二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

人間の能力

2010年06月30日 | 言葉のちから 心のちから
6月も忙しく、慌ただしい日々が続きました。公私ともども忙しいというのは感謝すべきことですね。

治療院の仕事のほうも忙しいのですが、そんな時に呼応するかのように業界やそれに付随したした仕事や、学会に関すること、さらに野球に関すること、あるいは細かな雑事など、「やるべき仕事」がたくさん舞い込んできます。面白いもんですね~。

自分自身の中にある「今」ある力…頭の中のスーパーコンピューターを駆使し…いやいや、少しオーバーヒートしているかもしれませんね…そんなこんなで毎日を舞い踊っている感じですかね。

仕事も、無理なものは無理なのですが、上手くやれば、さらに自分の中の能力が引き出せるのかな~なんてことも思っています。

「”人間の本来の面目は創造的なものである。それゆえに人間が万物の霊長として、いっさいの生物を凌駕して優秀なる能力を、生まれながらに賦与されているのはこれあるがためである。しかも特におろそかにできないことは、その賦与量はいささかも差別ない公平なものである。”
この一事を考量されても、自己の現在使用している能力に対する反省が厳格に行われて、その”是正”が確実に施されるなら、いっさいのすべては、ことごとく可能に転換され収握されることも、また必然自明のことと感得される」

『中村天風 一日一語』  中村天風財団[編]


人間は可能性のかたまりであるということでしょうか
自分を正しく見つめて行動することは大切であり、自分の環境や状況を把握して判断することは当然なのですが、「自分には無理だ」「私には不可能だ」と、自分に限界をつくってしまうことは、自分の中に眠る無限の可能性を閉ざしてしまうことになるのかもしれませんね

創造すること、クリエイティブな人生こそ、人間に与えられている生まれながら持つ力であり、能力なんですね

だからと言って、体も心も無理をして、何でもやってしまうのは、こりゃまた考えものだと思いますので、その辺りを気をつけながら、積極的な人生を歩んでいきたいですね 

二葉鍼灸療院 田中良和
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星稜 練習試合 (対 愛工大名電)

2010年06月26日 | 高校野球
6月20日(日)、本日、金沢市鍼灸マッサージ師会が「こどもすくすくランド」へ出展し、小児はり・きゅう・マッサージの体験治療をするわけですが、この時期は夏の甲子園大会も近く、星稜の選手を観に行くことも大切になるので、体験治療の方はお任せして、私は星稜の練習試合へ行かせて頂きました。

本日、いい天気に恵まれ、絶好の野球日和となりました。今日、どうしても行きたかった理由の一つが愛工大名電が練習試合の相手だということですね。

名古屋で修業中、最後の3年ほどは月に2回しかない数少ない休みを利用して、名電の選手の治療をさせて頂いたこともあり、星稜に次いで親しみのある高校なんです。

星稜の部長に「田中さん、今日はどっちを応援するんですか」と聞かれました。「星稜やよ」と言いましたが、実は…

 練習試合   星稜高校野球場

 星稜愛工大名電〈愛知)


さて、私が行った時には試合前の練習が始まっていました。星稜スタッフに挨拶した後、名電の倉野監督に挨拶に行ったところ、「おーいいところに来たー 実は…」と何かな~と思ったら、前日の試合で膝を負傷した選手が二人いるので診て欲しいとのことでした。
いや~これは本当に嬉しいことですよね。大事な選手を診療させてもらえるわけですからね。すぐさま診療に入ったわけです。



 選手の膝の鍼治療の様子 ちゃんと消毒もしてますから安全です

星稜の選手も午後から治療させて頂きました。今日は両チームの選手を治療でき、何か幸せな気分でした。本当はケガ人はいない方がいいんですがね



 愛工大名電ベンチ

試合は、投打ともに調子を上げている星稜がいい試合運びをしていました。打線は点数を取れるようになってくると大振りになり、そこから打撃フォームを崩してしまう傾向にあるのですが、今年はそれが全くありません。コンパクトに自分のスイングを心がけています。それに、一打席一打席、よく考えて、修正して、打席に立っているのが印象にあります。




相手投手からするとイヤな打線でしょうね。しかし、いい投手にかかるとそんなに大量点を入れることはできません。そんな時は、バントやエンドランなど、細かい攻めが重要になってきます。この部分の修正はまだできていません。ここがキッチリできるようになれば、夏は面白いことになるでしょうね



 星稜ベンチ&4番川口

投手陣は安定してきています。監督さんはどの試合、どの場面で、どの投手を使うか難しいところでしょうね。嬉しい悲鳴ですかまあ、バリエーション豊かな投手陣の調子は徐々に上がってきています。




2試合目は星稜先攻、名電後攻。この試合はシーソーゲームとなり、名電が9回裏に同点に追いついたところで試合終了…と、思いきや、名電の倉野監督が「監督さん(星稜 北川監督へ)延長戦お願いしま~す」とベンチの前へ出て叫ばれました。練習試合では珍しいことです。いや~これは勝ち負けに関わらず、名電、星稜両チームの選手にプラスになったのではないかと思いますね。引き分けでダラ~と終わるよりも、メリハリがあって本当に良かったと思います。それにしても倉野監督も元気だな~情熱が溢れてるな~と思いましたね



 サード池端 ボールに向かっていけ~

名電は、1試合目の1番バッター、2試合目は3番を打っていたバッターが光ってましたね。何か打ちそうな雰囲気があり、振りも鋭く、ボールをバットに乗せるのが上手いな~と思いました。後で聞いてみると、プロのスカウトからも注目されているとのことでした。

いいバッター、ピッチャー、いい選手というのは何かが違うんです


 名電の皆さんをウェーブで送る選手たち


 保護者会のお母さま方も選手と一緒にお見送り
 ついでに名電のバスも激写

夏の甲子園 石川県大会まで残り20日余りとなりました。治療院の中を舞をまうごとく飛びはねるくらい忙しのですが、選手のケアはしっかりやらせて頂きマッセ 

二葉鍼灸療院 田中良和
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6月 酔耀会(鍼灸手技療法勉強会)

2010年06月26日 | 酔耀会(すいようかい)
6月16日(水)、毎月恒例の酔耀会が開催されました。

毎月、活気あふれる会になっています。勉強に飢えているいやいや、ちょっと言い方が違いますね~ 鍼灸医療の向上、患者さまの苦痛を少しでも取り除いてあげたく勉強に燃えている若い先生方が多いということでしょう。私も含めてね…

☆内 容☆

・第59回(社)全日本鍼灸学会学術大会 参加報告
【太田・石田・豊島・宮川・田中:学会参加者】
今年の学会への参加しての報告が行われました。皆、それぞれ違う意見があり、同じ意見もあり、各々が聴講してきた演題と印象に残ったことなどを発表してもらいました。太田先生には今学会でのポスター発表のことを話して頂きました。次回は茨城県の筑波で開催されます。遠くなりますが、できれば酔耀会の皆さん全員が主席して頂けると嬉しいですね。

・症例報告:嗅覚障害の症例
【石田先生】
33歳、男性、ニオイも味も分からないという症例でした。18歳の頃より症状を有する慢性的な患者でした。鍼灸治療を行ったのですが(3回)特に症状に変化なく、患者は鍼をするとすぐに変化が現れると思いこんでいた様子。その辺りの患者とのコミュニケーションの取り方、治療方法などが議論となりました。また、患者の性格や心の状態を捉えることが大切ではないかという話も出ましたね。

