二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

4月 酔耀会(鍼灸手技療法勉強会) 参加

2010年04月30日 | 酔耀会(すいようかい)
4月21日(水)、酔耀会がありましたので参加しました。

この日より新たな酔耀会のメンバーが参加しました。今年から、金沢医療技術専門学校(アイシス)に教員として明治国際医療大学卒業後に赴任し、生徒を教える立場になった太田先生です。

神戸出身のなかなか明るく熱心な先生です。関西人ですから、トークも軽快
この雰囲気を醸し出せるのが、私には羨ましい~って感じですね。
これから、また、切磋琢磨していきたいと思います

☆内 容

・症例報告
 【石田先生】
 60歳 男性 主訴は「下腿前外側の痛み」。病院での診断では「脊柱管狭窄症」。間欠性破行あり(10分ほど歩行すると痛みが出現)。痛みが出ている患部と、腰部へ鍼灸治療を試みる。そこに脈診による本治法も行い経過を観察。本年の3月はじめから10回ほど治療を行うが、なかなか痛みとシビレがとれないという症例でした。まず脊柱管の狭窄があっても治る可能性があるものと、難しいもの、いわゆる、治療に対する適応・不適応を見分けなければいけないという意見がありました。また、整形外科で診断されているけれども、本当に脊柱管の狭窄が原因で出現している痛みなのか?!という質問もあり、症状を検討し、筋肉をもっとしっかり診る(トリガーポイント)必要があり、それが症状改善に繋がるのではないかという意見もありました。そうです、筋肉をしっかり診て、その場所、方向、深さなどもしっかり把握できると痛みに関する疾患の改善度が増すのです。

・筋肉を触診しよう!(実技)
 【粟 先生】
 今月から新しく開始するコーナーです。粟先生と豊島先生がある本を見て、また日頃の臨床などの話の中から、「筋肉がどのくらいの深さで、どのような形で付着しているなど、本当にしっかり筋肉を触診できているだろうか?」という話になり、「体表の筋肉でも鍼灸マッサージ師でしっかり触診できる人がいるか?自分たちは?」との問題提起から、今月より筋肉触診の実技を行うことになりました。筋肉の起始・停止部分での筋肉の形状や、他の筋肉との関わりなどは、以外に軽視されがちですが、整形外科疾患がどうしても多くなる鍼灸マッサージ師にとっては非常に重要なことなのです。体の正常な状態を把握することで、痛みに苦しんでいる人との違いや、治療効果を向上させるヒントが得られるんです。
本日は、僧帽筋上部・中部・下部線維を予定していたのですが、僧帽筋の起始・停止、ランドマークとなる場所の確認などを行い、いろんな体位での筋肉の変化を見ていたら、上部線維だけで時間となってしまいました。大事なことですから、粟先生にはこれから数年?!かけて筋肉に対して皆が自信をもって触診できるまで頑張って担当して頂きたいと思います。

・足のむくみに効く・水系点
 【安井先生】
 安井先生が所属する東洋はり医学会での例会からの情報を教えて頂きました。足のむくみ(足首周辺からふくらはぎ)に対して、腸脛靭帯の後面で大転子付近から大腿中央の間の反応点へ、鑱鍼やラッパ鍼、ヘラ鍼を使用し擦過する手技を行うものです。巨刺的な考えで行われます。それがどうしてかは分かりませんが、何かにいきづまった時の、情報としては頭に入れておいて損はないと思います。簡単な症例も2例出されていました。鍼灸治療は体を元気な状態へ戻す本来の自然修復力を高める治療です。体は摩訶不思議なものです。ですから、鍼灸治療もいろんな方法があってもおかしくありません。

・鍼灸所見の臨床的意義と客観化~六部定位脈診について~ 解説
 【豊島先生】
 第55回全日本鍼灸学会 金沢大会のシンポジウムで行われたものを、小川 卓良 先生の論文を中心に解説、自分が考えていることを発表して頂きました。小川先生の脈診との出会いや脈診で本当に体の状態が分かるのか、脈診は有用性があるのか、脈診の検証はどするのか、経絡治療論争について、などを解説。豊島先生自身は脈診はするが、それを主にした治療は行っていないが、時として、経絡治療的観点で治療を行ったときに著効を示すこともあり、その辺りで脈診というものをどう捉え、活かしていったらいいかという話でした。脈診は理論を求めるのでなく、有用性を求めることが必要、脈を診ながら診察することが非特異的効果を増長する(スキンシップ・手当て)、脈状診は病態の把握に有用であり、六部定位脈診は、本治法の経穴(ツボ)を選ぶのに便利、と結んでいます。鍼灸治療の世界は科学的根拠で全て説明するのは難しいので、患者さまがどう改善するかという観点が大切です。しかし、科学の進歩は目覚ましく、その部分へも目をやっていないと、鍼灸治療は世の中に広がっていかないのも現状です。要はバランス感覚です。

