二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

第7回がん患者大集会 参加

2011年12月27日 | 癌(ガン)
11月27日(日)、第7回がん患者大集会に参加しました。当院にも、現代医学の治療後の体調管理、抗がん剤の副作用の治療にご来院されている患者さまもあります。この分野は私の鍼灸治療道の一つのテーマでもあるため、様々な視点から勉強行うため参加したのでした


 

 第7回がん患者大集会 

 日 時:平成23年11月27日(日) 午後1時~5時
 会 場:東京医科歯科大学 М&Dタワー大講堂
      Ustreamによるサテライト会場による参加
      Ustream・ソーシャルネットワークを利用した個人視聴(スマートフォン参加可能)
 メインテーマ:「いのちに希望を~新薬と新しい治療~」
 主 催:特定非営利法人がん患者団体支援機構
      第7回がん患者大集会実行委員会



 内 容:≪基調講演≫
      ①「がん研究がもたらす新しい治療」
        講 師;間野博行 先生  東京大学大学院医学系研究科 ゲノム医学講座 特任教授
                          自治医科大学ゲノム機能研究部 教授

      ②「抗がん剤が世に出るまで-治験・承認審査・薬価決定-」
        講 師;藤原康弘 先生  国立がん研究センター 中央病院 副院長
                          同病院 乳腺科・腫瘍内科 科長

      ③「希望に勝る薬なし」
        講 師;落合誠一 様  NPO法人パンキャンジャパン患者諮問委員
                         国立がん研究センター「患者・市民パネル」

     ≪リフレッシュ・タイム≫
      EnEnによる癒しの歌

     ≪パネルディスカッション≫
      テーマ:「新薬、新しい治療方法を一日も早く利用するため」
      パネリスト:上記3名+林 昇甫(厚生労働省健康局 がん対策推進室 がん医療専門官)
      コーディネーター:吉野ゆりえ(司会者;自身サルコーマのため治療中)

     ≪アピール文発表と行政へ渡す≫


間野先生のお話は、遺伝子分野のご自身の研究のお話でした。先生もともと臨床医ではじめて担当になった患者が「白血病」の患者だったのですが、抗ガン剤の副作用でお亡くなりになったそうです。その後、数々の抗ガン剤を含めたガン治療がなかなか効果が出ないことを感じ、「専門分野で研究し、新しい治療方法を開発しよう」ということで、研究畑に身を置いたというお話がはじめにありました。これは素晴らしい決断だな~と感じました。



人の細胞には核というものがあり、その中にDNAの鎖を詰め込んだ染色体というものが23対存在します。その中に遺伝子(ゲノム)が存在します。がん細胞というのは、正常細胞の遺伝子が変異を起こし、がん細胞に変身するわけです。間野先生のグループは、この遺伝子変異を特定する技術を開発しました。

そして、まず、ガンにおいては死亡率の高い「肺がん」とくに「肺腺がん」にターゲットを絞って研究し、原因遺伝子変異(ALK-EML4 2番目の染色体にある遺伝子の変異)を発見しました。この遺伝子を持つたんぱく質が存在すると、細胞増殖が通常の100倍に活性化されるということです。

原因遺伝子を特定した肺腺がんにALK阻害剤を投与すると著効であったということでした。が、中には再発してお亡くなりになった患者があり、調べてみると耐性をもったガン細胞が存在しました。その耐性に関しても対応可能になっているということでした。

私が思ったのは、素晴らしい研究であり、この研究で助かる命もあるかと思います。しかし、ガン細胞に耐性が出来ているということは、それを再び薬物で制御しようとすると、さらに耐性を持ち複雑化していく、その繰り返しではないかと思ったのです。抗生物質と同じではないのかな~と感じました。

藤原先生は、抗ガン剤を中心に、新薬の開発から国民の皆さまへ治療として使用されるまでの流れと、その内容、最後に問題点、課題などのお話がありました。
基礎研究→スクリーニング試験→第1~第3層臨床試験(有効性の検証・安全性の確認)→承認申請→承認→薬価決定→販売可能というのが薬物が販売されるまでの流れです。日本ではこの期間約5~6年だそうです。また、一つの薬のための基礎研究に約50億円、臨床試験では約数百億円、全世界で販売しようとすると約1000億円で、莫大な費用と承認までの時間を費やし世の中に流通する確率(新薬開発成功率)は25000分の1という統計報告があるようです。そんなことで日本国内発の新薬は現在ほとんどない状態ということです。

いや~こんだけ費用がかかり、承認されない薬物があるとしたら、承認された薬を患者にたくさん投与しないと製薬会社としてはやっていけませんよね。こんな仕組みが現在の薬づけ状態をつくっているのでしょうね。特に日本人はお薬が好きですからね。
もし、医療費を抑制しなければならないなら、この莫大なお金が動く金融システム自体を改めないと難しいでしょうね。そりゃ~硬貨や銀行券以外の、株や為替などの取引で使われる実際存在しないお金は約6京円(60.000.000.000.000.000)と言われてますから…改めるのは難しいかもしれませんね。

また、藤原先生は最後に、国民皆保険制度の中で遺伝子診断を含めた高額治療を受けて行くのは難しい。また、今後、現在の経済状況の中、高額医療費助成制度も存続されていくか厳しいところにある。ゲノム医療を含めた治療は混合医療でないと実現できない。今後は民間保険会社を利用したり、国民からの浄財により基金を設立して補助していくことも方法の一つである。というお話があった。なるほど~と思いました。



患者代表の落合さんは自身が膵臓ガンの治療を受けながら、ご自身がガン発見時に、何人もの医師に診療を断られ、その不安、恐怖、みじめさを他の人に味あわせたくないということで活動されている方です。

落合さんの講演の中で印象に残っている言葉は、「ガン患者は、今日を生き抜くのに必死です。理屈なんて関係ない。はっきり言うと治験なんていらないと思うことさえある。ドラッグ・ラグが生じないように、適応外薬などをつくらないようなスピーディーに承認できるシステムをつくってほしい」という言葉でした。

「生き抜くのに必死、理屈なんて関係ない」というところが特に。

ドラッグ・ラグの話は藤原先生からもあったのですが、日本では、いわゆる治験(臨床試験)に着手するまでに時間がかかる(人数が集まり難い)、治験の費用が高いなどがあるようです。ドラッグ・ラグとは新薬が開発されてから患者に治療薬として使用されるまでに時間経過の差です。欧米に比較して日本は2年ほど長いとのことでした。適応外薬とは、外国では効果、安全性が証明されているのに、日本では承認されていない薬のことです。

患者は、早く治療して治りたい、そして、元気に生活をしたい。そのために効果的な治療方法を受けたいという気持ちが伝わってきました。下記は、私がこの大集会に参加しての結論的な考えになると思いますが、アメリカでは30年以上にわたる「ガンとの戦い」で敗北宣言を出しました(1971年 ニクソン大統領がガンとの戦いの火ぶたをきる)。全米の医学会、科学界、薬学会の力を結集してです。その結果、現代医・科学ではガンを征服することはできないということです。ガンを治すシステムは身体の中にあり、それを高める治療方法、養生方法が重要だということに気付いたわけです。米国政府が出した「OTAレポート」やアメリカ国立ガン研究所が出した「ガン病因論」にも現代ガン治療の弊害が書かれています。詳しくは関連の私のブログを見てね。
その結果、代替医療が研究され、食養生などの生活習慣を改善し、ガン患者、ガン死亡率ともに欧米は減少してきています。