・症例報告:身体機能低下に対する鍼灸施術の一症例
【藤田先生】
83歳、女性、下肢全体の圧痛、夜眠れないことが主訴の症例でした。要介護4、車イスでの生活をされています。糖尿病、骨粗鬆症、慢性貧血、高血圧、脳梗塞後遺症など多くの既往や現在進行形の病態があり、治療院の形態上、高齢者が多くなる藤田先生ならではの症例です。鍼灸治療により、主訴は改善されていないものの、その他の随伴症状が改善され、生活の質(QOL)も良好になっており、患者自身も喜んでいる。であるから、主訴の改善、消失にこだわらず、身体状況を診ながら治療を継続して、体調を整えていけばいいのではという結論でした。まだ経験の浅い先生ですが、しっかり治療をしているな~と感じました。

・症例報告:初めての不妊症に対する鍼灸治療
【吉田先生】
34歳、女性、妊娠し子供が欲しいという症例でした。第2子希望。夫は38歳。第1子はタイミング療法にて妊娠した。鍼灸治療を行いまだ2週間と日が浅いため、妊娠については何とも言えないが、足の冷えの改善、便秘の改善があったことから、鍼灸治療が身体に対し何らかの作用を及ぼしたと考えられました。酔耀会でも、私と豊島先生が不妊症に力を入れており、第1子を出産していれば可能性は高いのでは!?と以前、話していたので、現在、温めることを中心に治療を継続しているとのことでした。ご主人が、安静時の腰痛や血便などの症状があり体調が悪いのに病院へ行かないことから、心配がストレスになっているようです。それに加え機能性不妊といってもご主人の方に原因があるのではないかとの話もでました。実は、不妊の原因が男性にある割合は4割~5割あるんですよね。ご主人も治療をできればベストなんですが…。

・実技:筋肉の触診 ~筋肉を触ろう!~
【粟 先生】
本日の触診する筋肉は、大・小菱形筋。筋肉と言うとグリグリ触ってしまう傾向がありますが、その人の筋肉の付き具合や体形により、強く押しすぎると奥の筋肉を触っていることが多いのですね。起始、停止、筋肉の形、走行などを頭でイメージしつつ触ると、この菱形筋もそんな強く触ってしまうと、把握できません。いや~本当にいつも勉強になるし、患者さんへの触れかたや、意識の仕方が変わってきますね。

・症例報告:大腿骨内踝骨壊死症の症例
【太田先生 鶴来】
鍼灸治療の症例ではありませんが、臨床で経験した1例と、他の接骨院での症例の2例を紹介して頂きました。大腿骨内踝の部分が壊死を起こし、それが炎症を起こし、膝痛の原因になるというもの。鍼灸院でも膝痛は多く、以外に多くの方がこの疾患かもしれないということです。特徴的な症状と、長期間、症状の軽減が見られない場合や、突然症状が悪化する場合に関しては、変形性膝関節症とともにこの疾患を疑い、専門医に早く送った方がいいのではないかと思うということでした。


午後8時30分に開始された勉強会は、本日も午後1時で終了と相成りました。本当に酔耀会のメンバーは活発に意見交換をして、活気があふれています。吉田先生なんかは、これから福井まで帰るんですからね~情熱的です

「”勇敢な人”とは、確固たる信念のもとに自分の意志を働かせ、善行が習慣になるまで厳しく鍛練した人のことを言います」(『品正論』より)

仕事、勉強、これにしかりでしょうね。酔耀会のメンバーは皆、”勇敢な人”です 

二葉鍼灸療院 田中良和
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第59回 (社)全日本鍼灸学会学術大会 参加報告③

2010年06月25日 | 鍼灸
6月11日~13日にかけて大阪において開催された、第59回(社)全日本鍼灸学会学術大会への参加報告パート3です。

この学会には石川県からも多くの先生方が参加されました。多くと言ってもこのような大会に顔を見せる先生方は”いつもの顔ぶれ”なんですがね。もっと多くの鍼灸師が参加して欲しいのですが…その辺りは本人の自覚しかありませんね。

さて、いつも勉強で研鑽している酔耀会のメンバーも学会に参加しました。全員ではないのですが、会った先生方を激写しました~


 宮川先生と おフィアンセのアズマ先生で~す
 学会中も、いろんな意味で熱がこもっていて いいんじゃないですか


 線維筋痛症のポスター発表を聴いている豊島先生
 真剣に 怒って 何かを狙っている そんな形相ですね
 おそらく質問など優し~くしたんでしょうな~



 最近、酔耀会へ入った太田先生。昨年度、明治国際医療大学を卒業しました。
 その卒論として「アトピー性皮膚炎に対する鍼治療の臨床的効果」を発表
 関西人(神戸人)ですので、なかなか堂々とした発表でした~。
 突っ込みどころはたくさんありましたがね~
 彼は、今年から金沢医療技術専門学校の教員として金沢へ来たのでした。

酔耀会メンバーの石田先生も出席されていたようですが、会う機会がなく残念でした~。

12日の日程が終了後、リーガロイヤルホテルにて懇親会があり、出席しました。

やはり立食は落ち着きませんね。昨年の埼玉大会の懇親会では1時間も挨拶の時間があり、”帰ろうかな”と思ったくらい前置きが長かったのですが、ことしはそのようなことはありませんでしたね。良かった良かった

料理はこんなものかな~って感じです。皆さんが満足するだけの量は昨年よりは十分にあったので、これも良かったと思いましたね

やはりお酒が入ると饒舌になりますね~ お酒はいいですね~ 飲みすぎなければ




 懇親会にて、愛知の先生方と新潟の先生方。
 この写真の中に、安保先生(新潟大学)の研究室へ入っている先生が2人いるのです
 安保 徹 先生は著書もたくさん出しているので有名ですよね。
 そのうち一人が、東洋医学研究所で数年間一緒に暮らした仲間なのでした。

学会報告の締めくくりに、懇親会でも、酔耀会メンバーとの話の中でも話題になったのが、この学会でも大きく取り上げられていた、美容鍼灸とスポーツ鍼灸です。この2つは最近よく話題にのぼったり、講習会などで多く取り上げられようになっています。

明治国際医療大学での卒論の人気もこの2つが多いのだとか…。

美容鍼灸も一つの可能性としてありなのだと思いますが、これも仕事としての一つでしょう。学会で積極的に取り入れていくのはいかがなものかと思いますね。これはホントに医学として確立していくのでしょうか。また、経済の先行きが不透明な昨今、これから悪くなることはあっても良くなることは難しい経済状況にあって、鍼灸の中で真っ先に苦しくなるのはこの分野ではないかと思うのですね。

もっと力を入れてやることがあると感じます。世の中の流行りにのっていくことも大切だと感じますが、こと医学や研究に関しては流行りを追求していくというのは学会の方針としてはどうなのかなと感じますね。業団が経営の一環として取り上げるなら理解できますが。

スポーツ鍼灸の分野も取り入れていけばいいと思うのですが、この分野は柔道整復師と重なる分野ですし、どうも今の取り上げられ方だとアスリートのスポーツ鍼灸というものに人気が集まっているように感じるのです。スポーツも成長期から青年期、壮年期と年代によって身体機能も運動能力も違ってきます。それに応じたスポーツ鍼灸を取り上げていくべきでしょう。そうすれば、その中で鍼灸治療という技を活かした分野が確立されていくんではないかと思います。