・鍼灸医療の現状について~報 告~
 【田中良和】
 先日、名古屋の師匠のところに行った際のお話をさせて頂きました。平成21年度厚生労働科学研究費補助金特別制度「漢方・鍼灸を活用した日本型医療の創設のための調査研究」という、厚生労働省による統合医療推進のための「統合医療の科学的検証」が始まっております。国際医療福祉大学大学院の黒岩教授を中心としたチームで行われており、本年、2月25日に長妻厚生労働大臣へ提言書が提出されました。この提言書を提出するにあたり議論が行われたようですが、このメンバーに鍼灸学術団体、鍼灸大学等、鍼灸師は一人も入っていません。まったく蚊帳の外に置かれています。これが医療の中の鍼灸師の現状です。これを理解しておかないといけないし、それに対しどう対処していくか広い視野でものを観ていないと、鍼灸医療はたいへんな状況になる可能性がありますよということです。東洋医学研究所所長、生体調整機構制御学会の名誉会長である黒野先生は即座に対処されました。インターネットでもニュースで出ていたので知っていましたが、「君はこれをどう考え、どう対処したんだ?」「そんな低い認識でいいのか?」という教えを頂きました。酔耀会の若い先生方に現状を知って頂き、そこから新たな何かが生まれればという思いで報告させて頂きました。


毎月、第三水曜日は、深夜まで勉強の情熱が続くので、翌日、寝不足になるんですよね。でも、気持ちは引き締まっているのでした

≪学問の真髄≫
”学問の「学」とは先見の残した教えを今に比べ合わせることであり、「問」は師や友に問いただすことであるというのは、誰でも知っている。しかし、「学」といって、これを必ず我が身をもって実行し、「問」といってこれを必ず我が心をもって反省するという人は、果たして何人いるだろうか。” 『言志四録』より

よき仲間とこれからも切磋琢磨して、人間として、鍼灸師として向上し、一人も多くの患者さまに笑顔と健康な人生を送って頂きたいと常に願っているのが酔耀会のメンバーなのでした 

二葉鍼灸療院 田中良和
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平成22年 二葉清友会 春の祝宴

2010年04月24日 | 日常
4月18日(日)、午前中に金沢市鍼灸マッサージ師会の通常総会が無事終りました。
その後、宮川・粟先生の酔耀会トリオで金沢駅にて昼食をとり、一杯…とゆっくりしている時間はなく、途中退席。

12時49分、金沢発しらざぎ号で名古屋の師匠のところへゴー 

平成22年、二葉清友会の春の祝宴のため東洋医学研究所へ向かいました。ご結婚祝い、理学療法士の国家試験合格祝い&就職祝いなど、会員の嬉しいお祝いごとを皆でお祝いし、皆で喜びを分かち合うのが春の祝宴です。

そこで出てくるのは~やはり…私のお嫁さんの話 皆さんに心配して頂き本当のありがたいと思っています。とくに師匠の黒野先生に本当にご心配をおかけしております。「おれの元気なうちに結婚式をあげてくれないと、金沢へ行けないぞ」とのお言葉をいつも頂くのです。早く期待に応えたいですね

それとは別に、この私の10年間修業した道場へ来ると、心が引き締まるし、大切な何かを沸々と再認識させて頂くのです。
そして何よりも、鍼灸医学や鍼灸医療を、日本の医療の現状や行政、また世界情勢などから幅広く客観視し、情報を収集し行動に移している師匠の見識をちょこっと話して頂けるのが大きな収穫なのです。今回も大きな意識転換をさせて頂きました。ほんの些細なことなんだけど、一歩進んで考えるのと、停滞して考えるのとでは、次の行動、未来に大きな違いが出てくるということを教えて頂きました。

ちょっと抽象的な話になるのですが(具体的な話は酔耀会など若い先生に話そうかな)、鍼灸師は医療の大きな流れを意識しておかなければ、今後たいへんなことになるかもしれない、なる恐れが大きいということです。業界や学会にいると偉くなってしまう人たちをたくさん見ます。しかし、鍼灸医療、鍼灸師というのが、医療の中で、これから変革していくだろう未来の医療の中で、「今」どんな立場や位置にあるのかという意識がないとダメだよ…というお話を少しだけ話して頂きました。

これだけでも、名古屋まで行った価値があるというものです。
さらに今後の自分の臨床や活動に活かしていきたいと思います。

そのためには、まず家庭か お嫁さんか

兄弟子、弟弟子も30名ほど集まり、みなさんからエネルギーを頂き、さらに努力しなけりゃ~ならんな~と自覚を新たにした時間でした。

あああ~~~慌てていて写真撮るの忘れた~残念

二葉鍼灸療院 田中良和
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金沢市鍼灸マッサージ師会 総会

2010年04月24日 | 鍼灸
4月18日(日)、午前10時~午後12時まで、金沢勤労者プラザ4F 会議室にて、平成22年度の金沢市鍼灸マッサージ師会の通常総会と金沢市福祉はり・きゅう・マッサージ施術費助成制度についての説明会がありましたので参加しました。

というより役員を任されていますので、当たり前ですかね


 はり・きゅう・マッサージの助成券について説明する
 金沢市健康総務課 課長補佐 村本良生 様

私のブログでも記録させて頂いていますが、金沢市鍼灸マッサージ師会としては、学術研修のため、毎月第一日曜日、加賀三策塾(学術研修会)を行ったり、石川県鍼灸マッサージ師会の中央学術研修会に参加したりと、勉強の機会を多くつくっております。

