクする話がどんどん出てきますし、講習会を受けていても、お世話していても、トレーナー活動していてもワクワクしてくるんですよね。これはいい方向に向かうしかないでしょ そんな感じです。

次回の講習会も楽しみです。次回は実技講習も入ってきますからね


二葉鍼灸療院 田中良和
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第1回 石川県スポーツトレーナー連絡協議会 認定スポーツトレーナー養成講習会 (2)

2011年07月14日 | スポーツ障害

6月25日(土)、26日(日)、石川県スポーツトレーナー連絡協議会(IST)第1回 認定スポーツトレーナー養成講習会が開催されました。

その講義内容をご紹介いたします。

☆ 第1回IST認定スポーツトレーナ養成講習会 ☆

  ◎6月25日(土)
  
   開講式  午後1時45分~2時




 北山会長 常盤理事長の挨拶&佐藤学術部長の認定講習会注意事項の説明


   講義1  午後2時~3時30分(1単位=90分)
        演 題:「スポーツトレーナーの役割」
        講 師: 河合甚敏 先生  日本体育協会公認アスレティックトレーナー  
                         石川ブルースパークス・ヘッドトレーナー




   講義2  午後3時40分~5時10分(1単位)
        演 題:「スポーツ心理学」
        講 師: 村山孝之 先生  金沢大学保健管理センター・スポーツ教育部門 講師  


  ◎6月26日(日)

   講義3  午前9時~正午(2単位=180分)
   講義4  演 題:「スポーツトレーニングの生化学」
         講 師: 若狭 豊 先生  (財)石川県体育協会 スポーツ医・科学委員会 委員
                          わかさ内科クリニック 院長

  


   講義5  午後1時~2時30分(1単位)
        演 題:「発育期のスポーツと障害」
        講 師: 北山吉明 先生  (財)石川県体育協会 スポーツ医・科学委員会 委員長
                         北山クリニック 院長

  


   講義6  午後2時40分~4時10分(1単位)
        演 題:「中高年の身体特性と運動能力」
        講 師: 井口英樹 先生  石川県スポーツドクター協議会 会長
                         井口外科医院 院長


   

最新のスポーツ医科学を織り交ぜながら、たいへん内容の充実した講義だと感じました。皆さん本当に熱心でしたね。



ご興味があったり、講習を受けたいという方は、ぜひ私までご連絡くださいね。一応、ISTの総務をしている関係でね。

ちなみに講習費は、土・日で9000円です。当日、受付での支払いとなります。

また、認定を受ける場合は、石川県の各医療団体に所属していなくてはなりません。どうしてか…資格をお持ちになっているけど、団体に所属していない人でも、スポーツに情熱を込め、そして、腕のいい方々はたくさんおられます。しかし、今、世の中を見回しても、まず安心、安全ということが大前提となります。特に様々な国家資格を持った人たちの集まりです。そこに一定の安心、安全を担保するには、まず、業界団体に所属しているということで一定の基準を保つ必要があります。

そして、この認定は1年間で取得しなくてはいけないということはありません。来年も講習がありますので、そこで足りない分の講習を受講して頂き、24単位揃った時点で認定証を発行させて頂くのです。まあ、特に期限はないわけですよ。


 これからも活動の場所に必ず姿を見せる案内板で~す

何はともあれ、聴講して損はない講習会ですし、中身の充実した講習会です。ぜひ、この講習会へ参加して頂き、スポーツ医科学を学び、熱く石川のスポーツを、スポーツ傷害の治療やコンディショニングを語り、盛り上げていきましょう


二葉鍼灸療院 田中良和

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第1回 石川県スポーツトレーナー連絡協議会 認定スポーツトレーナー養成講習会 (1)

2011年07月14日 | スポーツ障害
6月25日(土)、26日(日)、以前もブログにてご紹介した、石川県スポーツトレーナー連絡協議会の活動が始まりました。
その最初の事業が、第1回 石川県スポーツトレーナー連絡協議会(IST)認定スポーツトレーナー養成講習会です。
この団体は、国家資格を持つ医療団体の叡智を結集し、石川県民のトップアスリートから健康づくり、生涯スポーツなどスポーツ愛好家まで、あるいは、ジュニアから高齢者までと幅広いスポーツという分野において選手やスポーツ愛好家をサポートしていこうという団体です。

