木偶房 日日録

江上之清風 山間之明月

「サーブド/サーバント・スペース」を分ける。

2011年02月22日 | 作事記
ルイス・カーンは、リチャーズ医学研究棟などの建築で
空間をサーブド・スペース(サポートされる空間)と
サーバント・スペース(サポートする空間)に分けて表現することを唱えています。
我が家でこの区分を考えると
サーブドスペースは、居間、台所、主寝室となり、
サーバントスペースは、玄関室、台所、洗面所、浴室、便所となります。
この空間区分で計画した家の立面はこんな感じになりました。

普通に考えると、
サーバントは召使いなので目立たないようにすると思い
私は単純にそうしてしまいましたが、
リチャーズ医学研究棟では、召使いのサーバントスペースの方が
よく目立ち全体を支配しているように見えますし、
非常にかっこいいのは、さすがルイス・カーンというところでしょうか。



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