また、健康づくりフェアや各公民館活動、かなざわ市民マラソン、あるいは石川県鍼灸マッサージ師会の鍼灸マッサージ普及活動などなど、行政が主催あるいは力を入れているイベントへ積極的に参加して、そこで鍼灸マッサージを市民の皆さまに体験して頂き、普及活動に努めてきました。

また行政側との話し合いの場も多く持ち、会長を中心にお互いが、市民の健康や福祉のために、同じ視点で目的を共有し、鍼灸マッサージへの理解も少しずつ進んできております。


 挨拶をする、金沢市鍼灸マッサージ師会 会長 新保先生



 ご挨拶して頂きました来賓(顧問)の 下沢県議会議員(上)、下沢市議会議員(下)

違った方向からみると、日曜、祭日の診療が休みの時も、ほとんど動いているということでしょうか
星稜高校の野球部も観に行かなくてはいけないし、少年野球も…んん~少し欲を出し過ぎですかね。でも、野球に関しては私のライフワークとして欠くことはできないし、鍼灸や医学の勉強も必要不可欠だし、それに、自分の治療院だけが忙しくなっても面白くないので、多くの市民の方に鍼灸マッサージのいい所を理解して頂いて、金沢市の多くの鍼灸マッサージ師が忙しくて困るくらいになって頂くためにはイベントでの鍼灸マッサージボランティア活動も重要なことです。

何より、県民、市民の皆さまが健康で、楽しい人生を送って頂くことが私たち医療を行うものの願い(魂からの願い)であり、そのためには…休日も休んでる暇はないんですね

でも、楽しみながらやってますから、あまり苦労なんて思わないんですよね~。
んん~独身だからできるのか

なんせ、今年度も日曜、祝祭日はほとんど予定が埋まっていま~す。いろいろな用事でね。またブログでも報告していきますね


 総会で司会をする私
 宮川先生、撮影ありがとうございます。バッチリぼけてます

近々の予定としては、以下のようなイベントで鍼灸マッサージのボランティア活動をやっていま~す。参加される方々は、そ~っと覗いてみてくださ~い ではなくて、施術を受けに来てくださいね

≪第15回 かなざわグリーンウォーク≫
 期 日:平成22年4月29日(木祝)
 場 所:金沢城公園 新丸広場(スタート・ゴール)
 時 間:午前9時スタート~午後4時ごろまで
 ※金沢市鍼灸マッサージ会は、新丸広場のテントで活動しています
  歩行から帰ってきた人の足や腰のケアをさせて頂きます。
  どうぞ遠慮なさらずに施術を受けにきてください。
 ※大会に関することは、こちらをクリック。


今年も公私ともども忙しくなりそうな予感 

二葉鍼灸療院 田中良和
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不育症について ②

2010年04月19日 | 不妊症
不育症について簡単に説明します。

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◎不育症とは:妊娠はするが、流産・死産を繰り返し、元気な赤ちゃんが得ることができない状態のこと。

 病的でない流産(自然流産)は、全妊娠中の10~15%の割合で発生する。

 流産の原因:胎児にある場合と母体にある場合があり、大部分は胎児の側に原因がある(調査報告によると、流産・死産した胎児の60~80%に染色体異常があった)。

 受精時には、胎児の40%近くに染色体異常がみられるが、分娩時には0.6%ほどに減少する。それは、ほとんどが自然流産してしまうということ。

 反復流産;2回連続しての流産 習慣流産;3回以上連続する流産
 3回以上流産を繰り返すと、赤ちゃんを得る確率は減少するというデータもある。

◎不育症の原因

 ①子宮異常:子宮奇形・子宮筋腫・頸管無力症・子宮腔癒着症
 ②内分泌異常:高プロラクチン血症・甲状腺機能異常・糖尿病・黄体機能不全
 ③免疫異常:抗リン脂質抗体症候群・自己免疫疾患・同種免疫異常
 ④夫婦染色体異常
 ⑤感染症
 ⑥血液凝固異常:胎盤で血栓が形成されてしまう。
 ⑦原因不明 
 ※ストレス:米国や欧州において、ストレスと不育症の関連が報告されている。
       不安やうつ、悲観的思考、不満などの精神状態にある時は流産率は高い。

◎不育症の治療

 ・子宮奇形がある場合は、腹腔鏡下あるいは子宮鏡下での内視鏡的治療
 ・低用量アスピリン療法
 ・へパリン療法
 ・副腎皮質ホルモン
 ・ガンマグロブリン療法
 ・漢方治療…柴苓湯
 ・夫リンパ球免疫療法

≪夫リンパ球免疫療法について≫
 妊娠中は免疫能が抑制された状態(免疫寛容状態)になります。習慣流産の患者さんでは、これがうまく働いていないと考え、流産を夫の遺伝子に対する拒絶反応と考える。
 臓器移植において、ドナーの血液をあらかじめ輸血しておくと生着率が上昇するという事実にヒントを得て、1981年にBeer、Taylorらによってはじめられたのが、夫リンパ球免疫療法。夫の遺伝子に対する拒絶反応を抑えるために奥さんに夫のリンパ球を数回皮下注射する。最初は拒絶反応が生じるが、次第に反応も落ち着き、妊娠と同じ免疫寛容状態となり、流産を防ぐことができるという原理。