石川県体育協会やその中にあるスポーツ医科学委員会の事業をサポートしながら、スポーツドクターの指導のもと、理学療法士(公益社団 石川県理学療法士会)、柔道整復師(社団法人 石川県柔道整復師会)、鍼灸師、あん摩・マッサージ・指圧師(社団法人 石川県鍼灸マッサージ師会・社団法人 石川県針灸師会)そして、医療資格ではありませんが、日本体育協会公認アスレティックトレーナー(石川県アスレティックトレーナー連絡協議会)が集まり、スポーツ選手やスポーツ愛好家をサポートできる人材を育成し、資質向上を図り、相互の医療技術の特色を活かしながらスポーツ石川を盛り上げる縁の下の力持ち的存在になっていこうとする目的があります。

今年、始まったばかりですが、このような国家資格を持つ医療団体が横の繋がりを持ち、スポーツドクターも交え、さらに石川県体育協会という行政側にも関与している集まりというのは、他の県ではないのではないかと思いますね。そんな意味でも大切な存在となるISTを熟成させ、密に連携を保っていきたいですね。そして、スポーツ選手やスポーツ愛好家に対して、様々な治療やコンディショニングなど多くの身体をケアする選択肢を提供し、適切な処置により、より良いパフォーマンスを発揮できるような環境整備ができたら…と考えると、夢も大きくなるというものです。

何やら難しいことを書いてきましたが、その人材を育成すべく行われるのがこの講習会です。

会場は、いしかわ総合スポーツセンター会議室。



ここは、北陸最大ともいわれる設備の整ったスポーツ施設があります。話はスポーツではありませんが、ここのメインアリーナを使って、以前、サラ・ブライトマンという女性シンガーのコンサートも行われました。それくらい広いということでしょうね。確かに広いですよ。


 会場のエントランスを2階から激写


 会場向かいのホールではジュニアのレスリング大会が行われていました

上記に出てきた各医療団体から合計110名の受講希望者が参加しました。熱気ムンムンでしたね。

私も講習をすべて聴講したかったのですが、この会の総務部に所属しているため、受付やら準備やら、何やらかんやらで忙しかったこともあり、部分部分しか聴けませんでした。残念~




 最初ですので、少し混乱している受付の様子

それでも皆さん、本当に熱心に勉強されていました。やっぱりお世話するほうとしては、これだけ多くの皆さんに聴講して頂き、仕事が休みにも関らず、日曜日なんかは、ほぼ3分の1日熱心に勉強して頂いたわけですから、何かうれしくなってきてしまいますね。今後が楽しみだわい

この講習は、第2回は8月、第3回は10月、第4回は12月に開催され、合計24単位を受講した人に、当協議会が認定証を発行するというシステムになっています。認定者は、今後、当協議会が行うトレーナー活動に参加する資格を得るわけです。また、活動が活発になってくれば実業団や高校や大学などにトレーナー派遣を行うことも視野に入れて、これから活動していくわけです。


 ちなみに、これはトレーナー活動時に着用するビブスです
 モデルは当協議会 理事で理学療法士のMr.MORIYAMA~です 

講習会の内容はパート2でご紹介しますね


二葉鍼灸療院 田中良和
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石川県スポーツトレーナー連絡協議会 発会式

2011年04月10日 | スポーツ障害
3月27日(日)、石川県スポーツトレーナー連絡協議会 発会式が行われました。

☆ 石川県スポーツトレーナー連絡協議会 発会式 ☆

 日 時:平成23年3月27日(日)  午後2時~4時
 会 場:ホテル金沢 2階 ダイヤモンド
               金沢市堀川新町1-1



 開会前の受付の様子。理事の皆さま

この会は、ジュニアから高齢者まで、県内のアスリートの競技力向上、さらに県民の皆さまに対してスポーツを通じて健康維持・増進をして頂こうという目的で、県内の医療団体が参加して発足されました。

医療団体ということは有資格者団体です。国家資格を持っている皆さまが会員として構成される団体です。

そして、これら医療団体がそれぞれの職能を活かしてスポーツ選手やスポーツ愛好家に適切な処置を行うため、共通認識を持ち、スポーツトレーナーとしてのレベルアップを図るため、この会が講習会を開催して認定作業を行います。

また、財団法人石川県体育協会 スポーツ医科学委員会の事業をサポートして、行政とも関わり合った団体となっていきます。

発会式には、来賓の皆さま、各競技団体の理事長・会長、各自治体体育協会、参加医療団体の皆さま、103名の方に参加を頂き、盛会理に終了することができました。感謝です。