私は成長期のスポーツ選手をよく診ているのですが、とくに鍼灸治療により効果的なことや、これは鍼をやったほうが治りが早いということが多々あります。しかし、念頭に置かなければいけないのは、この分野こそ、鍼灸はスポーツ選手を支える一つの手段であるということです。鍼灸治療が全てではないのです。その辺りを分かって、それでごはんが食べていけるくらい精通するんだ、という気概をもってスポーツ鍼灸に取り組むのならいいと思うのですが…

鍼灸本来の効果というのは、もっと深いものがあると思います。学校で勉強する、あるいは卒業したての鍼灸師が、美容やスポーツなど流行りで物事を視るという方法論はやめた方がいいですし、その辺りの教育もして欲しいと思うのです。若い鍼灸師の可能性の芽を摘みとらないためにもね

さて、そんなこんなで長いこと書いてきましたが、今年の学会報告を終了したいと思います。

さーて、来年は発表でもしようかな~と考えてます。

二葉鍼灸療院 田中良和
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第59回 (社)全日本鍼灸学会学術大会 参加報告②

2010年06月25日 | 鍼灸
6月11日~13日にかけて大阪で開催された、第59回(社)全日本鍼灸学会学術大会の参加報告パート2です。


 会場のグランキューブ大阪 最上階よりの風景 都会だな~

今回の学会での東洋医学研究所グループの先生方の発表は20題です。一般口演とポスター発表を合わせると313題。そのうち20題がグループの先生方であり、鍼灸院のグループがこれだけの演題を出している所は日本全国探しても他にはありません。大学は別ですよ。
これは、日頃からの鍼灸医療・医学に対する研究、要は鍼灸治療を向上=患者さまのため、という他利の精神が息づいているということです。東洋医学研究所の所長であり師匠の教えが受け継がれています。

さて、東洋医学研究所グループの発表をご紹介します

≪一般口演&ポスター発表≫
 ・腹部への鍼刺激による胃電図の変化           甲田久士 
 ・心拍変動解析による鍼刺激に対する自律神経反応の評価(1)
   -腹部鍼刺激に対する自律神経反応の評価-    各務壽紀
 ・心拍変動解析による鍼刺激に対する自律神経反応の評価(2)
   -膻中穴鍼刺激による自律神経反応の評価-    石神龍代
 ・心拍変動解析による鍼刺激に対する自律神経反応の評価(3)
   -膻中穴と中庭穴との比較検討-            山田 篤
 ・心拍変動解析による鍼刺激に対する自律神経反応の評価(4)
   -新しい心臓副交感神経の指標DCについて-    皆川宗徳
 ・高血糖ラット胃平滑筋運動に対する鍼治療による神経制御の変化
                                   福田裕康
 ・鍼灸院における糖尿病患者の実態調査          中村弘典
 ・不定愁訴に対する鍼治療の検討 健康チェック表の解析(1)
                                   角村幸治
 ・腰痛に対する鍼治療の検討(10) 
   -RDQを指標とした他施設での検討-         河瀬美之
 ・鍼灸院における来院患者の実態調査           近藤利夫
 ・鍼灸院における睡眠に対する鍼治療の実態調査     滝田怜未
 ・アレルギー性鼻炎に対する鍼治療の一症例       橋本高史
 ・アレルギー性鼻炎に対する鍼治療の検討(第4報)
   -2008年スギ花粉飛散期における検討-       中村 覚
 ・アレルギー性鼻炎に対する鍼治療の検討(第5報)
   -2009年スギ花粉飛散期における検討-       角田洋平
 ・鍼灸院における花粉症患者の実態調査          井島晴彦
 ・当院不妊症患者における脱落症例の検討         森 誠一郎
 ・不妊症患者の身体症状と妊娠との関連性の検討(その1)
   -ARTと鍼灸を併用した妊娠例での検討-       深谷悠平
 ・不妊症患者の身体症状と妊娠との関連性の検討(その2)
   -自然妊娠、一般不妊治療の妊娠例の検討-     渡邊由香
 ・不妊症患者の身体症状と妊娠との関連性の検討(その3)
   -妊娠に至らなかった症例での検討-          木津正義
 ・ラムゼイハント症候群に対する鍼治療の1症例       西田 修











 上より、各務、皆川、師匠の黒野先生、滝田、橋本、中村覚、角田、井島、西田の各先生

常に患者さまのために、世の中が健康で笑顔あふれる社会になるため、勉強し、研究し、研鑽していく姿勢が鍼灸師には大切ですね。臨床に繋がらない、すぐに治療に応用できないから学会に参加しないという方々もいますが、それは考え方の問題、ものの捉え方の問題です。自分次第でいかようにも自分磨きのための材料が見つかるというものです

私も頑張らないといけません。

11日(金)の夜は、師匠の黒野先生と弟子数人が先生を囲み食事をともにさせて頂きました。本日の学会のこと、鍼灸界のこと、鍼灸の研究のこと、近況報告など、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
さすがお料理も一流でしたので、先生と話をさせて頂きながら、日本料理ならではの繊細さと、絶妙な味加減を堪能しながら楽しい時間を過ごさせて頂きました。


 日本料理「なだ万」さんで夕食を頂きました~

お酒も若干入っていました。場の雰囲気を観ながらですが、私の信条としては、「精魂込めてつくってもらった日本酒(他のお酒でも 特に日本酒は」を飲んだ時は、楽しく、笑顔で、幸せな空気を味わうのだそれがお酒に対しての礼儀だ な~んて思ってるんですね。

ですから、お酒が入ってきた時には、場が明るくなるように、楽しくなるように、そんな言葉をどんどん発していくわけです。ちょっと暴走する時もありますが…ご勘弁を…

会席での師匠の話の中で、これは得たりと思った一言は、
「田中君は、まだ右も左も分からない高校を卒業してすぐに、ここ(東洋医学研究所)に修行に入って10年間過ごしたから、知らないうちにここの良さが沁み込んでいるんだ」
と言って頂いたことですね。これは最近よ~く実感するのです。それが何かと問われると一言では言えないのですが、状況判断というか、現況の把握とか、物事の観方、考え方、捉え方というか、修行時代の一つ一つの出来事、指導に意味があったんだ、と実感しているわけですね。

本当に、いい師匠を持てたことは、人間業ではない大きな力が働いているような気がしますが、有り難いことです。


 東洋医学研究所 広報担当 山田 耕 先生

と言った感じで、参加報告パート3へと続きます。

二葉鍼灸療院 田中良和
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第59回 (社)全日本鍼灸学会学術大会 参加報告①

2010年06月24日 | 鍼灸
6月11日(金)~13日(日)において大阪で開催された、第59回(社)全日本鍼灸学会学術大会に参加しました。



金曜日、土曜日と診療を休診しての学会参加ですから、何か自分に得るものを持って帰り、すぐにとはいきませんが、患者さまに還元するという気持ちが大切です。実際、いろいろ刺激になり勉強になりました。

その報告を少し書きたいと思います。

☆第59回(社)全日本鍼灸学会学術大会
 テーマ:「統合医療と鍼灸」-さらなるQOL向上を目指して-
 日 時:平成22年6月11日(金)~13日(日)
 会 場:大阪国際会議場(グランキューブ大阪)
         大阪市北区中之島5-3-10


朝早くの電車で金沢を出発し、大阪へ到着。大阪駅から会場まで歩いて行こうと思っていましたので、駅から外へ出ると「暑い」都会ならではの空気と暑さです。大会中、最後の日は雨でしたが、残り二日は暑い日でした。気温は30度を越え、夏を思わせるような日でしたね。大阪…夏…甲子園ですね 8月にまた、ここ大阪に来なくてはいかんな~と一人心の中で思っていたのでした。