何が言いたいかというと、現代医学のガン治療を否定しているわけでなく、大きく成長したガン細胞や危険な部分のガン細胞は取り除くことは必要ですが、後は適量の抗ガン剤、放射線と身体の免疫力や修復力を賦活することを行うことが重要ではないかということです。私の周囲でも多くの人が抗がん剤や放射線の副作用で苦しみ、再発して亡くなっています。その現状を見ての話も含まれています。

結論から言うと、薬の承認には慎重を期したほうがいいので、多少のドラッグ・ラグはあってもいいかなと思います。薬だけに頼らず、自分の身体の中から出る薬を信じるような意識も必要ではないかと思うのです。




長くなりましたので、パート2へ


二葉鍼灸療院 田中良和
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靖国神社へ

2011年12月27日 | 
11月27日(日)、第7回がん患者大集会に午後から参加予定でしたので、その前に、明治神宮とともに、もう一つご参拝しておきたかった靖国神社へ行きました。

明治神宮(原宿)を出発し飯田橋下車。徒歩で靖国神社へ向かうが…道を間違えました

 

反対側へ歩いていったようで、地図を見ると「東京ドーム」が書いてあったので、「間違えついでに行ってみよう」ということで、水道橋まで歩いていきました。そこから徒歩で引き返し、靖国神社へ向かいました。



 
             鳥居の上に休んでいるハト

明治神宮とは、また趣が違い、時間的なこともあると思いますが、多くのバスや車が停車し賑わっていました。

靖国神社とは…靖国神社のホームページから抜粋させて頂くと…

靖国神社は、明治2年(1869)6月29日、明治天皇の思し召しによって建てられた東京招魂社が始まりで、明治12年(1879)に「靖国神社」と改称されて今日に至っています。

靖国神社は、明治7年(1874)1月27日、明治天皇が初めて招魂社に参拝された折にお詠みになられた「我國の為をつくせる人々の名もむさし野にとむる玉かき」の御製からも知ることができるように、国家のために尊い命を捧げられた人々の御霊を慰め、その事績を永く後世に伝えることを目的に創建された神社です。「靖国」という社号も明治天皇の命名によるもので、「祖国を平安にする」「平和な国家を建設する」という願いが込められています。

靖国神社には現在、幕末の嘉永6年(1853)以降、明治維新、戊辰の役(戦争)、西南の役(戦争)、日清戦争、日露戦争、満洲事変、支那事変、大東亜戦争などの国難に際して、ひたすら「国安かれ」の一念のもと、国を守るために尊い生命を捧げられた246万6千余柱の方々の神霊が、身分や勲功、男女の別なく、すべて祖国に殉じられた尊い神霊(靖国の大神)として斉しくお祀りされています。

ということです。詳しくは靖国神社ホームページを見てください。




 ご参拝

この靖国神社は、毎年、終戦記念日がおとずれる度に総理大臣が、あるいは閣僚が参拝する、しないで物議を醸し出す場所です。ここで戦争論を話してしまうと、すっごく長い話になってしまうのでやめときますが、いろんな理由があるにせよ戦争なんてのはあってはならないことです。
その戦争により日本内外の尊い命が失われました。その尊い御魂が祀られている場所を、政治や国と国との駆け引きに使ってほしくないというのが私の思いです。良い悪いで判断を求めると、各国が自分の国の正当性を主張します。広島・長崎の原爆でも、アメリカは一貫して戦争終結に必要であったと主張します。そして一般の原爆症で苦しむ、肉親を亡くした被爆者の皆さまと当時の原爆投下責任者が対面しても、けっして、その行為に対して謝りません。

あっと、話が長くなってしまいますね~

手を合わせながら思ったことは「人生、思い通りに行かないが、そのことを自覚しつつも、思ったことしか実現できない」「人生に芯を貫き通す」ということを心に感じました。


 

お囃子などが奏でられていて、たいへん賑やかで明るい境内でした。



 


靖国神社と英霊の御魂にご参拝でき、この初体験でもさらに清々しい気分にさせて頂きました。

気分も清く、元気になったところで、本日の主目的である講演会の会場へ向かうため再び飯田橋駅から電車へ乗車、会場の東京医科歯科大学のある御茶ノ水駅で下車しました。


 はり・きゅうの専門学校発見

昼食をとるためプラプラ歩いていると…

湯島聖堂というところを発見。お参りしました。

特に気にせずフラッと寄っただけなのですが、なにか江戸時代は儒教を教えていた「昌平坂学問所」があった所で、大成殿には、孔子の他、四賢像(孟子、顔回、子思、曾子)が祀られているとか。勉強前にいいところにお参りできました。





再び歩き出すと、ひときわ目立つ、派手な建物を発見。





神田明神でした。ここも何かの御縁と思い参拝。

神田明神は、江戸時代には「江戸総鎮守」として江戸の町を守る氏神様であり、現在も108町会の総氏神様だとか。御祭神は、大己貴命(オオナムチノミコト)だいこく様です。縁結びの神様だそうです。別名、大国主命です。もう一柱は、少彦名命(スクナヒコナノミコト)えびす様です。こちらは商売繁盛の神様だそうです。そしてもう一柱が、平将門命(タイラノマサカドノミコト)こちらは除災厄除の神様だとか。

約1300年の歴史があり、参拝できてよかったかなと思います。



手を合わせると、ちょうど神前結婚式を行っている最中でした。んん~これは何かいいご縁があるかも~なんて一人で妄想していました。

23日に伊勢神宮、27日に明治神宮、靖国神社、湯島聖堂、神田明神と、この週は神様や御先祖の御魂に手を合わせる感謝週間でした。静寂や厳かさなどを心の内側から体験でき、いい経験でした。なかなかこんなベストタイミングはこれからないんじゃないかと思うくらいのいいタイミングで、神様や御魂に参拝できました。

感謝ですね。

そして、どちらが本題なのか分かりませんが、午後から講習会へ足を運んだのでした。


二葉鍼灸療院 田中良和
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早起きすると気持ちがいい!

2011年12月24日 | 養生(予防)
12月の天気のいい朝…いつだったか、久しぶりに朝の散歩をしてみました。空気も気持ち良く、その一日はとても冴えていたのでは、と思うくらい気分が良かったです。

そんな日は、いい仕事ができるんですよね。


 朝何時だったかな~お月さまです


ということで、その頭が冴えていた理由を「セロトニン」という物質から考えてみました。

セロトニンとは、神経伝達物質の一つで、脳内ではドーパミンやノルアドレナリンとともに重要な働きを行うとともに、この二つの神経伝達物質の働きを調整する役目をもっています。セロトニン神経系は脳内に広く分布してます。また、その他の身体各部位にも広く分布しています。

セロトニンは、、小腸のクロム親和性細胞に約90%、血小板内に約8%、若干腎臓でも生産され、脳内には約2%存在します。抗がん剤などで、吐き気や嘔吐などの副作用が発症しますが、この小腸のクロム親和性細胞が抗がん剤により障害されることにより、セロトニンが分泌され、それが脳の嘔吐中枢を刺激し発症することが分かっています。

セロトニンの原料は、トリプトファンという必須アミノ酸で、肝臓に蓄えられたこの物質が脳の松果体というところに運ばれ生成されます。ここはメラトニンという睡眠に関るホルモンに関係するところでもあります。必須アミノ酸は身体の外から摂取(食事で)しなければなりません。豆類、赤身の魚、チーズ、バナナ、ケールなどに含まれます。昔ながらの和食を食べていれば不足することはありません。

セロトニンは、覚醒、睡眠、気分、情動、記憶、概日リズム、鎮痛、姿勢筋促通、自律神経調節などに働きます。早起きに関連するところでは、覚醒時の脳神経の状態を調整します。