 発会式 ご歓談の様子

発会式のパンフレット、当会 会長 北山先生のご挨拶を以下に書きます。

― ご挨拶 ―

 春爛漫の候となりましたが、皆様にはご多忙の中、石川県スポーツトレーナー連絡協議会の発会式にご出席いただき誠にありがとうございます。心から感謝申し上げます。
 さて、スポーツ医科学の発展と普及は近年目覚ましいものがあります。アスリートに対してはパフォーマンスの向上を目的とした効果的トレーニング法の開発、あるいは食事、睡眠、休養といったコンデイショニングの研究、さらに身体機能の科学的評価法の模索など身体能力の強化に大きく貢献しています。また、スポーツ愛好家に対しては、スポーツを楽しむだけではなく、健康増進・生活習慣病の予防、治療といった新たな切り口でスポーツに取り組む意義を強調しています。さらに発育期の子供たちに対しては、安全で効果的なスポーツの仕方を提供するとともに、精神の健全発育、社会的要素の習得、感性の拡大と充実、といったスポーツの持つ素晴らしい教育的効果を検証し、その効果をどのように子供たちに提供していくかといった具体的な情報を現場にフィードバックしています。

 このような時代の要請に答える形で、石川県スポーツトレーナー連絡協議会が設立されたことは、誠に意義のあることと自負しています。なぜなら、スポーツトレーナーの役割は、スポーツドクターと連携し、スポーツ最前線の現場で、スポーツ医科学そのものを実践するものだからです。それは、指導者やアスリートにとって、ただ知っているだけであった知識を、実際に使える知識、すなわち知恵へと変換する重要な役割を担っているからです。知識から知恵への変換が行われて初めて、スポーツ医科学の真の効果が発揮されるからです。

 さて、今回発足する協議会には、スポーツドクターを中心として多くの医療人と彼らの所属する協会が参加しました。この状況は、スポーツトレーナー活動を実践していくうえで極めて理想的であると言えます。それぞれが互いに習熟した技術を知識を持ちながら、他のフィールドの技術も習得することにより、幅広い対応力と応用力のあるスポーツトレーナーの育成が可能になるからです。

 ちなみに、当協議会は新しいスポーツトレーナーの育成、各種スポーツ大会、協議会におけるトレーナー活動、県民の健康増進と安心スポーツ実践のための教育活動、大学、高等学校、中学校、ジュニアクラブチームへのトレーナー派遣など、多彩な活動を計画しています。
 
 最後に、このスポーツトレーナー連絡協議会が、今後、名実ともに石川県のスポーツを土台から支える縁の下の力持ちとして、立派に機能しますよう、各位のご支援とご指導を心からお願い申し上げます。

  石川県スポーツトレーナー連絡協議会 会 長  北山 吉明

 ― 以上、挨拶文 ―


参加医療団体は…

 ・石川県スポーツドクター協議会〈医師〉
 ・石川県アスレティックトレーナー連絡協議会〈(財)日本体育協会公認アスレティックトレーナー〉
 ・(公社)石川県理学療法士会(理学療法士)
 ・(社)石川県柔道整復師会(柔道整復師)
 ・(社)石川県針灸師会(はり師・きゅう師)
 ・(社)石川県鍼灸マッサージ師会(はり師・きゅう師・あん摩 マッサージ 指圧師)

以上の6団体です。

この団体から二人ずつ理事を選出し、これまで発会に向け、診療終了後(途中で投げ出して)会議を重ねてきました。これからもこのような形で会議を重ねていきます。私も理事の一人として参加させて頂きました。また、総務部長なる仕事も任されました。
理事の皆さま、有能な方ばかりですから、私は私ができる仕事を精一杯やっていきたいな~と思います。そして、自分自身もスポーツトレーナーとしての資質を向上していきたと思います。

さて、この協議会、なんとか出港は果たしました。
あとは、どのような目的地に着くのかは、これからの活動しだいですね。

この会も様々な先輩が関わり、プロローグがあってつくられた会です。そんな先輩方や世の中の流れに感謝しつつ、石川県のスポーツ選手、県民の利益となるこの会を盛り上げていきたいな~と思います。