 手順は、ご主人から採血→比重遠心法でリンパ球分離→リンパ球に放射線を当て免疫学的副作用を防止→奥様の前腕内側の数ヶ所に皮下注射する。

対象となった不育症の患者さんの出産率は高いようですが、なぜ、この治療に効果があるのか分かっておらず、国際的には、安全性、有効性ともに不確かであるとして、米国では当分これを行なわない方針。
日本でも対象を厳選して、輸血療法であることを確認し、リンパ球の放射線照射を怠らないようになどの指導を強めている。

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不育症に関して、簡単にみてきました。

妊娠しても流産してしまう時のショックは、本当の辛いところは妊婦であるご本人しか分からないでしょう。体験した人でないと分からないと思います。

でも、多くの場合は自然淘汰であり、ご本人やご主人の責任でないことが分かります。これだけでも少し気持ちが楽になりますね

そして習慣流産などで様々な治療方法や健康食品などを試している人も多いかもしれません。どんな時にでも言えるのは、その経験すべてに意味があるということです。いい結果が出ても、そうでなくても、その瞬間、自分の考えで歩み体験した経験すべてが自分の人生の肥しとなります。

無駄な努力なんてものは存在しません。

試練は結果がどうであれ、乗り越えられる人にしか与えられません。
試練は自分が生まれる前に、自分の人生への宿題として設定してくるとも言われています。

その出来事に心をコントロールされるのではなく、
その出来事に支配されないように、自己で心を操縦することが大切です。

「可能性」や「奇蹟」とは、そんな自分を信じる心、人生の出来事すべてに価値や意味を見出すことのできる心から生じるのかなと思いますね

本当に患者さまとの日々の出逢いで、勉強させて頂いてばかりです 

二葉鍼灸療院 田中良和
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不育症について ①

2010年04月17日 | 不妊症
不育症とは、妊娠はするが、流産や死産を繰り返し、元気な赤ちゃんを得ることのできない状態をいいます。

2009年3月に妊娠はするけれど、流産を繰り返し、なかなか赤ちゃんを授かることができない32歳の女性がご来院しました。2年前に結婚され、その年に子宮筋腫の手術を経験。その翌年2008年には2度妊娠しましたが、いずれも流産という結果でした。

その状態をどうにか改善したいということで鍼灸治療を、ご主人様(私の先輩)のススメもあり、一度受けてみようということで来院されました。

週1回で約4ヶ月治療を定期的に行いました。その期間中に一度妊娠されましたが、胎児は育ちませんでした。しかし、心音が止まっていても胎児は徐々に大きくなっていました。「そんなこともあるんだな~」と私は不思議に思いましたが、子宮の血流が改善されているということなのかな~と思いました。
担当医に「○日までに出てこなかったら掻爬しますね」と言われた期限一日前に流産したのでした。「これも不思議だな~」と思いましたね。

その後、鍼灸治療は少しお休みし、夫リンパ球免疫療法を行い、妊娠され、それからご連絡はなかったのですが、2010年 年賀状には「おかげさまで、現在、妊娠4ヶ月で順調に育っています!」とのご報告がありました。いや~年明けそうそう、素晴らしいご報告でしたね。

そして今週の水曜日、ご主人様、奥様がお二人で当院を訪ねて頂き、「現在、7ヶ月。順調に育っています」「鍼治療のお蔭です」というご報告を聞き、本当に嬉しくなりましたね しかし、これが本当に鍼の効果かどうかは難しいところです。妊娠継続に対して何らかの援護射撃にはなったと感じています。

不育症や習慣流産に鍼灸治療は効果があるかと聞かれますと、現在の私のレベルでは、流産を防ぐのは難しいかなという印象があります。不育症や流産の治療経験が少ないということもあります。
しかし、不育症や習慣流産などは不安やうつなど精神の不安定などが多く関わっているとも言われています。そうなれば、免疫機能やホルモンなどもバランスを崩し、流産しやすい体質になることも考えられます。

ですから、今回のような夫リンパ球免疫療法やアスピリン・へパリン療法の効果を高めるための一つの治療方法ではあるのではないかという思いはあります。これは私の考えです。科学的なデータやこのような疾患を多く扱っているところの見解は勉強不足でわかりません。

患者さまのお話に戻すと、妊娠7ヶ月ですからもう心配はないと思います。出産予定の7月には、さらに嬉しい報告を聞くことができると確信しています。この瞬間が、この仕事をしていて良かったな~と心から実感するところなのです 

パート2では、不育症について簡単に解説させて頂きます。

二葉鍼灸療院 田中良和
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花粉症対策 NHK金沢 かがのとイブニング 出演

2010年04月16日 | 花粉症
4月13日(火) NHK金沢、午後6時10分からの「かがのとイブニング」に出演させて頂きました。

花粉症対策ということで、”くらしプラス”というコーナーでの数分間ほど花粉症の鍼治療について、対症療法的なお話をさせて頂きました。昨年はMROの夕方のニュース 「こちらMRO診療所」というコーナーへ出演し、こちらも花粉症対策でした。
が、今回は、実際に鍼を打っているところも放映させて頂きましたので、昨年の「ここのツボで症状が軽減されますよ」のようなツボ療法的なものとは少し違いましたね。鍼治療が花粉症の治療としても効果的であることを、少しではありますが皆さんに分かって頂けたかな~と思います。

