今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

街と山のあいだ

2022年05月21日 | 「本」のひきだし

ブクログより


著者は、山雑誌の編集者を経て独立、主に山に関する執筆を続けておられます。
なので本書も山に関するエッセーです。

誰もが知っている山、あまり知られていない山、登場する山はいろいろですが、山の紹介ではないのでそれはいいのです。
その山に行くきっかけ、どんな状態の時に行ったのか、その時考えていたこと、周りの出来事など、まさに著者のその時々の様子がうかがえるエッセーです。
その時の山の様子、吹いていた風、咲いていた花、それらにどれだけ癒されたかなど、読んでいてもその情景の中に身をゆだねるような、実に気持ちの良い本です。

そしてまた言葉の選び方、表現の仕方、ちょっとした小説家よりも豊かです。





街と山のあいだ / 若葉晃子







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