 発会式終了時に撮影された理事の皆さま、会長、副会長の集合写真

二葉鍼灸療院 田中良和
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スポーツ栄養学 学術講習会 ②

2011年02月25日 | スポーツ障害
2月19日(土)に開催された、石川県針灸師会の学術講習会への参加報告、続きです。

講習会の中で印象に残ったことを書いておきたいと思います。講師の中崎さんの話に私の意見もブレンドだれていますので~ヨロシク

●スポーツ栄養に関しては、国際オリンピック委員会(IOC)、日本オリンピック委員会(JOC)なども合意声明を出してスポーツ選手の栄養に関する基準を決めている。

●コンディションを調整するとは=より良い食生活を行うこと。

●また、よいコンディションをづくりは、栄養-運動-休養がバランスよく正三角形になることが理想である。

●食事で摂取する栄養素には、糖質(炭水化物)、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどがあり、それぞれに、体のエネルギーをつくる原料となったり、筋肉や骨など体を形作る原料となったり、その働きを助けたり、あるいは、働くべき道を示したりと、さまざまな働きがある。

●意外に栄養として見落としがちなのは「水」である。栄養素としてではなく、様々な反応の場は水無くしてはできない。水無くして体の中には入らない。人の体は60%が水である。いい水をとることは大切。これが生野菜の中には野菜自体が持つ水と、体の中に入って触媒として働く酵素が多く含まれている(48℃以上の熱を加えると、生野菜の中に含まれる酵素は死滅するらしい)。

●自分の食事のバランスをしっかり知ること。そして正しい知識を得て実践することが大事。

●五大栄養素にしても、一つだけ栄養素をとっていればいい!というようなことはない。全体の一部として働くだけである。機能性健康食品や巷にあふれる「これを食べると…」ということにも当てはまる。

●調理方法は、一つに偏らず、いろんな方法で調理したものを食べる。

●まずはエネルギーとなる主食をしっかり食べることが大切。

●メニューでは、主食(ごはん、パン、麺類など):主菜(肉、魚、卵、大豆製品など):副菜(野菜、きのこ、いも、海草など)のバランスは、3:1:2がいい。

●体格づくりには、タンパク質摂取が重要となる。だからプロテイン(粉末)を摂取すれば体が大きくなるか…というと、それは「ノー」である。体を動かした分、タンパク質が必要となり、次の運動に備えるため、筋を修復し、筋を増量するのであって、プロテインを飲んだからといって、筋肉がついて体が大きくなるわけではない。実際の科学的データもある。



●IOCの調査でも、日本でも行ってもそうだと思うが、現在において、タンパク質が不足している選手というのはほぼいない。いかにバランスよく栄養を摂取するかということである。野菜や果物、炭水化物をしっかり摂取する。

●栄養摂取の効果的なタイミングは、練習後30分以内と言われている。ゴールデンタイムとも言われている。練習後、トレーニングによって傷ついた筋肉を早期に修復し、足りなくなったエネルギーを早く補給して、筋肉の貯金を早目に増やしてあげると、効率よく疲労なく筋肉が大きくなり、疲れにくくスタミナのある筋肉になる。炭水化物とタンパク質を同時に摂取することが望ましいとも言われている。

●しか~し、それにこだわることもなく、翌日、練習がオフであったり、軽く体を動かす程度であれば、その筋肉修復、再生に必要なエネルギーを一日かけて補ってあげればよく、30分にこだわることもないということも分かっている。

●ビタミン、ミネラルも重要な栄養素。エネルギーをつくる、体を大きくする時には、これらが欠乏していては、まったく三大栄養素が働かない。

●また、激しいトレーニング、きついトレーニングというのは体の負担やダメージが大きい。それは全身に及ぶ。活性酸素が多量に出るということ。その処理にもビタミン類が必ず必要となる。

●骨の新陳代謝、筋肉の収縮・弛緩などにミネラルは欠かせない。神経の伝達や細胞内外の呼吸にも必要不可欠。その需要も高まるわけだからミネラル摂取も不可欠。野菜や果物をたくさんとる。

●シュートケーキ一個は、おにぎり3個分のカロリー
 (先日テレビで、フランスで日本のショートケーキが人気だと聞いた
  スポーツとは関係ないけど…

●スポーツ選手(トップアスリート)は栄養に関する意識が高い。水泳の北島選手、男子体操の米田選手、水球の長沼選手など、その他、多くの選手の栄養に関する言葉をパワーポイントで示された。自分の体の声を聞き、身体感覚が優れているというのはトップアスリートに共通しているが、「食」にも同じことが言えるのだと感じた。

