友達が大好きだと言う「神さまのカルテ」を読んでみた。
ページを開いた瞬間から、と言っては大げさかもしれないが、いきなりトップギアで最後まで読み終えられた。
本を閉じておいてあれば、好きな女の子が気になるような心持で、すぐにちょっかいを出す、いや、気になってしょうがない、遊んでほしくてしょうがい、相手のことはもっと知りたくてしょうがなくなるほどに、気になり、短い時間であれ、すぐに本を手に取り、ページを開いた。
残りのページが少なるつれ、別れは否応なしにやってくることさえ、寂しさを感じてしまうほどに、優しくあたたかいお話の本であった。
すぐに「神さまのカルテ0」も読み終えてしまった。
一冊目の「神さまのカルテ」を読んでいる時から、私は主人公のドクトルが愛読書である漱石の「草枕」を読まなくてならない気がしていた。
漱石へのオマージュがそこかしこにあると思えたからである。
早速昨日から「草枕」を読み始めた。
ドクトルのようになるべくいつも持ち歩てみたいと思っている。
もうすぐ届く「神さまのカルテ2」と「神さまのカルテ3」は「草枕」を読み終えてから読むことにする。
酒好きの私も御嶽荘の宴会に参加したくなり、登場人物が飲むお酒も気になってしょうがなく、日本酒は滅多に飲まない私はドクトルの飲んでいる日本酒にも興味はあったが先送りし、男爵が飲むスコッチは調べてみると、小説の中では逸品と書かれているぐらいなので高いので諦め、とりあえず、学士殿の飲んでいた「五一わいん」を早速アマゾンで注文した。
そして、それはもう家にある、金曜日に飲もうと決め、今から楽しみである。
飲みながら、私は御嶽荘の雰囲気を酔いの中に感じてみたいと思っている。
「神さまのカルテ」私は読むのにテッシュが必要になった。
最後のページにサヨナラをすると、ほっこりとし、透き通った心持を私の胸に置いてくれた。