セロトニン神経系は、太陽光を浴びる、歩行や自転車こぎなど一定のリズム運動。ガムを噛むなどの咀嚼運動、坐禅の深く長い呼吸、グルーミングなどによりセロトニンの分泌が賦活されます。逆に分泌を抑制するのは「慢性ストレス」です。

セロトニンの、少し難しい話をすると、脳の橋・大縫線核のセロトニン神経は、脊髄後角に投射して、内因性痛覚抑制系として働きます。痛みの軽減に働いているということです。慢性疼痛や原因不明の疼痛などは、ここら辺が治るポイントなのかもしれませんね。
延髄線維核群(淡蒼線維核・不確縫線核)のセロトニン神経は、脊髄前角の運動ニューロン(抗重力筋支配)や脊髄中間外側枝の交感神経節前ニューロンに影響を与えます。ということは抗重力筋ですから、姿勢の保持に影響し、深部筋肉の活動を促すということです。表面の筋肉の負担が軽くなるということでもあります。また、交感神経に作用して、起床時、血圧を上げ、心拍数を上昇させます。身体を目覚めさせる元の物質ということになります。
朝5時くらいが、自律神経の交感神経と副交感神経が入れ替わり、「よし今日も一日頑張るぞ!」モードに身体をもっていきます。早起きするということは、このセロトニンの分泌をさらに高めることになります。

ここまで、東邦大学医学部生理学 教授 有田秀穂 先生の研究を参考にさせて頂きました。

セロトニンが最重要ということではなく、身体は様々な物質が絶妙なバランスで調整しながら、自然の営みに合わせて、身体を常にベストな環境に整えようと働いています(生体恒常性維持機構)。セロトニンは、その一つの物質にすぎませんが、こんなに多くの働きを担っているのですね


 治療院周辺を散歩。西の空にはお月さま


 東の空は、夜明け間近

さて、私の日常を振り返り…

やることが多く、つい夜更かしをしてしまいがちです。このシーズンは妄念会でなく、忘年会の時期でもありますので、余計でしょうか… やはり、早起きの癖をつけるようにしたほうが、身体にも心にもいいようですね。

さて、さて、明日のクリスマスはさらに寒くなりそうですが、早起きしてみましょうかね


二葉鍼灸療院 田中良和
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明治神宮へ

2011年12月24日 | 
11月27日(日)、第7回がん患者大集会へ参加するため東京へ行きました。その前に、立ち寄りたいところがありましたので行ってきました。その一つが明治神宮です。

明治神宮野球場は何度か足を運んだことがあったのですが、明治神宮にはまだ参拝したことがありませんでしたので、この機会に参拝させて頂こうと思いました。でも不思議ですね~4日前に伊勢神宮へご参拝させて頂き、その勢いで明治神宮へご参拝できたんですからね。

前日26日(土)、深夜バスにて金沢を出発。なかなか乗り心地は良かったです。
 

午前6時30分 新宿到着。

 

東京はいい天気でした。そのまま、明治神宮へ向かいました。
明治神宮には、午後6時50分到着。



明治神宮について、明治神宮のホームページから抜粋させて頂くと…

明治神宮は明治天皇と昭憲皇太后をお祀りする神社で、清らかで森厳な内苑を中心に、聖徳記念絵画館を始め数多くの優れたスポーツ施設を持つ外苑と、結婚式とセレモニー、パーティー会場の明治記念館とからなっています。

 内・外苑一帯にわたって鬱蒼と茂った緑したたる常磐の森は、神宮御鎮座にあたり、全国から献木されたおよそ10万本、365種の人工林で、面積は70万平方メートル、国民の心のふるさと、憩いの場所として親しまれています。

(明治)
明治45年7月30日に明治天皇さまが、大正3年4月11日に昭憲皇太后さまが崩御になり、御神霊をおまつりしたいとの国民の熱誠により、大正9年11月1日に、両御祭神と特に縁の深い代々木の地に御鎮座となり、明治神宮が創建されました。

(昭和)
昭和20年4月14日、大東亜戦争による空襲に見舞われ、創建当初の主要建物は焼失しました。 昭和33年11月、国の内外から多くの浄財が寄せられ、神社建築の粋を集めて復興造営がなされ現在の社殿が完成しました。

(平成)
平成5年10月13日、平成の御大典記念事業として造営の神楽殿が竣功。また、明治天皇御生誕150年記念境内施設整備事業の一環として同14年に社務所が新築されました。

ということです。詳しくは明治神宮ホームページを見てくださいね。








 ご奉献酒

こんなんもありました。


 
 ご奉献葡萄酒


 ご参拝

   

早朝の清々しい空気の中で参拝させて頂きました。この時間、東京の街も静かでしたが御苑はさらに静寂でした。参拝しながら思ったことは、「欲に翻弄されず、自分の本心良心をもとに行動しよう」ということでした。何でか分かりませんが、そう思ったのでした。

参拝後、御苑周辺を散歩。
    

このような緑があることは、東京の人たちにとって心安らげる場だな~と歩いていて思いました。さすが初詣の人数が日本一・ニを誇るだけのことはありますね。そんな場所には何か惹き付けるものがあるんでしょうね。
ミーハー的に、パワースポットで一時期話題になった「清正井」を探してみましたが、まだ早朝ということもあり、そこへ行く通り道が閉まっていました。

でも、早朝であるのと、初体験の行きたいと思っていた明治神宮へ参拝できたことで心がスッキリしました。

その後、明治神宮をあとにし…

  

指で数えるほどの人数しか歩いていない竹下通り、原宿通りを散策。こちらも初体験。

そして、次なる目的地、靖国神社へ向かったのでした。


二葉鍼灸療院 田中良和 
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F35 次期戦闘機に?!

2011年12月17日 | 社会
ブログに書くことは、まだまだ溜まっているのですが、ちょっと新聞を見ていて腹が立ったので、その腹が立った理由を書きたいと思います。

~ F35 次期戦闘機に -政府決定へ 最新ステルス性- ~
                 (2011年12月14日 読売新聞)

 防衛省は、航空自衛隊のF4戦闘機の後継となる次期主力戦闘機(FX)について、米英豪など9カ国が共同開発中の最新鋭戦闘機「F35」(開発主体=米ロッキード・マーチン社)を選定する方針を固めた。16日に安全保障会議(議長・野田首相)を開き、正式決定する。2012年度予算案には4機分(概算要求ベースで計551億円)を計上し、将来的には約40機の配備を目指す。


 中国とロシアはステルス機の開発を進め、空軍力を年々増強しており、航空自衛隊が中露に対抗するには最新性能を備えた戦闘機が今後、不可欠になるとの事情がある。


 一方、F35は研究開発中で、機体に亀裂が入るなど不具合が指摘されており「開発期間が長引き、価格も高騰しかねない」(米軍関係者)との懸念がある。デンプシー米統合参謀本部議長は今月9日、米国の国防費削減に加え、共同開発国である欧州の財政危機によって開発計画が影響を受ける可能性がある可能性を指摘した。
 これに対し、開発主体のロッキード・マーチン社は「納期の16年度までには100機以上の製造を終えている予定で、日本への納入は必ず間に合う」と反論している。今回の選定は、ロ社による納期や価格の提案を米政府が保証する形式をとっており、防衛省、空自側も「国が責任を持って提案したもので、信頼している」(岩崎 茂 航空幕僚長)との立場だ。