少し早目に会場へ到着したので、会場お隣のリーガロイヤルホテルでコーヒー&ケーキを頂きながら、抄録集をもう一度読み直していました。このホテルは学会中に宿泊させて頂いたホテルでした。素敵なホテルでしたよ。

さて、学会ですが事前申し込みが3000名を越えたということですが、学生や研究者を抜いた臨床家がどれだけ学会に参加しているのかなと思っていました。医師は開業されている先生方も、病院勤務されている先生方も、専門の学会に必ず所属し、参加され最新の医療や研究を勉強されています。
同じく医療を行う、鍼灸師はどうでしょうか?私は東洋医学研究所において修行させて頂いている中で、「勉強することは当たり前だ」ということを自然のうちに身体に沁み込ませて頂きました。お金を稼いで食べていかなくてはいけないことは事実ですが、患者さまの身体を診る責任として、鍼灸の学会に所属し、参加するのは当たり前だと思っています。できれば研究発表もすることが大切ですね。



内容は、テーマにもありましたが、統合医療の一つとして鍼灸がどのような位置づけにあり、今後、どのような展開を見せるのかということです。そして、鍼灸がどのように一人の患者さまを支える医療の一員として評価され、取り入れられていくかということです。

今回の学会でも、統合医療あるいは、統合医療の中で鍼灸治療を取り入れている医療機関の例などの多くの講演がありました。鍼灸治療は統合医療の一つとして今後、さらに評価されていくと感じました。
しかし、この学会の講演でもそうですが、現在、鍼灸治療の評価は、医師や研究機関の学者が中心となり行われています。医療機関の中で全人的医療、オーダーメード医療を行う中で、鍼灸治療は価値ある治療であるかということが検討されているわけです。

単刀直入に言うと、「鍼灸治療は評価されるが、鍼灸師は評価されていない」ということです。今回の講演などでも、そのような空気を感じました。聴いてもピンと来ない人は来ないかもしれませんが、現在の鍼灸を含めた統合医療の流れを意識しながら聴くと、そう感じざるを得ないかな~と思いました。

ですから、鍼灸師は勘違いしてはいけないのです。鍼灸は医療として、医学として認められていくが、鍼灸師はそうではないのです。だから勉強し、学会に参加して研鑽し、自分の臨床能力を向上させ、そして、患者さまに最新の医療を提供できるようになっていかなければいけないのです。でなければ、鍼灸の保険診療や鍼灸師の立場自体が、差別化されてくるでしょう。

鍼灸師の中で差別化されることは、これから必至だと感じます。でも多くの鍼灸師が早く気づいて欲しいですね。良いも悪いも影響を一番受けるのは患者さまなんですからね。患者さまに、最良の、安全な、安心できる鍼灸治療を受けて頂くためには、鍼灸師自身がさらに努力しなければならない時代に来ています。今が種を蒔く時期だと私は感じます。



一般口演でも様々な分野で鍼灸治療の臨床や基礎の研究発表があり、多くの刺激を頂きました。質問なども何度かさせて頂きました。知らないことがまだまだたくさんあるな~と勉強意欲をさらに向上させ金沢に帰ってきました。

市民公開講座にも多くの一般市民の方が聴講されに来ていました。演題は「がんと鍼灸」ということで、明治国際医療大学の先生が「はり・きゅう ってどんな治療!」ということで鍼灸治療を簡単に説明され、国立がん研究センター中央病院 手術・緩和医療部長の下山先生が、がん性疼痛を和らげたり、抗がん剤、手術、放射線治療での副作用へ鍼灸治療を20年来利用されている話があり、また、鍼灸治療をがん患者へ利用する際の判断基準などのお話がありました。その他にも、抗がん剤で起きる末梢神経障害などに鍼灸治療を利用し、その研究も行っている、明治国際医療大学の先生のお話もありました。

鍼灸治療は一般の方々にもここまで理解されるまでに来ています。この公開講座の冒頭には、MBSが制作した番組である報道特集の中の「補完医療~アメリカの取り組み~」という映像が流され、不妊症やパーキンソン病への鍼治療が紹介されました。

映像っていうのはインパクトがあるな~と思いましたね。一般の方々からみると「こんな病気にも鍼灸治療が取り入れられているんだ~」と理解しやすかったと思いますね。

なんせ、この学会で感じたことは”危機感”ですかね。危機とは、危険と機会の狭間なんだろうと思います。どっちに意識を向け、どう行動するか、それは鍼灸師自身の心の在り方にかかっているのでしょう。「今」の状況を機会(チャンス)と捉えて、勉強し、研究し、活動していくことが、これからさらに必要になってくるでしょうね。

いくら患者さまをたくさん診療していても手前味噌だけでは信頼が得られない状況になっていくのではないかと感じます。患者さまを多く診療している先生ほど、たくさん勉強しなければいけないし、幅広い医療の知識を得るため診療を休んででも学会に参加するのが当たり前でしょうね。と、私は考えます。

”危機感”を再確認できただけでも、いい刺激になり、いい学会だったと思います。普段、会えない仲間とも会えて、情報交換ができ、これまたいい刺激になるんですよね

≪今回、私が聴いてきた発表≫
特別講演
 ・わが国における統合医療の現状と問題点
会長講演
 ・これからの医療の新展開 全人的統合医療を目指して
シンポジウム
 ・統合医療とは
 ・様々な立場でのトレーナー
ランチョンセミナー
 ・筋肉の痛みとトリガーポイント
市民公開講座
 ・がんと鍼灸
一般口演&ポスター発表
 ・切皮時における心拍数の変化について
 ・乾布摩擦が恒常性維持機能に与える影響
 ・大声を出し人にかみつく小児に対しての小児鍼
 ・アトピー性皮膚炎に対する鍼治療の臨床的効果-鍼治療と軽鍼刺激の比較-
 ・不妊症、排卵障害に対する鍼灸治療による基礎体温の変化
 ・体外受精から妊娠に至るレディ―スクリニックでの鍼灸師の取り組み
 ・癌骨転移による病的骨折に伴う疼痛に対する通電療法の1症例
 ・当センターの癌患者に対する鍼灸治療の実態と治療効果(第3報)
 ・がん患者に対する鍼灸治療-エビデンスに基づく鍼灸ガイドライン-
 ・がん患者に携わる鍼灸師の実践と意識(第2報) 患者の心の反応について
 ・婦人科癌術後補助療法副作用の鍼灸治療
 ・がん化学療法による末梢神経障害に対する鍼通電療法の効果(第3・4報)
 ・パクリタキセルに伴う末梢神経障害に対する鍼刺激効果の検討
 ・野球肩に対するトリガーポイント鍼治療の効果(学生ポスター発表)


東洋医学研究所グループの先生方の発表はほとんど聴かせて頂きましたが、それはパート2にて報告。

パート2へ続く…

二葉鍼灸療院 田中良和
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菅 直人 内閣に望むこと・・・

2010年06月17日 | 社会
鳩山総理が辞任し、小沢幹事長も一緒に辞任され、今までの政治や社会構造を刷新すべく政権をとった民主党の本丸が崩れ落ちました。

民主党内部も一枚岩ではありません。旧自民党を中心とした多くの政党の寄せ集めと言えばそうなのかもしれません。しかし、国民のため、日本のため、同じ意志をもってチーム(党)を組んだのなら、その理想と目的に向かって一丸となって進んでいって欲しかったと思います。