●県内の高校選手でも、正しい知識と、常に意識して、食事に取り組んでいる子どもたちもいる。正しく指導されることも必要だし、それを素直に、自分で工夫して行うことも大事。良い成績をおさめる選手は食事もそれなりの食事をしている。

●スポーツ選手(学生)のお弁当は、まず主食であるご飯と、主菜と副菜は分けることがベター。それだけエネルギーの元となる炭水化物(糖質)をとれということ。そして、分けた弁当箱の主菜が3分の2、副菜が3分の1がベター。

●もし摂取量を増やしたいなら、弁当箱自体を大きくする。出来る限りバランスは変えないようにする。

●一日タンパク質の摂取量が体重あたり~kg、これが~kg、というスライドもあったが、これはこれで研究という観点からは把握しておくことが大切ではあるが、指導する時にはあまり役立たないと思う。「こんなメニュー」という具体的な写真などがあると分かりやすい。今回も何枚か見せて頂いた。

今回は、講習会の時間が1時間30分と短かったため、栄養学の基礎的なものを教えて頂きました。私も最近は栄養に関して勉強を始めているので、いい刺激となりました。

調度、講習会の何日か前に、Numberという雑誌にトップアスリートの栄養に関しての特集が組んでありました。何はともあれ、どんな選手も食に何かのこだわりがあるな、と思いました。

他の本などを読んでの見解としましては、トップアスリートは基本的に「食べたいものを食べる」のだと思いました。ということは、おそらく内部感覚というか、身体感覚で、自分の食べるべきものが分かっているのかな~とも思います。自分に必要な栄養を知っているとでもいいましょうか。

自分が調子が悪い時、年齢との勝負をしている選手などは、さらに栄養や食を重要視しています。自分でやらなくても、奥様が栄養について勉強され、料理をつくっている方もプロの世界ではたくさんおいでになります。

今回の講習会で、講師の中崎さんと激論をしたかったのは牛乳の摂取というもの。私の質問で最後の方に、ちょっとリップサービス的に「激しい運動を行うスポーツ選手には必要なのかも…」と話しましたが、診療においては、牛乳を全く食品としてはすすめていません。逆に「飲まなくてもいいよ」と言っています。学校給食からなくなってもいいとも思っています。

その理由を書くと、さらにさらに長くなってしまうので、やめま~す

スポーツ栄養学も含めた、本当の健康な食とは、ここのところを私自身、もう少し勉強していきたいと思っています。

いや~長くなった 

二葉鍼灸療院 田中良和
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スポーツ栄養学 学術講習会 ①

2011年02月25日 | スポーツ障害
2月19日(土)、診療を午後2時まで行い、石川県針灸師会が主催の学術講習会に参加しました。

会場は車で約40分くらいでしたが、天気がよく白山がキレイに見えて、 道中、気持ちが良かったです。




 北陸体力科学研究所 ダイナミック 入口

☆ 石川県針灸師会 平成22年度 学術講習会 ☆

  日 時:平成23年2月19日(土)  午後2時~4時
  会 場:北陸体力科学研究所(スポーツコミュニティー ダイナミック)
          3階 会議室  小松市八幡イ13番地
  演 題:「スポーツ栄養学について ~食で差がつく! 食で勝つ!~」
  講 師:中崎衣美さん (〈財〉北陸体力科学研究所 管理栄養士・公認スポーツ栄養士)


この北陸体力科学研究所のスポーツ施設ダイナミックは、私が星稜高校野球部の時に何度か体力測定やトレーニングでお世話になったところでした。懐かしいな~なんて思ってました。
エアロビを素敵なインストラクターお姉さんに教えて頂いたこと印象的に覚えてま~す。しっかし、坊主頭が揃ってエアロビしてるんですから圧巻ですよね

お隣には、「やわたメディカルセンター」があり、2001年にオープンしたそうですが、中に入ったところ、病院じゃないような…病院内は本当にキレイで、明るかったし、掃除が行き届いていました。ここも少し勉強になったな~(私の壮大な目標のために)。


さて、講演の内容について。

「食」というのは言わずとも知れていますが、スポーツ選手に限らず、どんな人にも欠かすことのできない一日の行動です。体をつくる、あるいは動かすためには栄養をとらないといけないのですからね。自分の体の中で栄養素が作ることができればいいのですが…