この記事を読んだ時に思ったことは、「は~」でした。

「消費税や所得税をあげなければならない」「医療費の患者負担をあげなければならない」「東日本大震災の復興にどれだけのお金がかかるかわからない」「東電をはじめ、原子力発電所に対処するお金が今後必要」「日本の国債発行額は年々増加している」「国をはじめ地方自治体もほとんどが赤字だ」

今、日本国内においてお金が必要としているところはたくさんあると思うのです。それなのに、対アメリカのこのような話に関してはトントン拍子に話が進みます。なぜなんでしょうか

そんなお金があるなら、まず国内の必要なところに回すのが第一だと思うのです。戦闘機なんて後回しでいいと思うのです。それがあったから日本が防衛できるんでしょうか。戦闘機4機分の予算を東日本の復興に向けて国をあげて全力を傾ける必要があるんじゃないでしょうか。

アメリカは、ここに来て大幅な防衛費予算削減をしています。それはアメリカの国情を表しています。アメリカは日本の報道で知るよりは、経済も社会もたいへんなことになっているようです。だからと言って、戦闘機開発のためになぜ日本国民の血税を投入しないといけないんでしょうか。なぜアメリカの軍需産業を潤すために税金が使われなくてはいけないのでしょうか

本当に憤りを感じます。

ミサイルがなくとも、戦闘機がなくとも、戦車がなくとも、人は生活できます。しかし、食料や水、エネルギーがなくなると人は生活していけませんし、生活の幅が縮小されます。農業、水資源、エネルギー資源の確保こそが本当の防衛であり、それを自給するためにお金を使うことが本来の防衛だと思います。食料を日本国内で自給できる、エネルギーや水を日本国内で開発、確保できることにお金を費やすべきだと私は思うのです。

世界では、北アフリカや中東で独裁政権が倒れ、さらに現在はシリアやイランを含めた中東から北アフリカがきな臭い感じになっています。原子力発電に関して世界が撤退する中、俄然、新しいエネルギーが開発されるまでは石油がまた重要になってきます。その石油を絡めて、北アフリカや中東諸国、その石油の権益に群がる国々の動きをみると、今の戦争や紛争の一端が見え隠れします。

世界は第一次、第二次大戦の教訓を忘れ、再び上記地域を中心に嫌な空気が漂っています。ましてや戦争によって利益をむさぼるなど、あってはならないことですが、悲しいかな現実は戦争を行うことで儲かっている、あるいはピンチを脱している国や企業が多く存在するのも確かです。現在の金融システムを維持していくには、戦争が不可欠なんて話も出てきます。

これまでは、戦闘機、戦艦、ミサイル、拳銃、そんなものを多く生産しミリタリーバランスで世界の平和が成り立ってきたようです。「こんな兵器があるからうかつに攻撃できない…」そんなもの、たがが外れれば戦争が始まってしまうと思います。兵器があるから戦争が始まるんです。兵器をつくる人がいるから戦争で儲ける人が出てくるわけです。

戦闘機なんていらないと思うのです。
戦争を始める気ですか どこかの誰かが戦争で儲けるために税金が必要なんですかって思っています。

日本国民が一所懸命働き、そして、生活する中から拠出された税金をもっと責任を持って使って頂きたいと思います。今、そのお金を必要としている人が日本にいます。それでも軍事費にお金を使いアメリカを助け、アメリカを潤す必要があるのでしょうかね。

いろんな利権や、権力が絡み、その上に築かれた正当性で物事を判断する時代は終わりを告げるのだろうと思います。国民と言ってもいろんな人がおり、いろんな夢や目的や立場が存在しますが、国を代表し、皆さんが拠出したお金は、真の人々の幸福のために使って頂きたいと思うのです。

新聞の記事を読んで、そんなことに憤りを感じていたのでした。


二葉鍼灸療院 田中良和
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伊勢神宮へご参拝  お土産編

2011年12月16日 | 


そんなたいしたお土産は買ってませんが



まずは定番「赤福」。本店で買いました。
やっぱり本場で買うと味が違う



「伊勢うどん」にしようと思ったけど、ちょっと思考を、試行を、変えて「伊勢えびラーメン」に。
どんな味やったんかな~~大丈夫伊勢えびだから美味いでしょ



お酒のお土産は私にとっては基本です。
ふっと入った酒屋さんで「イセヒカリ使用 特別純米酒 伊勢一路」を購入

≪お酒のラベルより≫
平成元年、伊勢地方を襲った二度の台風で、伊勢神宮のご神田のコシヒカリは、しっかりと立つ二株を残して倒伏してしまいました。これを調べたところコシヒカリの変種であることが判明、成熟すると見事な黄金色になりました。そして御鎮座二千年を迎えた平成八年、神宮の宮司により「イセヒカリ」と命名されました。

そんなお米が使われているお酒だそうです。そして基本の基本は純米酒です



これ何だか分かりますか…って分かるわけないですよね。

『五十鈴茶屋 本店』さんの「みかん大福」です。
「みかん大福」~~~~~って思うかもしれませんが、これなかなかイケますよ。
小さめの甘~い温州みかんが一個丸々入っています。薄く白餡に包まれて…瑞々しいです。
「イチゴ大福」オッケーの人なら、オッケーでしょうね。金沢へ帰ってきて4個ペロッといっちゃいました。



最後は、お伊勢さんとは関係ありませんが、高速北陸道のどこのサービスエリアだったか忘れましたが、た~いへんお腹が空いてきたので「焼鯖鮨」を買いました。ペロッといきました。


その他に、当院では、お香を焚きます。『くつろぎや』さんというお香の店があったので入り、そこで気に入った香りを発見。ちょっと、これからお取り寄せしちゃいます。当院のお香は、この伊勢のものと、京都のものと、金沢のもののブレンドです。ききに来てくださいね。

伊勢神宮の旅、お土産編でした


二葉鍼灸療院 田中良和
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伊勢神宮へご参拝  内宮 2

2011年12月15日 | 
11月23日、伊勢神宮へご参拝

内宮の御祭神は天照坐皇大御神(アマテラシマススメオオミカミ)。日本国民の総氏神様です。



 宇治橋を渡り内宮へ


 ご奉献酒



式年遷宮とは、二十年に一度、神様を新しい御宮にお遷しし、神の力の永遠を祈る大祭です。その際、神殿、御装束・神宝などの調度品まで一切を新調します。神宮最大のお祭りであり、持統天皇四年(690年)の第一回遷宮以来、千三百年以上の伝統があるそうです。

その第62回の式年遷宮が平成17年から準備が始まり、平成25年に行われるということです。

式年遷宮は、すべてを新調するので、神殿建築にかかわる人、茅葺屋根を葺く人、布や装束、鏡、刀、機、琴など調度品に至っては図面をつくるところから始めるそうです。

これ神様云々ということもありますが、20年に一度行うことによって、技術が棟梁から若手に伝えられます。ベテランから若手への技術の伝承です。これを聞いた時、「すごいシステムや」と思いました。それもきっちり伝えられていくそうです。当たり前ですが。遷宮を行う技術に関しては、伝統をそのまま受け継いでいるのです。私も技術屋ですので、この伝承方法と、何千年という長い月日を、関る人すべてが正しく伝承し、今後も伝承していくというところに神宮の凄さを感じました。

東洋医学、鍼灸医学に思いを馳せながら…この話すると長くなるのでやめます。

内宮の景色は、外宮よりさらに深い感じがしました。そして外宮より空気がひんやりして厳かさを感じました。


 五十鈴川御手洗場から観た五十鈴川


 斜めになりながらイキイキと育っている大木に湧きでるパワーを感じました


 神楽殿


 籾だね石




これだけの大木が育つということは、木に目がいきがちですが、やはり天の光が上手く当たることと、肥沃な土壌だと思いますね。木村秋則さんの「奇跡のリンゴ」ではありませんが、美味しいリンゴはどのような土地で育つか、また、どれだけ自然の状態で育つかということなんですよね。