今年はスギ花粉飛散量が昨年の4分の1ほどだということで、スギによる花粉症の被害は少ないようです。これからヒノキやブタクサ、イネ科の花粉が多く飛ぶ季節を迎えますので、その対策として特集したいということでNHKさんからお話がありました。

耳鼻咽喉科のドクター、鍼灸治療、アロマ、花粉症に効果のあるお茶、と4つをピックアップして、市民の皆さまに情報発信したようです。
ようです…というのは、自分自身はまだ放映された姿をみていないんですよね。どんなのに映っているか、これからじっくり観たいと思います。

鍼は「曲池」という肘にある経穴(ツボ)に鍼をしました。
ご紹介した経穴(ツボ)は、「足三里」「曲池」「迎香」「鼻通」「太陽」「上星」といったところですね。いずれも、どちらかというと、鼻水、鼻づまりや目のかゆみなどの花粉症の症状を軽減する部位です。

基本的には、花粉症もアレルギー疾患であり、腸管免疫など身体の免疫系のアンバランスを調整していくことが花粉症を予防し、発症させないための手段です。

1~2カ月前から鍼灸治療を定期的に行えば、症状が軽減されたり、症状が出ない場合もあります。根本的に治したい場合は鍼灸治療を定期的に行うことと、食事も含めて改善し、体質を改善していくことが必要となりますね。

テレビの取材は8日の午後にあったのですが、やっぱり緊張しますね。
これからも、いろんな活動で鍼灸治療の素晴らしさ、痛みだけでなく様々な疾患に効果があることをアピールしていきたいと思います 

NHKさん、かがのとイブニングのスタッフの皆さま、ありがとうございました

二葉鍼灸療院 田中良和
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第31回 健康づくりフェア 鍼灸マッサージ体験コーナー 参加

2010年04月15日 | ボランティア活動
4月10日(土)、11日(日)と、「金沢・健康を守る市民の会」が主催する、第31回健康づくりフェアが開催されました。その目玉の一つとなっている鍼灸マッサージ体験コーナーへボランティアスタッフとして参加しました。

☆第31回健康づくりフェア
 日 時:平成22年4月10日(土)、11日(日) 午前10時~午後4時
      (当師会は、10日は午後1時より参加)
 場 所:金沢健康プラザ大手町
 テーマ:「ストレスと病気」
 主 催:金沢・健康を守る市民の会



 田端先生(左)と東先生(右)

4月10日(土)は気温が23度ほどあり、初夏を感じさせる天気でした。桜たちも一気に満開からやや散り気味となるくらいの陽気でした。



一転、4月11日(日)は、最高気温が10度以下と、「んん~初冬か」と思うくらいの冷え込みでした。これだけ気温が変化すると体調の調節機能も大忙しで、調子の悪い人も多くなります。



さて、この健康づくりフェアの趣旨というのは、
「自分の健康は自分で守ることが大切です。そのためには、私たち一人一人が健康増進について正しい知識を持ち、これを毎日の暮らしに活かすことが必要です。そこで、地域の人たちが手を取り合って健康・体力づくり運動を実践し、心のふれあいと暮らしに耀きを見出すきっかけとなるよう、健康づくりフェアを開催します。」
というものです。

金沢市医師会をはじめ歯科医師会、薬剤師会、栄養士会、看護協会、作業療法士会、金沢市保健所などなど、医療や健康に関わる各団体や行政が参加しています。市民の健康づくりを一緒に考え実践していこうという取り組みですね。

金沢市鍼灸マッサージ師会としても数年前から参加させて頂いております。鍼灸マッサージ無料体験コーナーはなかなか人気のコーナーなんです。

ボランティアスタッフとして参加して頂いた会員の先生方は16名。
体験された市民の皆さまは132名でした。
あの寒い日の中、なかなか多くの市民の方々に来て頂けたと思います

私は地域貢献部長なる仕事を仰せつかっているので、このイベントの責任者でもありました。診療を休んで、あるいは、お休みのところ参加して頂いた会員の先生方に感謝、感謝です
また、気温の変化の激しい中、11日は少し雨も降る中、多くの市民の方々が鍼灸マッサージを体験しに来て頂きました。本当に感謝、感謝ですね。





 上から大内先生、安井先生、山本先生、石田先生で~す

体験した市民の方々をみると、下は幼稚園から小学校低学年、上は80歳を越える人生ベテランの方と幅広い年齢層でした。また、毎年このコーナーへ来て頂ける方や、このイベントを機に鍼灸マッサージの治療院へ通院されている方、もちろん初体験の方も多くおり、ゆっくりではありますが、鍼灸マッサージが浸透してきていると感じました。


 ”いいね金沢健康体操”をする宮川先生(おまけ

金沢市鍼灸マッサージ師会、石川県鍼灸マッサージ師会では、このような公的団体が行うイベントへの鍼灸マッサージボランティア活動に積極的に、多数参加させて頂いております。少しでも鍼灸マッサージの良さを知って頂き、市民の皆さまに健康になって頂きたいからなんです