今回の講演は、スポーツ栄養学を中心とした栄養学の基礎的なお話と、食事の具体的なメニュー、そしてトップアスリートはスポーツと栄養をどう考えているのか、などを中心に話して頂きました。中崎さんがおそらく学生を中心に指導されているからだと思いますが、具体的内容は、学生のスポーツ選手の話が中心となっていました。


 講師の中崎さん 学生の頃はバドミントンをやっていたとか

中崎衣美さんは、
管理栄養士であり、北陸体力科学研究所に所属されています。また「公認スポーツ栄養士」でもあります。
この「公認スポーツ栄養士」というのは、(社)日本栄養士会と(財)日本体育協会が共同で認定を行うものです。より高いパフォーマンス、傷害のない身体づくりのために、スポーツ選手を”栄養”という面からサポートするスペシャリストであることを認めたものですね。どこの認定もそうですが、認定取得者は、常に学習し研修する必要があります。責任であり、使命ですかね。それが認定というもの。だから価値があるのです。私も認定鍼灸師ですが、そんな向上心あふれる人の講習会を聴けることは嬉しいことです

栄養「食」もトレーニングの一つ。このことはスポーツ栄養学というものがクローズアップされてきた頃から言われてきたことです。それはそうです。普通に日常生活を送る人の何倍も体を使うわけですから、それなりの栄養補給が必要です。需要と供給ですね。

ここで注意しておきたいのは、これはあくまでもスポーツ選手の食事であるということです。中には健康を維持していくための参考になることはあると思います。しかし、限界までトレーニングしたり、キツイ練習を連日行うスポーツ選手の「食」と普通の人の「食」は違って当然なのです。
そして、スポーツと言っても、レクリエーションや楽しむために行うものから、今回の話の中心である技術を競い合うアスリートとして行うものまで幅広くあります。
繰り返しますが、アスリートの食事=普通の人が健康になる食事とは短絡的に考えないでくださいね。当たり前かもしれませんが、その環境や状況によって、その人に必要な栄養のバランスや量は違うのですから。

スポーツ選手、ことに私も小学生から高校生(時々、大学生)のスポーツ選手の治療をさせて頂いています。「食」についての話を診療の中で行うと、栄養に関する認識は低いと言わざるを得ません。何でも食べることのできる、必要であればすぐに手に入る日本(先進国)だからこそ、その栄養について考え、意識し、そして感謝することが重要なんですね。これは成長期のスポーツ選手に限ったことではないでしょう。

そこの基本があってのスポーツ栄養学だと思います。

そして、スポーツを行う本人、食事の準備をして頂くお母さん始め家族の方、また寮などで食事を準備して頂ける方、チームスタッフ、指導者の方が、同じ認識を持って頂ければ、選手たちにも「食」に対する自覚が生まれてくるんだろうと思います。

「食」と言っても、それぞれの家庭環境でできることと、できないこと、があります。何でも無理して、「これじゃないといけない」と言うんじゃなしに、環境が許す範囲で、スポーツ栄養の知識と意識を持って「食」を考え、食すことが大切だと感じます。

なんか、講演内容に入っていないのに、自分のスポーツ栄養に関する考えを述べてしまいました。ちょっと長くなりましたので、パート②では、内容を少しお話したいと思います。

二葉鍼灸療院 田中良和
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シンスプリントについて

2008年03月05日 | スポーツ障害
当院は野球選手が多く来院しますが、最近はサッカー、バスケットボール、クラッシックバレー、ハンドボール、バレーボールなど多くの若い選手たちが痛みを訴えて来院します。様子を見ていると、このところ多い疾患が”シンスプリント”です。

『シンスプリント shin splints 』
日本整形外科学会篇『整形外科学用語集』によると「過労性脛部痛」とされており、一般的には、運動および運動後に、下腿の中下1/3の脛骨(shinとは、むこうずね のこと)内側部に慢性的な疼痛が出現し、また同部に圧痛があるものとされています。

ランニングやジャンプを行う全ての競技によく見られるスポーツ障害の代表の一つです。この他に下腿に痛みが起こるスポーツ障害は、脛骨疲労骨折や慢性コンパートメント症候群などがあります。