そんな木々を拝見しながら、人も土台の大切なんだな~とシミジミ思いました。内宮の大木のように太くなれるか…肥沃な土壌をつくっていかないとね 


 御厩(みうまや) 神馬は残念ながら拝見できませんでした~


 荒祭宮(あらまつりみや)

天照坐皇大御神の荒御魂(あらみたま)がお祀りしてあります。

さて、三十段ほどの石段を登ったところに御正宮があります。ここはさらに何か荘厳な感覚になりました。きりっと空気が締まり身体に筋が通って勇気が湧いてくるといった感覚でしょうか。そこで再び静寂の中、自然と融け合い、声なき声、言葉に意識を向けてみました。

私の心の奥からは…「ただそこにおわします」「神はいつもここにあり、あなたの中にもある」、そんな声なき言葉が響いてきました。

私は霊感なんてものはありませんが、人の意識というのは、純粋に、静寂に、集中することによって、脳を様々な形に活性化できるのではないかな~なんて思いましたね。
神様はいつも傍におり、良いことを行う時も、悪いことを行う時も、常に観ておられるんでしょうね。そして、自分の中の神様を見失うと、それなりの結果が人生に現れてくるのでしょう。だから、日々感謝であり、人は生かされているということを常に意識することが大切なのだと思いますね。

荒祭宮では…「感謝と笑顔」という言葉が浮かんできました。有難いことです。

お伊勢参りに年間約五百万人が訪れるそうです。スゴイですよね。「一生に一度はお伊勢参り」、なぜ、私も含めて皆さん参拝に来たいと思うのでしょうか。伊勢神宮に行って思ったことは、何か宇宙のようなものを感じる~でした(行ったことはありませんが)。

なぜ

私たちの地球は太陽系に属します。太陽系は銀河系の大きな集団の中の一員です。銀河系の中には太陽のような惑星(恒星)は約2000個もあると言われています。銀河系は円盤状の形をしていて、円盤の半径は約5万光年(光の速さで約10兆キロメートル)です。太陽系は、その銀河系の中心から約3万光年離れた片田舎の場所にあります。

銀河のような集団は見えているだけで1000個あると分かっています。銀河もさらに集団をつくる傾向があり、10個程度を銀河群、100個以上になると銀河団と呼ばれるそうです。銀河団や銀河群もさらに集まって超銀河団をつくります。3億光年もの大きさがあり、2000個の銀河の大集団である「おとめ座大銀河団」、その端のほうに私たちが属する銀河群があります。

現在までに発見されている最も遠い銀河は132億光年の彼方にあります。

科学が発展し、マクロからミクロまでいろんなことが分かってきた宇宙でさえ、未だ「95%が正体不明」なんです。宇宙はなぜ出来たのか… 宇宙にはどんな物質があるのか…

宇宙の話になりましたが、現在の人の叡智では計り知れない畏怖すべき存在ではありますが、宇宙がそこにあるということは確かです。いや~何が言いたいかというと、そこに伊勢神宮があるから参拝するのだと思うからです。何か分からんけど、そこに畏怖すべき、崇めるべき何かがあるから、根源的何かがあるから、神仏に手を合わせ、参拝するんではなかろうか…なんて思った次第です。

この伊勢神宮ご参拝は、何か私の意識に変化の種が植えられたような感じでした。どんな芽が出て、葉がつき、花が咲くかは、私もお楽しみですね
あっ、どんな種ができるかもね

いい体験をさせて頂きました~


二葉鍼灸療院 田中良和
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伊勢神宮へご参拝  内宮 1

2011年12月15日 | 
11月23日、42年の人生で初めて伊勢神宮へご参拝させて頂きました。

さ~て、今日は一気に11月分のブログを更新しまっせ

外宮にご参拝し、内宮へ向かう頃にはお昼でした。どこかで昼食をとりたいな~と思っていましたが、まず車を駐車したほうがいいと思い内宮へ。外宮とは人の多さが雲泥の差でした。すご~い人人人でしたね。


 五十鈴川沿いの駐車場で車をとめる。すごい車の数にびっくり

おかげ横丁を通り、ご参拝前に、まずは腹ごしらえしないとね。

それにしても、おかげ横丁って、皆が懐かしくなるような、優しくなるような、素朴になるような、そんな横丁につくってあるな~と思いました。ここだけでも、また行きたいなと思いましたよ。金沢も昔の情緒を残した街ですが、もう少し本格的にこんな感じで街をつくるといいかも、なんて思いました。






 


 日本棋院 おかげ横丁支部 

囲碁を少しかじっているので、「こんなんあるんや~」と感心しました。

さて、お昼ご飯。

本日の昼食の店は、自家製豆腐と天然あなごのお店、その名も『とうふや』さん。五十鈴川沿いにある、通りから少し奥に入った場所です。落ち着いて昼食がとれました。

 ちょっと狭い路地に入り…




 こんなん頂きました


 こんなん頂きました 2

『とうふや』さんの豆腐は自家製でしたから本当に美味しかったです。帰った後で知ったのですが、ここは「天然あなご」も美味しいということですから、今度、お伊勢さんに行った時は頂くことにしましょう。

帰りに女将さんと挨拶程度に話し「金沢から来ました~」と言うと「雪はどうですか、寒いでしょう」と問いかけられました。金沢はこの時期、そんなイメージがあるんでしょうね。最近は雪が少ないんですが。

ちょっと寄り道が長くなりましたので、内宮編はパート2へ


二葉鍼灸療院 田中良和
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伊勢神宮へご参拝  外宮

2011年12月15日 | 
11月23日(水祝 勤労感謝の日)、かねてから参拝に行きたかった伊勢神宮へおかげ参りに行ってきました。

いや~、それにしてもやっとブログが書ける時間ができました。時間の使い方が下手なのもあり、これからもやること山積です。

数年前から伊勢神宮へ行きたいな~と思いながらなかなか実現しませんでした。我が古くからの友が神社仏閣、聖域への造詣が深く、よく行っているので、その影響も受けているかもしれません。いいことは伝播すればいいんですがね

本日は母を引き連れて行ってまいりました。昨年の11月23日は思い立って京都の鈴虫寺へ行ってきたわけですが、今年は伊勢神宮でした。片道3時間40分ほどかかりました。お陰さまで昨年、車を新しく買いましたので、快適に身体的疲れもなく旅ができました。有難いことです。

週間天気予報では、この日は雨だったのですが、金沢を出る時は晴れ。伊勢神宮をまわっている時はくもりでした。雨も降ることなく、あまり寒くもなく、ベストなタイミングで伊勢神宮に行けたかなと思います。


 火除橋

伊勢神宮について少しお勉強。自分の記憶のために。

伊勢神宮の正式名称は「神宮」で、熱田神宮、鹿島神宮や明治神宮など、日本には多くの神社がありますが、ただ一言で「神宮」で通るのは伊勢の神宮のみなのだそうです。日本神社界の中心です。

また伊勢神宮とは一つの御宮をさすのではなく、天照坐皇大御神(アマテラシマススメオオミカミ)が御祭神の皇大神宮(内宮)と豊受大御神(トヨウケオオミカミ)が御祭神の豊受大神宮(外宮)を中心に、それぞれ別宮、摂社、末社、所管社からなる百二十五社の総称だそうです。伊勢一帯の広がっています。