いわんや、今までの自民党や官僚が行う、一部の人たちに富が集中するような政治、経済システム、外国の一部の勢力に国民の資産が知らないうちに流れるようなシステムを打破しようと努力してきた仲間を批判し、それを現内閣の国民支持に使うのは、本当に情けなくなるのでやめて欲しいですね。人間性が問われます。

普天間基地移設の問題は、アメリカと日本で自民党政権の時に決定されていた事項を一度覆そうとしたのですから、最終的には問題解決にはならなかったわけですが、これを解消すべく努力されたことは一定の評価はあっていいのだと感じます。

また、記者クラブというものを廃止し、インターネット関連のテレビや新聞、すべての報道関係者に政府の情報をオープンにしたことは鳩山さんが行った大きなことだと思います。今までは、まず、官僚や政府の情報は記者クラブを通じて報道されていたわけです。記者クラブは、大手新聞、テレビ各局の記者しか入ることができません。これは、国民へ流す情報を操作しやすいシステムということになりますね。そんなシステムが日本には長らくあり、国民は大手メディアを通じて画一的な情報を受け取っていたわけです。これを打破されたのは鳩山さんです。

民主党と連立を組んでいる国民新党の元代表の亀井さんは、小泉氏が残した郵政民営化法案を修正し、国民の資産が外国へ流れないように尽力されました。民営化すれば、郵貯、簡保という国民が地道に蓄えてきた資産が知らないうちに外国(米)に流れることになります。そして、郵便事業の資産である不動産までも買いあさられる危険があります。それをなんとか水際で食い止めようとしていていたのが亀井さんでした。

小沢さんは、献金や秘書の問題でたたかれていましたが、さて、その問題はどこへ消えてしまったのか…その報道は今はほとんど見られません。なぜなんでしょうね小沢さんが第一線を退けば、それでこの問題は終りなんでしょうかもともとが政治献金や陸山会、帳簿の問題などはでっち上げであり、検察も裁判所も小沢さんを裁くことができないのが真実のようです。間違ったことをしていないのだから当たり前でしょう。政治にはお金がつきものです。お金のつくり方に問題があるなら、自民党や民主党すべての議員に関して調査すべきでしょうね。

小沢さんは中国を重視してきました。日本人との間には、近代においてはいろいろな問題が中国との間にありました。しかし、現在の世界は国と国、人と人の協力なくして維持できなようになっています。アジアで経済的にも急速に力をつけてきた中国と親密にしていくことは重要だと感じます。私の浅はかな考えですがね。これからアメリカ発の金融恐慌が襲ってくるのではないかという局面にあります。ただでさえアメリカ国債や各州の地方債などを多くを持ち、それを売ることができない日本が、このままいくとアメリカと一蓮托生、国家のデフォールトへと突き進んでいくことになるのではないかと心配です。

アメリカでは、景気は先行き不安、メキシコ湾でに原油流出事故は過去最大になるような勢いで広がり、オバマ大統領は窮地に追い込まれているようです。また、イスラエルがパレスチナへの救援物資を積んだ民間船に奇襲攻撃し9人の一般人が命を落としました。イスラエルとパレスチナ、イスラエルとイラン、イランの核問題がクローズアップされています。アジアから中東、アフリカにかけての紛争が多発しています。

先日、韓国の「天安」という哨戒艦沈没事件で、北朝鮮の魚雷がその原因であると断定されましたが、いろいろな憶測が飛び交っています。第一報を報じた映像と、それから後の報道が全く違っていることや、米韓軍事演習の最中、どのようにして北朝鮮が魚雷を放つのか? 最新鋭のレーダーを兼ねそろえた米韓軍がいるのに、どうして北朝鮮の潜水艦からの魚雷で撃沈されたのか? 哨戒艦を撃沈するには、そうとう大きな魚雷打ち込まないといけないようですが、そのクラスの潜水艦が近くにいるのに、なぜレーダーで発見できないのか? など北朝鮮の仕業にするには矛盾点がたくさんあるようです。

不況下、恐慌下で必ず起こり、その商売で大もうけをする人たちがいます。戦争です。アジアから中東にかけて非常にいやな空気が充満しています。何か戦争を起こそうと画策でもしているかのような流れで、事件や紛争が起きています。

こんな戦争だけは避けなければいけません。連動して起これば第3次世界大戦になりうる可能性も秘めているような気さえします。日本にも必ず影響があります。人類は二度の大戦で学んだはずです。「命」ほど大切で貴いものはないということを。不況や恐慌を脱却するために戦争が必要である世の中なら、そんな世の中は一度、無に帰す必要があるのかもしれません。厳しい見方をするとです。

あの9・11事件(自作自演の可能性が強い)から始まるテロ(イスラム過激派)との戦いから続く、アフガン戦争、イラク戦争(大量破壊兵器でっちあげ)という、地下資源の利権争い、基軸通貨維持のためにアメリカは戦争を始めました。当時から現在、今もなお、多くの罪もない人々が戦争の犠牲になっています。
日本は、イラク戦争期間中、戦費を賄うに等しいアメリカ国債を購入し、日本の予算で買った石油を戦争のためにペルシャ湾で補給していました。両者とも明らかに戦争に参加しています。日本国民は知らないうちに戦争に参加していることを自覚しなければいけません。

人間は愚かであるとともに、賢い生物でもあります。皆が早く大切なものに気づく時期に来ていると感じます。現在、自分だけよければいい、隠れて悪いことすれば大丈夫といった考えで行動すれば、その真実は白日のもとにさらされる世の中になってきています。真実を知ろうとするのも、しないも、一人一人の気づきに任されています。知ろうとすれば知ることのできる世の中です。

何か話が迷走していますが、菅直人内閣は、鳩山さん・小沢さんが日本のため、国民のため行った、あるいは行おうとしたことを継続して、外国の犬にならぬよう頑張って頂きたいと思います(外国のというより、一部のエリートのと言ったほうがいいかもしれません)。

これから、環境の激変、経済の大恐慌、天変地異など、大きな変化が起こっても、日本として自立して進んでいけるような、食糧、エネルギー、教育などの政策を行って頂きたいと感じます。

鳩山さんは、COP15において、日本の温室効果ガス25%削減をうたいました。環境を考えることは非常に大事なことですが、二酸化炭素などが本当の温室効果ガスかどうかというところに問題があります。
先日、スペインで開催されたビルダーバーグ会議では、世界のこれからの経済の流れについて様々な分野のことが話しあわれているのですが、その議題の一つが「地球寒冷化」です。地球寒冷化わけが分からなくなりますよね。温暖化自体ビジネスをつくりだすためだけに創設されたフィクションであると私は感じます。

結局は、真実しか残っていかない世の中になるんではないでしょうか。

菅内閣のブレーンは、何か腹に一物のある人物が多いようですが、自分がなぜ政治を行っているのか、誰のために政治を行っているのかを、熟考し行動して頂きたいと思います。

最後に、佐藤一斎 著 『言志四録』より

~政治に必要な諸条件~
「政治を執り行うにあたって知っておくべきことが五つある。第一に財政上の軽重を計ること、第二に時代の趨勢を考えること、第三に心広く情に厚く人に接すること、第四に争乱を鎮めて人心を安定させること、第五におだやかな気持ちでよく我慢すること、以上の五つである。
そのほかに、賢人を登用し、腹に一物ある人物を遠ざけ、農業を奨励し、税金を軽くし、贅沢を禁じ、倹約を尊び、老人を大切にし、幼児をかわいがるなども、みんながよく知っているように大切なことである」

