PASUMOの車内広告
日本の交通カードSUICAとPASUMOの無記名カードが、先月から発行停止になっているようだ。これは、外国人観光客にとっては迷惑な話。
つまり、ICチップが供給不足なのだ。このチップの通信方式はNFC(近距離無線通信技術)で、世界には4種類(A・B・F・V)あり、日本はSONYが開発したFeliCa(タイプF)で、日本と確か香港の一部で使われていると聞いた事があり世界では少数派だ。このNFC(F)は、性能的には優れていると聞いているが、他国で採用されてないのには理由があるようだ。
世界から見ると日本の規格は全てが日本独自で、電球のソケットサイズ(日本はE27で他国はE26)。撮影照明機材スタンドの取り付け部は日本のみオスとメスが逆で、プロ用はさらに数種類もあるので海外の製造会社は呆れて製造を嫌がるのだ。これを私は、"囲い込み文化"と勝手に呼んでいる。(スマホ決済の多さを見ればわかるよね)
他の製品にも言える事だが、部品などの製造には最低ロット数があるので、それに達しないと製造出来ない。私も製造業に関わりがあるので中国の工場へは度々行くのだが、日本の輸入業者は地方の製造している工場へ行かないのと、行っても30分ほどで次の工場へ行ってしまう会社が多過ぎると聞いている。この効率優先の仕事の進め方では、信頼関係は結べないと私は思うけどね。(そんな国は日本だけ)
☆中国の製造会社へ行くと、社長室で中国茶を飲みながら社長と直接話をする。そして、その場で何事も決まる。日本のように、この案件は持ち帰って返事しますという事は、ほとんどない。この中国のスピード感に慣れると、日本の会社の返事待ちにはイライラするのだ。最初から決定権を持った奴が来い、と思っている中国人経営者は多いんだよね。それと、YesかNoがはっきりしなく言葉が曖昧。そして、臨機応変ではなく最後はスジを通せと言ってくるんだよね。