発症年齢は、運動量が格段に増加する高校に入ってからが多いようです。高校に入るとほとんど毎日が今まで経験したことのないハードな練習となります。体の使い方が上手くできないと下肢にかかる負担はさらに増すものと思われます。さらに基礎体力作りの時期でもありますので、筋肉、その付着部、そして骨などには強い負荷がかかってきます。

≪病 因≫
・ランニングやジャンプ動作により足関節を底背屈しますが、その際、この動作に関わる、ヒラメ筋、長趾屈筋、後脛骨筋、深下腿筋膜の伸張による引っ張り張力が機械的な反復刺激となり、脛骨内側中下部に炎症を起こすと考えられます。
・足のアーチの低下(偏平足)や回内足、脛骨の内反などの身体的要因
・練習時間や練習量などの問題
・グランドや体育館などの地面や床の状況
・シューズの問題
・他の部分の痛みや、違和感を我慢してかばっての運動継続

≪症 状≫
・運動量の増加に伴い、運動時や運動後に脛骨の中下1/3内側後縁の疼痛。
・その部分を押さえると圧痛が強い。
・慢性の難治例では膨隆が見られることがある。
・多くは慢性化し、上級生やベテランでも走ると痛い、押すと痛いという症状を持っていることが多い。
・足底腱膜炎、アキレス腱炎を併発していることもある。
・~Walshらによる疼痛ステージ分類~         
 ステージⅠ:運動後にのみ疼痛あり
 ステージⅡ:運動中に疼痛はあるが、スポーツ活動支障なし
 ステージⅢ:運動中に疼痛あり、スポーツ活動に支障あり
 ステージⅣ:安静時にも慢性的な持続する痛みあり     

≪診 断≫
・整形外科では、Ⅹ線、骨シンチグラム、MRI検査などを行う。
・上記の示すような場所に症状と圧痛があればシンスプリントであると思われる。
・シンスプリントの延長線上に疲労骨折があるかないかはハッキリしませんが、下腿や足の様々な部位に起こる疲労骨折とシンスプリントは関連はあるとは思われまる。
・足を地面についただけで痛む場合、あるいは脛骨の中央や内くるぶしに運動痛や圧痛が強い場合は、整形外科で一度診察して頂いたほうが良いと思われます。疲労骨折があったり、跳躍型の疲労骨折では慢性化、悪化しやすい場合もあるからです。

≪治 療≫
・まず、運動量を減らすか、または、ランニング、ジャンプなどを休止して頂きます。中にはチームの関係上どうしても練習を続けながら…という場合もありますが、治りは遅くなりますよ
・急性期(強い炎症期)には冷却。
・上記ステージⅢくらいの状態であれば、早期に対処すれば治りが早いと思われます。ほとんどの選手が出来る限りギリギリまで我慢して練習しています。少しでも痛みが回復するとすぐにでも練習に入りたい勢いです。回復してきたら徐々に運動量を増やしていくことが大切でしょう。
・身体を診ながら、なぜ痛みが起こったのかを理解してもらい、身体のバランスをみていきます。以外に足関節や股関節が硬く動きが悪かったり、姿勢が悪かったり、上半身と下半身が連動して上手に使えてなかったりしますので、その辺りを診ながら全身調整の鍼治療を行い、局所の鍼治療とパルス通電、関節のストレッチ、適宜テーピングなどを行います。
・痛みの状態にもよりますが、はじめは週2回か3回、その後徐々に治療間隔を伸ばしていき、1ヶ月あれば良い状態になってきます。
・治療の間に、姿勢の大切さ、身体感覚や重心の考え方、走り方など痛みの原因の一要因と思われるものを選手と一緒に考えていき、ケガのしにくい体を目指していきます。
・圧痛などは両足に反応が出ていることが多く、治療はほとんどの場合、両足に行います。

骨・筋肉ともに伸び盛りで、まさに筋肉が発達する、あるいは身長も伸びる成長期の選手は、様々な場所に負荷がかかりやすいようです。ことに練習量が多くなった時期や、ランニング、ジャンプなどの基礎練習が多くなった場合には発症の割合が高くなるのでしょう。

予防には、下肢の筋力強化と、ウォーミングアップ・クールダウンの徹底、痛みのある場合は早めのアイシングなどです。楽しく、全力でプレーするためには、自分の身体もしっかり見つめてあげることが大切であるし、ケガをしたら何が原因なのかしっかり把握することも大切でしょう。

頑張れ 明日を担う若きアスリートたち
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