~公務員の守るべき心得~
「敬忠(君主を敬い忠義を尽くすこと)、寛厚(心が広く穏やかなこと)、信義(誠実で正しいこと)、公平(公明正大であること)、廉清(欲心がなく心が清らかなこと)、謙抑(へりくだり自らを抑えること)という六事項十二字は、官職にある者がよく守るべき心得である」


また熱く書いてしまった 長くなってスイマセ~ン
さて、日本丸の行く先はどこなのでしょう。乗組員の意思次第ということですかね。

二葉鍼灸療院 田中良和
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2010 春 北信越高校野球大会 2回戦・準決勝 ③

2010年06月16日 | 高校野球
6月7日(月)、私は診療があり試合は観にいけませんでしたが、北信越高校野球の準決勝が行われました。

 春 北信越高校野球大会~準決勝~  6月7日(月) 長野県営上田野球場 

 星稜福井工大福井(福井1位)

  星 稜 000000002 2
  福 井 010010001x 3


残念ながら敗戦、星稜は西川-大野-森山とつなぎ、最後は一年生投手森山が打たれ、センターの一年生、山本が送球を慌てて、サヨナラ負けだったようです。

星稜10安打、福井6安打。ここでも細かい攻撃にミスが多く得点に結びつける”繋がり”が断たれてしまったと聞きました。大事なことです。接戦になればなるほど。夏への課題ですね。

しか~し、ここ最近の星稜と違うところは土壇場に追いついたことです。それも2アウトからの2点です。詳細は聞いていませんが、この粘りこそ、今年のチームが力のある所以です

最後はサヨナラ負けでしたが、一年生メンバーもいい経験をして一回り成長できた試合ではなかったな~と思います。それぞれが夏の甲子園に向けての課題を発見できた、いい北信越大会だったと私はみています。

さてさて、夏に向けて私も選手ケアに頑張りまっせ 

ちなみに…

北信越高校野球大会~決勝戦~ 6月8日(火) 同球場

 福井工大福井遊学館高校(石川2位)
       8  -  4          優勝:福井工大福井 でした。

二葉鍼灸療院 田中良和
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2010 春 北信越高校野球大会 2回戦・準決勝 ②

2010年06月16日 | 高校野球
6月6日(日)、北信越高校野球大会 2回戦を観戦。高岡商業高校との対戦でした。

 春 北信越高校野球大会~2回戦~  6月6日(日) 長野県営上田野球場 

 星稜高岡商業(富山2位)

  星 稜 011100000 3
  高 商 000000000 0


この試合、光ったのがエース西川のピッチングです。散発4安打で完封です。いつもと観る角度が違うのできっちりとした比較はできませんが、踏み出した足にしっかり体重が乗り、上半身を必要以上に捻らないピッチングでした。この投げ方がコンスタントにできるようになれば、連投しても疲れは少なくなってくるでしょうね。



フォームに無理がなく、力みがない結果、低めも丁寧についていましたし、三振の欲しいところで三振がとれていました。ですから気持ちも乗っていました。スピードもマックスがでたようです。

まだ完璧な投球ではなく、まだまだ改善するところもありますし、試合も後半にいくにつれ自分の課題も発見できたのではないかと思います。ピッチャー西川にとって今日の試合は、いいステップアップになると思いますし、自信にもなってくると思います。

高岡商業は二番手投手が先発でした。いい投手でしたが、この投手なら捉える事ができるだろうという印象を受けました。点は取りましたがダメ押しの一本がなかなか出ませんでしたね。この辺りがあまい所でもあるんですが…。




4回途中からエースに交替。その替わりっぱなを、ランナーセカンドにおいて、期待されていなかったキャッチャー村田がセンターへタイムリーヒット。大きい追加点が入りました。




その後は、高岡商業のエース鍋田君に抑え込まれました。高商のエースが最初から先発していたなら、こんなスムーズに星稜有利でゲームは進まなかったでしょう。この鍋田君がなかなかボールにキレがあり、コントロールが良く、大小変化球を巧みに使い分け、非常に頭脳的な投球をしていました。敵ながらあっぱれですね

打線は、ピッチャーが良ければなかなか打てないものです。星稜打線の調子からいくとまずまずではないかと思います。しかし、気になるのはバントの一発成功確率が低いことですね。バントは地味ですが、試合の流れを大きく変えることもある大事な攻撃の一部です。ここで何度も失敗すると、点を取りにいこうというチームの士気も勢いも衰えてしまいます。



 下は先制タイムリーツーベースを放った桜井



守備でも、攻撃でも、そんな些細な、小さなことをキッチリ決めるのが強いチームの秘訣だろうと感じます。これから夏に向けての課題ですね。
こんな所は人生の勉強でもあります。些細で小さなことに一所懸命、真剣に取り組む行いが積み重なり、大きな成功となって仕事や人生の出来事に現れてきます。これを疎かにすれば、それなりの結果が待ちうけています。
さ~て、どちらがいいでしょうか




今日の勝利は、エース西川の安定感の賜物です。やはりピッチャーの出来が大切ですね。


 試合後、校歌斉唱

試合後、選手が宿泊している信州松代ロイヤルホテルへ行き(すごい所が宿泊先だな~と思っていたら、長野県以外の北信越大会出場全チームがここで宿泊しているのだとか)、選手のケア(治療)を行いました。
このホテルは大浴場が温泉だということで、ゆっくりはできませんでしたが、選手治療後、温泉につかって身体の疲れをとり、金沢へと帰路についたのでした~。金沢到着 午後9時15分

準決勝はどんな戦いをするのでしょうか 

二葉鍼灸療院 田中良和
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2010 春 北信越高校野球大会 2回戦・準決勝 ①

2010年06月16日 | 高校野球
6月6日(日)、長野県にて北信越高校野球大会が開催され、星稜の2回戦がありましたので試合観戦&選手ケアに行ってきました。

朝5時過ぎに金沢を出発、長野県の県営上田野球場に向かいました。この日は素晴らしい天気に恵まれ、快適な道程でした。 長野では、日中は30度を越えたようですから、暑かったのですが、湿気がなく気持ちのよい暑さでしたね。

北陸自動車道から上越自動車道に入り、少し車を走らせると思い出が蘇ってきました。たいした思い出ではないのですが、以前、長野県で行われた北信越高校野球に星稜高校が出場した時、同じように長野に向かう途中、トイレ休憩に妙高パーキングエリアで停まり、用をたし、長野インターへ。料金所に到着。…財布を入れてあったセカンドバッグがない…。妙高PAに忘れてきたのです。しか~し、日本はいいところ。トイレで気づいた方が届けておいてくれたのでした~。本当にありがたかったです。
その時の方、本当にありがとうございます

ということで、思い出の妙高PAでしばし休憩



 あまりにキレイだったので、妙高PAから妙高山を激写

県営上田野球場には金沢から約3時間15分で到着。

選手は、球場近くの高校で軽く練習を行い球場入りするとのことでしたので、上田球場で選手を待つことにしました。星稜高校は本日の第二試合でした。第一試合は、同じく石川代表の遊学館高校と、長野県代表の丸子修学館高校でしたので、長野県の野球ファンが多く球場につめかけていました。地元の高校の試合があると観客も入りますね~。

選手が到着する前に、第一試合を少し観戦。

星稜の選手が到着。みな明るく、表情も硬くなく、緩んでもなく、いい表情をしていました。その後、少し球場の周囲で休憩している時に、姿勢や筋肉の状態をチェックしました。若干、ケガのある選手もありますが大きな問題はないことを確認。調子は石川県大会の時から比べると少し落ちているように感じましたが、選手の話も聞くと、徐々に調子も上がってきているようでしたね。



 弁当を食べる選手たち 姿勢が悪いね~しっかり栄養が吸収しないぞ


 キャッチャーの華と鼻 意味分からない いいんです

さて、今回の観戦はいつものバックネット裏近くからではなく、バックネット裏でも、球場の上の方から観戦しました。こちらのほうが全体を見渡せていい感じでしたね。


 球場の上の方から観戦。周囲は山に囲まれ目の保養になります

さて、試合は… ②に続く 

二葉鍼灸療院 田中良和
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「たべる順番は まず野菜から」 東洋医学研究所 6月 コラム

2010年06月15日 | 東洋医学研究所 コラム
東洋医学研究所のコラムが更新されました

『食べる順番は まず野菜から』 

   東洋医学研究所グループ 二葉鍼灸院 院長  山田 篤 先生


『食べる順番は まず野菜から』 研究所コラムはこちらをクリック!