神社に造詣の深い友人Y(鍼灸師仲間&小学校の同級生)から、「伊雑宮(イザワノミヤ)」も行ってくるといいよ、とアドバイスを受けていたのですが、時間がなく断念。今度行ってきたいと思います。いつになることやら…。

神宮の宮域は五千五百ヘクタール。伊勢市の四分の一ほどを占めるそうです。東京都世田谷区の面積と同じ。神域にあたる二千五百ヘクタールは、御鎮座依頼、斧を入れない決まりで、人の手を入れない自然林です。残り三千ヘクタールは宮域林であり、檜などの針葉樹や広葉樹を植林して、将来の御造営用材となる樹木が育てられており、森としての機能も保っているそうです。



参拝順序は「外宮」→「内宮」が古来からの習わしとされています(外宮先祭)。天照大御神が「お祭りでは豊受の神を先に」と命じたためと伝えられているそうです。天照大御神は、あらゆる生命を育む太陽にも例えられる御祖神(天)であり、日本国民の総氏神です(約二千年前の垂仁天皇の御代に、五十鈴川の川上に御鎮座された)。豊受大御神は、衣食住をはじめとする産業の守り神(地)です。天照大御神に食事をお供えする御ケ都神(ミケツカミ)でもあります(約千五百年前の雄略天皇二十二年、伊勢の地に招かれ、山田原に御鎮座された)。
ということで、まず地である豊受大神宮(外宮)にご参拝し地に足を付け、心の土台を固めてから、天である皇大神宮(内宮)へご参拝することで、天地の有難さが分かり、人というものが何であるかが理解できるのでしょう。

また、できることなら両宮を参拝したほうがいいそうです。昔の人は片参宮になることを嫌ったようです。

内宮、外宮ともにそうだったのですが、駐車場もスムーズに入ることができ、いろんな意味でスムーズに事が運びました。やっぱりお伊勢さんに行くのはこの日だったんでしょうね。


 多賀宮(たかのみや)

 



 多賀宮と大木と母上

多賀宮は、御正宮(ごしょうぐう)に次ぐ別宮で、豊受大御神の荒御魂(あらみたま:行動的で力強い働きのお姿 、対して平和で穏やかなお姿を「和御魂 にぎみたま」と言う)をお祀りしてあります。


 風宮(かぜのみや) 風雨の順調を司る神様です。


 神楽殿



 清盛楠

およそ八百年前、平清盛が天皇のお遣いとして国家平安の祈願のために参拝したおり、冠にこの楠の枝がさわったので枝を切らせたというエピソードが伝えられているそうです。んん~清盛と言う人物はどんな人だったのでしょうかね。



勾玉池の前に、平成24年オープンの「せんぐう館」が建設中でした。外宮前の山田の町を活性化することも含めて、未来永劫に続けていかなければならない御遷宮を知って頂き、「式年遷宮とは何か?」「神宮とは何か?」を理解してもらうための展示をしていく施設だとか。

その他にも、外宮一帯の土地の守り神が祀ってある「土宮」(つちのみや)、、下御井神社(しものみいのじんじゃ)などにもお参りしてきました。

さて、御正宮でご参拝

ただ参拝するだけでなく、参拝後、静粛な気持ちでそこにしばし、たたずんでみました。

周囲の自然と一体となる気持ちで、声なき声に耳を澄ましてみました。 

そこで私の心に浮かんだもの… 「静寂 静寂の大切さ」 でした。

何事があろうと心は明鏡止水の如く、静寂に、そして、落ち着いて判断しなさいといことなのでしょうか。静寂の中で思考することの大切さなのでしょうか。私の心の中に浮かんだ言葉は、そんな声なき言葉でした。

町中とは違う、清く、きりっとした空気だから感じることができるのか、ここが特別な空気、場であるから感じるのかは分かりませんが、神宮はやはり特別な場所なんだろうなと思いました。鳥居をくぐり、御正宮に近づくにつれ、ひんやりとした空気が感じらたのもそんなことなのかもしれません。

外宮到着が10時40分くらいで朝だったからか、人も多くなく、ゆっくりご参拝することができました。ゆったりし、スッとした気持ちで外宮を後にして、内宮へ向かったのでした。~つづく ~ 


二葉鍼灸療院 田中良和
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西郷隆盛さんの詩

2011年12月12日 | 言葉のちから 心のちから
私、西郷隆盛さんの生き様が大好きです。

本日、早起き

朝、気持ち良い空気の中で西郷隆盛さんの詩を読みました。
奄美大島、沖永良部島と二回の流罪中につくった詩の中から一つ。

 謫居偶成 

 獄裡の氷心苦辛に甘んず。
 辛酸骨に透って我が真を看る。
 狂言妄語、誰か知り得ん。
 仰いで天に慚(は)じず、況や(いわんや)また人を。

 【訳】
 
  己の心は氷。氷だけが獄の苦しさに堪えられる。
  辛酸が骨にしみ透ってくる。これだ、見えた、己の真。
  我も人、でたらめも言う、わめきもする。
  たが、天にも人にもは慚じるところはない。


『西郷隆盛語録』  奈良本 辰也  高野 澄 著



天にも人にも慚じない生き方…心がけていきたいです。

自分の本当の核の部分、心の芯というのは、窮地に立った時に出てくるのかもしれませんね。そんな時に、自分の心の芯を見つめることができる人間づくり、深い人間性の探求が、何も起きていない平穏な日常生活の時、あるいは、成功して波に乗っている時に養っておく必要があるのかな~と思います。

2011年12月12日、そんな心で、ヤマト発進しま~す


二葉鍼灸療院 田中良和
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本物は見分け難し

2011年12月09日 | 言葉のちから 心のちから
12月も前半戦が終わろうとしています。ブログもなかなか更新できていません。その時が来たら一気に更新したいと思います。


時々、「自分は何をやっているんだろう」「あたしゃ、このままでいいのか」「おいらは何者なんだろう」と自分を第三者、第四者の位置から観ることがあります。


 本物は見分け難し 

真勇は怯の如く、真知は愚の如く、真才は鈍の如く、真巧は拙の如し

【意味】真の勇者は臆病者のように見え、真の智慧者は愚か者のように見え、
     真の才人は鈍才のように見え、真の巧者は下手な者のように見える。
     見誤ってはならない。


『佐藤一斎 一日一話』  渡邉五郎三郎 監修



人を観る目というのは、その人の今まで生きてきた人生観によって培われていきます。
マイナスな言い方をすると、自分の主観的で、自分勝手な人の見方になっているということです。
プラスな言い方をすると、人生で艱難辛苦、感謝、いろんな体験をするほど他人の本質が見えてきます。

また人というのは、自分も含め他人からの評価がたいへん気になります。
自分を良く見せたいという感情は誰にでも大なり小なりあると思います。
私はそんな感情がいつも出てくるので、注意しています。(時々、注意されます

そんな時は、第三者、第四者、第五者ではありませんが、いろんな角度、方向から自分を見つめ直すように、私は心がけています。
これはいつでも、どこでもできます。でも、感情や心が戦闘モードでなかなかできないことも多々あります。人間ができていませんね~。

自分をいろんな角度、方向から見ることができれば、周囲の人の本質も少しずつ見えてくるのではないかと思うのですね。

時々、そんなことを考えながら、仕事に、遊びに、人生に、感謝し、全力投球しているので~す


二葉鍼灸療院 田中良和
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虹・・・レインボー

2011年12月03日 | 日常
11月20日(日)、石川県針灸師会創立30周年記念式典が終了し、少し食べ足りなかったのでので、会場お向かいにあるホテル日航金沢「ファウンテン」でケーキタイム。