今回もいい活動になったと思います。
一人でも多くの市民の皆さまが鍼灸マッサージを生活の中の一部として、健康づくりのための一つの方法としてご利用して頂きたいとの願いを込めて、これからも心を込めて普及活動に参加していきたいと思います。

でも…これからは星稜高校野球部も、春の北信越大会、夏の甲子園と佳境を迎えますので、そのトレーナー活動もあるんですよね~ 忙すぃ~ 嬉しい~
みたいな悲鳴歓喜の声ですかね。

楽しみながら、自分のできることをコツコツとやっていきたいと思います。

二葉鍼灸療院 田中良和
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境遇を楽しむ

2010年04月12日 | 言葉のちから 心のちから
4月に入ったのに、天気が安定しませんね。晴れた日は気持ちがいいです
しかし、雨も必要ですよね 

≪人間が一生のうちに出遭うところには、険しい所あり、平坦な所があり、ゆっくり流れる所があり、怒涛逆巻く所がある。

これは自然の成り行きといったものであって、どうしても逃れることができない。しなわち”易”で説くところの万物の道理である。

したがって、人は自分の置かれた境遇に安んじ、それを楽しめばよい。それを嫌って逃げたり避けたりしようとするのであれば、決して事理に通じた人の考えとは言えない。≫

『佐藤一斎 一日一言 ~言志四録を読む~』  渡邉五郎三郎 監修


自分の置かれている立場を楽しむ…いい言葉ですね

人生を過ごす時間が長くなればなるほど、いろんな経験をします。中には、まだ若い頃から試練の時をむかえ密度の濃い人生を歩んでいる人もいます。

試練は、来るべくしてやってくる
試練は、予定通りやってくる
試練は、準備のできた所へやってくる
試練は、乗り越えることができるからやってくる
試練は、自分の成長を促すためにやってくる

結局、人生を歩んでいくためには、乗り越えるしかないんですよねそれも、いやいややっていたり、義務的にやっていたり、形だけこなしていたのでは、まったく無駄な時間を過ごしているようなものです。

どうせやるなら、思いっきり、心を込めて、楽しみながら、その状況や立場を過ごしていくことが大切なのだと思います。

これは人間の心理であり、当院へ来院する患者さまの対応にも応用できる考え方なのです。当院にも、いろんな状況におかれ、たいへんな試練をむかえている人や、越えるべきハードルを前にしている人、その途中の人など、本当に百人百様の方が来院されます。

私たちは、身体面の不調を正しく捉え、診察し、健康へ導くことが仕事なのですが、その根底にある心の在り方、心の持ち様、など心や魂の面から患者さまを支えることが必要となる場合も多いのです。

だから、鍼灸師は技だけでなく、”心の修養”も欠かせないのです。
人間の表裏、深浅、大小、高低など幅広く捉え、診ていくのが医療なのですからね 

二葉鍼灸療院 田中良和
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七心鍼灸指圧院 松邑先生 新装開院!!

2010年04月09日 | 酔耀会(すいようかい)
酔耀会(鍼灸手技療法勉強会)のメンバーである松邑先生が、4月6日(火)、治療室の場所を、同じ建物の隣の部屋へ移転し新装開院いたしました

名称も「七心指圧院」から「七心鍼灸指圧院」へと変更しました。今までは指圧を中心に診療を行ってきましたが、ここ数年間、多くのことを勉強し、勉強会に暇をみつけて足を運び、鍼灸治療にも自信がついてきたご様子

治療室の広さも少し広くなり、窓も広く、日当たりも良くなったので、来て頂く患者さまも気分良く治療を受けることができると思いますね



 ベッド① ベッド② 診療スペースです

お祝いがてら、前日、診療が終了後、酔耀会メンバーからの花(ブリザーブド・フラワー)を持って松邑先生を激励に行ってきました。


 幸せを呼ぶ黄色を基調にした花たちです

小松市で開業されていますので、その近辺で、痛みなど身体の悩みでお困りの方は、どうぞ、新装 七心鍼灸指圧院 へ、ご連絡ご相談くださいね。
新装開院を期に、ご近所で七心鍼灸指圧院を知らなかった方がございましたら、ぜひ治療受けてみてください 

☆ 七心鍼灸指圧院 ☆
 院 長:松邑健司
 住 所:小松市符津町ラ5-1
 電 話:0761-44-3915


二葉鍼灸療院 田中良和
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桜咲く さくらさく サクラサク

2010年04月09日 | 日常
やっぱり桜は日本の花ですね~

一年かけてエネルギーをため込み、一気にこの時期に短い時間ではあるけれど、花を咲かせる。だけど他の花より印象が強いですよね。




天気の良かった4月4日(日)、まだ五分咲きくらいの桜たちの写真です

梅や桜をかわきりに、これからいろんなお花たちが花を咲かせていきます
楽しみですね。

二葉鍼灸療院 田中良和
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第30回 加賀・三策塾(合同学術研修会) 参加

2010年04月09日 | 鍼灸
金沢では、本日(4月9日)が満開です。気分もワクワクしてきますね。最高気温が20℃ほどになるとの予報でしたので、今日が花見の最盛期でしょう