糖尿病を研究テーマとしている山田先生が、糖尿病の人には血糖コントロール、健康人にとっては、体重コントロールなど余分な栄養をため込まないための一つの考え方が述べられています。

野菜を摂ることが大切であることは、誰でも分かっていると思いますが、その野菜を食べる順番が、インスリンへの作用、血糖の細胞への取り込み作用に影響していることは、ほとんどの人が知らないことであろうと思います。それも、これは科学的研究に基づいたものなのです。

このコラムでは、野菜の中に含まれる食物繊維が重要であると書かれています。食物繊維は、消化液にも溶けることなく、腸内へ達し、水分を含み膨れます。これが善玉の腸内細菌のエサになります。また、膨れることで、腸壁を刺激し、蠕動運動を機能的に行えるようにします。大便をスムーズに排出するということですね

さて、私の考えとしては、小腸内では、物質転換も行われているようです。物質を体の中で利用されやすい状態に変えることです。ビタミンやミネラルもここでも重要な働きをしますが、その他に重要な働きを行うのが”酵素”です。酵素は,エネルギー利用、新陳代謝など様々な身体の営みに必要な物質です。

野菜とくに生野菜には、酵素が多く含まれており、小腸内で吸収されることにより身体に利用されるようです。身体の中にも酵素は存在しますが、身体がつくる酵素には限界があるのではないかと言われています。
身体に悪い生活習慣(睡眠、食事、仕事、運動など)を行えば、そのバランスをとるため(恒常性維持)、細胞レベルでは多くの酵素がアンバランス是正のため活躍します。でも疲弊します。数が足らず、機能が落ちれば身体のあらゆるところで不調や変調が出てきます。そして、それが続けば病気になります。

その食べ方としては、糖質や脂質、タンパク質など身体の主要栄養素が腸内に入る前に、野菜を入れた方が、うまくエネルギー産生、新陳代謝、エネルギー燃焼のために、栄養素が使われるのではないかとも言われているようですよ。

野菜は奥が深いですね~
野菜は太陽エネルギーを直接、自身をつくるためのエネルギーに転換できるわけです。
ということは、野菜を食べるということは、太陽エネルギーを接取しているということになるのでしょう。そうそう、大地のエネルギーもね
野菜は奥が深いですね~

さて、そんな今回のコラム、ぜひご覧になり、日常生活に活かしてみてくださいね 

二葉鍼灸療院 田中良和
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石川県針灸師会 生涯研修講習会 参加

2010年06月05日 | 鍼灸
5月30日(日)、星稜野球部の練習試合を観たあと、石川県針灸師会の生涯研修月例講習会に参加してきました。

○生涯研修月例講習会
  日 時:平成22年5月30日(日) 午後7時~9時
  場 所:粟崎町民会館
  演 題:『一灯照隅』 目を養う 指を養う 心を洗う
  講 師:かわもと針灸院 院長 川本力雄 先生


川本先生は、私が鍼灸の世界へ足を踏み入れるきっかけをつくって頂いた先生です。
星稜高校野球部時代、補欠でありながらよく怪我をしたときに治療して頂いたのが川本先生です。そして、現在も星稜高校野球部の選手たちはお世話になっています。私も先生の後をついで星稜高校野球部のトレーナーをやっているわけですが、まだまだ未熟者です。


 講師の 川本力雄 先生

先生の話は、常に自分の中に眠る向上心を刺激して頂けるような内容と、話し方と、オーラがひしひしと感じられます。お話を聴講することが、常に勉強なんですよねまた、川本先生も執筆者の一人である『鍼灸臨床のコツ』(医道の日本社編集)の中からのお話もありました。

さて、内容の方を、メモと頭に残っているところから記しておきたいと思います。

○題名の『一灯照隅』とは、佐藤一斎「言志四録」の中に書かれている言葉。まず自分の足元をよくみる。足元がしっかりしなければ何もできない。その足元を照らす灯とは「志」、「信念」である。そうして自分なりの花を咲かせる。

○治療はアートであり、治療師はアーティストである。患者さまの体を、自分の技を使ってどのように美しく、力強く、創り上げていくか、そんなことを思いながら臨床に取り組んでいる。

○身体は皮膚から骨まで、幅広く、その全てに触れて身体を診ることが大切。

○鍼灸師はもっと患者さまの身体を触るようにする。按摩・マッサージ・指圧の免許があるなら、体をもむようにして母指を鍛え、急所を触れるようにすることこそ、治療点をみつけることができるセンサーとなる。手はセンサーである。

○身体を診る場合は、頭のてっぺんから足の先まで、外側、内側、前後、と全体的にバランスをチェックすることが大切。

○掃除をすること、洗濯をすること、タオルをたたむこと、靴を並べること、挨拶、服装、など日常生活や環境というのは、その人の心が反映される。人間性であり、個性である。そのような所に目がいく感性を磨くことが大切。それが患者さまとの関係、臨床能力にも関連がある。

○患者さまの声に負けない挨拶をする。スポーツ、武道でも「礼に始まり礼に終わる」という。挨拶や声かけは、臨床に限らずコミュニケーションには必要なことである。わかっていると思うが。

○私の鍼灸治療は、その場で効果を出せることを目標とする。

○私の常用穴。

○その日、その日の患者さまの身体の状態を把握し、オーダーメードの施術を行う。毎回、体は違う。

○安心感を与えて診療を進めていく、それぞれの工夫が必要。

○大阪での修行時代の辛さ、悔しさ、一所懸命やってきたことが、現在の臨床や活動を行うバネになっている。

○従業員と、同業者と、弟子と、患者さまと、本音で話す。

○鍼灸術は「利他の心」「涵養の心」こそが大切であり、決してお金儲けに走ってはいけない。

○脊柱の際、皮膚鍼、運動鍼など適材適所、患者さまが楽になる手技を行う。

○古典は臨床より生まれたもの。しかし歴史の流れにおいて、そうでない部分も多い。古典を臨床に当てはめる考え方には疑問を持つ。臨床から古典に類似性を見出すことが大切だと感じる。


川本先生の話は多彩で、レジメはあるのですが、いろんな方向へ話が飛んでいき、しかし、最後にはストーリーが出来上がり、全ての内容を網羅しているというものです。なかなか勉強になります。

上記の内容の他にも、鍼灸との出逢いから、修行時代、金沢へ来てから開業するまで、そして現在までのお話もありました。

川本先生にはこれからもお元気に活躍いただき、ご指導願わねばなりません。特に私は星稜野球部の選手を治療していますので、なおさらです。
最近、野球選手のコンディションづくり、身体調整の難しさをさらに感じております。ここは結果が全ての世界ですからね。ここが私の飛躍の時なのかもしれませんが…