美味しくケーキセットを頂きました。

その後、もう少し物足りなかったので「映画でも観よう」ということでフォーラス7階へ。

行く途中で「虹」を発見。二重の虹でした。

いい事ありそう… 本当に …思いこみでいいでしょ




二重の虹を見て、何だか幸せな気分になり、私の好きな俳優の一人、ハリソン・フォードが出演している『カーボーイ&エイリアン』を鑑賞。

少し落胆。思っていたより内容が浅く、俗っぽく、後味があまりよろしくありませんでした。私の感想です。西部劇とSFが合わさった映画だが、人間とエイリアンの求めている物(物質)が同じってのも、あまりにも夢がなく感じた。

まあ、締めくくりの映画はあまりよろしくなかったけど、気持ちの良い一日でしたとさ。


二葉鍼灸療院 田中良和

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(社)石川県針灸師会 創立30周年記念式典・祝賀会 2

2011年12月03日 | 鍼灸
11月20日(日)に開催された(社)石川県針灸師会創立30周年記念式典&祝賀会に参加した報告です。

本日は、会員、ご来賓あわせて70名ほどの参加だったと思いますが、祝賀会は楽しく過ごすことができました。


 (社)石川県針灸師会 定池会長 ごあいさつ


 奥田 健 衆議院議員 ごあいさつ



 田中美絵子 衆議院議員 ごあいさつ



 岡田直樹 参議院議員 ごあいさつ



 馳 浩 衆議院議員 ごいさつ


国会議員の皆さまには、お忙しい中、祝賀会に御出席頂き、ごあいさつ頂きました。


 北山吉明 石川県スポーツトレーナー連絡協議会(IST)会長 ごあいさつ

いつもお世話頂いている北山先生もISTの会長としてご来賓に招かれました。IST理事長の常盤先生(石川県鍼灸マッサージ師会 会長)も参加していたので、馳先生などにISTについてアピールできたことはいいことでした。馳先生も「いいことだ」と好感触でした。
私もISTでは総務部長させて頂いております。ISTについては別のブログに詳しく書いてありますよ。




 アトラクションとしてマジックを行う会員の山下先生

山下先生のマジックはもうほとんどプロ。鍼灸師じゃなくてマジシャンじゃないの~って感じるくらい一つの芸になっています。

上手に田中衆議院議員に少しだけお手伝い頂いていました。この辺りもうまいですね。

いや~彼が飲み屋にいってマジックをした時には、女の子たちの注目は彼一人に行ってしまうんですよね。一緒に飲みに行きたくないですよね~。

でも、本当にスゴイんです

ということで和やかに歓談の時間は過ぎていきました。そして無事終了。



帰りは、ホテルの玄関にあるイルミネーションツリーを見て「もうクリスマスか~」なんて思いながら帰路につきました。
 

二葉鍼灸療院 田中良和
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(社)石川県針灸師会 創立30周年記念式典・祝賀会

2011年12月02日 | 鍼灸
11月20日(日)、私が所属する(社)石川県針灸師会創立30周年記念式典ならびに祝賀会が開催されましたので参加しました。

 (社)石川県針灸師会創立30周年記念式典&祝賀会 

 日 時:平成23年11月20日(日) 午前10時~午後2時
 会 場:ANAクラウンプラザホテル金沢 3階
 内 容:記念講演会  午前10時~11時
       講 師:小森 貴 先生  石川県医師会 会長(こもり耳鼻咽喉科 院長)
       演 題:「これからの医療について」
     記念式典   午前11時~正午
     記念祝賀会  正午~午後2時


 会場

(社)石川県鍼灸マッサージ師会の中央学術研修会で東京から講師の先生をお呼びしたこともあり、前日に先生を招いて夕食&おちゃけという前夜祭を行いました。似田先生(にただ)という現代医学をしっかり踏まえて診療をされている先生です。飲みました。

それに物足りず、先生をホテルまでお送りし、豊島先生と…臨床、仕事の事などなど語りながら~飲みました。

さらに、豊島先生と別れて、ご挨拶のため~飲みました。

てなことで、起きることができるか心配でしたが、そんな心配はありませんでした。




 講師の石川県医師会 会長  小森 貴 先生 


さて、記念講演会では、石川県医師会 会長の小森先生に講演をして頂きました。
演題は「これからの医療について」。

国の機関が発表している、社会保険や税に関する統計的データを中心に話が展開しました。折しも、政府では社会保障と税の一体改革などが叫ばれている中で、今後、医療(とは言っても、我々鍼灸師というより、医師側の話だが、聞いていて損はない)はどうなっていくのかという内容でした。

まずは、この世界が真似できない、国民皆保険制度を保持して、国民すべてが最低限の医療を受けることができるようにしていく…これは大事なことです。TPPなどでは保険制度も規制緩和される対象に入っているようです。まあ、TPP自体、政策を推し進めるのにアメリカ国内でも意見が対立しているようです。それだけアメリカ自体が危うい状態です。
その話は置いておいて…



このことについて、私の意見を言わせて頂くと…現在、鍼灸の保険(保険と言っても療養費の給付なのですが)を使用する場合、医師の同意書が必要となります。現在、一部の保険者の保険適正化などという厳しいチェックが原因なのか、他のことが原因なのか、鍼灸を保険治療で行うために必要な同意書を医師に書いて頂けないケースが多くなっています。ということは患者さまが、国家資格のある鍼灸治療を保険で受けることができないわけです。

ここで、もし民間の保険会社が入ってくると、医療サービスという意味で国家資格を持つ私たち鍼灸師も保険の対象となります。外国では、保険を受けることのできる鍼灸師を限定している場合が多いようです。そうなれば勉強し、公的機関、あるいは鍼灸学会で認定を受けている鍼灸師が信頼度が高く保険を使用できるリストに入ってくるでしょう。そうすれば、同意書もいらないわけです。そう考えると、国民皆保険をすべて維持することが、私たち鍼灸師にとっていいことか、どうかということも考えなければならないと思うのです。これは現状に憤りを感じている私の妄想であります。

話は講演内容に戻り、現状から考えると、現在462万人の医療従事者がいるということですが、2025年には723万人必要となるそうです。そんな意味でも、病気にならない身体づくりをして、医療費を抑制できる東洋医学の存在は大きいと思うのですが…

小森会長のお話は非常に分かりやすかったです。
得に会長がアメリカで研究やレジデントをしていた頃のエピソードが面白かったです。アメリカの保険の現状も垣間見ることができましたし。

さすが、きっちり時間通りに終了された講演でしたが、最後に、これからの医療として
「安心、謙虚、思いやりで、連帯感のある社会に戻る必要がある」
「勝ち、勝とう、という考え方では、これからの社会は成り立たないだろう」(負ける人が出てくる)
素敵な言葉です。そんな社会や医療がこれから実現するように祈っています。願っています。



記念式典では、会の進行に少しひやひやしましたが、多くのご来賓をお迎えし、石川県知事表彰、会長表彰ならびに感謝状などの授与があり、ご来賓からの祝辞、(公社)日本鍼灸師会倫理綱領朗読、そして閉会の辞と進行していきました。


 (社)石川県針灸師会  定池 寿 会長 ごあいさつ


 ご来賓の皆さま


 感謝状を受ける左から金谷先生、上野先生、大内先生
 下は酔耀会 大内先生


 最後は、石針会 監事の川本力雄先生がビシッと閉まる閉会のごあいさつ

川本先生の閉会のごあいさつで、私たちが胸に秘め、大切に仕事を行うための心構えを「思いやり、勇気、情熱、経験」という言葉でまとめていました。いい言葉たちです。

祝賀会の模様はパート2で。


二葉鍼灸療院 田中良和
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酔耀会(鍼灸手技療法研究会) 平成23年11月