4月4日(日)、学術研修会が開催されましたので参加しました。

日 時:平成22年4月4日(日) 午前10時~午後12時
場 所:石川県立盲学校
内 容:
 ・症例報告:「つわり」に対する鍼灸治療の経験
                     二葉鍼灸療院  田中良和

 ・研修会報告:(社)日本鍼灸師会青年部北陸ブロック学術研修会 
  「新しい標準経穴部位・主な変更部位とその意義」 篠原昭二 先生
  「今、何を為すべきか」                 杉山 勲 先生    
                              (報告者)田中良和 他  
 ・鍼灸・医療最新ニュース
 ・業界報告




 進行役(代理)&症例報告する私
 宮川先生~写真がぼけてますよ

「つわり」は多くの妊婦さんが遭遇する現象です。食欲不振や嘔気、嗜好の変化などの症状が出ます。また、ひどい人は嘔吐が頻繁に起こり、妊娠悪阻として病院での治療が必要な場合もあります。

今回は、34歳、初産で、妊娠24週の女性。5週目くらいから嘔気がひどくなり、7~13週に辛さのピークが来て、食べることができず5㎏体重減。その後、現在に至る間(平成22年1月)に、状態は改善し、食事もできるようになっているが、依然、嘔気が強い。一日中気持ち悪く、嘔気で目が覚めることが多く熟睡できないという状態の症例でした。また、逆子でもありました。

この症例の治療としては、全身調整と置鍼、パルス治療を行い、「つわり」が始まってから今まで感じたことがないスッキリした感覚が得られましたが、一時的なもので持続はしなかった。3回ほど治療を行ったが良好な結果が得られなかったという症例でした。

フロアのベテランの先生方や他の先生方から活発な意見が出され、多くの体験や「つわり」や「逆子」についての考え方を学びました。

私は、「つわり」の治療自体、経験が少ないのですが、フロアの先生方のご意見から、妊娠周期や母体の状態においてのリスクマネージメントを考慮する必要や、病院においては治療の対象とされないが生活の質が著しく阻害されている「つわり」に対する鍼灸治療の可能性なども勉強になりました。

情報を多く得ましたので、全ての妊婦さんとは言いませんが、「つわり」に対しては、さらに幅広い視野をもって診療できると思います。発表するということは勉強になるんですな~これが




第2部は、以前、ブログでもご報告した、3月21日に富山(富山県鍼灸マッサージ会館)で開催された日本鍼灸師会青年部北陸ブロック学術研修会の報告を行いました。私が報告を行い、参加した各先生のご意見や、感想を頂き、ディスカッションしました。フロアからもいろんなご意見が出てきて、なかなか活気のあるものとなりました。

次回の加賀・三策塾は5月2日。黄金週間で、連休突入の最初の日。私は高校野球があるので、おそらく研修会へ参加はできないと思います。高校野球もたまには顔を出さないと忘れられてしまいますからね

それにしても、学術研修会、鍼灸業界活動、高校野球…んん~本当に休んでいる暇がないな~なんて思いますね。若いうちは寝る間も惜しんで仕事に励まないとね

そんなことを思い、自分に気合を入れ直す、今日この頃でございます~。

二葉鍼灸療院 田中良和
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自分の「ひらめき」に自信を持つ!

2010年04月08日 | 経営って何?!
年度末より、さらに、さらに、仕事、私生活ともども忙しくなってきている現状に感謝しています。

忙しくても、いろんな事が頭に浮かんできますね~、忙しいからなのか
「ひらめき」は創造の源のようなものですね。どんな突拍子もないことでも大切なんでしょうね

≪積極思考人間は、自分の考えに絶対的な信頼をおく。資金がないから計画が実行できないのではなく、アイデアそのものに問題があると考える。アイデアが正しければ、自然と資金は集まってくるものだ。
また、時間が足りなくて不可能なのではなく、アイデアの管理の仕方が悪いのだという見方をする。

一方、消極思考人間は頭に浮かんだアイデアを不注意に見逃してしまう。この無頓着さが否定的な人間の特徴とも言える。彼らは、建設的なアイデアを積極的に取り入れる姿勢ができていないのだ。

しかし、たった一つのアイデアが会社全体の救世主になり、一見、何でもない「ひらめき」が新製品を生みだしているのである。アイデアに神経を使うのは、農夫が種を吟味するように大事な作業なのだ。

古いありきたりの口実で、すばらしいアイデアを潰してしまうのはやめよう。
「できるわけがない」
「そんなのは論外だ」
「条件がそろっていない」
「危険すぎる」
「どうも気に入らない」
「もう。遅いよ。とっくに誰かがやっているじゃないか」
「誰もそんなことをしていないよ。悪いくじを引くのはごめんだ」
「問題が多すぎて手に負えない」
「今のままで十分さ」
「専門家の予想では…だそうだ」
このように、さまざまな言い方で、「可能性」という種を芯に抱いたアイデアがでれだけ多く握りつぶされてきただろう。

積極思考人間は、同じ口実をチャンスに変えてしまう。

だからと言って、向こう見ずに突進したり、無責任な行動をとったり、十分な調査や準備をしないというのではなく、アイデアの将来性を見極めるために、次のような質問をするのだ。