たいへん疲れましたが、充実した一日でした。 

二葉鍼灸療院 田中良和
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星稜 練習試合 (対 尼崎小田)

2010年06月05日 | 高校野球
5月30日(日)、久しぶりに一日、星稜野球部の練習試合を観ることができました。ありがたいことです。

 練習試合   星稜高校野球場

 星稜尼崎小田(兵庫)


次週に北信越大会を控え、どのような試合をするのか楽しみでした。身体のケアで数人の選手の治療をさせて頂いていましたので、楽しみも倍増するというものです。
また、治療しながら、春の石川県大会では結果を出せなかった選手の近況を聞いたりしていましたので、その選手の調子や、どんなチームに成長しているのか、それを観るのも楽しみなんです。

先週の東海方面への遠征で、鳴門高校や東邦高校と練習試合を行い、いいゲームができたようです。チームも波に乗ってきているようなので、これから私の責任も重くなると感じています。 これもまた、いい緊張感、いい刺激になり、私の内に秘めたパワーを引き出してくれるので~す

北信越・石川大会より打撃は順調です。この時期では今までにないくらい腰の据わった、キレのある打撃をしています。打撃は水ものですから、相手投手が素晴らしいピッチングをすればなかなか打てませんが、打てなくても自分のスイングをする、軸を崩されないことが大切です。それが凡打であっても、次の打席に繋がります。
今の星稜打線はそんな状態です。そして何より試合の話を選手に聞いていると、その打席で、その試合で、その欠点を修正できる選手が多くいることです。これが何より強くなってきた秘訣なのかな~と感じますね。



今日の試合は、相手はそう強いチームではありませんでしたが、皆、自分の目標を持って試合に臨んでいます。北信越大会に出るのと、出ないのとでの意識の違いかもしれません。細かい所のイージーミスが気になりますが、その辺りは夏の大会に向け、まだまだ時間がありますので、修正していけば問題なしでしょう。




 尼崎小田ベンチ

何よりも投手が充実してきているのが今年の強みです。計算できる投手がチーム内でしのぎを削っています。これはいい切磋琢磨ですね 一年生の投手に”ワクワクする球”を投げる選手がいます。まだまだ荒削りですが、本当に将来が楽しみだな~と思いますね 2年生、3年生にも、素晴らしい投手が多くいる今年の星稜は、一味ちがうと思うのは、私の贔屓目でしょうか… まあ、夏の石川大会が終わった時、その答えが分かるでしょう



 二人ともいい球を投げます


 守備を鍛えろ 声を出せ 気合いだ~


 おまけ だ~れだコレ

最近、気候が不安定であり、一般の方々も体調のすぐれない方が多くいらっしゃいます。お蔭さまで当院は非常に忙しいのですが、選手たちもこれからの体調管理が大切になってきます。

選手が、心も身体も充実して試合に臨めるように、ケアをしっかりやっていきます。これからが夏の甲子園の道のりへの最終段階にさしかかるわけですからね。

まずは、北信越大会の覇者となれ 星稜の選手たち 


 試合終了後も反省を込めて練習、練習

二葉鍼灸療院 田中良和
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第1回 中央学術研修会 参加 ~石川県鍼灸マッサージ師会~

2010年06月04日 | 鍼灸
5月23日(日)、石川県鍼灸マッサージ師会が開催する中央学術研修会に参加してきました。

この日、朝から小雨が降っていました。実は、この日は星稜野球部の練習試合が滋賀県で行われる予定になっており、「ドライブがてら滋賀県まで行ってくるか」ということで、朝5時に滋賀県へ出発しましたが…結果は途中(福井あたりから)から激しい雨となり、やっぱり中止。トンボ返りで午前10時からの研修会に出席したわけです。

☆第1回 中央学術研修会
 日 時:平成22年5月23日(日) 午前10時~11時45分
 場 所:金沢勤労者プラザ 405号室
 演 題:「日常診療のピットフォール(落とし穴)」
 講 師:はしもと医院 院長 橋本秀樹 先生
       日本東洋医学会 北陸支部 石川部会長
       日本東洋医学会指導医


滋賀県からトンボ返りで戻ってきましたので20分ほど遅れて参加しました。

会場は、そんなに大きな会場ではありませんでしたが、満席でした。50名弱ほどでしょうか、皆さん雨にも関わらず勉強熱心だと感じました。しかし、これが当たり前なんですよね。知らないことの方が多い医学の世界です。鍼灸医学も同様です。最新医学は日々進歩しています。そんな中、医療の一端を担う鍼灸師が勉強しないこと自体が不自然なことなのですが…

さて、橋本先生は、金沢市内で「はしもと医院」を開院されており、内科を中心に診療され、漢方治療を取り入れ総合的に患者様に対応されています。東洋・西洋両医学に精通された先生です。また、鍼灸治療においても鍼灸師3名をスタッフとし、院内で鍼灸治療も行っている開業医としては、たいへん珍しい先生でもあります。


 講師の橋本先生

今回の講習会は、「見逃し症例から学ぶ」などの書籍や、先生の臨床経験から、多くの症例を参考に、現在の身体症状の裏に隠された器質的疾患や重症な状態を解説して頂きました。その中でも、日頃、鍼灸院へ来院するような、上下肢の痛みやシビレ、胸痛、腹痛、背部痛、腰痛、関節痛などを中心に、多数の症例から勉強することができました。



この講習会のお話の中で印象に残っている言葉は、
「病気や症候を知っておくこと。そうしなければ患者を前にした時、どのような状態なのか何も想像できません」
というものです。

今回の多くの症例でもそうなのですが、知っていることより、知らないことのほうが多いのです。だから診療においても常にこれでいいのか思考し、反省し、知らないことを自覚して勉強することが鍼灸師には必要なのです。

人間の身体を診るというのは難しいな~と実感しました。日常臨床において、ありふれた症状や、皮膚や筋肉に現れる状態こそ、注意深く観て、聞くことが大切であると感じました。忙しく治療で走りまわっている時こそ、しっかり患者さまの言葉や訴え、身体に現れている症状を見逃さないように注意しようと思いました。

重篤な命にかかわるような疾患で鍼灸院へプライマリィケアとして診察を受けにくる患者さまはほとんどいません。しかし、今回のような痛みで来院する患者さまの中にも、症状や所見によっては、鍼灸院で治療するより、病院で処置してもらったほうが早く回復する場合や、病院へすぐに送らなければいけない場合もあるわけです。

それを意識しているか、していないか、それだけでも患者さまのためにもなるし、鍼灸院や鍼灸師の医療としての信頼にも繋がってくることだと感じます。

講演の中で、例えば「最近、高血圧の治療に利尿剤が多く使用されるようになっています。実は、その副作用として痛風が出ることがあります。特に高齢者の女性の方に多いのです。」という、耳より情報もいくつか聴くことができて、本当に勉強になりました。

酔耀会の豊島先生は、この「はしもと医院」で数年間、勤務し勉強していました。いわば、橋本先生は師匠ということですかね。ということで、学術部長の中田先生は都合で今回、学術研修会に参加できなかったため、豊島先生が座長を任されたのでした~。


 座長の豊島先生

最後は、シーンとならないように、少しユーモアを加えて、私も質問させて頂きました。

いつも思うのですが、「勉強をすることが当たり前」という具合に、私の体に”自然に勉強する種”を植え付けて頂いた師匠の黒野先生に感謝するのです。私は本来ナマケモノですからね…

二葉鍼灸療院 田中良和

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