2011年12月02日 | 酔耀会(すいようかい)
11月16日(水)、毎月恒例の酔耀会(鍼灸手技療法研究会)が開催されましたので参加しました。

んん~なかなかブログが更新できませ~ん。 でも、いろんな活動を兼務していると、今、一番やらなければならない仕事から順に整理できてくるんですよね。脳って不思議です。朝目覚めると、「今日はあれとあれをやって、これを仕上げよう」なんて…まだまだ無駄な時間の使い方が多いんですけどね。

さて、さて、皆、臨床が終了してからの午後8時30分から研究会が開始するわけなんですが、毎度おなじみ~やはり勉強に熱が入るわけです。終わってみれば午前1時過ぎ。次の日は、意外にテンション高くいい調子なのですが…数日後に…、まあ、患者さまにもいつも言っているように、「あまり無理しないように」って言葉を自分の身体に話しておくとしましょう。

 内 容 

・研修会参加報告  『鍼灸師に知ってほしい産婦人科』
             講師:岐阜大学大学院医学研究科産婦人科学  森重 健一郎 教授

【豊島先生】
岐阜県臨床鍼灸研究会(旧 全日本鍼灸学会 岐阜地方会)が主催し、(社)岐阜県鍼灸師会と共催している、産科・婦人科専門領域研修へ参加した報告でした。子宮内膜症、子宮筋腫、更年期から閉経期にみられる身体変化などの内容でした。豊島先生もそうですが、私も不妊症の患者さまが多く来院されます。また、更年期の女性は閉経というホルモンの劇的な変化を中心に様々な症状が出現してきます。そして、この婦人科疾患、あるいは妊娠期や出産後のケアに鍼灸治療が効果を発揮することが多いのも事実です。女性の身体の基礎医学的、あるいは基礎病理を把握しておくことは、患者さまを診療する際、特に女性の患者さまが多ければ、より知っておく必要があります。産科・婦人科領域は私も詳細に勉強しなければいけませんが、豊島先生にはこれからもどしどし、日本中へ飛び回って頂き情報収集してもらいたいですね。


・課題発表  「小胸筋について②」

【粟 先生】
前月に引き続き、第2~5肋骨から烏口突起に、形としては扇状に付着する「小胸筋」について、神経支配とともに、クリニカルマッサージの手技療法を紹介してもらいました。この手技は小胸筋へ直接コンタクトする方法です。実技を行いながら、参加者全員がイメージして小胸筋を触ることができませんでした。小胸筋は分かるのですが、その手技のイメージです。発表者の粟先生も皆の質問に、迷いが出てきて、来月イメージして再び実技にチャレンジするということになりました。効率が悪いような気がしますが、分からないことを、分からないままに通り過ぎることこそ、怖いことですからね。来月も楽しみに、私も予習していきたいと思います。(そんな暇があるかな)。


・課題発表  「証をたてるにあたっての基本的考え方」

【宮川先生】
「証」というのは、ちょっとニュアンスは違うが西洋医学で言う「病名」のようなものです。それを基準に治療方法を決定するという意味でです。「黄帝内径 素問 陰陽応象大論 篇第五」における陰陽の道理の説明、そこから五行に話の展開がありました。陰陽は世の中を見ると電気も+-があるし、昼と夜、男と女~、表と裏などなど、陰陽から成り立っていると言われると、そ~なんだろうと理解できます。また、おそらくこれら鍼灸医学の古典に関する根本は易学にあると思われ、その話もありました。そして五行に関して、現在広く使われている五行の図とは違って、もう少し複雑に環の端無きが如く繋がり、五行の図に書かれていない気の流れがあるのではないかということでした。五行というものは陰陽と違って非常に理解するのに難しい。そのまま信じている人は別としてです。来月は、五行の成り立ちを発表してもらえるそうです。…私がやってきてって言ったからでした。


症例報告  「抗がん剤治療後の末梢神経障害に対する鍼治療の1症例」
        ~がん患者のQOL向上と再発しない身体づくりを目指して~

【田中良和】
卵巣がん手術、化学療法後、再発し、再度、化学療法を行ったところ、手足のシビレや足がふらついて歩きづらく、力が入らないなど多くの末梢神経障害症状を発症した30代の患者に対し、約3ヶ月で19回の治療(生体制御療法+パルス通電)を行い、運動神経障害の症状がかなり改善された症例でした。抗がん剤による末梢神経障害の説明、症例報告、この患者の卵巣がんの説明と、少し長い症例報告となりました。この患者は、担当医に鍼治療を行うことを話しており、担当医も「鍼治療ならやってみてもいいんじゃないですか」と話されました。鍼治療は、がんを治すというより、様々な症状緩和、あるいは緩和ケアの分野においても利用されているのです。この患者もまだ治療継続中であり、さらなる末梢神経障害症状の改善と、がんを再発しない身体づくりを目的に、これからも治療していくつもりです。当院には、がん治療後の身体ケア、治療中の身体ケアで通院されている方もみられます。一人ひとりが違う病態、病気の捉え方です。症例報告での質問に際し、いくつか答えがあやふやな回答をしてしまいましたので、来月はその辺りガッチリ調べて、自分の考察を述べたいと思います。「そんな考えもあるね~」「いや、それは違う」など、質問を受けると調べて、回答、反論することになりますので、勉強になるのです。



私がこれからも中心で勉強していくのは、「成長期のスポーツ障害の治療」。これはライフワークであり、いつも野球と隣り合わせなので、勉強していてもやり甲斐があるんです。

「不妊症の鍼灸治療」。現在も多くの患者さまに通院して頂いております。鍼灸治療単独ではないにしても、妊娠の確率を少しでも上げ、また、身体だけでなく心の面もカバーできるのが、鍼灸臨床のいい所なのです。順調にいくとは思いますが、来年は7名がご出産予定です。ですから、常に勉強していく必要があるのです。

そして、「がんに対する鍼灸治療」です。私の父のガン性疼痛の叫び、あるいは入院時、鍼治療ができたことにより心身ともに楽になり、この仕事に就いて良かったと思った記憶(父は2006年に本来の場所へ旅立ちましたが…)。抗がん剤治療の副作用により亡くなっていかれた当院の患者さまの不安な顔、心など、様々な状態の顔が思い浮かび、何らかの形で「がん」というものの改善に鍼灸治療で取り組んでいきたいという信念があるわけです。

この3本柱を中心に、そして、太極なる身体感である東洋医学の全体性なども視野に入れて勉強していきたいと思っているしだいで~ありま~す。

常に「なぜ」と疑問を持ちながら、問題意識を持って仕事に取り組んでいきたいです。
「問題がないのは恐ろしいことだ。仕事が順調に進んでいるとき、人はよく”問題はありませんか”という。しかし、実際は問題があるのに君子危うきに近寄らず避けて通る場合、問題があるはずなのにまだつかんでいない場合、仕事をやらないから問題の出ようがない場合、等々…多くの人は問題がないと片付けてしまうことが多い。
問題がないのは、望ましいことではなく恐ろしいことだ。
それは無事平穏で大過なく失敗のない状態だからだ。だが、その状態は徐々に組織を蝕み死に至らしめる」(土光敏夫さんの言葉)

勉強することは、た~くさんあり、すればするほど問題が出てきますし、分からないことが出てきます。確かに勉強しないと、疑問も、問題も出てきませんね。その状態が”井の中の蛙”なのかもしれません。


二葉鍼灸療院 田中良和
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