「それを必要とする人間がいるだろうか」(需要を見つけ出し供給する。これが成功の秘訣だ)

「誰も実行しないのはなぜだろう? もし誰かがすでに手をつけていたとしても、もっと良いものを、もっと安くつくれないだろうか?」

「ニュースとしての価値があるだろうか? もし我々が取り組めば、世間の注目を引くだろうか」(どんな画期的な新製品でも、潜在購買者にその存在を知らせなければ商売にならない)

「このアイデアが、果たして自社のイメージに合うだろうか? もし合わないようなら、別会社をつくって運営させるほうがいいのか?」

「このアイデアを買う力がない時は、借りる方法があるだろうか?」

「今すぐ実行できなくても、組織を整え、市場調査をしてから投資するくらいの時間の余裕はあるだろうか?」

「このアイデアは、本当に人々を夢中にさせる魅力があるだろうか?」(世間の人々から最上級の賛辞が送られたり、人を刺激して意気を高揚させることができればしめたもの)

アイデアに対する積極的な姿勢。これこそ、成功を獲得する積極思考の人間になるための基本なのだ。≫

『いかにして自分の夢を実現するか』  ロバート・シュラー 著  稲盛和夫 監訳


今の自分の現状には、非常に的を得ていて、学ぶべきところがたくさんある言葉たちです

もう一つ付け加えるなら、

「このアイデアが、社会のため、人のために役立つものなのか。それが人々の笑顔や幸福に繋がるだろうか? 笑顔や幸福を生みだすことができるだろうか?」

この一文を付け足したいですね。本を読み進めると書いてあるかもしれませんがね。

本当に毎日、勉強です 

二葉鍼灸療院 田中良和
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経穴(ツボ)について ~その6~

2010年04月03日 | 東洋医学研究所 コラム
東洋医学研究所のコラムが更新されました

『経穴について ~その6~』 

   東洋医学研究所グループ 井島鍼灸院 院長  井島晴彦 先生


『経穴について ~その6~』 研究所コラムはこちらをクリック!

経穴(ツボ)は、世界保健機関(WHO)で認定されているもので361ヶ所、その他のものを合わせると700~800ヶ所とも言われています。しかし、このツボすべてを使うわけではありません。その中でも、頻繁に使うツボ、効果が顕著に現れるツボ、全身の調整として使われるツボなど、治療する施術者によって違ってきます。

また、鍼灸治療は、腰痛、五十肩、頸部痛、膝痛など整形外科的疾患にだけ効果があると思われている皆さんが多いと思いますが、実は、鍼灸治療は内科的疾患に昔から使われてきたのです。

その部分を数十年前から、科学的に、実証医学的に研究し、鍼灸の真の効果を追求されてきたのが、師匠であり、東洋医学研究所 所長の黒野保三 先生なのです。

慢性肝機能障害、糖尿病、高血圧、慢性疲労症候群、不定愁訴症候群、婦人科疾患、循環器疾患、アレルギーを含めた免疫病など多岐にわたり、これを弟子が意志を受け継ぎ、研究・臨床に励んでいるわけです。

私は、その中でも異例のスポーツ傷害…現在は、不妊症やガンなども積極的に勉強・臨床を行っています。

さて、今回のコラム担当は、頭脳明晰で、人柄も柔和な井島先生。見習うところが多い先生ですね。
狭心症、低血圧、高血圧、心悸亢進、貧血など循環器疾患に関して、古典文献を参照に頻繁に記載のある経穴(ツボ)をご紹介して頂きました。
そう、鍼灸治療は循環器疾患にも効果があるのです。しかし、どんな疾患もそうなのですが、鍼灸治療に適応・不適応があり、今、治療しないほうがいい病態の場合も存在します。そのような時は、専門病院での診療をして頂かなくてはいけないのです。
当然なのですが、何でも効果があるわけではないので書いておきますね。

この記載を元に、知識として経穴(ツボ)を頭に入れておき、臨床に応用し、それが効果のあるものなのか追求していくわけです。鍼灸の古典は重要ですが、それが全て正しいとも言えませんし、人々の心も体も、地球環境も変化しているわけですしね。

コラムの最後に「鍼灸治療をさせて頂く場合でも、経穴(ツボ)名のもつ意味を正しく理解し、さらに位置、形、深さを知り、豊富な知識に基づいて適度な刺激を加えることは、効果をあげるために非常に大切なことだと考えます」と書かれています。

大事なことですね。私の臨床の実感からいくと、ツボは生き物のようで、体調に合わせて変化します。そして、刺激部位が、ツボの中でも中心なのか、隅なのか、また、刺激方向が垂直なのか、斜めなのかなど、同じツボでも刺激する場所や方向によって効果が違ってくるのだというものを、おぼろげながら感じています。

正しい経穴(ツボ)=効果バツグン …永遠の課題ですね

ということで、鍼灸治療のツボ(経穴)にご興味のある方、循環器疾患でお悩みの方は、コラムをご覧になってください。そして、東洋医学研究所グループの治療院へ、お電話、あるいは足を運んでみてくださいね 

二葉鍼灸療院 田中良和
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